灰を創り出す者と青き青春   作:土門一家

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まだまだ読みづらい部分や描写が分かりにくい部分があるかもしれません。そこは温かく見守っていただれば幸いです。
また、分からない部分があれば感想で教えていただけましたら返せる時は返信します。
また頂いた全ての感想は読んでいます。
では、どうぞお楽しみください。


第3話 出撃

 

 

 

 ゼックスは戦略室から退出し、彼の統括する中隊が待機している第6中隊格納庫へと歩みを進める。

 その道中では他の中隊のマリーンたちが慌ただしく動き回り、それぞれの中隊の格納庫へと急いで向かっていた。

 

 しばらく歩き、ゼックスが第6中隊格納庫へと到着するとすでに第6中隊のマリーンたちが整列をしていた。

 中隊長が到着したのを確認した第6中隊副官(レフテナント)であるセイスがマリーンたちに敬礼っ!と指示を出した。

 

「閣下、第6中隊全部隊集結完了しました。いつでも動けます」

「分かった。第2分隊の浸透分隊(インフィルトレイター・スカッド)撹乱分隊(レイヴァー・スカッド)からそれぞれ3人ずつ選出する。そして輸送用にインパルサーを出す。他の者は警戒態勢で待機」

「はっ!分かったな?第2分隊、メンバーを決めろ」

「準備が整い次第、すぐに出撃。もし不明なことや現場では対処できない事象が起きた場合は必ず報告を入れろ」

「向かう場所はどこになりますか?」

「ブラックマーケットと呼ばれる場所だ。上の世界は我々にとってはすでに未知の世界だ。必要な戦闘以外は避けるように。また我々の目的は偵察だ、できる限り多くの情報を入手せよ」

「了解!」

 

 ゼックスからセイスやマリーンに向けて出撃のメンバーや注意事項などを告げられた。

 セイスたちは告げられた内容に承諾し、第2分隊は出撃するメンバーを選び始めた。

 それ以外のマリーンは解散し、警戒態勢に必要な装備を取りに行った。

 

 

 

 出撃するメンバーが決まり、浸透分隊・撹乱分隊それぞれ3人ずつ選出された。

 選ばれた6人はゼックスとセイスに敬礼を行う。

 そのうち6人を乗せるインパルサーが彼らの元に到着した。

 6人はインパルサーの後部に乗り込み、第6中隊格納庫から出て、出撃ハッチに繋がるエレベーターへと向かった。

 

 戦団格納庫の奥にあるエレベーターの上にインパルサーは停車する。

 インパルサーの乗員のマリーンが出撃を確認するサーボスカルに連絡を入れ、操作係のテックプリーストの元へ飛んでいく。

 しばらく待てば、アラートが鳴り始め警告灯も光り始める。

 そのままエレベーターは上昇を開始した。

 

 

 

 

 エレベーターが地上部に着く前にハッチが開き、簡易道路も敷かれた。

 エレベーターが停止し、インパルサーが動き始める。

 地上では周辺施設を使えるようにするためサーヴィターやテックプリーストたちが活動している。

 何人かのマリーンは警備として巡回を行っている。

 すでに壁は整備されており、検問も置かれている。

 検問所のマリーンが向かってきたインパルサーに気付き、停車するように声をかけた。

 

「ちょっと止まってくれ!外への偵察に外に出るのか?」

「そうだ、中隊長から指示が出されている。場所はブラックマーケットだそうだ。まだどこにあるかは分からないがな」

「そうか、分かった。おーい、門を開けてくれ!気をつけて行ってくれよな」

「あぁ、そっちもな。何もないとは思うが」

 

 検問所のマリーンと乗員のマリーンが会話をし、無事に検問が開き通れるようになった。

 インパルサーは進み始め、まだ見ぬキヴォトスの地へと進んでいく……

 

 

 

 

 しばらく進み、まだ廃墟が続いている中、後部で待機していた6人が会話をしていた。

 

「ブラックマーケット…一体どんな場所なんだ?」

「マーケットって言うんだから色々売ってるんだろう?」

「だが、ブラックと付いているんだ。なにか訳があるだろうよ」

「そもそも敵になるのはどんな奴らだ?ゼノか?」

「それで言ったら色々当てはまるだろう?俺たちの目的は偵察だ、下手なことはできん」

「それにもしかしたらみんなゼノに近いかもしれん。俺たちを撃ってくるような奴らが敵になるだろう」

「中隊長もどんな奴らがいるのかは分からないようだった、初めて目にするのが俺たちとはな。光栄だが難しいところだ」

「……ん?どうした?突然停車して」

 

 ブラックマーケットについてや敵になるものについての相談などをしていると突然インパルサーが停車した。

 すでに景色は街中へと変わり始めており、色々な住人が歩いていた。

 その景色を見たマリーンたちは呆然とし、あまりの光景に目を疑った。

 インパルサーは邪魔にならない道の隅へと寄り、後部の6人は相談を始めた。

 

「おいおいおい……なんだこれは…」

「想定以上の光景だぞ?」

「歩いているのは……なんだ?人間じゃないな…獣?」

「ゼノか……?だが、まだ敵と認定するには早いぞ」

「それにブラックマーケットとやらにも辿り着けてない。穏便にいくか?」

「それしかないだろう、幸い奴らは我々にそこまで違和感を抱いていないようだ」

 

 6人が相談をしている中、近くを住人たちが通っていくが、あまり気にしていなさそうだ。

 実際のところは異色な宙に浮いてる輸送車がいるためある意味目立っているが、変に関わるとろくな事にならなそうな雰囲気があるため誰も近寄ってこないだけである。

 

「だが、ブラックマーケットの場所が分からなければ動けないのも事実だ。誰かに聞くか?」

「奴らに?通じるのか?」

「通じそうな奴らを見つけるんだよ、探せばいるだろ」

「中隊長に連絡だ、我々だけでは下手に動けない」

「ゼックス中隊長、聞こえますか?こちらアルファ1-1」

『聞こえている、なにかあったか?』

「どうやらこの世界の住人は獣人のようです、また人型の機械も歩いています。それに……一部ですが人間もいます」

『なるほど……アインス中隊長の話ではヘイローを持った少女たちとなら会話をしたことがあるそうだ』

「了解です、では接触するのはヘイローを持った少女たちと…それ以外の者たちはどうしますか」

『一旦は保留でいいだろう……攻撃してくるようであれば攻撃してきた者たちを排除しろ。少女たちであっても変わらん。情報が手に入れば問題はない。外見があまりにもゼノやケイオス等に近ければまた対応を変える。以上だ』

「了解です」

「どうなった?」

「一旦はヘイローを持った少女たちなら会話はできるそうだ。それ以外は保留、攻撃してきた者は排除。ヘイローを持ってても変わらない。またヘイローを持った者たちの外見が人間から離れていた場合はまた対応を変えるとのことだ」

「なるほど…了解した」

「じゃあ、あそこにいる少女に話しかけるか」

 

 そう言って1人のマリーンが指を指した先には白い制服を着た変わった見た目のリュックサックを背負った少女がベンチで座っていた。

 

 

 

 




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