リリカル&マギカ&HEROS∞MOVIE大戦ヴァンクエット‐宴‐   作:自分不器用ですから

4 / 20
現れたのはかつて旅した異世界で出来た仲間『ティアラ』だった。遠路遥々、会いに来た彼女のおかげで色々と散々な目にあってしまう。だがそんな時、依頼を受けていた猫の捜索が思わぬ進展を向かる事になったのだが・・・?


第四話~昔、いろいろありました~

その日、高町家は重苦しい雰囲気に包まれていた。漆黒のオーラ的な意味で。

 

飛龍

「圭・・・?これはどういう事なのかな?」

 

佳輔

「飛、飛龍さん・・・?なんでそんなに怖い顔で弓を構えて―――」

 

刹那、顔すれすれに突き刺さる物理の矢。まだ艦載機ではないだけ良心的である。

 

佳輔

「・・・・・・・(怖。)」

 

飛龍

「わたしが聞きたいのは、そこに引っ付いているソレはなんなのかって事!」

 

『ソレ』というのはさっきから佳輔の腕に引っ付いて全く離れない人物についてである。

 

????

「ソレとは失礼ですわね。わたしには『ティアラ』という立派で高貴な名がありますのよ?

田舎娘のようななりのあなたとは違うのです」

 

飛龍

「だ、誰が田舎娘ですってぇぇぇえ!?」

 

彼女の名前は『ティアラ』。佳輔が別世界にて共に旅した少女で元々は邪神の血を引く者でそれに苦しんでいたが女神として生まれ最後は還る運命だった仲間の少女と別れを決断していた青年の運命ごと変えてみせた佳輔に惚れて自分の相棒と宣言している。

 

龍田

「あれ、そうなんだ~。でも~残念だね~、佳輔ちゃんとわたし達わね~?」

 

そういって天龍を思いっきり佳輔の方に突き飛ばして引っ付かせさらに自分の方に2人揃って引き寄せると両側からサンドイッチのようにした。

 

天龍

「ぎゃあああーーー?!なにしやがる、龍田ぁぁぁあ!?」

 

龍田

「み~んな、佳輔ちゃんのハーレムメンバーだからティアラちゃんは新入りさんだからあ

んまり大きく出ちゃダメよ~?それにここのボスには許可得ないと~?」

 

ティアラ

「ぼ、ボス?と、というよりハーレムってどういう事ですの、佳輔さん!?」

 

佳輔

「知るか、そんなの!?」

 

龍田

「こうやっていつも天龍ちゃんの魅惑のボディーを堪能してるのよねぇ~♪」

 

天龍

「お前、何勝手な事言ってんだ!?そんな事、一切してねぇだろ!?」

 

そんな事よりかなり危険な状況になっているのが1人。

 

佳輔

「だぁあああああああああああああああ!!!てめぇら離れろぉ!?」

 

直後、手に感じる柔らかい感触。しかも両手に妙な質感があった。

 

一同

「「あ」」

 

天龍・龍田

「な、なにしやがる!!?」「ついでにわたしも~♪」

 

佳輔

「ちょ、ちょっとま―――ごはぁっ!!?」

 

強烈な右フックと左フックが入ってそのまま宙を舞い、障子をぶち破って外に転がってさらにはそこへ無慈悲な追撃が浴びせかけられる。

 

飛龍

「第二次攻撃隊!!!前期発艦!?」

 

佳輔

「だから落ち着――――」

 

 

 

 

 

 

 

 

鳳翔

「皆ったら容赦がないわね・・・、やれやれ・・・(汗)」

 

佳輔

「ひ・・酷い目にあった・・・・」

 

あの後、何とか鳳翔が場を収めてくれたおかげで助かった佳輔だが自室にて鳳翔に応急処置をしてもらい、傷の手当をしてもらっていた。

 

鳳翔

「まぁ、八方美人で誤解させやすい佳輔も佳輔ね。反省なさい」

 

佳輔

「なんか俺が一方的に悪役になってるのが納得いかん・・・・」

 

イオナ

「圭~?」

 

すると自分の顔の目の前に小さい人形・・・ではなく、メンタルモデルのイオナがいて心配しているのか鼻をさすって覗き込んでいた。

 

佳輔

「お前は何してるんだ・・・?」

 

イオナ

「節約」

 

佳輔

「そうか、節約か。それなら仕方がないな」

 

鳳翔

「そ、それで納得出来るの・・・?(汗。)」

 

いつもの事なので気にしない。

 

佳輔

「んで?どうしたんだ、ただ来ただけじゃないだろ」

 

イオナ

「タマの居場所が分かった」

 

佳輔

「婆ちゃんところの猫、見つかったのか。天龍達があんだけ探しても見つからなかったって

のに?んで、どこにいたんだよ」

 

しかしここで返ってきた応えはさらに面倒事が悪化したことを意味していた。

 

イオナ

「歪に巻きこまれて別次元の世界に行っちゃったらしい。ルシフェルが言ってた」

 

佳輔

「歪って、おいおい、俺らと同じ事になったのか?あのバカ猫め・・・(汗)」

 

『歪』というのは佳輔達が命名した現象で次元・時空の中で極まれに起こるひび割れの現象であり、そこに引きずり込まれると別の世界へと飛ばされる。

だが最悪の場合は空間内に閉じ込められて場所を失い、帰れなくなってしまう。

しかし今回の件に関しては自然で起きたわけではなく、ショッカーの無理な次元移動や空間操作によって各地で『歪』現象が多発しているようなのだが佳輔とイオナがディザスターショッカーと戦っているのも実はその『歪』が大本では関係している。

 

佳輔

「呑気に寝てる暇もねぇな。イオナ、すぐにバンエルティア号を準備させてくれ、それとあ

いつらもすぐに呼び戻せ、なかなか集まらないのが不安でもあるが」

 

イオナ

「了解」

 

そういうとイオナは本体に戻ったのかメンタルモデルが消えた。

 

佳輔

「てなわけでちょっと家を空ける。あとは頼むよ」

 

鳳翔

「仰せのままに」

 

母という立場であるが普段は命を預けた司令と艦娘という関係なので複雑なものである。

そして居間に戻って勢いよく障子を開けるとそこで取っ組み合いをしていた飛龍とティアラの2人を鉄拳制裁で鎮静化した。

 

飛龍

「い、痛ぁいぃぃ・・・・」

 

ティアラ

「い、いきなりなんなんですの!?」

 

佳輔

「久々にあっていきなりでなんだが早速、仕事だ!仕事!さっさと準備しろ!」

 

その言葉に少し驚いていたものの不敵な笑みを浮かべて相棒の妖聖である『キューイ』を肩にのせて立ち上がり、仕事モードに入った。

 

ティアラ

「それならそうと早く言ってください。最近、緩い仕事ばかりで鈍ってきてますしね」

 

キューイ

「キュイ!キュイ!」

 

佳輔

「おい、てめぇら!俺が留守の間、しっかりと頼むぜ?」

 

一同

「了解!」

 

こういった本当の仕事の際には家族という間柄から戦場で戦った同士へと変わり、自分たちはしっかりと帰る場所の護りをするという役目を理解している。

そうして全員で見送りに出て鳳翔が火打石を持ってきて厄払いをする。

 

鳳翔

「しっかりね、いってらっしゃい」

 

佳輔

「おう」

 

飛龍

「ちょっとティアラ、ちゃんと圭の補助するんだからね!さぼるのダメ、絶対!」

 

ティアラ

「最高の仕事をしてみせましょう。ご心配なく」

 

そして先に準備をさせている時空・次元転移艦『バンエルティア号』の停泊している鎮守府へと向かうことにした。

 

 




今回、登場したのはフェアリーフェンサーというPS3ソフトのキャラです。
知ってる人いるのかしら・・・(-。-)y-゜゜゜
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。