リリカル&マギカ&HEROS∞MOVIE大戦ヴァンクエット‐宴‐   作:自分不器用ですから

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エステルを狙い佳輔達に襲い掛かってきた仮面の男・トリズナー。その目的には現れた暗黒騎士『ディスピア』がかかわっているようなのだが・・・・?


第十八話~最強タッグ!轟け、カチドキ!舞え、桜華!~

トリズナー

「バーンストライク!散り飛べ、ヴォルカニック」

 

3発の火炎弾を放ち、待った火のエネルギーを収束させて大爆発を引き起こす。

 

鎧武

「おい、ああいう魔法ってなんか呪文とか言ってからじゃねぇのか!?」

 

佳輔

「無詠唱でやれる奴もいるがあんだけポンポン無詠唱ばっかってのはいなかったな」

 

2人同時にソニックアローの矢の雨を浴びせかけるがそれを弾きかえしてその大鎌を利用した流れるような攻撃で鎧武と佳輔相手に逆に押し返していた。

 

佳輔

「こいつでどうだッ!」〘CAVITATION ACCELE〙

 

超高速戦闘が可能なキャビテーションアクセル状態に入って一気に決めに掛かる。

 

トリズナー

「シュバルツ!」

シュバルツ

(すでに整えている、フォースフィールド・フィフス)

 

するとトリズナーを取り囲むように多重に展開された障壁が展開されて構わず佳輔はそのまま超速戦闘のまま障壁の一点目掛けて攻撃を集中させて防ぎにかかる。

 

鎧武

「こいつもくらいやがれ!」<レモンエナジー><ロック・・オン!>

 

ソニックアローにレモンエナジーロックシードを装着して弓を弾き充電モードに入る。

 

鎧武

「ハッ!」<ジンバーレモンスカッシュ!!>

 

イオナ

(強化弾頭魚雷、精製完了。発射、いつでも合点)

佳輔

「俺の攻撃点と同じところを狙え、瞬刃衝!蒼破瞬刃!」〘ACCELE OVER〙

 

瞬間的な加速からの突きを繰り出しさらに即座に裏に後退し、そこでキャビテーションアクセルを解除してイオナがタイミングを見計らって放った強化弾頭魚雷と同じ着弾点を突貫能力を高めた蒼破刃の一撃でつき、同時に鎧武の放ったレモンエナジースカッシュが連続で直撃して衝撃と共に粉塵が舞い上がる。

 

トリズナー・シュヴァルツ

「くっ」(まさか最後の障壁まで打ち破られるとは。やはり噂には聞く男か)

 

するとトリズナーは胸の宝玉に触れ、その手に赤い光を纏わせるとそれを自分の手下達に向かって放つ。

それを取り込んだ手下達は苦しみ始めてその眼が赤く輝いて襲い掛かってきた。

 

ジュード

「な、何!?この人達、いきなり凶暴に!それにこの力・・・・!」

 

ティア

「ええ・・・人の力じゃない。それに尋常じゃないわ、この殺気・・・!」

 

ティアとジュードの2人も退けて動きを抑制しようとその足にティアがナイフを投げつけて完全に突き刺さったのだがそんなもの関係なしに向かってくる。

 

ティア

「正気!?あなた、それで動いたら筋が切られて足が使い物に・・・!」

 

ジュード

「正気に戻るんだ!?」

 

??

「魔王焔撃破!!」

 

しかしそれを銀髪に小柄な背ながら身の丈ほどの大剣を構えた少年が炎を纏った薙ぎ払いによってまとめて吹き飛ばし、構えなおした。

 

ルカ

「この人達、もう意識なんてない。彼に操られてるんだ、だから痛みも感情も何もない。た

だ敵を倒すためだけの兵器にされてる・・・!」

 

この少年の名前は『ルカ・ミルダ』。性格は気弱で優柔不断なところもあるが優しくここぞという時には勇気を見せる少年で前世にちょっとした境遇を持つ。

身の丈ほどの大剣を振り回し、炎属性の昌術などを使いこなすパワーファイターだ。

 

ティア

「なんてことを・・・」

 

鎧武

「おい、お前!自分の仲間になんてことしやがるんだ!」

 

そういってソニックアローで斬りかかり、それを防がれて鍔迫り合いになる。

 

トリズナー

「僕にとって仲間はシュヴァルツだけ。他の道具がどうなろうが知った事ではない」

 

鎧武

「この野郎・・・、がぁッ!」

 

弾き飛ばしたところに今度は佳輔が隙なく攻め続けてまたせめぎあいになる。

 

佳輔

「なんのためにあの子を狙う!」

 

トリズナー

「言ったはずだ、言う必要なない」

 

ユーリ

「おらッ!!」

 

2人の間に割って入って薙ぎ払いで距離を置かせたところをすかさず追撃する。

 

佳輔

「くらいな!」

 

ユーリ

「蒼破ッ!追連!絶風ッ!」

 

遠距離からの連続攻撃とソニックアローの攻撃を時間差で放ちながら一気に距離を詰めて2人で次から次へと攻撃をしかけて今度は攻勢に出る。

 

ユーリ

「幻狼斬!双竜連牙斬!爆砕斬!」

 

鋭い動きで相手の裏を取ってからの薙ぎ斬りから剣と蹴りを回転に合わせて浴びせかけて今度は体全身を使って炎を纏った剣を叩き付け、動きを止める。

 

佳輔・イオナ

「イオナ、コンビネーション!」(合点承知)

 

そういってチェリーエナジーロックシードとソニックアローを真上に投げて自身は蒼鋼剣で抜刀の構えから足に気を込め、爆発させて加速する。

 

佳輔

「神斬!」

 

トリズナー

「装甲に傷を・・・!(あの剣・・・この世界の物質ではないな。話通りか)」

 

気づいた時には佳輔は裏に斬り抜けていてさらに納刀状態に移行する。

 

【チェリーエナジー】【ロック・・オン!】

イオナ

「FIRE」【ジンバーチェリースカッシュ!】

 

さらにイオナが受け取ったチェリーエナジーロックシードとソニックアローでスカッシュ技を炸裂させて佳輔にソニックアローを投げる。

 

トリズナー

「この・・・羽虫が・・・!」

 

大鎌の一撃でイオナを薙ぎ払おうとするがそれはイオナの使ったデコイで消えてしまう。

 

佳輔

「ユーリ!」《LIMIT FIRE!MIRAGE ASSAULT!》

【チェリーエナジー!】【ロックオン!】【ジンバーチェリースカッシュ!】

 

飛び上がってサクランボの赤と青のエフェクトが交互に伸びて蹴りの態勢に入る。

 

ユーリ

「腹ぁくくれよ?天狼滅牙!!」

 

ユーリの猛攻をどうにか相殺しながら飛びのいて自身も必殺技を発動する。

 

《SOUL IGNITION》

トリズナー

「我が魂 食らい屠れ!デスサイズ・・・!!」

 

鎌の刃がエネルギーを纏い、巨大な鎌へと変化して佳輔を迎え撃つ。

 

佳輔

「チェイサーッ!!」

 

トリズナー

「ハァァアッ!!」

 

エナジーが迸り、押し合いになるのだが気合い諸共、トリズナーの方が佳輔の技を弾き飛ばして佳輔の方を後退させる。

 

トリズナー

「大戦の英雄と言われているようだがこの程度か、雑兵」

 

佳輔

「そういう言葉は」

 

刹那、いきなり体から力が抜けてその場に両膝と手をついて一瞬、意識が飛びかける。

 

佳輔

「俺を地につかせられるレベルになってから言え、三下」

 

見てみるといつの間にか自分の体に斬撃痕があり、顔を上げるとソニックアローではなく、腰に携えていた蒼鋼剣を抜刀していた。

 

佳輔

「悪いな、俺の抜刀範囲は割と広くてな。弾き飛ばした直後に斬らせてもらったよ」

 

トリズナー

「ば、馬鹿―――」

 

〘BASTARDSWORD READY?FIRE!〙

佳輔

「紫電雷斬衝!」

 

大剣モードにして先ほどシュヴァルツに使った強化技を放ち、さらに畳みかける。

 

〘DUALSWORD READY?FIRE!〙

佳輔

「瞬連刃―双竜連牙斬―爆砕斬・忌火!!」

 

刹那の二閃から流れるような5連撃に二刀を振り下ろし、炎を模した陣にトリズナーを捕縛するとそのまま斬りぬけて陣内で炎が吹き上がる。

 

トリズナー

「ぐぅ・・・!まだこの程度で―――」

 

鎧武

「こいつもくらえ!」<レモンエナジー!><ロック・・オン!>

<ソイヤッ!><オレンジスカッシュ!><ジンバーレモンスカッシュ!>

 

オレンジとレモンの輪切りエフェクトをトリズナー目掛けて放ち、蹴りの態勢で突撃する。

 

鎧武

「セイハーッ!!」

 

トリズナー

「ぐあはぁっ!?」

 

ジュード

「衝波魔神拳!」

 

鉄拳を地面に叩き付けて自分の周りに衝撃波を発生させて周囲を薙ぎ払い、その拳に紫と黒が入り混じった重々しい気を纏わせて震脚と共に繰り出した。

 

ジュード

「悪いけど終わらせるよ・・・・尖牙!」

 

闇の気を纏わせた突きを繰り出し、相手の戦闘員を葬り去った。

 

ユーリ

「さっさと倒れろよ?烈砕衝波!哭空裂蹴撃!」

 

地面に剣を突き立てて衝撃波を発生させ相手を浮き上がらせて拳で1人を打ち上げ、他の数人もまとめて回し蹴りと薙ぎ払いで吹き飛ばし、さらにはルカも追撃する。

 

ルカ

「熱波旋風陣!」

 

右からの薙ぎ払いに合わせて炎を纏わせた大剣を振るい、周囲を焼き払う。

 

ティア

「魔を灰燼となす 激しき調べ――ジャッジメント!」

 

その周りに魔法陣が展開されて譜歌を謳い、上空から無数の光弾が降り注いで邪気ごと残りの敵を殲滅して残りの戦闘員も全て撃破した。

鎧武と佳輔の連続攻撃を受けて膝をつくトリズナーの前に2人も立ちはだかる。

 

ティア

「もうあなたの兵は倒したわ。諦めなさい」

 

トリズナー

「ここまで邪魔が入るとはね・・・・」

 

佳輔

「お前もあのディスピアとかいう騎士の関係者か。人の世界土足で荒らしやがって」

 

この言葉に反応したトリズナーの顔はすぐに先ほどの端正なものから憎悪にもにたゆがんだ表情となり、鎌を杖にして立ち上がってきた。

 

トリズナー

「暗黒騎士・・・奴がここにも・・・ふふっ、丁度いい・・なら尚、姫と宝剣をもらおう」

 

そういうとその胸の宝玉に手を当てて何かを呟く。すると先ほど倒したはずの戦闘員達がいきなり浮遊しだし、その宝玉から突如として獣のような頭部が飛び出してきた。

 

鎧武

「なんだ!?」

 

シュヴァルツ

「ソウルイーター・・・!」

 

すると浮遊した戦闘員達を次々に食らって獣がまた宝玉に戻るとトリズナーが咆哮する。

 

トリズナー

「うおおおおおおおぁあああああ!!!」

 

すると赤い宝玉の浸食がさらに大きくなり体から凄まじいエナジーを放出し始めた。

 

ユーリ

「なんだってんだ!」

 

エステル

「体に突き刺さるみたいです・・・このエネルギー・・・・」

 

そして放出が止まるとトリズナーは全身に紅いオーラを纏い、その手の鎌も先ほどまでの機械的なフォルムから別の組織に浸食された一つ目の大鎌になっている。

だがその刹那、鎌を振りかぶって振り抜き、巨大な斬撃を放ってきた。

 

鎧武・佳輔

「どあっ!?」「なにっ・!」

 

クラインフィールドをすぐさま展開してその攻撃を防いだのだが2人揃ってなぎ倒された。

 

イオナ

(クラインフィールド、損傷率25%。久々にかなり削られた)

佳輔

「いきなりなんてパワーだ」

 

ルカ

「あの胸についている宝玉・・・あれって」

???

(ルカ、少し我を出せ)

 

自分のうちから響く声に従ってルカが目を閉じて直後に目が見開かれるとルカの翡翠色の目から紅い眼となり、その表情も凛々しく、厳しさも滲ませる表情になった。

 

???

「貴様、その力は破滅を呼ぶ。世界樹がかつて作り出した世界の者達より自らのうちに封印

していた『魂喰いの眼』」

 

エステル

「えっ、さっきとまるで雰囲気が違います・・・」

 

トリズナー

「・・・・?」

シュヴァルツ

(まさか・・・こんなところで出会おうとは・・・覇王・アスラ殿)

 

彼女がいった名前とはルカの中に眠る彼の前世の人格であり、かつてこの地を総べた将軍・覇王と称される『アスラ』。

その力は凄まじく圧倒的な武の力を持っていたが仲間の裏切りによって死にそれは転生してルカとなったのだが以前は前世の記憶に流されていたルカも今では今の自分とアスラを分けており、アスラとも意識を共有する仲になっていた。

 

アスラ

「シュヴァルツ・・・世界樹に蓄積した裏の世界樹。迷い子の恨みつらみに付け入って禁忌

の力にまで手を出させたか。かつて我らに封印され、二度と起きぬと思っていたが」

 

シュヴァルツ

(長き月日、そして世界樹ですら受けきれぬ程、人の嘆き、辛み、憎しみがあった。今はそ

この男が元凶を絶ったがために薄れてきてはいるが)

 

トリズナー

「この力は奴を倒すために必要な鍵の1つ・・・そして姫君の犠牲と彼女の持つ宝剣の苗が

全て揃った時、全ての願いを叶える禁断の剣『エターナルソード』が生まれる」

 

その言葉にエステルは自分が持っていた短剣を見つめる。

 

エステル

「生命や創造、時すらも操るとされる宝剣・・・それがエターナルソード。伝承にはある伝

説の武器ですが・・・この剣が?」

 

ジュード

「理由は何にせよ、他人の命を犠牲に自分の願いを叶えるようなやり方は間違ってるよ」

 

さらに猛威を振るいながらジュード達も薙ぎ払おうとするのだがそれをルカの体を借りたアスラが大剣を振るって受け止めると逆に押し返した。

 

トリズナー

「それなりにやるようだな、この少年・・・いや、覇王というべきか」

シュヴァルツ

(しかし以前より力がかなり落ちておられるようですね、覇王殿)

 

アスラ

「貴様を葬る程度の力なら持ち合わせている。消し去ってやろう、影の世界樹よ」

ルカ

(何でもかんでも斬り倒そうとしない!もっと方法を考えてよ、アスラ)

 

鎧武

「何もあの子を犠牲にする方法だけが全てじゃないだろ!他に方法を考えろ!今のお前は

考えることもいやになって楽な方にすがってるだけだ!」

 

トリズナー

「貴様らのようにノウノウと生きているただの人間が知った口を聞かないでくれ。僕が背負った悲しみは誰にも分らない。この憎しみは誰にも背負う事は出来ない」

 

そういって鎌を振り回しながらあたりを手当たり次第に破壊しながら立ち塞がる鎧武達の話など聞く耳など持たないと葬りにかかる。

 

「僕からすべてを奪った暗黒騎士・・・奴は僕が殺す。娘1人の命で巨悪と全てが元通りに

なるんだ・・・安いモノさ。シュヴァルツ!!」

 

シュヴァルツの名を叫ぶと彼の背後に同じように鎌を持ったオーラ体のシュヴァルツが現れて辺り一帯をその巨大な大鎌で薙ぎ払い、その軌跡は大爆発を起こしながら跡形もなく吹き飛ばされて鎧武と佳輔達もこの葉のように薙ぎ払われた。

 

エステル

「ユーリ、皆さん!?」

 

そしてエステルの前にトリズナーが立ち、その手を伸ばす。

 

トリズナー

「さぁ、姫。その命、この僕の現在と未来を取り戻すための礎として捧げてもらおう」

 

エステル

「・・・・・・・」

 

ティア

「エステリーゼ姫、いけない・・・!その男の言葉を聞いては!」

 

ジュード

「早く・・離れて!」

 

そしてゆっくりと口を開く。

 

エステル

「わたし・・・いきます」

 

一同

「!」

 

その言葉にトリズナーの顔には笑みが浮かび、エステリーゼの手を自ら掴む。

 

エステル

「約束してください、犠牲になる代わり、これ以上罪を重ねない事。そしてその力を今度は

こんな悲しい事にではなく・・・誰かを助けるために使ってください、わたしくらいの命であなたの家族や友人が戻るのなら・・・」

 

トリズナー

「よくぞ言ってくれましたね、姫様。あなたの犠牲で世界から失われた命と全てが戻り、巨

悪がこの世から消える・・・ただの王族の姫から救世主となれるの―――」

 

しかし次の瞬間にはトリズナーの顔には拳がめり込んでおり、そのまま壁に叩き込まれた。

 

エステル

「・・・・・・・」

 

その目の前に立ってたのはさっきと変わらない飄々とした表情で立っている佳輔だった。

 

エステル

「け、佳輔さ―――ッ!?」

 

刹那、乾いた音が響いて気づいてみるとエステルが佳輔に張り倒されていた。

 

エステル

「・・?・・!?」

 

ジュード

「って佳輔!?彼女だって王族の姫君なのにそんな事しちゃダメでしょ~!?」

 

佳輔

「知るか、そんなもん。話の半分以上、聞いてなかったが上手くはがれなかったシール並に

イラついた、あぁ~だ、こ~だ、言うのも面倒くせぇから殴っただけだっつうの」

 

そういってエステルの方を見ながら表情も変えずにだが静かに怒りを含んだ言葉を発した。

 

佳輔

「てめぇが自分の命、『くらい』程度で考えてんならそれでもいいさ。そこら辺で野垂れ死

んでる犬みてぇにちっぽけな命だろうよ、今のお前の命なんざな」

 

鎧武

「おい、何言ってんだよ、佳輔」

 

佳輔

「だけどな、これだけは覚えておけよ」

 

蒼鋼剣を引き抜いて粉塵を見つめて相手の動きをみつつ、話を続ける。

 

佳輔

「その『くらい』の命拾うのに今までどんだけの奴が地べた這い蹲って血流して涙流して鼻

水たらして足掻いてもがいて必死こいてどんだけ欲しくて戦って戦い続けてきたか、て

めぇに分かるのか?」

 

エステル

「・・・・・」

 

佳輔

「お前はまだなんにも分かってねぇ、なんも知ってねぇ。そんな奴に『くらい』な命を語っ

てほしくないね。お前なんざ、まだ『くらい』の命も持てちゃいねぇよ」

 

トリズナー

「何をゴチャゴチャとわけのわからない事をッ!!」

 

そういってまた突っ込んでくるトリズナーをさらに強烈な斬撃で受け止めると力任せに薙ぎ払ってまた壁に叩き込んだ。

 

佳輔

「その目ん玉かっぽじってよぉ~く見てなッ。今から見せてやるよ、お前の知らない外の世界を。世界がどんだけ残酷で辛くて苦しくて・・・そんでどんだけ温かくて強くてどんだけ大切なモンなのか、このバカと暗黒騎士とかいう馬鹿も叩き潰してな」

 

静かに鎧武が横に並ぶとその言葉に賛同する。

 

鎧武

「俺もまだどうしていいのか、分からない。自分の世界に戻れたとしても仲間を救えるのか

 も離れちまったモノを掴みとれるのかも」

 

佳輔

「だが立ち止まってもいられねぇんだ」

 

鎧武

「あぁ、そうさ。立ち止まれない。少なくとも今、目の前に進まなくちゃいけない道がある」

 

佳輔

「てめぇが自分の事しかすくえないレベルの軟弱野郎なら勝手にやって勝手にくたばりや

がれ。だが俺は」

 

鎧武

「俺達は」

 

トリズナー

「この雑兵がぁああああああああ!!!」

 

蒼鋼剣に超重弾をセットして、鎧武もカッティングブレードを3回倒す。

 

<ジンバーレモン、スパーキング!!>

鎧武

「はぁぁぁああ・・・・!!」

 

<FINAL ATTACK EFFECT.COMPLETE!斬空天翔剣>

佳輔

「これが未来永劫の剣だ」

 

刹那。

 

佳輔・鎧武

「チェイサーッ!!」「セイハーッ!!」

 

蒼と橙の斬撃がトリズナーを斬り裂き、完全に後退させた。さらにここで援軍が来た。

 

ハロルド

「発射角微調整。誤差1%未満に修正・・・っと。派手にいっちゃいなさい~!」

 

大和

「全主砲薙ぎ払えッ!!」

 

飛来してきたのは大和とハロルドの2人だった。大和の全主砲一斉掃射を放って間髪入れない攻撃でさらに後退させ、動きを止めた。

 

ハロルド

「やっほ~!やっと完成した新装備とニュー大和のお披露目に来たわよ~~ 」

 

トリズナー

「邪魔を・・・・―――!?」

 

大和

「あなたの愚行、許すわけにはまいりません!」

 

爆音と共にトリズナーが後退させられて見てみると大和の艤装が以前のモノとは違っており、塗装が通常の鋼鉄製から白塗りの陶磁器のような艤装に新丁されていた。

 

イオナ

(大和の艤装からナノマテリアルを感じる。もしかしてわたし達と同じタイプ?)

佳輔

「ってよく見てみれば俺らと同じドライバー装着してるな、ついには艦娘用もか」

 

ハロルド

「そんだけじゃないわよ。あんたのアルペジオドライバーとリンクさせてさらにぶっ飛び

フォームになれるように大奮発しちゃったんだから~~ 」

 

佳輔

「なんだか嫌な予感しかしないんだがな・・・・」

イオナ

(佳輔の嫌な予感は当たると評判)

佳輔

「そんな評判いらん」

 

そういってハロルドが佳輔に渡したのはアルペジオドライバーに酷似してはいるが白と金色を基調とした片方が歪曲しておりアルペジオドライバーが自動でその形状を変化させると見た目的にはその歪曲した部分が丁度収まるような形状になっていた。

 

ハロルド

「それがアルペジオドライバーの強化アイテム『インビシブル・デバイス』。ナノマテリア

ルを持っている者同士をナノマテリアルを媒介にして融合させてさらに強大な力を持っ

た戦士を生み出すわたしの大発明その389よ 」

 

佳輔

「お前、そんなに大発明してないだろ。てかほとんどがガラクタ迷惑極まりないモノばっか

り作ってるだろうが・・・まぁ、ありがたく使わせてもらうか、いくぜ、大和!」

<INVINCIBLE ARMAAAAADA!!>

 

インビシブルデバイスのスイッチを押すと待機音が響き渡り、セットするとデバイスのストッパーが外れると同時に大和の周りには桜色の円状エフェクトが発生し、佳輔の周りに展開されたエフェクトと∞の字を描いて佳輔・イオナ・大和で認証コードを叫ぶ。

 

「「「マテリアルユニゾン!」」」

【ARSNOVA SEQUENCE COMPLETE!戦乱無敵!桜花!推・参!!】

 

白の羽織に赤の肩当と籠手、背中には巨大な軍配斧と腰には漆塗りの扇を携え、髪の色が普段の黒髪からイオナと同じ銀髪に変わった。

 

ハロルド

「これが佳輔達の新しい形態、アルスノヴァ・フォーム『桜華』!完璧完成~!」

 

鎧武

「こっちも一気に決めてやる」<カチドキ!>

 

本体部が橙色、掛け金・ロックバウが黒のクリアパーツとなっているのが特徴のロックシードを取り出して錠前を外すとそれを戦極ドライバーへセットする。

 

<ロックオン!><ソイヤッ!>

<カチドキアームズ!いざ、出陣!エイ!エイ!オーーー!!>

 

全身を重装甲で包み、背中には2本の旗を携え仮面も装飾が増えて威厳ある鎧をまとった鎧武の超強化形態『仮面ライダー鎧武・カチドキアームズ』に変身した。

 

トリズナー

「こいつらもまだ奥の手を隠し持っていたのか・・・!」

 

そしてトリズナーの前に鎧武、佳輔がそれぞれの強化フォームで立ち塞がり構えた。

 

佳輔

「お前のくだらない付け焼刃、ここで性根と一緒に叩き折ってやるよ!」

 

鎧武

「ここからが俺達のステージだ!!」

 

トリズナー

「こい・・・!消し去る、全ての障害!!全ての巨悪を!!」

 

鎧武&佳輔vsトリズナー&シュヴァルツ、バトルはさらに加速する。

 

 

 





次回のリリマギHERO大戦は・・・・


「なぜだ!?なぜ・・・僕の力が通じない!!」

「1人で何もかも出来た気でいるからさ。お前は何もやれちゃいないんだよ」

「ぅぅうおおおおおおお!!!魂を喰らい、奴らを塵滅しろ!!シュヴァルツ!!」

「主が望むのであれば」

「これで!」「終わりだ!」

「「チェイサーッ!!・セイハーッ!!」」

「ありがとうございます」

「見つけるんだな、もっと世界を見て、世界を冒険して。それが終わったら初めて決めてみ
ろよ。『くらい』な命を必死こいて拾って何のために生きるかって答えをさ」

「なんだかさ、仲間ってのはいいもんだな」

「てめぇの周りにいるの、皆まとめてもうお前の仲間だろ?そんでお前もその1人さ」

「仲間か・・・・」

「少なくともわたしは貴虎さんの仲間です、仲間でありたいです」




次回 ~決着!そして穏やかな時間と本当の仲間~ お楽しみに!
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