ーユウキsideー
「所で、ソコのお嬢ちゃんは何者じゃ? う~む、何処かで見た覚えがあるのじゃがのう。ど忘れしてもうた、年齢‹トシ›は取りたくないもんじゃのう?」
プリンを食べて漸く大人しくなったミヤコを尻目に、イリヤ(大人)はペコリーヌを訝しげに見てそう呟いて、すぐに子供に戻ってしまった。
取り敢えずソレラは置いておいて、シノブが話を始める。
「では、本題に入りましょうか。私達に何か相談したい事があったのでは?」
「はい。既に『通信魔法』で、あらかじめ『概要』はお伝えしておりますけれど」
「はい。先日の『大量破壊魔法』について、尋ねたいんですよね。あの無惨な被害をもたらした魔法が放たれる事を、私が予知していた・・・・と言う」
するとシノブは申し訳なさそうな顔となり説明する。
「期待させては申し訳ないので、予め言って置きますけど・・・・私は占い師ではありますが、正確な未来予知はできません。ソレは、ただの人間の身には余る奇跡です。人間以上の超越的な存在ならば、或いは・・・・とは思いますけど」
シノブにできるのは、あくまで明日の天気が分かる程度や、運勢といったのボンヤリとした占いしかできない、未来の全貌を見通す事等、誰にもできないと言う。
しかし、あの『ユースティアナ』は、かなり正確な『未来予知』のようなものをしていると、ユウキとペコリーヌが言うと、シノブは指を2本立てて考えられる仮説を説いた。
「先程、申し上げた通り・・・・その『ユースティアナ』なる人物が、『超越的な奇跡を行使しうる存在である場合』。もう1つの可能性としては、『未来を自分に都合の良いように歪められる程の、権力や実力を持っている場合』です」
「えっと。どう違うんですか?」
「例え話をしましょう。5秒後にユウキさんのお手々に、フォークが突き刺さる・・・・と言う予知を、私がしたとします。先程説明した2つの内の前者なら、コレは誰が何をしようと覆せない、『確定的な運命』です。どう足掻いても、ユウキさんのお手々にフォークが突き刺さります」
「そ、そのような事態は、わたくしが看破致しません。主様は、わたくしがお守りします」
“ありがとうコッコロちゃん。シノブちゃん、話を続けて”
「はい。ともあれ・・・・誰がどれだけ努力しても、どうしようもありません。ソレが、『運命』。正しい意味での、『未来予知』です。例えコッコロさんが全力で、ユウキさんを守ったとしても・・・・何処からとも無く、フォークが飛来するとか。そう言う不幸な事故が起きて、必ず予知した通りの事態になります」
シノブは仮説を続ける。
「そして、後者の場合ですが。コチラは前者のように、『確定した未来』ではありません。けれど予知した本人が、予知した通りの未来になるように行動するのです。例えば・・・・ユウキさんを守ろうとしたコッコロさんを殺し、その後に悠々と、ユウキさんのお手々にフォークを突き刺すとか。或いはお金を払うなり、色仕掛けをするなり、命令するなりして・・・・ユウキさんの手の平に、フォークが突き刺さるように仕組みます」
“かなり強引だね”
「何にせよ、予知は当たります。予告した通りの、『未来』が訪れます。『結果』は同じですが、前者と後者では『過程』が違う訳ですね」
つまり、絶対に覆せない『確定した運命』を予測する『未来予知』と、予測した『未来』を強引に作る『未来予知』と言う事である。
「その『ユースティアナ』なる人物が、『予知』をしているのだとして・・・・前者と後者のどちらのパターンなのかは、私には判断できません。例えば、『危険を感知する能力』が優れているのか、或いは、コチラがどう攻撃するのか、予め知っていたとか。奇跡めいた本物の『未来予知』ではなくても、説明はつきます」
“つまり、問題を解く時に、その『答え』を事前に分かっていて満点を出すのと、その場でカンニングみたいな事をして満点を取った、みたいな?”
「そんな感じですね。私としては・・・・後者の説を支持したいですね。商売上がったりになるので・・・・」
ユウキの言葉にシノブが頷くと、ユウキは〈仮面ライダーカリバー〉となった『ユースティアナ』との戦いをもう1度思い返していた。
カリバーの攻撃は、まるでコチラの太刀筋を全て見切っているような感じであり、前者か後者かはまだ分からないが、最後のぶつかり合いの際、“コチラの動きを予測できていなかった気がする”。
あの時は、まだ1度も使った事の無い『3冊抜刀』だったからなのかもしれない。
「しかし・・・・『ユースティアナ』、と言う名前が問題です」
すると、シノブが深刻な顔でそう言った。
「ひょっとしたら、前者・・・・つまり本当に『奇跡』のような能力を行使しうる、『超越的な存在』なのかも知れません」
「えっと。どう言う事ですか?」
「はい。・・・・皆さんは、『七冠‹セブンクラウンズ›』と言う名前に聞き覚えはありませんか?」
“『七冠‹セブンクラウンズ›』・・・・”
「何処かで、その名前を耳にしたような?」
ユウキは『ユースティアナ』から尋ねられていたが、コッコロも心当たりがあるように声を発し、ユウキはその時の事を話した。
するとシノブは、納得したように頷く。
「・・・・成る程・・・・だとしたら、増々私の懸念が現実味を帯びてきましたね。この世界には・・・・神様のような『奇跡』を行使しうる、7人の『超越的な存在』がいるようなのです。ソレが『七冠‹セブンクラウンズ›』、と呼ばれる不可思議な超人達です。私もその1人だと自称する、『ある人物』に話を聞いただけで・・・・本当にそんな摩訶不思議な存在がいるのか、半信半疑ではありますけど」
「ふむ? 『ある人物』、とは・・・・?」
コッコロの問いに、シノブは一拍置いてから口を開く。
「ソレが『本題』になります。その人物こそ、先日に暴威を振るった『大量破壊魔法』を予見していた存在・・・・私も占いで、何かの災禍が訪れる事は予感していたのですけど。そんな私に接触し、警告をしてきた『人物』がいたのです」
ソレを聞いてユウキは、思い当たる人物の名を呟いた。
“・・・・まさかーーーー『ネネカさん』?”
「! 知っているのですか? はい。その方が『七冠‹セブンクラウンズ›』の1人だと自称する、不可解な存在・・・・本名かどうかは分かりませんが、『ネネカ』と名乗っていました。見た目は私と同じか、ソレ以上に幼い、愛らしい女の子でした」
ユウキも脳裏に、ピンク一色に染めた奇妙な風体をしているが、まるで賢者のような落ち着きと底知れなさを合わさった、見た目はコッコロと同じくらいの体躯と可愛らしさを持った、ミステリアスな美少女の顔を浮かべた。
「彼女はこの近くに『研究所』のような施設を構えており、偶に私達とも『取り引き』をしていました。希少な攻伐や動植物が欲しいので、採取してきて欲しい・・・・みたいな依頼を、偶にされましたね。その見返りとして、私達が欲しい情報を与えてくれました」
シノブは、『ネネカ』の持つ『奇跡じみた力』を話した。
「例えば己を分解し再構築して、全く異なる存在に変身したりとか」
“自分の分身を大量に作って、情報収集をしたりもできるね”
ユウキも、自分の知りうる限りの『ネネカ』の情報を話した。
「うむ。そう言う風に、異なる姿に変身したり、分身を作ったりするのが得意なようじゃな。妾の見た目の年齢が変化する事に興味を抱いたようで、アレコレ質問責めるにされたわい」
と、ソコでイリヤも説明に入ってきた。
「因みに。妾の城に秘蔵する古文書にも、『七冠‹セブンクラウンズ›』と言う名前は記載されておる。欠落が多いし、今の妾には満足に読み解けんのじゃがのう。その古文書に、確かに『ネネカ』と言う名前が記されておったぞ」
そう言って、イリヤは古文書を取りに城の奥の方に行って、数分後に戻ってくると、その古文書を開いた。
「ほれ、コレがその古文書じゃ。見るが良かろ。ここに『似々花‹ネネカ›』と、独特な筆致じゃが確認できる。他の『七冠‹セブンクラウンズ›』の名前は、『晶‹アキラ›』、『真那‹マナ›』、『ラジニカーント』、『クリスティーナ』・・・・因みにこの『真那』とやらが、『ユースティアナ』らしい。ソレもまた、『ネネカ』から教わった情報じゃがのう」
しかし、ユウキ達は他の名前に反応を示した。
「んん、『クリスティーナ』って言いました? ソレって、あの『クリスティーナ・モーガン』ですか?」
「いやまぁ、珍しい名前ではないから・・・・お主達の知ってるらしいヤツと、同一人物かは分からんぞ」
「ふぅむ・・・・そう言えば『あの男』は、クリスティーナの事を『七冠‹セブンクラウンズ›』と呼んでいたような?」
“ソレに『ラジニカーント』って、ムイミちゃんと一緒にいた『ラジラジ』って男の人の名前に何か似てるし。『晶』って、あの『ラビリスタ』って女の人の事を言っていた気がする”
ペコリーヌとユウキは、『大量破壊魔法』の現場にいた人達の事を思い返していた。
「良く分かりませんけど・・・・兎も角『大量破壊魔法』について予言したのは、その『ネネカ』と言う人物です。私よりも、ソチラに話を聞くべきだと思いますよ。どうも何やら、『重要人物』のようですし」
そして、ネネカの本拠地である研究所には、この城にある『転移魔法陣』、しかもイリヤにしか使用できない物でしか行けないので、ユウキ達を呼んで、イリヤからも許可を得ようとしたのである。
不安定な魔法陣であまり触りたくないのか、イリヤが渋面を作るが、ユウキの為なら協力すると言ってくれた。
「有益な情報ありがとうございます、皆さん」
「いえいえ。ユウキさんには、皆お世話になってますから。ソレにどうやら、皆さんは何やら非常に重要な『使命』を帯びている様子・・・・この世界を揺るがすような一大事の、渦中にいるように見えます。この世界に生きる全ての者に取って、きっと他人事ではありません。皆さんのお役に立てるなら、光栄に思います」
そう言うと、シノブは顔を悲痛そうになる。
「2度と、悲劇は繰り返しません。私、牧場に被害が出てしまった事が心残りなんです。私がキチンと予言していれば、もっと強く警告して入れば・・・・と」
「シノブの責任ではなかろう。けれどまぁ、確かに悲劇を繰り返す事は避けたい所じゃのう。喜びや幸せは多い方が、哀しみや痛みは少ない方が善い。ソレが悠久の刻を生きる妾が見いだした、真理の1つじゃよ」
牧場被害に責任を感じてしまうシノブに、イリヤは優しくフォローをしながら、長い時を生きてきた吸血鬼‹年長者›らしい言葉を説いた。
ーコッコロsideー
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「ん? どうしました、コッコロちゃん? ちょっと、顔色が優れないですね・・・・?」
「いえ・・・・大丈夫でございます、ご心配なく」
そんな中、未だ1人で古文書を見据えるコッコロを、ペコリーヌが問うと、コッコロは何でもない風に返した。
「(どう言う事でしょう・・・・古文書に記された、『七冠‹セブンクラウンズ›』とやらの名前の1つに聞き覚えがあります。コレは、『長老』の・・・・わたくしの父の、名前でございます)」
コッコロは、自分の父と同じ名前が、『七冠‹セブンクラウンズ›』の1人として記されていたのを、眉根を寄せてしまう。
「(珍しい名前ですし、まさか同姓同名の別人でも無さそうですけど)」
ソコでコッコロは、以前【自警団‹カォン›】で遭遇したクリスティーナ・モーガンの事を思い返していた。
彼女はあの時、コッコロを見て異様な反応を示した。もし彼女が『七冠‹セブンクラウンズ›』の1人だとすれば、父の事と何か関係があるのではないかと思えた。
ユウキが【牧場‹エリザベスパーク›】に行っていた時に、神殿に籠って『アメス様』の託宣を得ていた時にも、気になる事があった。
「(何でしょう。理由もなく不安になってしまいます)」
と、ソコで、ユウキがコッコロの頭を撫でた。
「・・・・はう。ど、どうしました主様。急に、頭を撫で撫でしないで下さい」
“コッコロちゃん、何か不安そうだったから”
「ふふ。心配なさらずとも、大丈夫でございます。ちょっと、連日の疲れが出てしまったのでしょう。ご心配なく。わたくしは常に万全です。主様の為に、いつでも粉骨砕身致します」
ペコリーヌ達は気づいていなかったコッコロの不安に、ユウキはいち早く気づいたようである。ソレを嬉しく思うコッコロは笑みを浮かべた。
「(例え、コレから先・・・・どれだけ、悍ましい事実を知る事になろうとも。主様と共に過ごした日々は、ソコで得たあったかい幸福感は・・・・決して、嘘にはなりません。無かった事には、なりませんよね。そうでしょう、主様)」
ユウキに頭を撫でられながら、コッコロは心に巣食った『不安感』を必死に拭おうとしていた。
ーユウキsideー
ユウキ達は、早速イリヤに『転移魔法陣』を起動して貰おうとした。
「ソレでは、『転移魔法陣』を起動させるぞい」
「ワクワク♪ 今回は何処に行くの? 全国民の主食がプリンの、夢のプリン王国とかを希望するの!」
「そんな国は存在せんよ。じゃれつかないでおくれ、良い子じゃから・・・・」
ユウキ達との話し合いを全く聞いていなかったミヤコは、イリヤにすり寄るが、イリヤは苦笑しながら離れさせた。
「『転移魔法』は扱いが至難の超高等魔法じゃ、使用には細心の注意を払わんといかん。この城に設置しておったコレは、全盛期の妾でも起動は難渋したのじゃぞ。僅かでもバランスを崩せば、空間の狭間で永遠の迷子になってしまうんじゃ」
「じゃあ万全を期して、イリヤさんは大人になった方が良いんじゃない?」
「うんうん、アダルトな行為だもんね。ほらユウキお兄ちゃん、イリヤさんに抱き着いて! ソフトタッチしてぇ・・・・♪」
ヨリの提案に、アカリが楽しそうにユウキをけしかけようとするが、シノブが待ったをかけた。
「大人しくしていましょう、皆さん。イリヤさんの集中を、阻害してはいけません」
「と言うか・・・・皆さんも同伴されるのですか?」
小さな魔法陣に8人(9人?)も入ると、押しくら饅頭状態になって非常に窮屈になりそうである。
“抱っこしようか、コッコロちゃん?”
「えっ・・・・いえ、その必要はございません。ギリギリですが、立つスペースがない程ではありませんから////」
ユウキに抱っこされるのを想像したのか、頬を赤くしつつ断るコッコロ。
「ふふ。大人数で押しかけるのも、迷惑かもしれませんけどね。ユウキさんは面識があるようですが、私達の方からも取り次ぎますよ。勿論、ご迷惑で無ければ」
“うん、お願いするよ。ネネカさん警戒心が強いから、僕だけじゃ難しそうだしね”
「偏屈じゃからのぉネネカ‹アレ›は。妾が言う事ではないが」
イリヤもネネカに呆れたように言った。
“・・・・・・・・”
「ん?・・・・ひゃんっ!?」
ユウキはイリヤに近づいてソッと腰を落とすと、その頭を撫で、突然の事でイリヤも変な声を上げる。
「こ、これお主! もっと優しく撫でるが良い・・・・////」
“うん”
イリヤは頬を赤く染めながら、ユウキに頭を撫でられている。
すると、イリヤの身体が光り輝き、先程の妖艶な大人の美女へと変身した。
「と、取り敢えず、元の姿には戻ったぞい////」
イリヤ(大人)となるが、まだ頬は赤かった。
ユウキとのスキンシップ以外で元の姿に戻れないのかイリヤ(大人)が愚痴る。やはり年長の吸血鬼として、年下のユウキとのスキンシップは恥ずかしいものがあるようだ。ソレをアカリが羨ましがり、ヨリが注意するがアカリにからかわれ、キャルのようなツンデレ発言をする。
そして、『転移魔法陣』をイリヤが起動させ、研究所近辺までジャンプする。何が起こるか分からないので、ユウキも剣を『水勢剣流水』へと変え、ライドブックホンダナーは『ライオン戦記』等に変える。
そして、魔法陣の上に乗った一同を光の球体が覆うと、外の景色が古城から、ダンジョンのような遺跡の天井に転移した。
「ん? うわっとぉ!?」
「ひょっ!? て、転移できたのでしょうか、何故空中に!?」
「あっ、着地には気をつけて、いきなりケガしたくないでしょう?」
『シノブ! あの胸に! たわわに実ったお肉に押し潰されたい! 俺はその為に生まれてきたんだ! あのオレンジ頭のおっぱいちゃんの下に滑り込んでくれ!!』
「・・・・ソレばっかりですねお父さん。未練が解消されてしまうと、成仏してしまう可能性が」
私欲満載の父に、無表情ながら呆れるシノブ。
とか言っている内に、球体が消えると、宙に浮かんだミヤコ以外が落下する。
「わ~い♪ 事故を装ってお兄ちゃんにダ〜イブ♪」
「うわぁ!? ちょっとユウキ! 私の真上に落ちてこないで! 何でこういう時に無意味に私の方に来るのよ〜!」
『うわぁああああっ!!』
「ありゃなの」
“っ、翠風!!”
ミヤコが目を向けると、『風双剣翠風』を出したユウキが風を操り、落下する一同を風が受け止めて優しく地面に下ろした。
因みにイリヤは転移魔法を使用に魔力を使い切ってしまったのか、子供に戻ってしまっていた。
「ふう・・・・ミヤコ、大丈夫かや? お主は幽霊じゃからのう、魔力の影響を受けやすい。肉を待つ生き物と違って、魔力に対して無防備なんじゃ。『転移魔法』の影響で、霊体に不調はないかや?」
「大丈夫なの〜。ミヤコは強い子なの。えへへ、さっきプリンをたらふく食べたから、元気いっぱいなの♪」
子供状態のイリヤは戦えないので、ミヤコが守ると言い出したのを聞きながら、シノブは全員の無事を確認した。
「えっと、ここが例の、『ネネカさん』とやらの研究所なんですか?」
「正確には、研究所に繋がる地下遺跡じゃ。ここから定められた順路を通る事で、漸く『ネネカ』の研究所に辿り着ける」
研究所そのものも地下にあり、地上は天然の要害な山脈であり、滅多に人は入ってこないが、魔物はウヨウヨ徘徊しているとイリヤが説明した。
ペコリーヌが、『ネネカ』は危険な研究をしているから人里離れた場所を研究所を作ったのかと眉根を寄せると、シノブもその可能性があると言った。イリヤ達【悪魔偽王国軍‹ディアブロス›】も、腹の中を探られたくないので、お互いをあまり詮索しないのが暗黙の了解となっていたとか。
「・・・・そう言えば『ネネカさん』、最近『珍しいもの』を見つけたって言ってたわね」
“『珍しいもの』?”
「うん。もしかしたら、ソレがなんなのか分かるかも知れないわ」
ヨリの話を聞きながら、一同は地下遺跡の奥へと歩を進め行った。
次回、久しぶりに変身します。