後、セイバーは聖剣を振るうと、鬼◯の刃のようなエフェクトかわ発生します。
ーセイバーsideー
ーーーーガキィィィィィィィィィィンン!!
セイバーの火炎剣烈火とクリスティーナの大剣がぶつかり合うと、その衝撃でセイバーは大きく後ろに跳び、クリスティーナは床を踏ん張ると少し削りながら後ろに退く。
“っ!!”
セイバーは聖剣を構えて飛び出すと、炎の軌跡を描きながら、クリスティーナに火炎剣烈火の刃を振り下ろす。
が・・・・。
「ーーーーふっ」
マコトとカオリとの戦いの時と同じく、まるで『見えない壁』に受け流されているかのように、自分の攻撃がクリスティーナに当たる寸前、不自然な動きをして外れた。
“くっ・・・・!”
「そぉら! 次はこっちからだぞ坊や!!」
“っ! (ガキィィンッ!!) うわぁっ!!”
クリスティーナが大剣を振るうと、セイバーは右肩の『ブレイブドラゴンボールド』でその一太刀を防ぐがその衝撃で吹き飛び、ギルドハウスの柱に激突。
“っ! はっ! それっ!!”
「ほう!」
何とセイバーは逆に、その柱を使って、吹き飛んだ勢いを利用して柱を掴んでそれを軸に回転し、まるでブーメランのようにクリスティーナの元に戻るとキックを繰り出す。
「おっと」
“っ!!”
それを見てクリスティーナも面白そうに笑みを浮かべて、セイバーのキックを受け流す。しかし、織り込み済みだったのか、セイバーは死角からクリスティーナに火炎剣烈火を振るう。
「甘い!」
ーーーーガキィンッ!!
“うぅっ!”
完全に死角からの攻撃ですら、またも『妙な力』に防がれ、大剣のカウンターを食らいそうになり、ギリギリガードしたが、後ろに吹き飛ばされる。
“くぅ・・・・! (隙だらけに見えて、隙がない)”
セイバーは火炎剣烈火を構え直しながら、悠然と佇むクリスティーナを見据える。
「少し面白いが、これではすぐに飽きてしまうぞ坊や? 分かっていると思うが、敗北すればお前の両腕を斬り捨ててでも、『炎の聖剣』を奪う。斬り捨てた腕の方は心配するな。腕の良い回復魔法を使う医者を紹介してやる。一ヶ月もあれば元通りにくっつくだろうさ!」
“・・・・腕の良いお医者さんには心当たりがあるよ。頭に闇が付くけどね”
クリスティーナの言葉に、セイバーは『闇医者のお姉さん』の事を思い出しながら応えた。
ーコッコロsideー
そして、すっかり蚊帳の外にされた【自警団‹カォン›】の二人は。
「んだよあんにゃろう! 折角面白くなってきたのに、完全にあたしらを無視しやがって!!」
「無視と言うより、標的をユウキに変えたって感じさ〜」
以外に戦闘好きのマコトはクリスティーナを毒づき、カオリはあのままではジリ貧だったので、内心ホッとしていた。
「カオリはん。マコトはん。大丈夫どすか?」
「お怪我はありませんか!?」
スズメとコッコロも近づき、少し打ち身の傷があり、マホとスズメで回復魔法をかけた。
「すまねえ姫さん。クソッ、何なんだよアイツ!」
「・・・・マコト、ユウキとアイツの戦い、良く見るさ〜」
「あん?」
マコトがセイバーとクリスティーナの戦いを見ると、セイバーの振るう聖剣がクリスティーナに当たる寸前、不自然に曲がってしまった。
「やっぱりおかしいよ〜。私達の時もそうだったけど、ユウキの剣が当たる! って思ったらあんな風に不自然な軌道になるさ〜!」
「何なんだよあれ!? 相手の攻撃を逸らす魔法か、道具でも使ってるのかよ!?」
「う〜ん、そないな魔力の流れは感じへんなぁ。どないカラクリになっとるんやろ〜?」
「あ、あの・・・・このままだと、ユウキさんが危ないのでは?」
「ふむ・・・・確かに、攻撃が当たらないこのままの状況では、主さまが不利です」
徐々に押し返されているセイバーを見て、コッコロの頬に汗が流れた。
「くそっ! 姫さん! 回復魔法を急いでくれ!」
「私も頼むさー! 回復しだいすぐに加勢に行くさー!」
「はい。任せてや!」
「わ、私も手伝います!」
マホとスズメが、マコトとカオリに回復魔法をかけ、コッコロはこっそりとマコト達から離れた。
ーセイバーsideー
「さぁ! これで終わりなのか? 何か秘策か必殺技でもあるなら出し惜しみするな! もっと私を楽しませてくれ!!」
“・・・・・・・・”
クリスティーナの言葉に、セイバーはソードライバーに火炎剣烈火を納刀し、ライドブックホンダナーにある他のライドブックを二冊、手に取ろうとした。
が、その時、脳裏に『アメス様』との会話が頭を過った。
【良い。先ず、あんたの今持っている聖剣、『炎の聖剣 火炎剣烈火』に『水の聖剣 水棲剣流水』、そして『ーーーーーーーー』。この三振りは、『聖剣ソードライバー』を使って変身するの。ドライバーには最大三冊までのライドブックを使って強化する事ができるけど、今のあんたじゃ二冊のライドブックしか使えないわ。三冊は今のあんたの身体に負担が大き過ぎるから、二冊までにするのよ】
『アメス様』にそう教えられた事を思い出し、二冊から手を離す。
しかし、目の前のクリスティーナを相手に生半可な戦い方は逆に命取りになると思った。ならば、『二冊のライドブックを使ってなれる一番強い姿』で挑もうと、一冊のライドブックを手に取った。
ーーーー『ライオン戦記ライドブック』である。
[ライオン戦記! この蒼き鬣が新たに記す、気高き王者の戦いの歴史・・・・]
セイバーはライドブックを開き、そこからの音声を聞きながらドライバーのスロットの中央に『ライオン戦記ライドブック』を装填して、火炎剣烈火を引き抜くと、『ブレイブドラゴンライドブック』と『ライオン戦記ライドブック』が開かれ、セイバーの新たな姿が記されていた。。
“はぁっ!!”
[烈火抜刀!]
すると、セイバーの後ろに横並びになった『ブレイブドラゴン』と『ライオン戦記』のライドブックが現れ開くと、ブレイブドラゴンとライオンセンキが飛び出し、セイバーの身体を中心に回ると、炎と水が二重螺旋となってセイバーの身体を包み込み、セイバーの身体に新たな力を宿していく。
[二冊の本を重ねし時、聖なる剣に力が宿る!]
炎と水が消し飛ぶと、セイバーの胸に、ブレイズのライオンの装甲が付与され、さらにもう片方の手にーーーー水棲剣流水が握られていた。
[ワンダーライダー!]
“ハァァッ!!”
[ドラゴン! ライオン! 二つの属性を備えし刃が研ぎ澄まされる!]
「っ!? 何・・・・!?」
『おおっ!』
これにはクリスティーナも目を見開き、後ろにいたコッコロ達も声を上げた。
セイバーは炎と水、相反する二つの属性を持った姿、〈仮面ライダーセイバー ドラゴンライオン〉となり、両手に持った火炎剣烈火と水棲剣流水を構えた。
ークリスティーナsideー
クリスティーナは驚きながら、さらに現れた聖剣を見つめる。
何故ならそれはーーーー“一ヶ月以上前に行方不明となった『水の聖剣』だったからだ”。
【王宮騎士団‹KNIGHTMARE›】とて無能ではない。『陛下』からの勅命である聖剣の捜索と回収を行い、各地で地面やらに突き刺さった状態の、“数本の聖剣”を発見していた。
しかし、聖剣は騎士団の力自慢や、副団長である自分、果ては『騎士団の団長』ですら引き抜く事が出来ず、仕方なく『陛下』から、数人の団員に見張りをさせておくよう命令されていた。『水の聖剣』もその一振りである。
しかし、一ヶ月以上前に、『水の聖剣』があった森に大量の魔物が現れ、そこに駐屯していた騎士団員では対処し切れず逃げ出してしまい。後日援軍を連れて戻ると、魔物と『何者』かが交戦した跡と、『水の聖剣』が無くなってしまっていたのだ。その逃げた団員達は後で『厳罰』を食らったが。
しかし、目の前の少年が、所在不明だった『炎の聖剣』だけでなく、行方不明となった『水の聖剣』まで携えている。
この状況に、クリスティーナはまた驚きに目を少し見開いていた
「・・・・坊や。それは一ヶ月程前に行方不明となった『水の聖剣』だな? それをどうした?」
“・・・・一ヶ月前、僕はこの水棲剣流水がある場所の近くで目を覚ました。そしてこの剣が飛んできて、僕の剣と一体化したんだ”
嘘は言っていない。しかし、詳しく言えばユイにも迷惑が及ぶと思い、敢えてユイの事を切り離して言った。
「・・・・・・・・嘘は言ってはいないようだな? 尤も、その剣は騎士団の力自慢や、この私ですら引き抜く事ができなかった。と言う事は、その剣が、“お前を選んだと言う訳か”・・・・・」
クリスティーナが顎に手を当て、少し考える素振りを見せてから、再び大剣を構える。
「では改めて、『炎の聖剣』と『水の聖剣』をお前が所持するのに相応しいか見せてもらおうか? 先程も言ったが、もしお前が聖剣を持つに相応しくなければ、両腕を斬り落としてでも回収させてもらおうか!!」
“ーーーー!!”
クリスティーナが迫ると、セイバーは二振りの聖剣を構え、流水と火炎の軌跡を描きながら、クリスティーナに応戦する。
右手の火炎剣烈火を振るっても、クリスティーナの防御にいなされる。
「ふっ!!」
そしてクリスティーナが大剣をセイバーに向けて振り下ろす。
がーーーー。
“ーーーー!!”
ーーーーガキィンッ! スゥ~!!
「何っ!?」
“ハァっ!!”
セイバーは、左手の水棲剣流水でその刃を受け止め、否、受け流して、逆に水棲剣流水でクリスティーナを攻める。
「くっ!」
が、それでもクリスティーナの防御を逸らされるが、次は火炎剣烈火を振るい、クリスティーナが大剣を振るって受け止め、力押しでセイバーを押し出した。
“ーーーー!!”
押し出されたセイバーはすぐに体制を整えて再びクリスティーナと斬り結ぶ。クリスティーナの不規則な攻撃を水棲剣流水のしなやかな動きで受け流し、攻撃時には火炎剣烈火を振るうと言う戦法を繰り出す。
「(ほう、考えたな。私の『絶対攻撃』は『相手に必ず攻撃が当たる能力』だが、“攻撃を受けて、それを流す事で逆に攻撃の手段としている”。『水の聖剣』を巧に使っている。さらにーーーー)」
クリスティーナは火炎剣烈火の方にも視線を寄越す。戦いが長引けば長引く程に、火炎剣烈火の炎の熱量と鋭さが上がっていっているのが見て取れた。
「(良いな・・・・実に良い! 戦いが長引く程に、聖剣が力を増し、この坊や自身の動きにもキレが増していく! 今はまだヒヨコ、だが、私の直感が言っている! いずれはこの坊やは、聖剣の力を完全に使いこなせる! その時、ヒヨコがどんな鋭い嘴と爪と、どれ程の大きな翼を携えてくるのか、楽しみになってきたぞ!!)」
クリスティーナも動きが更に激しく、鋭くなっていく。
しかし、セイバーも負けじと二振りの聖剣を振るい、クリスティーナの大剣とぶつかり合う。
「ハァァァァァ!!」
“タァァァァァァ!!”
クリスティーナが大剣を振るえば、セイバーは水棲剣流水で受け流し、その流れで火炎剣烈火と共に二振りの聖剣をクリスティーナに振るうが、クリスティーナの奇妙な防御で攻撃が届かない。
その際にクリスティーナが大剣を振るい、セイバーも二振りの聖剣をぶつけ合うガキン! ガキン! ガキン! と、炎と水が激しい剣戟で舞う。それは何処か幻想的な光景であった。
ーセイバーsideー
「おぉ、この速さにも対応できるようになってきたか! 良いぞ良いぞ! 面白い! 面白いぞ坊や、その調子だ! 頑張れっ、期待しているぞ!」
“っ!!”
クリスティーナは楽しんでいるが、セイバーは正直、自分が殺られないようにするので精一杯の状態だ。このままでは先に膝を付くのは自分の方だと確信もある。だが、諦める訳にもいかない。
崩れそうになる膝を必死に動かし、痺れ始めている聖剣を握る手に力を入れ、クリスティーナに食らいつく。
と、その時ーーーー。
「むっ、隙あり! 今でございますっ、横槍失礼!」
ーーーービュンっ、ガキィィィィン!!
「・・・・おおっ!?」
“っ!!”
いつの間にか、自分達の横に来ていたコッコロが、槍を投擲し、クリスティーナの大剣に当たると、クリスティーナの姿勢が崩れ、コッコロの槍はクリスティーナの足元に落ちた。
それをセイバーは見逃さず、足を踏ん張って飛び出し、クリスティーナに肉薄すると、二振りの聖剣を振るった。
「くっ!!」
が、即座にクリスティーナは体勢を整え、セイバーを大剣で貫こうとした。
が・・・・。
ーーーーガキン!
「!? 何っ!?」
何と、セイバーは足で、床に落ちていたコッコロの槍を掬い上げ、クリスティーナの大剣に当てると、大剣が僅かにズレてしまいセイバーの脇腹を掠る。
そしてその際に生まれた隙を、それは瞬き一つの瞬間、およそ0.1秒の隙をーーーーセイバーは突いた。
“ハァァァァァ!!”
最大放出した炎を纏う火炎剣烈火の刃を、水を纏う水棲剣流水の刃を、クリスティーナに向けて振り下ろした。
ーーーーグシァァァァァァァァンン!!
「くっ・・・・!!」
が、クリスティーナは両肩の鎧に聖剣の刃が当たった瞬間、バックステップをしてギリギリ回避したーーーーが、両肩の鎧は破壊されてしまい、床にバラバラと落ちてしまった。
ークリスティーナsideー
「ぐぅっ!!」
クリスティーナは破壊された自分の鎧を見て、始めて顔を歪めた。
「・・・・ちっ、何だ? 私の『絶対攻撃』と『絶対防御』が乱れたっ!?」
クリスティーナには、『自分の攻撃は必ず相手に当たる絶対攻撃』と、『相手の攻撃は必ず自分に当たらない絶対防御』と言う、異常な権能があった。
しかし、それが先程のエルフの小娘の攻撃で乱れた。こんな事は始めてである。
「くっ・・・・まさか私の方が両腕を無くしそうになるとは! この鎧はお気に入りだったのにな!!」
破壊された鎧を見て苛立ちを感じるが、それ以上に頭の方は冷静に状況を思考していた。
「(何だ? 普段ならば、あんなコッコロ‹チビすけ›の不意打ちにも対応して避けられる筈だがな? あまりに楽し過ぎて、勘が鈍ったか?)」
するとクリスティーナは、エルフの小娘に鋭い視線を向ける。
「(それとも、貴様が・・・・何か特別なのか?)」
ーセイバーsideー
クリスティーナの鋭い視線に、コッコロは射竦められる。
「ひっ・・・・? 何ですか、あの目は? りょ、良識のある人間とは思えません!」
「これが人間さ。強欲で、いつだって快楽の奴隷だ」
“っ! コッコロちゃん!”
「主さま!」
怯えるコッコロにクリスティーナはそう言うと、セイバーは火炎剣烈火を聖剣ソードライバーに納め、槍を持ってすぐにコッコロを守るようにクリスティーナの前に立ち塞がる。
それを見て、クリスティーナは興味深そうにセイバーとコッコロを交互に見る。
「・・・・しかし興味深いなお前達。私や『陛下』と同じように、『特別な存在』なのか? いや、単なる偶然か? 先程の不意打ちと私の鎧が破壊されたのも、私が油断していただけかもな?」
多分油断してくれていたからだと、セイバーとコッコロは思った。
「まぁ良い、調べれば分かる。ボウヤ。小娘。こっちに来い」
“「えっ!?」”
突然の言葉に、セイバーとコッコロが首を傾げる。
「ボウヤはまだ聖剣の力を引き出しきれていないようだが、あの咄嗟の私の攻撃を逸らす機転と判断力。中々伸び代があるようだ。特別にこのクリスティーナ様が直々に鍛えてやろう♪ そしてエルフの小娘は、とっくりと検分してやる。切り刻んで腑分けして、貴様の全てを暴いてやろう♪」
“ーーーー!!”
すると、セイバーが力を込めると、コッコロの身体が金色の光に包まれた。
クリスティーナに『絶対攻撃』と『絶対防御』があるように、ユウキの持つ能力はーーーー『強化』。自分と絆を結んだ相手の身体能力と魔力を数倍にする能力である。
「ふぁっ? あぁ、わたくしを強化して下さるのですね・・・・主さま?」
“(コクン)”
セイバーは頷くと、クリスティーナに一撃浴びせる為に使ったコッコロの槍を差し出す。
「お、お陰様で助かりました。正直、腰が抜けそうだったのですが。戦う気構えが、取り戻せました」
コッコロが槍を受け取ると、火炎剣烈火を抜刀し、二刀を構えるセイバーの隣に立って槍を構え、クリスティーナを真っ直ぐ見据える。
「かかってきなさい、下郎! 主さまの加護がある限り、コッコロは負けません!」
先程まで怯えていたとは思えない程に、勇ましくなったコッコロをこれまた興味深そうに見据えるクリスティーナ。
「ははぁ、下郎ときたか。急に強気だな、小娘。随分、坊やと仲良しのようだが・・・・。フフフ、愛の力は偉大だな? 愛は、牙なき兎を獅子に変える」
「あ、愛とかではございませんが!//// そう、これはわたくしの主さまに対する忠誠心の発露!」
「ふふ、照れるな照れるな、命短し恋せよ乙女♪」
照れるコッコロに、クリスティーナはにこやかに答えた。
すると、漸く回復したマコトとカオリが、セイバーとコッコロと共に、クリスティーナの挟み撃ちにするようにクリスティーナの後方に回った。
「おいコラ、てめぇの相手は、あたし達もいるんだ!」
「(チッ・・・・両肩はさっきの聖剣の一撃で少し痺れている。この状況は流石に多勢に無勢か、忌々しい。このギルドハウスを取り囲んでいる、【王宮騎士団‹KNIGHTMARE›】の部下共を突入させるか?)」
と、クリスティーナが考え、外の様子を窺うように耳を澄ませると。
「(・・・・嫌、どうにも外が騒がしい?)」
ーーーー・・・・・・・・!!
「(っ!? あの声は・・・・)」
外で騒いでいる部下達に紛れて、聞いた事のある声が聞こえてきた。そして、クリスティーナはニヤリと笑みを浮かべる。
「残念、時間切れのようだな? 楽しい時間はあっという間だ♪」
クリスティーナの言葉に全員が首を傾げると、ギルドハウスの扉の向こうから、凛とした声が響いてきた。
ーーーーどいてどいて邪魔! あんまりエレガントじゃないけど、押し通るわよ!
ーーーードンッ!
そして、ギルドハウスの扉が勢い良く開かれると、そこから、一人の優雅な女の子が現れた。
ー〈仮面ライダーセイバー ドラゴンライオン〉ー
『ブレイブドラゴン』と『ライオン戦記』を使ってなるフォーム。火炎剣烈火と水棲剣流水を使った二刀流である。