子供達が話し合っている。
その外では、五条が心配そうに立っていた。
「いや、洗脳されて傑襲ってできた子供が未来から来たってどういうこと!???? おかしいだろ! 男同士だし! でも六眼だし! 呪霊操術の亜種だし!」
「事実なのか、悟。悟が負けたとなると由々しき事態だぞ。目的もわからんが」
「だよね、僕と傑の子供を作るとか意味わかんないよね! それに洗脳術式だろ、女にする術式だろ、おそらく六眼を複製して子供に引き継がせる術式だろ、何なんだよまじで!」
混乱する五条。だが無理もない。
「しかもあれ、絶対生徒達の子供もいるよね。うわー。うわー!! 地獄の予感……!」
「ああ、それは確かに。顔立ちが生徒達に似ている」
人生で最大のピンチである。
総監部からも事情がわかったら話せとせっつかれている。
しかも、飛び出てきた言葉は、禪院家壊滅、加茂家乗っ取り、で、五条家は当主が洗脳である。
「ダメみたいだね、未来」
いやはや、よく毎日が楽しいと言えたものだ。図太い。流石は僕らの子供である。強い。
「父様〜!」
「父様」
必死に膝の上に移動しようとする絆と縁。
膝に乗せると満足げに食事を始める。
それを願がじっと見ていた。
「順番ね」
五条が優しく声をかけると、小さく返事をする。可愛い。
恵がチラチラと見る。
「恵も順番待ちする?」
「自分の子を優先しろよ。親は子供を可愛がるべきだ」
その言葉を発した途端、恵は両腕を抑えられた。
「せやな。たまには自分ら優先してもええよな」
「お父さん、一緒にご飯食べよう」
その言葉に、一年生達の背に雷が走る。
「この中に、憂太、真希、棘がご両親の子供はいらっしゃいますかぁー!?」
「ばか、やめろ、パンダ!」
「はぁーい」
「はぁー!?」
「シャケしゃけ!」
「違うんだ、里香ちゃん!!」
大変な事となっていた。
一方その頃。
「日本人が一体の呪霊となったら面白いというウルトラ愉快犯が悟を洗脳して私を女にして子供産ませて悟が自殺しかけて……? 何なんだそんな未来!?」
『そうかなぁ……どうなの、母様。僕達のこと産んでくれる?』
『めちゃかわプリティな私の事を、絶対産みたいって思ってくれるはずだもん! だよね?』
「わかんないよ! わかってたまるか!!! そもそも、死にたがるとしたら圧倒的に私だろ!? なんで悟が被害者面!? 被害者だけど!!!!」
「落ち着いて、傑ちゃん。私はわかる気がするわ。五条 悟が立てなくなって、傑ちゃんが立つしかなくなったんじゃないかしら」
「つまり?」
「悟ちゃんが元から好きだったことにする、とか」
「は? 夏油様がなんでそんなことしないといけないわけ?」
「ラルゥでも許さないから」
「でも、五条 悟はああ見えて真っ当だし、傑ちゃんは人の為に自分を犠牲にするタイプだし」
「それは……」
「ただ一つ分かることがアル」
「ミゲル?」
「狙ってくる呪詛師をぶっ潰せばいいだけダロ」
「「それはそう」だね」
「夏油様の親友も死にたがらないし、夏油様も女にならずに済むし、全部解決!」
「あの子達が消えなければね」
「それは……しょうがないと思います」
「子供ができても、あの子達とは限らないと思うわ」
「そうだよね。そうだけど……ちょっと気になるかな」
そうして、夏油は話し合いのコンタクトを待つのだった。
マシュマロ
https://marshmallow-qa.com/lucaluca
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