違法カード工場は休みが欲しい   作:かりん2022

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ここ好きありがとうございます!


白兎と一年生の日常

「なぁ。私が禪院家ぶっ潰すってまじか」

「マジみたい。真依ちゃんが死ぬとこれになるらしい。多分」

 

 カードを見せる。

 そこには今とは明らかに強者感のある真希のイラストがあった。

 

「もちろん、俺は幼女に死んでほしくないけど。覚醒真希ちゃんの未来って、宿儺にダメージ与えてるから、ちょっと悩むよね」

「悩むな」

「すごいね、真希さん。有言実行で禪院家をぶっ潰せてるんだ?」

「しゃけ!」

「私は当主になりてーんだよ。潰してどーする」

「じゃあ、殺さなくても勝てるようになるしかねぇなぁ」

「まあな」

「一応、こっちでは真希ちゃんは頑張って禪院家と敵対しないように育ててるんだけど。真依ちゃんの事はすごく心配してたね」

「当たり前だろ」

「とりあえず、ガチャ回してみてーな!」

 

 そうして、お小遣いを出す生徒の面々。

 

「最初の一回は無料ガチャでいいよ。後輩だしね。じゃあ、口説き言葉をどうぞ!」

「いくら!」

「しゅきぴっ しゅきぴっ」

「シャケシャケ!」

「まじか」

「パンダはパンダだ!」

「しゅきぴっ」

「おおー」

「えーと。禪院家をぶっ潰そー!」

「しゅきぴっしゅきぴっしゅきぴっ」

「わわっ やった」

「ええー? あー……君の瞳に乾杯?」

「すんっ」

「なんでだよ!」

「なんか真希ちゃんっぽくないし……」

「はあああ?」

「まあまあ、その代わり真希ちゃんにはこのカード群から好きなのあげるよ。激レアカードはあげられないけど」

「んー。おい、存在しない記憶ってあり得ない記憶なんだろ。なんで真依のウェディングドレス姿があるんだよ」

「わかるでしょ? あと5年もない感じだよ」

「ちっ 絶対未来変えてやるからな」

「これって、カードゲームのカードなんだよね」

「おっ 一戦してみる? カードデッキ貸すよ」

「まあ、遊んでみるか」

 

 そんなこんなで、俺は割と溶け込めていたと思う。

 そうそう、七海さんに灰原カードと七海カードが高く売れた。

 灰原カードはレアカードだけど、強くないから資金化できてほくほくである。

 後は伏黒くんが伏黒万カードにびっくりして、お姉さんを五条家に預かってもらう事になった。

 メカ丸治癒カードは、そのままメカ丸治癒に使われる事にもなった。

 メカ丸君にはまじで感謝されたが、天与呪縛の大きさ……呪力ガタ落ちで真希ちゃんの真依ちゃんを殺すとフィジカルギフテッド最強説がさらに強くなった。

 

 それと五条悟カードは売らないように、というかカード自体軽々しく売らないように五条先生本人からお達しが来た。

 ならば好き勝手売るわけにはいくまい。五条先生の許可の出た人だけ、なおかつ五条カードが当たったらもう一回ガチャ券か俺のカードから選んでもらう事とした。

 それと、五条先生から申し出があった。

 

「カードについてある程度知っときたいし、一回本気で手合わせしようよ」

「レアカードなので、使えば無くなるので、嫌です……嫌です……」

「領域展開カードと、それぞれの呪霊のカードも無為転変以外は一回は使ってね。各呪霊の攻撃内容を知っときたいし、僕の勉強も兼ねてるから、お願い!」

「ムゥ、お世話になってる身だし、一回だけなら」

「あっ それなら俺も見学する!」

「私ももちろん見学するよ」

 

 と言うわけで、カードを揃えていざ勝負である。

 

 結果はと言うと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「悟ー!!!」

「やりすぎだ、ばか!!!!」

「だって……! だってー! 世界斬を宿儺に使っても、即習得されるだけかなって……!」

「ぐっ はっ ちょぉっとびっくりしたかな……!」

「まあ、でも」

「「覚えた」」

「2回目は喰らわないよう、頑張るよ」

「勉強になったぜ、サンキュな」

 

 さすがは五条 悟、とっても頼もしい。

 

「後さ。ちょっとレアカード買い取らせてもらえないかな」

「どうしてですか?」

「恵に使わせて摩虎羅習得させられないかなって」

「カードが1人と認識されるかされないかが問題ですね」

「でももし呪具カウントだったら、僕や、虎杖宿儺、伏黒宿儺カード、恵のカード、なんなら漏瑚のカードも使えば余裕でどうにかなると思うよ。レアカードバンバン使う事になるけど」

「むー。まあ、宿儺に負けちゃったらもうガチャ回せなくなりますしね」

「そういう事」

 

 と言うわけで、レアカードを恵に結集する事になったのだった。

 あ、無為転変は動物実験の後、真依ちゃんに使えば双子の縁が切れるかもって話になりました。どさくさに紛れて殺されちゃうよりは、とそっちの方向になりそう。

 

 

 

 そうして、ガチャを回す日常に溺れ、すっかり油断したころ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「や。久しぶりだね、白兎くんって言ったよね」

 

 俺は教祖様に囚われの身になったのだった!!

 本気でカードを乱打すれば逃げられただろう。きっと怒られるだろう。

 

 

それでも。それでも。それだとしてもだよ?

 

 

 だってぇ! ただでさえ数が減ったレアカード使うの嫌だったんだもん!

 

 うわーーーーーーーーーん!!!




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