イレギュラーな魔王と最強聖騎士の弟   作:波瑠紅兎

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3話 名付けと出会い

(ふむ…名付けか…自分に名付けって…できるのか?ヴェーダの記憶もすべてあるわけじゃないし…)

ヴェーダと融合した僕でも、まだすべての記憶を持ってるわけじゃない。死ぬ直前に使った転生魔法の影響か、覚えているのは自分がどういう存在だったか、どう死んだのか、そして…ルミナス・バレンタインのこと。

(まぁ試してみるか。)

まずは試してみよう。

(ふむ…ヴェーダの名が3つの単語だったから僕もそうしようかな)

まず1つ目、ELSタラテクトから…エルテクト、いいんじゃないかな?

2つ目イフとグリーザで…グリフ。

3つ目は彼女との約束…バレンタイン。

蜘蛛子要素がないが…まぁこれ以上増やすのも得策じゃないだろう。

(てことで僕の名前は、エルテクト・グリフ・バレンタインだ)

直後、僕の体から何かがごそっと抜けた。

(何だ!?)

<魔素量が一定量を下回りました。スリープモードに行こうします。>

そして僕は眠りについた。

 

(うぅん…どれくらい眠ってたんだ?)

<約2日です。>

(そんなに!?)

それほどの時間眠っていたのかと驚いたと同時にあのとき抜けたものと知識(ラジエル)が言ったこと、ヴェーダの記憶からあれが魔素だと理解した。

(…さて、そろそろここから出るか…)

そう思い、蜘蛛の体を持ち上げた。

(…待てよ?確かルミナスは魔王だったよな。だったら魔王と同じ名前だと混乱を招くかも…人前ではエルテクト・グリフって名乗ろう。)

そう考え、僕は洞窟を湖にそって進んだ。

 

ビュン

 

(!? 今の何だ!?)

暗視によって明るくなった視界を猛スピードで横切る物体がいた。

 

(…スライム?え?スライムってあんな早く動くの?)

気になった僕はスライムに近づいた。

(…近づいても反応なしか)

そう思った途端、スライムはこっちに向かって飛んできた。全速力で。

(は?ちょっとまっーっ!)

そして僕はスライムに押されて洞窟の奥へと飛んでいった。

 

 ゴンッ

 

(いった〜 なんだコイツ死滅の邪眼で殺してやろうか)

そんな物騒なことを考えていたとき…

 

???(おい、聞こえるか。小さき者どもよ)

 

(コ…コイツ…直接脳内に…)

スライム?(おいw、ふざけるなよw)

(え?)

声が聞こえた?ってか今の声は…ドッ ドラゴン!?

ドラゴン(おい! 聞こえているだろう? 返事をしろ!)

スライム?(こっちは返事する方法もわからないんだよ! うっさいぞ、ハゲ!)

(はっ!?何なのコイツ馬鹿なの?死ぬの?)

ドラゴン(ほ ほう…貴様死にたいらしいな)

(あ〜あ)

<脳量子波による対話を提案>

(え?…あっそうか…)

スライム?(ごめんなさい!まさか伝わるとはおもわず…)

(にしても失礼じゃない?)

スライム?(うっ… ん?てかお前誰?)

(はじめまして、僕の名前はエルテクト・グリフと申します。)

ドラゴン(ほう、貴様はネームドか。かなりのエネルギーだな。)

(ありがとうございます。)

ドラゴン(よい、久々の客人だ。多少の無礼も構わん。)

スライム?(ん?よくわからん)

ドラゴン(説明しても良いが…まずは目が見えるようにしてやろう。【魔力感知】というスキルがある。周囲の魔素を感知するスキルだ。)

(なるほど、僕も習得を)

<魔素が無効化される場所においては機能しません。ELSによる感知のほうが優秀です。>

(そうなんだ。でも念のために)

《エクストラスキル、魔力感知を習得…成功しました。》

(案外簡単だったな)

スライム?(おお!見える見えるぞ!)

(良かったですね。)

スライム?(あぁ!ありが…と…)

言葉が消えていく。そりゃそうだろう。

眼の前にいたのは、

ドラゴン(クアハハハ、では自己紹介だな。我は暴風竜ヴェルドラ!この世に4体しか存在せぬ竜種が1体である!)

マジモンの黒い竜だったから。

 

 

 

 

 

 




さて、リムルとヴェルドラに会うことができましたね。
ここからところどころ原作知識でスキップします。
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