魔法科高校のHACHIMAN   作:いろはす@

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【はじめに】
お読み頂き、有り難うございます。本作品の主人公は、HACHIMAN君ではなく普通の八幡君です。また、魔法関連の理論・描写につきましては、どうぞ話半分でご覧下さいませ。


第1話:謎のイケメン(笑)

「納得できません!」

 

 

「まだ言っているのか?」

 

 

人影も疎らな朝の講堂前に響く、男女の言い争う声。切々と訴える完璧美少女に対し、あくまでも冷静に応じる少年もまた、それなりに端正な顔立ちをしている。ふたりは共に似通ったデザインの制服を身に付けていたが、唯一、胸元にあるエンブレムだけが異なっていた。

 

 

「どうしてまた、()()()がいらっしゃるのですか?!彼との関わりは先日終わったはずでは?」

 

 

「また新しいお話(二次小説)が始まったんだよ。お前も分かっているだろう?」

 

 

その言葉に少女は整った顔を僅かに伏せ、深々とため息をついた。

 

 

「はぁ・・・どうせまた、お兄様を差し置いてやりたい放題(HACHIMAN)するおつもりなのでしょう?実は真夜おばさまの息子だったとか、四葉家を凌ぐ戦略級魔法師だったとか・・・いい加減、これ以上は看過致しかねます!」

 

 

最後は決然とした色を浮かべて再び顔を上げ、少女はさらに言い募る。触れ合わんばかりの距離に詰め寄られ、思わず少年は後退った。

 

 

「今回も()()とは限らないさ。どんな状況でも、魔法師は先入観で目を曇らせてはいけないよ」

 

 

少年は優しく諭すも、少女はまだ止まらない。もう4月だと言うのに、いつしか辺りには真冬のような冷気が漂い始めていた。

 

 

「わたくしは目を曇らせてなどおりません!それに、なぜお兄様が補欠なのですか?入試の成績は、お兄様がトップだったではありませんか!本来でしたら、わたくしではなくお兄様が新入生総代をお務めになるはずでしたのに・・・」

 

 

どこからその結果を入手したのかは、この際置いておくが・・・

 

 

少年()、司波達也は面倒な事実から敢えて目を背けると、聞き分けのない少女()、司波深雪を説得しようと試みる。万事に於いて極めて優秀な彼女ではあるが、一度このモードに入ったら容易には回復しないことを達也は知っていた。だが、そろそろ宥めておかないとさすがにマズい。ストーリー的には、いつ()()()(笑)とエンカウントしてもおかしくないタイミングなのだ。

 

 

「そもそもここは魔法科高校なのだから、ペーパーテストよりも魔法実技が優先されるのは当然じゃないか。俺の実技能力は知っているだろう?二科生とは言え、よく合格できたものだと自分でも驚いているよ」

 

 

「そんな覇気のないことでどうするのです?!本当なら、オリ主だろうがクロスオーバー主人公だろうが、お兄様に敵う者など居ないと言うのに!ましてや、あんな目の腐った文科系の一般人など・・・」

 

 

「深雪っ!!」

 

 

はっとして口元を押さえ、俯く深雪。兄妹にとって、これ以上は軽々しく口にすることが許されない内容である。

 

 

「・・・も、申し訳ございません」

 

 

激情のあまり上気していた彼女の頬から赤みが引き、辺りの空気も春の陽気を取り戻す。ようやく落ち着いた妹の頭を優しく撫でながら、達也は言い含めるように言葉を続けた。

 

 

「お前が俺のために怒ってくれるのは、すごく嬉しいんだよ。俺を思って言ってくれたんだろう?」

 

 

「お、お兄様・・・そんな、想っているだなんて・・・」

 

 

何をどう勘違いしたのか、再び赤みを増す深雪の頬。取り敢えず、説得には成功したらしい・・・そして、背後から向けられる()()()視線を感じながら達也は考えていた。果たして()()は今回、どんな設定で来るのだろうか、と。

 

 

 

 

 

 

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

 

 

 

 

魔法。それが伝説や御伽噺の産物ではなく、現実の技術となってからもうすぐ一世紀・・・あ、皆さん、このくだりは既に散々読み飽きてますね分かっていましたごめんなさい。あれ、なんでいきなりいろはすが?

 

 

以下略・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ・・・」

 

 

目的地の最寄駅『第一高校前』に到着すると、俺はコミューターを降りた。実家のある千葉からここ、八王子まではかなりの長旅となるが、何ら問題はない。これから毎朝、車内で録り貯めたプリキュアを見られると考えれば、むしろ大歓迎なまである。今朝も彼女たちの活躍を堪能出来て、俺のライフはもう満タンよ?(大きなお友達)

 

 

さて、元来インドア派で出不精の俺が、朝っぱらからわざわざこんな長時間移動をしてまでここにやって来た理由。それは・・・まあ、半ば答えは出ているようなものだが、敢えて言おう。入学式のためである。何を隠そう、俺は日本屈指のエリート校たる国立魔法大学付属第一高校に合格したのだ。日本屈指のエリート校たる国立魔法大学付属第一高校に。大事なことだから2回言ったぜ?

 

 

つか、どうしてこうなった?全ての元凶は、総武中学の独神・・・ゲフンゲフン!担任にして部活顧問でもあった平塚先生だ。彼女曰く、

 

 

「小町君のために、ダメ元でお試し受験してみたまえ。兄として、それくらいなら出来るだろう?」

 

 

出来るどころか、断る選択肢などあり得ないまである。自慢じゃないが、妹の小町は優秀な魔法特性の持ち主だ。(自慢)平塚先生によれば、10年にひとりの逸材らしい。で、再来年には第一高校を受験予定なので、ダメ兄貴に事前偵察を兼ねた記念受験の任務が回って来たと言う訳だ。ちなみに俺は、半年にひとり程度の逸材なんだとか。なんともビミョーな逸材だ・・・泣ける。

 

 

 

そして・・・

 

 

 

恩師の言葉通りに半ばダメ元で受験したら、なぜか合格してしまった。(悲報)WHY?特段、魔法力に優れているわけでもなく、全てにおいて凡庸、平均的サイオンの集合体みたいな俺が。しかも秀才揃いの一科生として。どうすんのよ?これ。落ちこぼれる未来しか見えないんですけど?

 

 

「はっはっは!良かったじゃないか比企谷。問題児の君が、まさかエリートコースに乗れるとはな!夢の専業主夫目指して頑張りたまえ。これで私も、安心して寿退社できるというものさ!」

 

 

驚きの入試結果を報告しに行くと、彼女は高笑いとともに激励の言葉を贈ってくれた。なんて良い教師なんだろう。有難うございます。先生も、どうかお幸せに・・・あれ?でもこのひと、寿退社のお相手は居るんですかね・・・ひゃ?!

 

 

次の刹那、先生の拳が俺の眼前を掠めた。よくよく見れば、彼女の手首にはブレスレッド型のCADが。どうやら、硬化魔法を用いた正拳突きだったらしい。もし当たってたら俺、死んじゃってましたよね?てか、自衛目的以外で魔法を行使するのは犯罪では?

 

 

「次は外さんぞ・・・?」

 

 

にっこり微笑む平塚先生。ちなみにこのひと、実は第一高校のOBだったりする。聞くところによると、九校戦では特例でモノリス・コードに出場して優勝した猛者らしい。しかも、ひとりで相手チームを全滅させての勝利だったとか。なにそれ超怖い。確かあの競技って、男子限定だったよな?つか婚期を逃した原因って、絶対それだろ・・・ひゅっ?!

 

 

再び唸る正拳突き。反射的に展開した俺の防御魔法は、紙のようにあっさりと切り裂かれた。(泣)て言うかやっぱり、お相手探しはこれからだったらしい、ゼクシィ・・・(爆)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふぅ・・・軽く頭を振って、半分黒歴史な回想シーンを終わらせる。ま、決まってしまったものは仕方ない。押しても引いてダメなら諦めろ、だ。小さくため息をついてから、俺は歩き出した。早めに家を出たためか、まだ新入生の姿はない。べ、別に嬉しくて張り切りすぎたわけじゃないんだからね!(男のツンデレ:需要なし)もう、3年前みたいな失敗は繰り返さない。そう、3年前みたいな・・・

 

 

総武中学校の入学式当日。道路に飛び出したワンコを助けようとした俺は、黒塗りの大きな車に轢かれて足を骨折。暫しの入院生活を送る羽目になった。当然、新生活には乗り遅れ、哀れ見事にぼっち街道をまっしぐら・・・気付けば孤独と孤高を履き違え、順調に中2病も併発。更正のためとか言うイミフな理由で不可思議な部活に放り込まれ、間違った青春ラブコメの果てに義務教育を修了したのであった・・・

 

 

 

 

やっぱ泣ける・・・。゚(゚´Д`゚)゚。

 

 

 

 

またも黒歴史を辿っているうちに、無事目的地へ到着した。目の前にそびえ立つのは、立派な造りの校門。ひとたびここを潜ったが最後、卒業するまで校外へ出ることはもちろん、外部との連絡すら不可能となる・・・あ、間違えた。ここは魔法科の世界線だったわ。ん?世界線?いや、最近、あちこちのクロスオーバーものに引っ張りだこなもんで・・・(オフレコ)

 

 

さて・・・比企谷家先祖代々より伝わる(嘘)最強兵器『不可視の存在(ステルスヒッキー)』を発動した俺は、意を決して校内へと足を踏み入れた。が、明らかに人が少ない。やはり来るのが早すぎたか。こんなことなら、どっかでもう一寝入りするんだったぜ・・・遅すぎる後悔に苛まれつつ、ひとりになれそうな場所を探す。新たなベストプレイスは、いずこにありや・・・

 

 

それにしても・・・さっきから、なぜかやけに視線を感じるんだが・・・特に女子生徒からのものが多い気がする。時折目が合うと、彼女たちはみな一様に顔を赤らめ、慌てたように目を伏せるのだ。まさか、ステルスヒッキーが効いてない・・・だと?やっぱり()()()のせいなのか・・・?まだしっくりこない伊達眼鏡のフレームに触れながら、いまの状況を冷静に分析する。実技は苦手だが、分析は得意だからな・・・あれ?同じようなこと言ってるやつ、他にも居なかったっけ?(すっとぼけ)

 

 

改めて眼鏡の位置を確かめたが、特に異常はない・・・高校入学を前に、なぜか小町が買ってきた黒ぶちの素通し眼鏡。なお、視力には自信がある俺にとって、人生初の眼鏡でもある。さらに言うと、別に霊子放射光過敏症という訳でもない。そんな俺が、わざわざ伊達眼鏡をかけて登校したのには深い理由があるのだ・・・(大げさ)

 

 

「いい?お兄ちゃん。人前では絶対、その眼鏡を外さないでね。そうすればたぶん上手くいく(お義姉ちゃん候補が見つかる)はずだから。あ、いまの小町的にポイント高い。あとは猫背で歩かないこと、はっきり喋ること、それから机で狸寝入りしないこと。もし守れなかったら、お弁当作ってあげないからね?!」

 

 

お前は俺の母ちゃんか?盛大なツッコミを入れつつも、さすがに飯抜きは困るので受け入れたんだが・・・つまりこれから俺は、背筋を伸ばして歩き、ハキハキと喋り、机に突っ伏すこともしない・・・ふははははっ!圧倒的じゃないか!(高校デビューじゃないか!)わが軍は!(お兄ちゃんは!)いや、それってもう、ほとんど別人格(HACHIMAN)じゃね?(大爆発)

 

 

その後、遠目に何やら絶賛痴話喧嘩中のリア充新入生バカップルを見かけたので、思いっきり(心の中で)爆散させてやったぜ。ふははははっ!(空虚な高笑い)そして・・・やっと中庭に手頃なベンチを発見した俺は、人目を避けて読書を始めた。え?どんな作品を読んでいるのか、だって?そうだな・・・ひと言で説明すると、ぼっちを自称する眼の腐ったガチシスコン勢の俺YOEEEEEEE!!系主人公が、無自覚系を装って手当たり次第にヒロインたちの人生を歪めていくほのぼの青春学園ラブコメストーリーだけど何か問題でも?つか、こうして書いてみると相当ひでぇ主人公だな、おい?(無自覚)

 

 

活字を追いながら、ちらりと携帯端末で現在時刻を確かめる。入学式まで、あと2時間・・・(;゚Д゚) やっぱ早すぎましたね分かってましたごめんなさい。ん?またぞろ、どっかのあざとい後輩が・・・(汗)

 

 

 

 

 

 

 

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

 

 

 

 

 

「隣、いいか?」

 

 

「ひゃいっ?!」

 

 

お気に入りのライトノベルに全集中していた俺は、至近距離から話し掛けられて飛び上がった。あまりにびっくりし過ぎて、変な声が出ちまったよ・・・顔を上げれば、長身の知的なイケメンが立っている。真新しい制服のエンブレムは無印。つまり二科生だ。もちろん、その顔に見覚えなど・・・いや、こいつは確か、さっき見かけたバカップルの片割れか。いますぐ爆発しろ!奇襲を受けてキョドった俺は、それでもどうにか返事を口にした。

 

 

「あぁ・・・ど、どうじょ」(噛んだ!)

 

 

銀河の黒歴史が、また1ページ・・・

 

 

「司波達也だ。よろしく」

 

 

隙のない動きで隣に腰かけながら、イケボで名乗るイケメン。あれ?なんでだろう?何だか無性に腹が立ってきた。(魔法科高校の劣等感)

 

 

「ひ、比企ぎゃや八幡だ。こちらこそよろしく・・・」(また噛んだ・・・)

 

 

互いに初対面を装い、猿芝居を演じる。そう、こいつとは初対面、初対面・・・どっかの二次作品で共演したことなんて、一度もナイヨ?(泳ぐ目)あ、いまのもオフレコで。ボソッ

 

 

最低限の会話でコミュニケーションを打ち切ると、俺は直ぐに読書を再開した。これ以上話し掛けるな、という無言のアピールである。

 

 

 

 

 

 

だがしかし。

 

 

 

 

 

 

「いまどき紙の書籍か。珍しいな」

 

 

目敏くこちらが手にした単行本に気付き、会話を続ける司波。話し上手な長身イケメンとか、まさかお前リア充なの?やっぱりいますぐ爆発してどうぞ。あ、それだと俺も巻き添え食っちまうぜ。

 

 

「単なる好みだ。そう言うお前もスクリーン型みたいだな」

 

 

「ああ、これがいちばんしっくり来るんでな」

 

 

そこまで言うと、やつは自身の端末に視線を落として沈黙した。ふぅ・・・どうやら、基本的には俺と同じタイプだったらしい。爆発の巻き添えになる事態は避けられそうだ・・・などと胸を撫で下ろすのは、まだ早かった。

 

 

「つかぬことを聞くが、いま()()と言ったか?」

 

 

・・・はぁ、またその話か。てか、同級生男子と会話が弾んでも、はちまん的には全然嬉しくないんですけど・・・ん?ちょっと待って?!ここまでしつこく絡んでくるってことは、あなたまさか・・・イケメンリア充彼女持ちでなおかつ腐向け属性ありとか、このお兄様超YABEEEEEEE?!?(悪寒)いや、だから俺にそんな趣味はないからね?!俺の守備範囲は16~25歳までの美少女&美人さん限定(二次元含む)ですから!(大炎上案件)

 

 

「・・・あぁ、別に旧第八研究所の末裔とか言うオチは無いぞ?単に8月生まれだから八幡だ。隠れた特殊魔法の持ち主でもない。両親は普通の社畜だしな。ただし、妹の小町は戦略級(の可愛さ)だぜ?」

 

 

「なにっ?!?」

 

 

ひゃ?!ま、待て待て待て!(;-ω-)ノ いきなりどうした?朝から殺気を放つな!俺はただ、自己紹介しただけなんですけど?てか恐ぇよ!((( ;゚Д゚))) いまの会話のどこに、こいつの殺る気スイッチがあったの?つーか、これだから、ご新規さんとの絡みは嫌なんだよ・・・(半泣き)

 

 

「妹が戦略級(魔法師)・・・だと?」

 

 

凄まじい圧を放ちながら、司波が呻くように呟いた。ん?なんだ、そこか・・・(*´-`)ホッ ふむ、読めたぞ。こいつ・・・ただのシスコンだな?(分析成功)ならば俺の小町自慢、とくと味わうがいい。(BS魔法発動)

 

 

「おう、いま中2なんだが、これが天使みたいに可愛くてな。具体的にどれくらい可愛いかと言うと、将来は俺と結婚したいと公言するほどの超ブラコンで・・・あ、いまの八幡的に超ポイント高い」(超早口)

 

 

ちなみに、小町が八幡と結婚したいと言っていたのは小学校1年生の時までである・・・こらそこ!ヽ(♯`Д´)ノ 余計な情報を差し込まない!!

 

 

「そうか・・・邪魔したな」

 

 

一方、何をどう解釈したのか、殺気を消して読書を始める司波。つかこの野郎、俺の小町自慢を途中でぶった切りやがった・・・きっと、俺の有り余る小町愛に恐れをなしたんだろう。ふっ・・・見掛けによらずヘタレじゃね?(分析ミス)そして広い中庭の隅っこで、自分の世界に没頭する男子がふたり。たつ × はち、キマシタワ~!!俺の中の海老名さんが何やら叫んでいたのを除けば、概ね穏やかな時間が流れ・・・

 

 

やがて、いつしか辺りには人の往来が見られるようになってきた。迷いなく行き交う様子を見るに、入学式の準備に駆り出された上級生たちだろうか。

 

 

「見て。あの子、ウィードじゃない?」

 

 

「どうせスペアなのに張り切っちゃって」

 

 

「でも、なんでブルームの子が一緒に居るんだろう?」

 

 

時折、不愉快な会話が流れてくるが、敢えて無視する。噂には聞いていたが、まさかこれ程までとはな・・・ちらりと見れば、ほぼ名指しされた司波は、全く動じることなく読書を続けていた。つ、TUEEEEEEE!?!

 

 

ふぅ・・・思わず叫んじまったぜ。俺なら確実にキョドって眼が腐っていただろう。あ、それはいまさらか。魔法師たるもの、いかなる時も冷静さを失ってはならない。まあ、別に俺は魔法師志望ってわけじゃないから関係ないけどね。そんな感想を抱いていたら、さすがに集中力も切れてきた。んじゃ、そろそろ行きますか・・・

 

 

そう思って単行本を閉じた瞬間、

 

 

「新入生の方ですか?間もなく開場の時間ですよ?」

 

 

「ひゃう?!」

 

 

間近で聞こえた綺麗な声に、またしても俺はおかしな悲鳴を上げたのだった・・・




次回第2話:突然現れた声の主とは・・・?(答えモロバレ)
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