ミアレでゴースト達と共に夜の狩りをしている今日このごろです。
やはり火力。
火力は正義なのですよ。
それはそうとして、現時点でのアンケート結果だと掲示板(観測者視点)が人気みたいですね。
あれほんとに「多分スレッドってこんな感じやろ(適当)」でなんとなくのエミュをして書いてましたが……
あんな感じで良いんですかね?
まぁ掲示板以外は他全部設定資料的な扱いなので、どのみちいつかは書く必要があるんですよねぇ。
そんなことはさておき本編をどうぞ
ブラックマーケットから脱出し、アビドス高校へとたどり着いた一行。
まだセイジは戻ってきてないが、そうかからずに帰ってくるだろうという謎の信頼の元一旦は書類の調査をすることになった。
そして、やはりというべきか……
「やはり……!!カイザーローンへと返済したお金は大部分がカタカタヘルメット団等の不良集団に流れてます!!」
「私たちは犯罪の資金を奴らに渡してたっていうの……!?ふざけんじゃないわよ!!」
借金の返済として彼女たちがかき集めた金はそのままヘルメット団等の不良集団の活動資金として配られており、その金で武装を手に入れたヘルメット団等の不良生徒がアビドスを襲撃していたという事実が改めて分かった。
このあまりの状況にセリカは顔を真っ赤にして怒り狂い、他のアビドス生たちも悔しげな顔で書類を睨みつけていた。
「……それに、あいつらアビドス以外にもいろいろなところにちょっかいをかけてる」
「ちょっと待って……!?この書類に書かれてるお店、急に倒産したせいで前払いしたお金が返ってこなかったとこじゃない!?」
「うっわ、これは酷いね〜……」
他にも手当たり次第詰め込ませた書類たちの中にはカイザーの余罪の証拠がたんまりと転がっていた。
あえてそれを例えで表現すると、「下手なブラック企業も真っ青になる不正な買収や搾取のデパート」だろうか?
「なんでこんなにも不正まみれなのに……!?ヴァルキューレは一体何をしてるんですか!!」
「いくらカイザーが隠蔽がうまいとしても、大企業がこんなにやらかしてるのにヴァルキューレどころか連邦生徒会の監査とかが入ったらしい話は聞かない……。もしかしてだけど、カイザーは………」
「そこから先は俺の方から話させてもらおうか」
ガラリと教室の戸が開かれ、ボロボロの砂避けのマントを羽織ったままのセイジが教室へと入ってきた。
「セイジ先生!?その格好は……」
「途中で砂嵐と遭遇してな。危うくアビドス砂漠でミイラになりかけた」
笑えない冗談をポロリと漏らし、ボロキレ同然の状態のマントを剥ぎ取りつつ書類の積まれた机に向かっていた。
「ここからの話は他言無用の話だ。迂闊に漏らせば俺たちだけではなくお前たちの身も危ないと思え」
「「「「「「「「「「「"……ッ!?"」」」」」」」」」」」
その言葉を聞いた一同は息を詰まらせながら身を固くしていた。
「単刀直入に言えば、カイザーの連中はヴァルキューレの上層部や連邦生徒会の一部に手駒を置いている」
『なっ……!?』
セイジのその言葉に、皆は驚愕の表情を浮かべていた。
「そ、それって本当なんですか!?」
「間違いない。お前たちの出した救援要請についても、どうやらその手駒の連中が上手いこと握りつぶしていたらしい」
「……うへぇ。ちょっとそれは笑えない話だねぇ」
セイジの肯定の言葉に、心底嫌そうで……そして明確に殺意へと代わり始めている程の怒りを宿した瞳でホシノがそう呟いていた。
「連中はどうにもそれなりに顔を広くしているらしいが、そのぶ厚い顔は買収やら半ば洗脳じみた教育を施した工作員が上手いこと各地で暗躍させているのが原因だろう」
「ま、待ってください!まさか……ティーパーティにも……!?」
「間違いなく紛れ込んでいるだろうな。なんならカイザーの子会社のご令嬢の連中やらがその一部になってるだろう」
彼のその言葉に、ヒフミは愕然とした顔で怯えていた。
まさかアビドスどころか自分の通う学校までもが、この悪徳企業の毒を食わされていたとは思いたくもなかったのだ。
「もっとも、連中のことだ。囮と本命で使い分けてる可能性もある以上、下手にソイツらだけを切り捨てるのは得策ともいえん」
「な、ナギサ様はこのことを知っていらっしゃるのでしょうか…?」
「それはわからん。だが、そのへんの話については例の物を通してあちらの方と直接話を詰めておく」
その言葉を聞き、ヒフミは一層強く覚悟を決める。
なんとしてでも、秘密裏にティーパーティホストの桐藤ナギサへとセイジからの親書を届けることを。
そして念願のペロロ戦車を手に入れ、幸せな学園生活をつかんでみせるということを。
さて、そんな中で一人納得しきれていない少女がいた。
「……そこまでわかってるのに、先生はなんでソイツらを野放しにしてるのかな〜?」
唐突にホシノはセイジへと近づき、いつものにへらとした態度を崩さずに鋭く彼へと疑問を投げかけた。
「前にも言ったが、表面だけ払ったところで根っこが残っていれば連中は何度でも立ち直りかねない。」
「その上、連中は一応表向きの顔としてインフラやら製造業やらでそこそこのシェアを獲得している。下手に潰せば経済から住民の生活まで何もかもがめちゃくちゃにかき乱される大惨事になりかねん。」
「"もはや寄生虫だね……"」
あまりにもキヴォトスに根を張り巡らせすぎているカイザーの厄介さに対し、〇〇先生は呆れ混じりに言葉を漏らした。
「だからこそ、潰すというのであれば奴らの根っこ……詰まる所、連中の上層部を完全に駆除しないといかん」
「……だからこそここで釘を刺させてもらう。連中に怒りを向けるのは一向に構わんが、義憤に駆られて独断で行動はするな」
セイジの圧のこもったその忠告に、その場にいる全員がさらに身を固めていた。
「確かに連中は許せないだろう。すぐにでも告発して裁きを与えたいだろう」
「……だがな、物事には順序や優先度がある。下手をこいてそれをめちゃくちゃにしてしまえば俺でもどうすることもできなくなるぞ」
「"……もし、だけど。それを破ったらどうなるの…?"」
「そうなったら俺は責任を取らずにソイツを切り捨てるだけだ。再三忠告してその始末ならこちらとしても救いようがないからな」
『…………………。』
あまりにも冷酷なその答えに、一同は押し黙るしかなかった。
つまり……カイザーに手を出すとしても基本的には自己責任。
下手すれば皆を巻き込んで奴らに呑まれてしまう。
その事実に全員が恐怖し、そして悔しい感情が湧き上がっていた。
「あぁ、それとだが……小鳥遊と陸八魔はこのあと俺の部屋に来るように。今後の重要な案件について打ち合わせる」
「え…!?あっ、わ、分かったわ!」
「……おじさんも行かないとなの〜?ここはアヤネちゃんに……」
「ダメに決まっているだろうが。……それと、こいつら二人以外は阿慈谷を駅まで送ってやれ」
「えっ!?い、いやそこまでは……」
「砂漠で迷われると困るからな。……それに、こんなところにトリニティ生が護衛もなしにいるのは危険だ」
彼がそう言いながら視線を向けた先。
ズタボロの布切れと化したマントが力なく横たわっている。
「ん、確かに迷子になったら危ない。私たちがちゃんと送り届ける」
「あ、あぅぅ……すいません、お願いします」
流石にこれを見せられてはヒフミもその提案に乗るしかなかった。
「〇〇、お前もこいつらの引率を頼む」
「"う、うん。それについては任せて!"」
「……俺からは以上だ。後はお前たちの方に任せる」
それだけを言い残し、セイジは教室から出ていった。
『………………。』
残された者たちは全員、一言も喋ることができなかった。
重苦しい空気の中、〇〇先生は窓から外を眺める。
日が沈み始めたアビドス砂漠はほのかに赤く染まり始めており、まるでアビドスが土足で踏みにじろうとする悪意ある大人たちに対して怒りに燃えているかのように彼の目には見えていた。
いかがでしたか?
原作や他作品と同じかは分かりませんが、当作品においてカイザーへの見解は「社会に寄生する害虫」となっております。
よくよく考えたら連邦生徒会だけにスパイを送り込んでるはずがないんですよねぇ。
多分多数の学園やら組織やらに多少なりとも紛れてると考えてます。
というか、原作でもハイランダーとかは上層部に紛れてましたし。
そういうわけで、カイザーに関する問題は原作以上に深刻に描写されています。
原作も大概ですが、「奴らなら描写外でもっとやってる」というのが私なりの考えです。
そんなことはさておき、また次の話をお楽しみに
合間に挟むお茶濁しの間話について、何がよろしいでしょうか?
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掲示板(観測者サイド)
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掲示板(キヴォトスサイド)
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リアル掲示板ネタ短編集(リクエスト方式)
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ローズの愉快なラジオ番組
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暴露:セイジのアパラチアでの逸話リスト
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解説:ローズの語るアパラチアの各組織
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記録:第二次スコーチ戦線について