イレギュラーな魔王と最強聖騎士の弟   作:波瑠紅兎

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14話 救われた魂(強化)

シズさんから、暴走したイフリートを分離してから、1週間が経過した。

だが、シズさんは、未だに目を覚まさない。

俺と新とリムルは、2人のそばに居た。

リムル「まだ起きないな…」

「だね。」

新「なあシズさんが保たないってどういうことだ?」

リムル「大賢者から推測がきた。イフリートがシズさんの魔素を制御して、延命させていたんだ。だからイフリートを分離するとシズさんは死んでいた。」

「基本的には老衰だね。だからエボルで体を再構築した。そしてイフリートを分離させるためにlv1のちからが必要だった。」

新「なるほどなぁ」

「まだ終わりじゃないよ。イフリートが制御してた魔素の対処が残ってる。」

新「そっちはどうすんだ?」

希望の魔法使い(ウィザード)のウィザードラゴンを宿らせる。そのためにはシズさんが希望を失わずに信じなきゃいけないし、それなりの身体強度が無いとなんだけど…」

シズ「スライムさん、エルト君、新君……。」

リムル「起きたか、シズさん。」

シズ「さっきの話、全部聞かせて貰ったよ。」

「…」

シズ「お願いしてもいいかな…?」

「…わかった。ただし、これをやるとあなたはシズエ・イザワでありながらそれとは違う存在になってしまうし、人も捨てることになる…それでも?」

シズ「うん………。あなた達にお礼がしたいし、力になりたい。だから………お願い。」

「その前に…リムル、シズさんの体をコピーしてもらえば?」

リムル「えっ」

シズ「確かに。スライムさんも、もしかしたら、人間の街に行くかもしれないから、その時に便利だよ。」

新「この中で唯一人の形持ってないもんなw」

リムル「ぐっ…」

リムルは渋るが、俺たちの説得を受けて、シズさんを捕食して、すぐに吐き出す。

その際、2人は若干照れ臭そうにしていた。

そして、リムルが人間の姿になる。

姿自体は、シズさんを幼くした様な感じだ。

「じゃあまずはELSとの融合だ。ウィザードラゴンを宿らせるにはそれなりの体が必要だからね」

僕の指からELSを出し、シズさんと融合させる。

「これを受け入れるんだ。」

シズ「うん…」

知識(ラジエル)、どう?)

<ELSの完全な定着を確認しました。>

「体はよし、次は精神だね。…『はじまり』

僕の体を植物が覆っていく。

リムル「なんだあれ…」

新「ヘルヘイム…」

リムル「なにそれ?」

新「異世界に存在する星単位の巨大な森の植物です。ヘルヘイムの森は『植物の繁殖力と自然災害の象徴』であり、本来の生命体も植物の影響で全てインベスという怪物になってしまい、星を侵食し滅ぼすと言われています。ヘルヘイム…始まり…神『始まりの男』…?」

 

〜リムルSide〜

 

新に解説してもらったが全くわからなかった。異世界の森?侵食して滅ぼす?

混乱していると植物の中からエルトが出てきた。

大賢者『個体名エルテクト・グリフから魔素の反応が消えています。』

は?ん?どういうことだ?

大賢者『告 回答不能。魔物にとって魔素の消失とは自身の存在の消滅を意味します。』

それって…

大賢者『解 予測不能です。魔素の消失につながる理由がわかりません。』

大賢者にもわからないってどんな…

「…」

出てきたエルトは神々しかった。

髪は金色、目は右目が赤いオッドアイ、銀色の鎧を付けた姿。

新「始まりの男…宇宙の…神…。」

新の言葉で我に返った。神?

新の言葉も意に介さず、右手に金色の果実を出現させ、シズさんに取り込ませる。

エルテクト「「「希望の対価に犠牲を要求する世界ならぶっ壊してしまえ、その力で」」」

エルテクトだけじゃない二人の声が聞こえた。

ひとつは若々しい男の声、もう一つは年季の入った、謎に満ちた様な男の声。

世界の言葉『確認しました。個体名、シズエ・イザワの生命力が安定。種族がオーバーロードに進化しました。』

世界の言葉が響く。今この瞬間、新たな進化した種族が誕生した。

「我らは永遠に蔓延る者。空を越えて茂る者」

年季の入った声でエルテが喋る。

「古き民に変革を促すものであり、あるいはただ単に蛇と呼ばれたこともある。

そうだな、お前達がくれた呼び名で名乗るのもいいかもしれない。そうなると我が名は…『ヘルへイム』、ということになるか。…産めよ、増えよ、地に満ちよ!新たな創世の神話の誕生だ、いつまでも見守ろう。」

そういいながら手に残った果実をこねて橙色の錠前(カチドキ)を生み出した。

「我らに残された時間は少ない。見極めねばならぬ。それが滅びゆく我らに残された最後の責務だ」

まだ聞いたことのない声。低く厳しく、そして威厳のある声。

「我が名はロシュオ、ヘルヘイムの森に侵食された異世界の住人・フェムシンムの王だ。」

今度はりんごのような黄金の果実を生み出し、その中から虹色の鍵(知恵の実 極)を作り出した。

「新たな世界を一から創り出す。これが俺たちの新しいステージだ。」

今度は若々しい男の声で喋る。

「自身の信じる希望の為に、自分が望んだ結末のために。 俺は葛葉紘汰、始まりの男、宇宙の神様だ。こいつら(カチドキと極)の力、それに俺達の力も封印してお前に渡す。お前の望む未来のために必要ならこの力は芽吹くだろう。」

橙色の錠前(カチドキ)虹色の鍵(知恵の実 極)がエルテの中に入ると、変化は解けた。

エルテクト「…はぁ、はぁ」

新「大丈夫か?」

エルテクト「さすがにアレ(ヘルヘイムと神)が出てくるのは予想外…」

新「体は?」

エルテクト「異常はないよ。」

シズ「…大丈夫?」

エルテクト「大丈夫。さ、これで最後。準備はいい?」

シズ「うん」

エルテクト「最後まで希望を捨てないでよ。希望の魔法使い(ウィザード)起動。宿れ!ウィザードラゴン!!」

 

〜精神世界〜

 

シズ「ここは…」

???「ここには俺とお前しかいない。」

振り向くと、そこにはドラゴンがいた。それも、これまで見てきたドラゴンとは明らかに違うと分かるほどの。

シズ「貴方が…」

ドラゴン「そうだ。俺がウィザードラゴン、絶望から生まれるファントム。女、俺の力を手にお前は何をする?」

シズ「あの二人の力になりたい。…もう一度、あの子たちに会いたい!救いたい!そのためならどんな絶望にだって負けない。希望を諦めない!」

ウィザードラゴン「フハハハハハ...!あいつ(操真晴人)と同じ、希望を言うか!面白い、ならばどこまで耐えられるか、お前も試してやろう!」

シズ「えぇ、よろしく、ウィザードラゴン。」

ウィザードラゴン「あぁ、だがこれはあくまで共存関係だ。お前は俺の力を使い、俺はお前の魔力を食う。まぁお前の魔力は膨大なうえに良質だからな、今以上に俺の力に耐えられるようになればさらなる力を使わせてやろう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




やり方としては
ブレイブlv1でイフリートを分離、エボルで体を再構築→ELSとの融合でハイブリッドイノベイターに近いが厳密に言うと違うハイブリッドヒューマン(ELSグラハムと同じ)とも言うべき存在にする→鎧武の果実の力で生命力を与える→ウィザードからウィザードラゴンを宿らせる
といった感じです。

…強化どころじゃねぇ。
ヘルヘイム,DJサガラ、オーバロード,フェムシンムの王ロシュオ、始まりの男,葛葉紘汰の出演です。
ジオウ見たく主人公に力(封印状態だが)を託しました。

蜘蛛子、始まりの男、
そうです、主人公神化します。(まだずっと先)
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