ブルアカ4周年おめでとうございます。
まだブルアカを始めて1年も経ってない観測者ではありますが、今後とも応援させていただきたいものですね。
それでは本編どうぞ
P.S:百合園セイアさんについては無料の30連で引き当てて、今日また無料ガチャで引き当てました。
ガチャ運オオカミですまない。
ある日のシャーレ。
〇〇先生は殺人的な量の書類を前に格闘しつつ、援軍であるシャーレ当番の生徒の到着を待っていた。
そのほとんどは本来、連邦生徒会が処理する書類なのだが……
その連邦生徒会は、つい最近まで行政権を失ったことによる混乱で生じた問題等の後始末に追われており、その分溜まった書類の中でも早急に処理するべきものだけでも生徒たちでは手に負えない量となってしまったのだ。
そこで、新しく赴任した先生二人に最初に舞い込んだシャーレの活動が連邦生徒会の書類作業の代行であり、同時にセイジは連邦生徒会の顧問でもあるため、重要度の高い書類はセイジへ。
それ以外の雑務レベルの事務作業の書類は〇〇が担当することになった。
することに、なったのだが……
「"……終わる気が、しないよぉ……"」
このありさまである。
雑務とは言えど、その量は洒落にならない。
そこまで重要度は高くないが、その分ある程度の数を必要とする書類も多く存在していた故に、彼のデスクには紙の山がどっさりと積もっていた。
セイジに頼もうにも、彼は彼で書類作業だけではなく連邦生徒会主導の治安維持活動の前線指揮で出撃したり、連邦生徒会の行政に関してのアドバイザー等の業務を行っていたりと、ある意味シャーレの首席顧問である〇〇よりも仕事量は多い。
何なら彼には当番制が適応されていない故に、それらの業務をすべて単独でこなしている。
そんなわけで泣き言をこぼすわけにもいかずに、〇〇は当番生徒の力を借りながら業務をこなしていた。
そうして業務を続けること数十分……
―――コン、コン―――
「"入っていいよ"」
扉を叩く音が聞こえ、〇〇は扉の向こうにいるのだろう人物へと返事を返した。
「"やぁ、よく来てくれた………ね……ッ!?"」
「……失礼する」
〇〇は書類から顔を上げ部屋に入ってきた生徒を出迎えた……つもりだったが、扉を開けて入ってきたのは片手に銃をぶら下げたセイジだった。
彼の姿を見て、〇〇は身構えていた。
〇〇は彼のことについて、あまりいい印象を持っていない。
それは、初日の時のシッテムの箱の中でのやりとりを未だに引きずっているのが原因だ。
〇〇にとって、彼はただの危険人物としてしか認識できていなかった。
どういうわけかはわからないが、Pip-Boyと呼んでいた腕の機械にカセットのようなものを差し込んでから急に態度を変え、彼はこちらに協力的な行動を取り続けていた。
彼が語った彼自身の身の上の話……それも含めて生徒に悪影響を及ぼさないかと〇〇は危惧していた。
そんな警戒すべき相手が今、忙しいはずなのにここにいる。
どう考えても怪しさしか感じられなかった。
「……安心しろ、とは言わないがそう警戒するな。」
「"……なんの用だい?君も今はかなり忙しいはずだろう?"」
「問題はない。事務作業もほとんど片付いて、今は手が空いた状況だからな。」
そう言いながら彼は手に持っていたショットガンを机に置く。
微かに硝煙の匂いが漂っていることから、道中で何かしら戦闘行為をしてきたのだろう。
「……まぁ、そうだな。今日来たのはこっちの仕事の手伝いだ。」
「"……?"」
〇〇は困惑していた。
今、目の前の要警戒人物はなんと言ったのかと。
「……なんだ?肩透かしでも食らった顔をして……俺が何か企んでるとでも思ったのか?」
半分くらいはあっているが、と言いながら彼は書類の整理作業を手伝い始めた。
その手際はユウカのような後方での事務作業を得意とする生徒たちほどではないにしても、通常の人間に比べればかなり早いペースかつ正確であった。
纏められてクリップされた書類の束を確認すると、かなり見やすいように仕分けて纏められたり、パソコンへの入力や記入が必要なものには付箋を貼られていたりした。
「"……君は、いったいなんなんだい?"」
「逆に聞くが、お前は俺のことをなんだと思っている?」
〇〇は彼のその返しに対して少し考え込み、口を開く。
「"……平気で生徒に……子供たちに銃を突きつけたり発砲したりする悪い大人……かな?"」
「まぁ間違ってはいない。」
「"後は……命の価値を軽く見ている危険な異常者?"」
「……流石にそれは訂正してもらおうか。」
セイジはため息をつきながら答えだす。
「確かに、俺は敵対者には容赦なく銃を突きつけるし、なんなら普通にぶっ放す。だが、それだって好き好んでやるわけじゃない。」
「"………"」
「あくまで、俺が銃を使うのは敵対してるやつだけだ。お前にとってはただの暴力にしか見えんだろうが、命がかかってる戦場でそんな綺麗事は通じない。」
「"そんなの……!!"」
「話は最後まで聞け。」
〇〇はセイジに制され、口から出かけた言葉を押し戻された。
「……確かに、俺たちは先生だ。だが、それは戦いを拒絶する理由にはなり得ないうえに、命がかかってる状況で抵抗することなく撃たれてやる理由にもならん。」
「ここ最近のお前の戦闘記録も見たが、お前は後方の安全地帯から指揮を行っていた。……別にそれ自体は悪いことではない。」
「だがな……指揮官という存在は敵組織にとっては真っ先に狙うべき標的だ。当然のごとく、そういうやつらは無力化ないし、最悪暗殺等で命を取りに来られるのを想定しなければならない。」
「……つまりは、だ。俺たちもある程度自衛をする必要性があるわけだ。」
「"…………"」
〇〇は彼の言葉に納得がいかなかった。
「生徒たちはまぁ、そんなことはしないだろう。」
「だが……それは生徒に限った話だ。」
「"……何が言いたいんだい?"」
「この際だ、はっきりと警告してやる。」
「……俺たちが本当に警戒すべきなのは、このキヴォトスにいる大人達だ。」
いかがだったでしょうか?
因みに書き忘れてましたが、本日は2本立てです。
それと、誤字修正もありがとうございました。
穴があったら入りたいミスでした……。