【完結】フラグ折り悪役令嬢〜乙女ゲー主人公の恋愛フラグを折ったら転生悪役令嬢の私と主人公で百合フラグが立った件〜 作:シャリ
今夜は私がリエルを好きにする。
キスを交えて脱がし合った後、ベッドに腰かけさせた。リエルが座っている場所の前には、今夜のために移動させた姿見が置いてある。
そして、私が後ろからリエルを抱きしめる。この腕の中に好きな人がいる充実感で満たされていく。
「リエルは私のものよね?」
「もちろんです。私の全てはリリア様のものです……!」
「そう……よかった」
私はそのまま、リエルの胸を両手で触れる。
リエルの胸の大きさは手に納まるサイズだが、女の子らしい特徴として確かに存在している。リエルの胸をほぐすようにゆるく揉む。
「んっ…はぅ……」
身悶えするリエルが可愛らしくて、もっとしたくなる。しかし、手を止めてリエルの髪に触れる。
手でそっとリエルの髪をかき分けると、綺麗なうなじが見えた。美味しそうなうなじに唇で触れて、強めに吸った。
「あうっ……」
しっかりとキスマークを繊細な肌に刻み込む。キスをした場所にチロリと舌を這わせて、リエルに告げる。
「私の痕で首輪をかけてあげる」
「わぁ……素敵です」
リエルの顔がうっとりとした表情に変わるのを鏡越しに見て、私の所持欲が刺激される。
胸をもてあそびつつ、首に私の痕をつけていった。
首に私の印をつけ終えた後、リエルの耳元で囁く。
「ほら、鏡に映るように脚を広げて……私によく見せて」
「はい……私を見て、私をいじってください……!」
──それからはリエルの意識が落ちるまで、何度も嬌声をあげさせた。
意識を失い、ぐったりと力が抜けている身体を寝かせてから、ぎゅっと抱きしめる。
「リエル…私の愛しいリエル……ふふふっ……もう離さない」
愛する相手を抱きしめたまま寝るのは、とても幸せな眠りだった。
◆ ◆ ◆
【主人公(リエル)】
朝、リリア様よりも先に目が覚めた。昨晩、私がリリア様より早く寝ていた……というより先に気絶していたからかも。
まだ、ベッドのシーツは水分を含んだ感触をしている。これは私がお漏らしをしたみたいに濡らしたせい。
「こんな関係になれるなんて、夢にも思わなかった……」
初めて出逢った日のことは今でも鮮明に思い出せる。あの時、見惚れた相手が恋人になって、穏やかな寝顔を私に見せてくれている幸せを改めて嚙み締める。
「リリア様に相応しい相手として見られるように、頑張りますね」
誓いを立てて、起こさないように気を付けてキスをした。
リリア様のひんやりとした手を握って、私もまた眠りにつくためにまぶたを閉じる。
私たちの時間は重なり合い、これからも続いていく。
いつまでも、いつまでも……。