イレギュラーな魔王と最強聖騎士の弟   作:波瑠紅兎

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15話 見送り

「シズさん大丈夫かな…」

花を持ってシズとリムル、新にエルテクトのいる天幕に向かう。ガバルとギドにエレンそしてウォズが向かっていた。

「心配いらねーって、リムルの旦那とエルトさんがいるんだ」

「そうでやすよ。」

「………」

エレンの心配を少しでも軽くしようとガバルとギドがフォローしたがやはり心配なのか、表情は軽くならない。

「おや、これは皆さんお揃いで」

雑談を続けていた彼らに声をかけたのは着替えを持ってきたリグルドだった。

リグルド「皆さんもお見舞いですかな?」

「ええ、リグルドさんもっすか」

リグルド「はい、シズ殿の着替えをお持ちしたところです、リムル様、エルテクト様失礼___」

「「「「!?」」」」

扉を開けるとそこにいるのは何かを持っているエルテクトと服を着ていない裸の少女がいた。

「え…何!?」

「裸の女の子!?」

「え…誰!?え!?」

リグルド「リムル様、そのお姿は…」

「「「えええ!?」」」

「この子が、リムルの旦那!?」

「「「えぇぇぇぇ!?」」」

エルテ「やぁ。その通り。そこに居るのは、リムルだ。」

俺は、そう言う。

俺たちは、事情を話す事に。

すると。

シズ「み、見ないでぇぇぇ!!」

リムル「うわっ!?」

シズさんはそう叫んで、リムルに布団を投げつける。

まあ、裸だったからな。

間接的に、自分の裸を見られたようなものだし、流石に恥ずかしいよな。

新は慌ててリグルドから服をもらって着せていた

ちなみに、僕は視線を逸らしていた。

変態と言われたく無いからね。

ギド「本当に………リムルの旦那でやんすか?」

リグルド「間違いありません!」

ランガ「見くびるな!姿形が変わったくらいで、分からないと思うか!!」

カバル「ああ、いや………。そういう事じゃ無くて………何か、ちっこいシズさんぽいっつーか………。」

エルテ「本当だよ、リムル。」

リムル「ああ、ホレ。」

リムルがそう言うと、人間としての姿から、スライムとしての姿に戻る。

すると、カバルとギドが驚いた様な表情を浮かべる。

カバル「ふへ〜………。」

ギド「見事なもんでやんすね………。」

カバルとギドがそう言う中、エレンさんは、シズさんの方に向かう。

エレン「良かったよ〜、助かって!」

シズ「うん。エルト君のおかげで、助かったよ。」

やっぱり、この三人は、良い人達だな。

その日は、夕方になってしまったので、エレン達は村に泊まった。

その翌日。

カバル「色々と世話になったな。じゃあ、そろそろお暇するわ。」

ルーク「国に帰るのか?」

カバル「ああ、ギルマスにこの森の調査報告とシズさんのことも、報告しないといけないからな。悪い様には言わない。」

エレン「リムルさん達のことも、伝えておくね。」

ギド「旦那達も何かあったら頼るといいでやすよ」

「ああ、そうさせてもらうよ。」

シズ「皆、元気でね。」

エレン「シズさんも。」

カバル「エルトさん。シズさんを助けてくれて、ありがとうございます。」

「気にしないで。僕が助けたいと思って、助けたんだから。」

カバル達は、そう言って、立ち去ろうとするが、何かを思い出したのか、立ち止まる。

カバル「あっ………と、最後にもう一つ。シズさんに、話があります。」

シズ「どうしたの?」

すると、三人は頭を下げる。

「「「シズさん!ありがとうございました!」」」

シズ「三人とも………。」

カバル「俺、あなたに心配されない様なリーダーになります!」

ギド「あなた達と冒険できた事、一生の宝にしやす!」

そして、エレンは、シズさんを抱きしめる。

エレン「ありがとう………。お姉ちゃんみたいって、思ってました。」

シズ「三人も、元気でやってね。」

 

 

リムル「ところで、お前らの装備、ボロッボロだな。」

「「「ひどっ!」」」

リムルがそう言うと、三人は装備を隠す様にして、新は笑い、シズさんと僕は苦笑した。

そうして、俺たちはカイジン達が作った試作品の防具を渡す。

カバル「おおっ!憧れのスケイルメイル!」

エレン「スゴい!なにコレ!?軽い上に頑丈、ていうかめっちゃキレイ!」

ギド「いっ、良いんでやすか、あっしにはもったいない代物で!?牙狼の毛皮まで使用されってやっせ!?」

リムル「餞別だよ。ウチの職人の力作さ。」

ギド「職人?」

「おーい。」

僕が呼ぶと、カイジン達が出てくる。

カイジン「まっ、力作つっても、試作品だけどな。」

ガルム「着心地はどうだい?」

ドルド「細工は隆々ってね。」

ミルド「うん、うん。」

リムル&新「「喋れよ!」」

ミルドが喋らないのは、相変わらずみたいだな。

僕は、彼らを紹介する事に。

「紹介するよ。右から、カイジン、ガルム、ドルドにミルドだ。」

カバル「カイジン!?マジで!?」

エレン「腕利きで超有名な鍛治職人の!?」

ギド「ガルムにドルド、ミルドってあのドワーフ三兄弟!?」

カバル「ありがとうございます!これ、家宝にします!」

エレン「嬉しいです!」

ギド「夢の様でやんす!」

そんな風に、三人は喜んでいた

 

 

 

 

干上がった荒野に、一体の豚頭族オークが歩いていたが、限界が来たのか、倒れる。

すると、そこに一体の鳥のよいなマスクをし、白い紳士服を着ており、杖を持った者が近づいていく。

その者が、豚頭族を見つめると。

???「お前に名前と食事をやろう。」

その者がそう言う。

豚頭族は、その者を見つめると、問う。

豚頭族「…………あなたは?」

ゲルミュッド「ゲルミュッド。俺の事は、父だと思うがいい。」

そう言うと、豚頭族は、訝しげな表情を浮かべる。

それを見たゲルミュッドは。

ゲルミュッド「………このまま死ぬか?」

そう問う。

それに対する豚頭族の答えは。

豚頭族「………名前を………そして、食事を……。」

ゲルミュッド「お前の名は、ゲルド。」

ゲルド「ゲルド…………。」

ゲルミュッド「やがて、ジュラの大森林を手中に収め、豚頭魔王オークディザスターとなる者だ。」

そう言って、ゲルミュッドは、ゲルドに肉を与え、ゲルドはその肉を食べる。

これが、やがて大きな出来事に繋がってくる事は、誰も知らない。

 




主人公の呼び方をエルテからエルトに変更します。
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