違法カード工場は休みが欲しい   作:かりん2022

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やあ (´・ω・`)
ようこそ、バーボンハウスへ。
このテキーラはサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。

うん、「また」なんだ。済まない。
仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。

でも、この題名を見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。
殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい
そう思って、この話を作ったんだ。

じゃあ、注文を聞こうか。



トリップ2【ボツ】

「やってられるかー!!!」

 

 僕は小さな声で叫んだ。ガチギレである。

 特級術師だからと、厄介な呪霊の仕事をしこたま任せやがって!!

 カードがバリバリ減っていくんですけどぉぉぉぉぉぉ!?

 しかも相手は特級。クソヤバである。

 もはや、よくわからない効果のカードしかない。

 

「仕方ないか……!!」

 

 こんな時こそ高羽カードである。

 

 高羽カードを使うと、俺の体が光って、学校の前に転送されていた。

 

 

「あー。とりあえず文句言うか」

 

 学校に入ろうとすると、警報が鳴る。

 

「どなたですか? ここは私有地です」

「は? 月兎だけど」

「この学校に何のご用ですか?」

「何って、依頼失敗して帰ってきたんですぅー! あ、補助監督の田中さんには先に帰ってごめんって言っといて」

「……? 失礼ですが、免許を見せていただいても?」

 

 俺は自分の免許を見せる。

 

「偽造ですね。 特級術師は現在、五条さんと九十九さんと乙骨さんだけですから」

「は? 夏油くんは? いや待て、乙骨? ここ未来ってこと?」

「月兎なんて術師聞いたことがありません」」

 

 揉めていると、慣れた呪力が近づいてきた。

 

「何を揉めてるのかな」

「五条さん!」

「五条くん。サングラスじゃないって事はやっぱここ未来?」

 

 困ったな。助かったと言えば助かったのか?

 

「僕の知り合いかな?」

「同級生だぞ、ふざけんな」

「あいにく、2人しかいない同級生を忘れたりはしないかな」

「五条さん、こいつ特級術師って言うんです」

「……んー。呪力はそうずば抜けてもいないかな。少ない方ではないけど。術式は?」

「カード術式」

「カード?」

「カードに呪霊を封じられる。呪霊を封じたカードは攻撃にも使える。頑張ってカード揃えたら特級術師にされて、仕事ガンガン詰め込まれちゃったんだよ。おかげでカードが減っちゃって、今の僕は三級がせいぜいかな。次にカード作れるの、後1ヶ月後だし」

「カード見せて」

「だから使っちゃったんだって。今、女体化とかそんな効果のカードしかない」

「いいから見せて」

 

 俺がカードを見せると、五条は不機嫌な声をあげた。

 

「何これ? 傑じゃん。ふざけてんの?」

「夏油くんじゃなくて高羽カードね。100日に一回、現在過去未来の術師をランダムに映し出して効果を付与したカードを生み出せるんだ、僕」

 

 五条はポカンとした。

 

「……マジで言ってんの?」

「なんだったらこのカード使ってみる?」

「いや。疑ったわけじゃないよ。強い呪力が籠ってるのは事実だしね。ただ、君の術式が強いのと、傑は何してんのかなって」

「だから夏油くんじゃないって。脳みそくり抜かれて体奪われるの、未来で。ほら、頭に縫い目があるだろ。ここ」

「は?」

 

 五条くんから殺気が出るけど、夏油くん関連だといつもだからスルーする。

 

「にしても困ったな……。本当に僕の知ってる五条くんじゃないみたい。並行世界ってやつかな。あっ! 乙骨憂太に会える?」

「どうして?」

「カードに出てくる術師に触れれば、願望カードが出る。それを叶えれば、ピックアップガチャが引ける。五条くんの願望カードは使い切っちゃったしね」

「察するに、願いを叶えてくれるって事かな?」

「叶えられない願いもありますけど。既に死んじゃってる人を助けたかったとか」

「それはそうだね。僕の願いとなると、呪術界の再編とか? やり遂げたわけ?」

「はえ? 傑と遊園地行きたい、傑と修学旅行行きたい、傑と」「待った。わかった」「クラスメイトは家入さんもいるのにかわいそす。僕はカードに出ないから仕方ないけど」

「硝子の願いは?」

「あー!!!! そう!! ヘタレ!! 家入さんの願いは夏油くんと五条くんの子供をそれぞれこの手で取り上げる事だから、さっさと子供作れって言ってるのに、全然作らないし!!! もういっそ夏油と作れよって女体化カード押し付けたらボコられて、お望み通り彼女作るからその間仕事よろしくってマジふざけんな!」

「あー。そっちだと、傑は離反してないんだ」

「僕のカードで離反ポイントはわかってたし、まあ防ぐよね」

「どこ」

「へ?」

「離反ポイント」

 

 俺はカードを思い返す。

 

「きっかけとしては、天内理子の護衛失敗と、九十九さんとの会話と、呪霊玉のまずさと、灰原の死と、美々子と菜々子の救出と過労と五条くんとのすれ違いかなぁ。こうしてみるといっぱいあるね」

 

「それも詳しく聞きたいけど……。つまり、未来視を持ってるようなもんってこと?」

「そうかも」

「僕の未来も聞いていい?」

「宿儺の世界斬で真っ二つ」

「……そっかぁ。詳しく話聞きたいな。並行世界人なら、お金も違うかもだし。情報料払うよ?」

「願望カードのミッション達成するの手伝うって縛るなら話す。とにかくカードがないとどうしようもない」

「そう、だね。縛りはしないけど、悪い事じゃない限り手伝うよ。とりあえず僕に触れてみる?」

「そうだね。一応」

 

 五条くんに触れた途端、願望カードが広がった。

 僕は五条くんの手を掴んだ。

 

「願望カードが全部復活してる」

「へ?」

「願望カードのミッション達成するの手伝うって言ったよね?」

 

 そうして、僕は苦手な交渉を頑張る事にした。

 とにかく、皆触らせろー! 願いを叶えさせろー!

 




マシュマロ
https://marshmallow-qa.com/lucaluca
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