リリカル&マギカ&HEROS∞MOVIE大戦ヴァンクエット‐宴‐   作:自分不器用ですから

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いつもの日常、何気ない家族との時間や昔を思い出す談笑、ちょっとしたコンプレックスを抱えた女の子だったり、野次馬根性のコンビがいたり、そんな普通な話。


第三章~新たなHEROと新たな脅威~
第十一話~たまには日常で尺稼ぎ~


佳輔

「ただいまー」

 

夜も遅い深夜0時。仕事を終えて帰ってきた佳輔は少し疲れたように家路についた。

 

鳳翔

「お帰りなさい、食事はどうする?簡単なモノなら作るけど」

 

佳輔

「あぁ、コンビニので適当に食ったから」

 

居間に来てみると電と雷の2人が毛布を掛けられて眠っていた。

 

佳輔

「こいつら、こんなところでまた寝やがって。先に寝てていいと言ってるのに」

 

鳳翔

「どうしても待ってると聞かないものだから・・・お兄ちゃん大好きだからね、2人共」

 

溜息をつきながら2人をゆすり動かすと眠たそうに瞼を擦って起きた。

 

「ふぇ~・・・あ、お兄さんなのです~」

 

「おかえり~・・・け~すけ~」

 

佳輔

「おかえり~じゃない、風邪ひくからさっさと布団入って寝ろ。風呂入ったらいくから」

 

電・雷

「「はーい・・・」」

 

嬉しそうにフラフラではあるが佳輔の部屋に揃って向かう2人を見送って用意されていた寝巻をとってとりあず風呂だけ入りにいく。

 

鳳翔

「いいの~?またしばらくは本を読んで寝不足になるわよ?」

 

佳輔

「別に5,6分くらいで一冊くらい読めんだ。大したもんじゃない」

 

そういって頭をかきながら風呂に入って行った。

 

鳳翔

「ふぅ~・・それで食事中にウトウトして風呂場で寝て溺れたの忘れたのかしら(汗。)」

 

まだまだ心配の絶えない息子に溜息ながらも明日の栄養満点な食事メニュー考案に余念がない母・鳳翔であった。

 

 

 

 

 

 

佳輔

「んでなんでお前らがいるんだ、おい」

 

北上

「ん~?わたしもバイトで遅かったからね~、疲れるね~、しばれるね~?」

 

龍田

「え~、たまには佳輔ちゃんとお風呂もいいかな~って思っただけだよ~?ほら、ちょっと

飲めば適度に疲れもとれると思うし、はい、まずは一献」

 

風呂に入ると何故か、すでに龍田と北上の2人が入っており、出ようとしたが連行された。

 

北上

「そういえばこの3人だけっていうのも久々じゃん?」

 

龍田

「そうね~、昔の旗艦・副艦・提督トリオだものね~?」

 

佳輔

「また随分と懐かしいのを掘り返してくるな。てか龍田、お前は大和が旗艦になってからも

副艦推薦だったろうが。北上に譲っただろ」

 

元々、大戦時に高町組基神威を結成した際に旗艦を決めようとなり、軍師能力もあり、戦闘経験も豊富だった龍田が旗艦にそして重雷装巡洋艦になった北上が副艦として高町組のナンバー2と3になったのだ。

大戦後期になると敵勢力の力も強大になり、仲間となった大和に龍田が旗艦を譲って北上はそのまま副艦となったのだが龍田としても考えはあったらしい。

 

龍田

「わたしじゃ、相手の深海凄艦に歯が立たなくなったからね~。北上ちゃんは雷装艦でパワ

ーアップしてたし、最終兵器艦の大和ちゃんだったら対抗出来るし、一緒に全線で戦えるからわたしが降りるのは自然の流れだと思うわよ~?」

 

万全の布陣で臨むのがこれからの戦いでは最善の策と自分は鎮守府の護りについたのだ。

大戦が終わってからも副艦に推薦されたが守れる人がなるべきと重雷装巡洋艦改・二となった北上がそのまま引き継いでやることになった。

 

北上

「でも大和はちょっと悔しがってたけどね~?何だかんだで作戦指示の時に龍田がこう言

ってたとか、あいつなら~って佳輔言うもんだからまだまだ精進が足りないってさ」

 

龍田

「へぇ~、それは初耳、でもちょっと嬉しいな~♪佳輔ちゃんに頼りにされてたんだー♪」

 

佳輔

「やかましい、黙っとれ。このまな板娘」

 

北上

「ちょっと~、まな板は龍驤でしょ~?わたしはちゃんとあるってばよ~♪」

 

何やら怪しい笑みを浮かべて北上が腕に引っ付いて胸を押し当ててきた。

 

佳輔

「馬鹿野郎!?ひっつくな、擦り寄るな、押し付けるなー!?」

 

北上

「減らず口を叩く割には純情な反応するね~。いいね~、いいね~♪」

 

龍田

「あぁ~、ずる~い。わたしもえ~い♪」

 

北上でこれなわけでそれより胸部装甲が立派な龍田がひっつけばさらに状況は悪化する。

 

佳輔

「余計疲れるわああああああああああああああああああああああ―――――!!!?」

 

そんな叫びが木霊する深夜だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてあくる日。

 

佳輔

「はぁ・・・3割増しで疲れた気がする・・・・やる気でねぇ・・・」

 

お決まりの何もしたくないでござるモードになってしまった佳輔とそれをどこか同情するような眼で見る天龍。

とりあえず家にいては休まらないと一応は護衛艦として天龍がついたようだ。

 

佳輔

「おい、お前の相方、あれどうにかしろよ。素で悪魔のような所業働くってどういう事だ。

しかも面白いと見るや即座に反応してきやがるし・・・・」

 

天龍

「龍田のアレは今に始まった事じゃない。というかわたしだって被害者だぞ(泣。)」

 

佳輔

「そのとばっちり食らってる俺も十二分に被害者だと思うんだが・・・」

 

天龍を使った悪戯をよくやるのでそれに巻きこまれる佳輔はたまったものではない。ほとんどが過度なスキンシップを強要→天龍暴走→佳輔乙な流れになるのである。

 

佳輔

「はぁぁ~~~~・・・あっ~・・・・はふぅ~・・・眠い」

 

天龍

「調子に乗ってチビ達に本なんて読んでるからだ。結局、あいつら寝た後、少し寝ただけで

さっさと今の状態だろうが。そのうちぶっ倒れるぞ、お前?」

 

佳輔

「なんならお前が膝枕でもしてくれるのか?(笑。)」

 

天龍

「なっ!??!(赤。)」

 

いきなりの大暴騰に顔の表面温度が超高熱(比喩的な意味で)状態になっていた。

 

天龍

「よ、よぉ~し!!男に二言はねぇだろうな・・・!?覚悟しやが、が、がれ!?」

 

佳輔

「顔真っ赤な上に呂律回らん口で啖呵きられても全く威圧感も説得力もないぞ」

 

天龍

「う、うるせぇ!?やるならやりやがれってんだ!!」

 

佳輔

「んじゃ遠慮なく」

 

そういって本当に遠慮もなく天竜の膝を枕代わりにベンチに寝っ転がり始めた。

 

天龍

「う、なっ、なっ、なっ、なっ、なぁ\」/:[;[[@@;.ふじ:]s-^]

 

日本語でOK。

 

佳輔

「母さんに言う通り寝不足で体が重いし・・・・ちぃと寝るは・・―――zz」

 

などといって遠慮もなくそのまま眠り始めてしまい、天龍は大慌てする。

 

天龍

「――――――――――――――――!?!??!」

 

頭から蒸気が噴き出すほどに顔を真っ赤にした天龍は我慢出来なくなったのか、そのまま立ち上がってしまったので佳輔の方はベンチから落下する。

 

佳輔

「痛っえな!?何しやがる!」

 

天龍

「う・・うぅ~・・・うー!?」

 

佳輔

「う・・・うぅ~?」

 

天龍

「うわあああああああああああああああん!!?佳輔のあほんだらぁあああ?!」

 

佳輔

「うぉぉいい!!!てめぇ、先に勝負しかけておいていきなり逃げるな!てか、刀忘れてる

って!おーい!!天龍――!!・・・・行っちまった」

 

やれやれと思いながらもどうするかと思案する。

何だかんだ言って膝枕というのもなかなかお楽しみと思ってた佳輔的に残念だったりする。

 

「あ、あの!」

 

佳輔

「ん?なんだ、潮か」

 

振り向いてみるといつものように平常運転のアタフタ潮がいて何か言いたそうである。

 

「あ、あの、あの、あのよ、よろしければわたし、膝、膝枕を!」

 

佳輔

「・・・・・あぁ~」

 

 

 

 

 

 

 

「うぅぅぅ~~~~?!」

 

佳輔

「なんだよ、潮。そんな番犬みたいに唸って別に間違いないだろうに」

 

何故か潮を佳輔が膝枕していた。

 

「わ、わたしが高町さんにしようと思ったんですよぉ~・・・(泣。)」

 

佳輔

「ん~?そうなのか?」

 

 

 

 

 

 

 

「だからって即効で立ち位置変えないでくださ~~~い!?」

 

言われたとおりに今度は潮に佳輔が膝枕してもらった。

 

佳輔

「やれ、やるな、忙しい奴だな」

 

「うぅ~・・・というより膝枕ってこういう感じでいいんでしょうか」

 

佳輔

「まぁ、俺はすこぶる寝やすいので問題ないのだが重ければ退くぞ」

 

「これでも艦娘ですから馬力調整で大丈夫です、潮だって力持ちさんなんですよ?」

 

佳輔

「そりゃ一般人に比べたらな~。あっ、そういえば潮―――」

 

「はい?」

 

そういって佳輔の方に視線を下したのだがそれと同時に腰も曲げたために丁度、膝と駆逐艦とは思えない胸部装甲に挟まれる形になって圧迫されてしまう。

 

佳輔

「!?」「「」・。。、^^-^:;@?!?」

 

「ど、どうしたんです?高町さん、ちょっと言ってる事が聞こえないです」

 

そんな事どうでもいいと潮の肩をおもいっきりタップして白旗を上げているのだが潮の方はというとどういう意味なのか全く理解できないようだ。

 

ユーリ

「まぁ~とりあえずお前は体を起こした方がいいんじゃね~の?」

 

「あっ、ユーリさん、こんにちは~♪」

 

通りかかったユーリの声にやっと体を上げた潮の隙をついてローリングしながら佳輔が危険地帯から離脱してやっと呼吸が出来ると過呼吸LEVELで酸素を吸入する。

 

「ど、どうしました?高町さ―――痛ぁい?!!」

 

佳輔

「どうしたましたじゃねぇ!!?お前は俺を窒息させる気か!!胸に挟まれて窒息死なん

てご先祖、子孫にも残せねぇよ!?恥だよ、末代までの恥!?」

 

ユーリ

「でもよかっただろ?潮は歳の割にスタイルいいんだし、それに窒息させてもらえるんだ

から役得だな、役得」

 

佳輔

「てめぇ、魚雷で深海3000mにぶっ放して水圧式Zipにしたろか・・・?」

 

ユーリ

「俺は圧縮ファイルか、んなことしたら物理的にコンパクト化されるは」

 

「子の胸ももうちょっとコンパクトに・・・・」

 

佳輔・ユーリ

「「どうせまたでかくなるだろ」」

 

「はうっ!?で、でも瑞鶴さんとか、わたしの歳くらいから体型は保ってるって」

 

ユーリ

「あれはただ単に残念でした、なだけだろうが」

 

佳輔

「ようするに」

 

ユーリ・佳輔

「「諦めろ」」

 

「うぅぅぅう~~~~~?!!?」

 

やっぱり涙目な潮であったとさ。

 

 

 

 

 

 

 

青葉

「知ってますかー?昨日、ここらへんで正体不明の火の玉が確認されたんですって」

 

レイア

「あぁ~、そういえば昨日、爆音が聞こえて結構騒ぎになってたんだっけ~?」

 

「火の玉です?」

 

電はおつかい途中に知り合いの2人に出会った。

1人は『青葉型一番艦 重巡洋艦・青葉』と同じ編集会社に勤める『レイア・ロランド』の2人で昨日の夜に置きた爆発事件を追っている最中だった。

それでそういった事件の情報が早く入る高町組の電に聞いてきたところだった。

 

レイア

「あぁ~、確かにクレーターみたいなのが出来てるね~。てかどんなもんが落下したんだろ

う、結構大きいよね、このクレーター」

 

青葉

「うん~?一部ではハロルドさんら鬼才科学者が謎のテクノロジーの実験を行っていると

いう説があるのですがどうでしょうか、レイアさん!」

 

レイア

「あぁ~、あ~!ハロルドだったらやりそう~!ダメ元で行ってみようか!」

 

そういってノリノリでハロルドが事件の犯人などという記事を思案してるようだ。

 

「それはそれでちょっと失礼な気がするのです・・・でもありえそう・・・(汗。)」

 

先に走っていってしまった2人を追いかけようとした時に何かが光ったのに気が付いてその草むらに近寄ってみると何か、玩具?のような小さいモノが落ちていた。

 

「これって・・・」

 

青葉

「おーい!電~!はやく、はやく~!」

 

レイア

「置いてっちゃうよ~!」

 

「はわっ!ま、待ってくださいなのです~~!?」

 

とりあえずそれはポケットにしまっておいて青葉とレイアへ走る電であった。




次回は色んな意味でスタイリッシュな奴ががが。
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