新訳 そして伝説へ・・・   作:久慈川 京

182 / 277
※勇者一行装備品一覧

 

 

 

装備一覧

 

 

 

【名前】:カミュ

 

【職業】:勇者

この青年を『勇者』と呼ぶ者は、世界でもまだ少ないかもしれない。だが、その人数は確実増えており、その功績は確実に人々の口から広がって行くだろう。それはいずれ世界を覆う程の物となり、後世へと受け継がれて行く物となって行く。

『彼の歩む道が王道であると共に正道でもある』とは、彼と共に歩み続けて来た女性戦士の言葉である。

 

【年齢】:19歳

既にアリアハンという生国を旅立ってから四年近くの月日が流れている。着実に世界が魔王の魔力に蝕まれて行く中、各地で生きる人々の心が折れていないのは、この四年の月日で世界中を旅して来たこの青年の功績が大きい。

だが、人々に残された時間は限られており、その時は刻一刻と近づいているだろう。

 

【装備】

頭):オルテガの兜

ミミックの唱えた『ザラキ』という死の呪文によって死線を彷徨ったカミュを救ったのは、アリアハンから装備していたサークレットに嵌め込まれていた『命の石』だった。砕け散った『命の石』を失ったサークレットを捨て、頭部を護る装備品を失くした彼の前に現れたのがこの兜だった。英雄オルテガいう彼の中の闇に密接に絡む存在への抵抗感を持っていたが、リーシャの珍しい理詰めに、不承不承と言った感じで装備している。

 

胴):魔法の鎧

サマンオサにてボストロールに破壊された鎧の代わりに購入した物は、以前と同様の魔法の鎧であった。この世界の武器と防具の店で購入出来る鎧は、この魔法の鎧が最高位に位置する物である。それ以上の鎧となれば、リーシャが装備しているような、世界で一つしかない物となるだろう。

 

盾):ドラゴンシールド

サマンオサ城下町にて、リーシャと共に購入した盾。

龍種の鱗を土台となる金属の上に繋ぎ合わせた盾だと云われるが、サマンオサ近辺に龍種と呼べる種族が存在しない為、おそらくは龍種の劣化種である<ガメゴン>の鱗を繋ぎ合わせた物ではないかと考えられる。

だが、劣化種とはいえ龍種である事に変わりはなく、その盾の防御力は凄まじく高い。金属と異なり、龍種が身体に纏う鱗を繋ぎ合わせている為、その柔軟性はとても優れており、<ボストロール>の強力な攻撃を数度受けて尚、その身に傷一つ付けず健在であった。

 

武器):ドラゴンキラー

トルドバークという、彼等の信頼する商人が開拓した町で手に入れた武器。本来の姿は、片手に嵌め込むような形の武器であり、サマンオサにて販売している武器でもある。

その名の通り、世界最強種である龍種の鱗さえも斬り裂く鋭さを有するその刀身は、龍種の牙で出来ているとも、爪で出来ているとも云われる。その製造方法は世界に広まってはおらず、一から作り出す事は難しいと考えられていた。

サマンオサで嵌め込み型のドラゴンキラーを購入したカミュが、トルドへ改良を依頼した事に始まり、トルドバークへ移住して来ていた鍛冶屋によって改良が成される。刀身は長刀のように長く、その鋭さは失わず、柄と刀身を持つ両刃剣となって生まれ変わった。

製造方法さえも解らない剣の改良を成し得たのは、この鍛冶屋の力量があってこその物であり、ジパングという国の鍛冶職人の力量の高さが窺える。このトルドバークへ移住して来た鍛冶屋は、友人と共にジパングから亡命しているが、その友人とは途中で分かれ、行方は解らないと言う。

 

所持魔法): メラ

      ホイミ

      ギラ

      ルーラ

      アストロン

      トヘロス

      ベギラマ

      ラリホー

      ライデイン

      ベホイミ

      リレミト

      マホトーン

 

 

【名前】:リーシャ・デ・ランドルフ

 

【職業】:戦士(アリアハン宮廷騎士)

戦士として歩み続ける彼女ではあるが、その力は世界にとっての脅威である『魔王バラモス』を打倒する事へ向けられているのと同時に、彼女の周囲にいる仲間や大事に思っている者達を護る事にも向けられている。

どれ程に力を有しても、その力を誇示する事はなく、その力に訴える事もない。その在り方は、既に過去の英雄達に匹敵する程の物となっているのだろう。

アリアハンを出たばかりの頃であれば話にもならぬ者であった彼女もまた、英雄として名を残す者へと成長を遂げているのかもしれない

 

【年齢】:不明

四年の月日が流れる旅の中で、彼女も年齢を重ねて行く。カミュやサラとの年齢差は、彼等二人が考えている程にある訳ではないが、この時代の女性としては悩みどころもあるだろう。

最年長である彼女は、周囲の者達の心の変化を敏感に察し、その者の背を押す事の出来る人間へ成長をしている。彼女のその言葉に、カミュやサラは何度も救われて来ただろうし、何度も奮い立たされて来た筈である。

 

【装備】

頭):鉄兜

本人曰く、「気に入っている」兜らしい。

 

胴):大地の鎧

試練の洞窟と呼ばれる人工の洞窟内に安置されていた鎧。『勇者』と呼ばれるカミュが発見するが、その者を主とは認めず、外で待つ一人の戦士を主と定めた。まるで己の意志があるかのように、『人』としての色を残す女性を主と定めた鎧は、他者の手に渡るのを拒む。精霊と共に崇められる対象となる母なるものの名を冠する鎧は、植物や動物を育てるように、温かくその身を包み、護る事だろう。

 

盾):ドラゴンシールド

サマンオサ城下町にて購入した盾。

劣化した龍種の鱗を繋ぎ合わせて作られた物だと考えられる。

劣化したとはいえ、龍種の鱗の防御力は高く、<ボストロール>の凶暴な力を受けても形状は変わらない。また、炎や吹雪といった物への耐性も少なからず持ち合わせているという説もある。

 

武器):バトルアックス

鉄の斧とは異なり、両刃の斧。ハルバードよりも戦闘用に改良されている物であり、戦斧という名に相応しい程の機能を備えている。重量感も鉄の斧よりも数段上であり、圧し斬るというような攻撃方法も可能な程の全長も有している。装飾も凝った物が成されており、スーの村の装飾技術も窺える逸品。

 

所持魔法):なし

魔法力が皆無なため、契約及び行使は不可能。

 

 

 

 

 

【名前】:サラ

 

【職業】:賢者

真っ直ぐに『賢者』としての道を歩み続ける彼女ではあるが、その思考は常に自分の信じている物が『正』であるという考えが根底にあった。だが、長い旅の中で数多くの人間に出会い、数多くの考えを知る事になる。自身の考えを貫き通す事で歩んで来た彼女の旅ではあったが、自らを『悪党』と名乗る海賊との出会いによって、それも限界がある事をリーシャから忠告を受ける事となった。

『清濁を併せ呑む』事の必要性を問われた彼女は、また一つ悩みが増えて行く。だが、その悩みは、既に彼女と共に歩む二人の男女によって解決されている事を彼女は知らない。

 

【年齢】:21歳

アリアハンを出てから彼女は年輪を重ねている。だが、彼女の周囲には、彼女が頼りに出来る存在がいる為、心の何処かで甘えが残っている節がある。それは決して戦いへの覚悟や、歩む道への覚悟についての物ではなく、単純に頼りになる者への依存の感情である。故に、メルエがサラに甘えるように、サラもまたリーシャに甘えている部分も否定は出来なかった。

また、自身の親が魔物によって食い殺され、それに対しての仇討ちが出来ていなかった事は、彼女の心の奥深くに、暗い闇として残されていた。自分自身でも気付かない程に小さな闇ではあったが、それは確実にサラの心に住処を作り、心の何処かで迷いを生んでいたのだ。メルエという彼女の教え子が実母と養母の仇討ちをする手助けをした事によって、彼女の心に残る小さな闇は晴れたかに思われた。

だが、人の心に巣食う闇は、容易な物ではない。

 

【装備】

頭):サークレット

『賢者』になった事により、謁見の最後に教皇から渡された物。先代の『賢者』が作り、教皇に手渡された物らしい。その中央には、以前カミュが装備していたサークレットと同じ様な青い宝石が埋め込まれており、その色は、『命の石』よりも深く、濃い青色をしている。

 

胴):魔法の法衣

テドンという滅びし村で購入したこの法衣は、その村へ移住して来た年若い夫婦の手によって編み出された。昆虫が作り出す物を糸から『絹』という世界で初となる生地を作り出し、特殊な能力を保持していた妻が編んだ物。それは、奇しくも彼女と共に歩む幼い少女の母親であった。類稀なる魔法力を有し、稀代の『魔法使い』となった少女の母親も、特殊な術式を組み込んだ法衣を作り出している。その奇妙な巡り合わせが、サラという当代の『賢者』の思考に一石を投じていた。

 

盾):魔法の盾

カミュやリーシャと同様、スーの村で買い揃えた盾。サラの身体に合ったサイズに変化した盾は、その左腕に納まっている。以前まで使用していた<うろこの盾>に関しては、ロマリア国王から下賜された宝物である為、店で売却はせず、大事に保管されている。『意味のない行為』とカミュに小言を言われるが、リーシャの後押しもあり、その後は船の船員達は使う事になる。

 

武器):ゾンビキラー

サマンオサ城下近郊での<ガメゴン>との戦闘により、三年以上も共にあった<鉄の槍>は破損してしまった。

共に歩む者達の武器が次々と強力な物になって行く中、彼女だけがロマリアで購入した物を使用していたというのは、彼女自身の武器を扱う力量とは別に、『賢者』となった彼女に合う武器が無かった事が理由であろう。

長い年月を掛けて聖水に浸けても尚、錆などが浮かなかった長剣であり、その刀身に『精霊ルビス』の加護を受けた剣。

聖なる力を宿した長剣は、この世に生を持たない者達に多大な効果を持ち、この世に縛り付けられた魂や肉体を『精霊ルビス』の許へ還すと考えられていた。

   :聖なるナイフ

育ての親であるアリアハン教会の神父から授けられた物。

アリアハン大陸の魔物達には有力な武器ではあったが、ロマリアで<鉄の槍>を入手してからは、彼女の腰に下がる袋の中に大事に保管されている。

それは、彼女の心の奥にある太い柱となっている『愛』の証であり、彼女が進む道を照らし続ける『覚悟』の証でもある 。

 

所持道具:祈りの指輪

エルフの隠れ里にて購入した物である。メルエの指に嵌っている物と同様の物で、元々は子の幸せを願う親の想いが込められた物が起源と考えられている指輪であった。

純粋な祈りは『精霊ルビス』の許へと届き、指輪の所持者の魔法力や気力を回復するという効力がある。呪文に重きを置くサラにも必要であると考えたリーシャが購入する事をカミュへ提言し、それが受け入れられた事によって、サラの指にも嵌められる事となった。

購入する際は、2500ゴールドという大金が必要となるらしい。

 

所持魔法):【経典魔法】

       ホイミ

       ニフラム

       ルカニ

       ルカナン

       マヌーサ

       キアリー

       ピオリム  

       バギ   

       ラリホー

       ベホイミ

       マホトーン

       バギマ

       ザキ

 

      【魔道書魔法】

       メラ

       ヒャド

       スカラ

       スクルト

       ギラ  

       べギラマ

       ヒャダルコ

       バイキルト

       メラミ

       イオラ

       

      【悟りの書魔法】

       キアリク

       ヒャダイン

       バシルーラ

 

 

【名前】:メルエ

 

【職業】:魔法使い

世界最高峰へと上り詰めた魔法使いは、その膨大な魔法力を行使して、強力な魔物を討ち果たす。そして、この幼い少女は自分の力の大きさを理解し始めているし、それに対しての意識も高まっている。だが、この幼い少女には未だに謎が多く残されていた。

グリンラッドでスノードラゴンと遭遇した時に見せた姿は、『賢者』となったサラであっても恐怖する程の力に満ちており、カミュやリーシャであっても身動き一つ出来ない程の物。メルエの表情には感情も見えず、ただ、路傍の石でも見るようにスノードラゴンを見つめていた。

その瞳の理由を解明出来る者は誰一人としていない。

 

【年齢】:7,8歳

彼女の養母であるアンジェという元踊り子は、アッサラームに侵入したベビーサタンによって殺害されている。そして、そのベビーサタンをアッサラームに差し向けたのは、彼女の実母をテドンの村で殺害したミニデーモンであった。幽霊船という、この世に存在してはいけない物の中で遭遇したその魔物を、姉のように慕うサラと共に打ち破った彼女は、二人の母親の仇討ちを遂げる事となる。その際に使用した呪文は、これまでサラが見た火球呪文とは一線を画した威力を誇った。

火球系の最上位呪文はメラミであり、それ以上の呪文は、『魔道書』にも記載されておらず、『悟りの書』でも未だに浮かび上がっていない。

 

【装備】

頭):とんがり帽子

メルエのお気に入り、友であるアンの作ってくれた花冠が掛けてある。

 

胴):天使のローブ

エルフの女王へ『命の石』の欠片を手渡す為に訪れた隠れ里にて購入した物。

変化の杖の力によって、エルフへと姿を変えたメルエの将来に希望を見出したエルフの店主が購入を勧めた物である。

元々、エルフの母達が自分の娘の未来を案じて、一本一本想いを込めて編み込んで行ったローブが起源となっている。母達の強い想いが、そのローブを形成する糸に宿り、それを纏った者を理不尽な死から遠ざける効果を持つと云われていた。

  :マジカルスカート

滅びし村<テドン>で購入した物。

魔法の法衣の製作者と同じ職人によって織られたスカート。

特別な術式によって、装備者の魔力を多少上昇させる効果を持つ。

サラの装備する<魔法の法衣>同様、メルエの母親が編んだ物である可能性が高い。常に彼女の魔法力を支え、その身を守る姿は、母親そのものなのかもしれない。

 

盾):魔法の盾

何かを買って欲しいとねだるメルエにカミュが買って与えたもの。持ち主によって、その形状を変える盾。また、抗魔力にも優れ、魔法による攻撃からの防御力も高い。

既に何度もメルエの身を守る為に立ち塞がっており、魔物等の攻撃を受ける際にも、その形状を変化させる事も解っている。

 

武器):雷の杖

彼女の成長を見守って来た魔道士の杖の破損により、新たに彼女の手に落ちた杖。禍々しい程の外見とは異なり、その杖の先にあるオブジェは、持ち主であるメルエの心の門を護る門番の様に気高く、輝きに満ちている。魔道士の杖と同様、その内に何らかの付加価値を備えており、主を護るその時に、そのオブジェの嘴から<ベギラマ>と同様の灼熱の炎を吐き出した。主と定めた物を護るような意志を持つその杖が、何故スーの村にあったのか、そして誰が安置したのかは、まだ解らない。

   :毒針

何度もメルエの身を護ってくれたトルドからの贈り物。

ただ、最近は、メルエが直接的に魔物から攻撃を受ける機会はなく、それを使用する事もない。

それは、カミュやリーシャ、そしてサラといった絶対的な保護者達の働きが大きいのだろう。

 

所持道具:祈りの指輪

砂漠の国イシスの真女王となったアンリから授かった道具。『精霊ルビス』へ祈りを捧げる事によって、その恩恵を受ける事が出来ると伝えられている。祈りを捧げ、それが『精霊ルビス』の許に届いた時、その者の体内に宿る魔法力を回復させるという効果がある。<ヤマタノオロチ>という強敵との戦闘の中、魔法力切れを起こしたメルエの祈り、「大切な者達を護りたい」という想いに応え、その魔法力を回復させ、勝利に導いた過去を持つ。

    :アンの服

天使のローブという新しい防具を手に入れたメルエであったが、この服に何度もその命を護られて来た。みかわしの服と同様の生地で作られたこの服は、アンという幼い少女の身を案じた両親の愛が込められているのだろう。魔物の攻撃などで穴が空いたり、切れたりした部分は、サラによって修繕され、何度も復活を果たしていた。

現在はメルエが眠る船室に掛けられており、トルドバークを訪れる際にトルドへ返還する事も考えたが、渋るメルエを説得するのに、今暫くの時間が必要なのかもしれない。

 

所持魔法): 【魔道書魔法】

       メラ

       ヒャド

       スカラ

       スクルト

       ルーラ

       リレミト

       ギラ

       イオ  

       ベギラマ

       メラミ

       ヒャダルコ

       バイキルト

       イオラ

       メダパニ

 

      【悟りの書魔法】

       ヒャダイン

       マホカンタ

       ベギラゴン

       ラナルータ

 

 

 




第十五章は、今月中に開始したいと考えています。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。