五条は素直に夏油傑に事情を話した。
「フゥン。敵味方を反対にするカードを利用して、悟が私に酷い事をするように、ねぇ。でも君は敵にもそんな酷いことはしないと思ってたけど」
「僕もそう思ってたんだけどね。いくつかのカードを使ったみたいなんだよね」
「で、悟。話を聞くに、私は体ごと処分した方が良さそうな感じだけど。どうする?」
「僕は真っ二つになって死にたくない」
「それは、そうだろうね。でも私にできる事無くない?」
「日車や高羽を術者にできる。傑の力は、どこまで行っても数は力、その体現だ」
「悟」
「僕を助けて欲しい。傑。傑だけが僕を助けられる」
「は? 総監部はどうするんだよ。大義は」
「親友の命や子供と、大義とどっちが大事なんだよ」
「はぁぁ!? そういうこと言うかな!」
「傑。僕としては、子供達を片親にするわけにはいかないと思うんだ」
「パパとパパが結婚するわけにもいかないだろ……ちょっと待て、なんで女体化カード持ってるんだよ。やだ。だめ!」
「事故とかでなくてさ。いつか、傑自身が自分でこのカード使って欲しいって思ってる」
「はぁぁ!? 君、そうなわけ!?」
「傑の事は親友だって思ってる。でもそれはそれ。これはこれ」
「なんだよ、それ……(ドン引き)」
「ウッソだろ。あの説得でどうして何とかなるんだよ」
「結婚式には呼んでね!」
真希と真依がヤジを飛ばす。
「うるさいな」
「いやー。やっぱ真心だね!」
「「「「母様ー!」」」」
そういうわけで、全て丸くすんで、私達は合流したのだった。
学校に帰ると、直哉さん(女)と伏黒のバトルが始まっていた。
刃がオロオロしてる。
わ、わからないっぴ……!
あと、乙骨さんが里香ちゃんに殺されそう(小並感)。
瑠璃ちゃんがオロオロしてる。
雛ちゃんは平和そう。
あっ 虎杖悠仁が発狂してる。
その後、真人の捜索をしつつ、父様と母様は、遊園地、10年ぶりの卒業旅行、温泉旅行と順調にデートを重ね……は!?
「父様!!! デートのこと言い出したの誰!?」
「何、いきなり?」
「願望カード! 月兎がこっちに来てる!!!」
そして、母様が笑った。
「かんのいい子供は嫌いだなぁ」
「傑! 月兎と浮気を!?」
「してないよ!? そもそも君と付き合ってないから!!!」
「じゃあどういう事だよ。説明しろ、傑!」
「簡単なことさ。私は、術師の世界を作る事を諦めていない! その為ならば、何だってするよ!」
そうして、母様は父様の唇を奪う。
「!??」
「ふっ これで悟の願望カードは大体達成した!」
そうして、父様の転移カードを使って母様は消えてしまった。
母様……。
父様が転移で母様の所に飛べるの言ってなかったっけ?
私はそっと父様に女体化カードを渡した。
母様には報いを受けてもろて。