リリカル&マギカ&HEROS∞MOVIE大戦ヴァンクエット‐宴‐   作:自分不器用ですから

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無事、家族との再会、そして依頼を完了した佳輔は束の間、家族との時間を過ごしていた。だがそんな時、稲妻の如く、翠屋へと飛来する者がいた。


第九話~再会、再開、大喧嘩~

桃子

「ふぅ~・・・なんだか緊張するわね・・・」

 

清々しい朝。桃子は久々に部屋の前に立っていた。『なのは・佳輔』の立札のついたもう何年も使われていなかった部屋だが今日からはこの部屋を使う住人がいる。

 

桃子

「よしっ!佳輔~、電ちゃん、雷ちゃん~、朝よ~!起きな―――」

 

電・雷

「おき―――」

 

佳輔

「その手に乗るか、どあほがあああああああああああああ!!!!」

 

電・雷

「「はわっ!?」」

 

その声を聞いて中に入ってみると電と雷が佳輔に拳骨サンドを食らって泣き喚いていた。

 

桃子

「お、おはよう」

 

佳輔

「おはようさん、ちょっと待っててくれ。この悪戯姉妹にお仕置きしねぇとな?(怒)」

 

電・雷

「「痛!?痛ッ!?痛ッ!?ギブギブギブーーーー!?」」

 

鳳翔

「はぁ~・・・どこにいっても変わらないわね。この子達ったら(汗。)」

 

騒ぎを聞きつけて先に朝ごはんを作っていた鳳翔がため息交じりに部屋に入ってきて手を打ち鳴らすとそのお仕置きを止めさせていつものように次へ促す。

 

鳳翔

「はい、はい、早く顔洗って歯を磨いて降りてらっしゃい。佳輔、2人の身支度をちゃんと

させて頂戴よ?じゃないといつも寝ぼけてくるんだから」

 

佳輔

「分かってるよ、ほれ、さっさと下行って身支度すっぞ」

 

「はいなのです~~・・・」

 

「あぅ~~・・・痛い~~」

 

 

 

 

 

 

 

 

佳輔・電・雷

「「「ゴボ、ゴボ、ゴボ、ゴボ~~~・・・・ペッ!(にやり)歯磨き良し」」」

 

そして3人揃って顔を洗い。

 

佳輔・電・雷

「「「目覚めよし」」」

 

そして電・雷・佳輔の順に並んでそれぞれの髪をくしでとかし、しっかりと寝癖も直して髪型も決めてそれぞれチェックして指さし確認を完了する。

 

佳輔・電・雷

「「「身支度よし!」」」「うし、朝飯だ、朝飯」「はいなのです」「お腹空いたー♪」

 

美由季

「なんだか、ああやってると本当の兄妹みたいね。仕草とかまで一緒だし」

 

大和

「幼少の比から鳳翔さんとあの子達は佳輔と一緒に暮らしていましたからもう本当の兄の

ように思っているんですよ。他にも姉達もいますしね」

 

そんなこんなで大人数で囲む食卓には色とりどりな朝食が並び、とても美味しそうだ。

 

士郎

「それでは揃ったところで・・・・」

 

一同

「いただきます」

 

久々に家族が揃った朝食。最初は少しぎこちなかったが電や雷達が興味津々に佳輔のこちらでの話や思い出などを聞いているので自然と会話なども弾むようになって佳輔も家族達と段々と会話が出来るようになっていた。

 

桃子

「佳輔、おかわりは?まだまだいっぱいあるからたくさん食べてね♪イオナちゃんもね♪」

 

イオナ

「おかわり~」

 

佳輔

「わかった、わかった。ちゃんとたくさん食べるから慌てなさんなって(苦笑。)」

 

元々から子供を甘やかすのが大好きな性格なので久々に戻ってきた佳輔にしきりに色々と尋ねて甘々ママモードになっていた。

これにはさすがの佳輔も少し苦笑しながらも昔はこうだったかと懐かしくもあった。

 

佳輔

「ほれ、雷、箸はこう持てって言ってるだろ。毎度、毎度、変な箸の持ち方して」

 

「うん~~??・・・持ちづらいな~・・・・」

 

イオナ

「おかわり~」

 

おかしな箸の持ち方をしている雷に箸の持ち方を教えて実際にやらせてみる。

 

大和

「電ちゃんも寝ぼけてないでちゃんと食べなきゃダメよ?ほらほら、指咥えないの。それ食

べ物じゃないから。って佳輔さんもハリセンとか取り出さない!」

 

寝ぼけ眼の電の方は大和が世話を焼き、暴挙に出ようとする佳輔も即座に静止する。

 

佳輔

「いや、一端、ぐっすり眠らせた方が目覚めがいいかと」

 

イオナ

「おかわり~」

 

大和

「それ気絶ですから。眠れても目覚め最悪ですから!これ以上、手間増やさないで!」

 

ティアラ

「や、大和さん・・・あの~」

 

鳳翔

「それ以上は、高血圧で体に毒だと思いますよ~?というかこぼれるわよ?」

 

大和

「へっ?ひゃぁっ!?醤油注ぎ過ぎた!?」

 

佳輔

「何やってんだっつうの、ほれ貸してみろ。他のにまだかけてないからそれ使う、それから

箸を食うんじゃない、起きろ、電ッ!」

 

「はわっ!?び、びっくりしたのです・・・ってあれ、いつの間にテーブルに」

 

イオナ

「おかわり~」

 

ティアラ

「そこからですの!?というか、イオナさん、食べるの早すぎですわ!?」

 

イオナ

「お腹空いたし、美味しいから。それにいくら食べても太らないし」

 

大和・ティアラ

「なんか・・・」「ちょっと喧嘩売られた気分ですわ・・・・」

 

佳輔

「大和はある意味、燃費は悪いからどんどん蓄積するもんな~(黒笑。)」

 

刹那、うなりを上げて上段より振り下ろされる鉄槌。

 

大和

「佳輔さん?ちょっと後で工廠場裏来てくれませんか?物理的近代化改修しますから」

 

佳輔

「丁重にお断りするぜ。つうか、どこから出したその竹刀・・・!!」

 

振り下ろされた竹刀の一太刀を味噌汁を入れていた鍋の蓋で受け止めて鍔迫り合いになる。

 

ティアラ

「鳳翔さん?これほっといていいのですか?」

 

鳳翔

「これくらいで反応してたら高町組の日常では暮らしていけませんから。放置です」

 

ある意味、取扱い説明書完全読破、完全理解の鳳翔さんには些細な問題のようです。

 

恭也

「随分と騒がしくなったな、最近の静かな食卓が嘘みたいだよ」

 

美由季

「お母さんのママ力全開モードも久々に見た気がするしね」

 

ルンルン気分で家事をこなしている母の姿を見て内心は安心したのと喜びがあった。

 

士郎

「まぁ・・・この光景が前は当たり前だったんだ。やっと元に戻ったんだな」

 

一方で外で食事をしているのはマギカだった。普段から隠密行動が多い彼女にとっては屋根の上やら木ノ上など開放的な場所の方が落ち着くらしい。

 

マギカ

「一段と賑やかな気がするね~?圭ちゃんもいつもよりテンション高めなみたいだし、や

っぱり言わないけど内心は喜び一杯なのかな~?ねぇ~、タマ?」

 

タマ

「にゃー」

 

タマもミルクをもらってそれを朝ごはんにご機嫌な様子でマギカと朝食を済ませていた。

 

マギカ

「んっ?あれは・・・・」

 

気が付いたマギカの目線の先には血相を変えて翠屋へと駆け込んでくる女性だった。

 

 

 

 

 

 

????

「も、桃子さん!!!!圭くんが帰ってきたって本当で―――ふげっ!?」

 

勢いよくドアを開けて入ってきた人物は勢い余りすぎて前のめりにズッコケていた。

 

一同

「・・・・・・・・・」

 

流れる沈黙。

 

ティアラ

「な・・なんなんですの?一体・・・?」

 

それぞれが覗き込んでみるとそこで顔面からこけていたのは金髪のロングヘアーにノースリーブタイプの黒服にラインで装飾されたスカート姿の女性で佳輔にはどこかで見覚えがあったようで恐る恐る肩をゆすって声をかけてみる。

 

佳輔

「お・・・おい、大丈夫か~?おーい?」

 

????

「(くわっ!)」

 

涙目だか怒り目だからわからないというよりかは怒って涙目な顔で目の前にいる佳輔を睨んで胸倉を掴まれてお話というなの尋問が始まる。

 

????

「桃子さん、この子ですか・・・・?」

 

桃子

「え、ええ」

 

佳輔

「え~とあれだよな、もしかしてというか、もしかしなくても『フェイト姉ちゃん』か?」

 

フェイト

「や・・やっぱりあなたが圭くん・・・・!!」

 

そう。目の前にいるのが何を隠そう、佳輔が姉のように慕っていた1人の『フェイト・T・ハラオウン』で最初は背丈やら色々な特徴的に疑心だったが確定したようだ。

 

大和

「佳輔さん・・・もしかしてこの方が前に言っていたお姉様ですか?」

 

佳輔

「あ・・ああ。お、お前ら、紹介するは。この人はフェイト・T・ハラオウン、俺が前にこ

っちにいた頃、姉ちゃんみたいに思ってた―――」

 

フェイト

「わたしは・・・!!(怒)圭くんのお・ね・え・ちゃ・んです!!!」

 

佳輔

「はい、ごもっともです!」

 

至近距離で魔法射撃をぶっ放してきたのを何とかスウェーで回避するのだがそれでもがっしり胸倉を掴んでいる手は離さずに固定した魔法スフィアを突き付けながら尋問を続ける。

 

フェイト

「いつ帰ってきたのかな、圭くん?というより何でお姉ちゃんに連絡の1つもしてくらな

かったのかな?というよりどれだけ心配したか分かってる?ふふふふっ・・・」

 

佳輔

「そりゃ心配させたのは重々承知なんだか、これには色々と問題があってだな」

 

フェイト

「ちゃんと話してくれるかな?事と次第によっては圭くんにお仕置きか、圭くんを巻き込

んだ犯罪者を1人残らず粛せ―――逮捕しないといけないから♪」

 

恭也

「いや、さっき粛清って言いかけたよな。どう考えても始末しようとしてたよな?」

 

電・雷

「「ガクガクブルブル」」

 

あまりの威圧感と殺気だったフェイトに電と雷は部屋の隅でお互いを抱き合いながらガクブル状態で事の成り行きを見守っていた。

 

佳輔

「まぁ、まぁ~こうやって元気にしてるし、別にその原因についてもフェイト姉ちゃんが心

配するような事はもうないから気を静めて。冷静に話し合お――――」

 

とりあえずは自分の関わっている厄介事に関係してくる事なのでそこからは自分のチーム以外は遠ざけようと雲にまこうとしたのだがそれが火に油を注いでしまったようだ。

 

フェイト

「・・・圭くん?お姉ちゃん、とっても心配したよ?」

 

佳輔

「あ、ああ(汗)」

 

フェイト

「なのに何でお姉ちゃんにちゃんと全部話してくれないの?何年も離れ離れだったけど圭

くんが本当の事言ってくれてないの分からないとでも思う?」

 

ゆっくりと離れたフェイトだったが刹那。

 

佳輔

「――――ッ」

 

一瞬の瞬きを捉えて素早くそれを捌き手で押さえるとそれはフェイトの使う魔道具と呼べる機器『デバイス』で彼女の愛杖『バルディッシュ・アサルト』で斧形態のアサルトフォームを出したようでそれの攻撃を手刀で叩いてしっかりと固める。

 

佳輔

「ちぃーとばかし、あいさつ代わりが重すぎやしないか?ちょっと落ち着けって!」

 

フェイト

「昔からなのはに似て頑固だからまともに聞いても言ってくれないでしょ。だからちょっ

と痛いけどお仕置きしてでも話してもらうから・・・・!」

 

大和

「お待ちなさい!旗艦として我が提督への暴挙は、この大和が許しません!」

 

佳輔

「待て、大和!手ぇ、出すな」

 

大和

「佳輔さん?」

 

鳳翔

「こうなったら止められないから無駄よ、大和さん。佳輔」

 

全てを悟ったような静かな口調で佳輔に話をふるとにこやかに笑みを浮かべて言った。

 

鳳翔

「姉弟と言えども負けちゃ駄目よ?下の子の目標がその子達以外の負けはご法度です」

 

佳輔

「なかなか厳しいご命令だこと・・・!まぁ、少し頭は冷やした方がよさそうだ、なッ!」

 

そういって合気道の要領でフェイトの体を軽々と振り回すとマギカがすでにスタンバってましたと言わんばかりに窓を開けてそこに向けて投げ飛ばし、着地する前に瞬歩で加速しさらに強烈な肘打と蹴りで外に吹き飛ばした。

 

フェイト

「・・・・ッ!!」

 

佳輔

「悪いが子供の頃の裏をついてきた子供の影は捨てなよ。今の俺は・・・・」

 

そういって開かれた眼は鋭くなり、今までに感じなかった威圧感を放ち始める。

 

佳輔

「色々と面倒なもん背負っちまってるんでな、話聞きたきゃ、この俺を倒してみな」

 

不敵に笑い、勇壮に笑い、今まで戦ってきた自分の記憶にある猛者達以上のオーラを放つ自分の弟の力を垣間見たフェイトはバルディッシュに命じた。

 

フェイト・バルディッシュ

「バルディッシュ」「Get set.」「SET!UP!」

 

黄金の閃光と共にフェイトの体を紺を基調とした佳輔のマテリアルジャケットに酷似した魔法の衣『バリアジャケット』を纏い、白のマントを羽織った姿になってバルディッシュを振り回しながら変身を完了した。

 

佳輔・イオナ

「イオナ」「うん」〘RIDE BATTLESHIP IONA!READY?〙

 

アルペジオドライバーをセットし、バックルになったイオナを持って変身する。

 

佳輔・イオナ

「変身!」(いつでも合点!)〘SEQUENCE COMPLETE!急・速・潜・航!〙

 

フェイト

「フェイト・T・ハラオウン、いきます!」

 

佳輔

「高町 佳輔、推して参る」

 

突如としてかつての姉であるフェイトと姉弟喧嘩を開始した佳輔。はたしてどうなる?

次回へ続く!!

 




まぁ・・・高町式になるな(確信。
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