「なるほどな、つまりお主はヴェーダであってヴェーダではないと言うことか。」
僕はいまの僕の状態をルミナスに話した。魔王ヴェーダであって、同時に異世界人の坂口凪咲であること。
魔王ヴェーダとしての記憶がかなり欠落していること、唯一残ってたルミナスのこと。
記憶に唯一残っていたと話すと、ルミナスは少し嬉しそうにした。
ルミナス「しかし坂口とは…」
「? どうしたのルミナス」
ルミナス「いや 妾の聖騎士団長の配下に
それを聞いた瞬間僕は固まった。あのとき消えた姉がいた。
「それほんと!?ルミナス。」
ルミナス「あ、あぁ…どうしたのじゃ急に。」
「あぁ…いたんだ姉さん。 …ルミナス、異世界人としての僕は日向姉さんの弟なんだよ。」
「! …そうか。ならすぐに会うか?」
姉さんに会いたい。でも…
「いや、やめておくよ。聖騎士団長の弟が魔物なんて他の人に知られたらまずい…姉さんの枷には…なりたく、ない…」
ルミナス「…そうか。」
そういってルミナスは抱きしめてくれた。
「…! そうやって抱きしめてくれたのも姉さん以来だよ。 …少し、泣いてもいいかな…?」
ルミナス「…あぁ…良いぞ。」
「う…うぅ…」
僕は静かに泣いた。ルミナスは何も言わず、抱きしめてくれた。
「ありがとう、ルミナス。」
ルミナス「構わんよ。しかしヴェーダだった頃のお主ならこうはならなかったであろうな。」
「凪咲の方の人格だからね…泣き虫だったんだよ。」
ルミナス「まぁどちらとしてもお主を好きだということに変わりはないからな」
「…ありがとう。」
ルミナス「もう行くのか?」
「仲間に合流しないとだからね。僕だけ無理言ってこっちにきたんだよ。」
ルミナス「そうか。 …本当にヒナタに言わなくてよいのじゃな?」
「うん…あ、だけどこの子姉さんにつけてあげて」
そういって僕はELSで人のサイズの人形を作り、新たに人格を形成して人形に宿した。
ルミナス「これは?」
「簡単に言えば疑似生命体かな?ELSっていう生命体に人格を入れた…そうだな、ハイブリットイノベイドともいう存在だよ。
エネルギー量で言っても仙人クラスはあるし、僕と同じようにすべての魔法が使える。名付けに魔素は消費しないから自由に名前つけて。」
ルミナス「そんなものをそんなすぐに作れるとは…」
「でも剣技とかは使えないから教えないとなんだよね…」
ルミナス「それはこちらで受け持とう。」
「ありがと、それじゃあ行くね。」
ルミナス「待て。」
「なに?」
ルミナス「これを持っていけ、元々お前のものじゃ」
そう言って渡されたのはひと振りの刀だった。
「これは…ありがとう」
ルミナス「あとは、これじゃな。」
「箱?」
ルミナス「この中に手紙をいれるとこちらに届くようになっている。所謂文通じゃな。」
「なるほど、連絡手段ってことね。 もらっとくよ。 後、僕のことは他の魔王たちには内緒にしてて。」
「ギィには伝えるぞ。」
「…まぁ一人ならいいか。…記憶ないけど。」
「そのことも伝えておく。」
「頼むよ。」
そして転移魔法でドワルゴンへ向かった。
すんなりドワルゴンへ入ることができた。
そしてとある鍛冶屋で合流した。
ドワーフ「旦那打ち上げに行こうぜ!」
「打ち上げ?」
リムル「実はかくかしかじかで…」
「うんうん、わかるか!」
ドワーフ「旦那が助けてくれたから、お礼も兼ねてな。」
「なるほどね…いいんじゃない?行ってきなよ。」
リムル「じゃあ…そうさせてもらおうかな。」
「いってらっしゃい。」
リムルが捕まったらしい。
(ほんとにリムルって馬鹿なの?)
リムル(まじでスマン。)
(…はあ〜)
リムル達は国外追放になったらしい。
リムル「ま、概ね計画通りだな」
「次からどうすんの?」
リムル「じゃあ紹介するぞ!」
「無視された!?」
「カイジンとガルムとドルドとミルドだ」
4人「よろしくな!」
「えぇ、よろしくお願いします。」
ゴブリン村へと帰ってきた。
そして、ゴブリンが増えた。
近隣のゴブリンの集落が庇護を求めてやってきたのだ。
リムルが名付けをしている間に僕はカイジンともっと開けた土地への移住を計画、下準備を進めていた。
???「痛って〜、何処だ?ここ。」
ルミナスの口調がムズい…
あとドワルゴンがすぐに終わった…
次回はシズさん編です