雪ノ下と由比ヶ浜。
突然現れた
「済まん、本気にしないでくれ。こいつは俺を罵るとき、適当な魔法名を口走るのが趣味なんだ。いまのはそれぞれ順番に、絶対零度の冷笑を浮かべながら熱湯紅茶を淹れる(インフェルノ)、センスの欠片も無いあだ名で周囲を凍り付かせる(ニブルヘイム)、相手の弱点や黒歴史を容赦なく指摘して爆散させる(マテリアル・バースト)ってことだから」
「なんっ・・・?!ひとの
ほら、早速ニブルヘイムが炸裂したみたいだぜ?(爆)て言うか雪ノ下さん、そもそもそれって魔法ですらないのでは?
「ところでお兄様、そちらの方々は?」
「ひょ?!」
ぽんこつ雪ノ下をフォローしていた俺は、いきなりの寒さに身震いした。思わず辺りを見回せば、綺麗な笑顔で当然の疑問を口にする司波妹の姿が目に入った。漏れ出す冷気が半端ない。なぜか大変怒っていらっしゃるご様子。てか、さすがに雪ノ下たちと旧知の仲、などと言うご都合主義はなかったらしい。(設定ミス)
「ああ、同じE組になったエリ・・・千葉エリカさんと柴田美月さん。こっちはお前と同じA組の比企ぎゃ・・・比企谷八幡だ。それと・・・」
危うくエリカを名前呼びしかけて、何とか踏み止まる達也。ふむ、なかなかいい反応だ。(何様?)あとお前いま、俺の名前を噛まなかった?(怒)そしてやつは一度言葉を切ると、少し離れて立つ
「あ!やっはろー♪ 私、1年B組の由比ヶ浜結衣だよ。これからよろしくね!」
「私は1年A組の雪ノ下雪乃。由比ヶ浜さんとは同じ中学校出身なの。これから宜しくお願いするわね。あと、そこに居るぬぼ~っとした彼ともオナ中仲間よ。甚だ遺憾なのだけれど」
達也の視線に込められた意図を瞬時に理解したらしい由比ヶ浜が、元気良く自己紹介を口にする。この辺りのコミュ力の高さは、やはりさすがとしか言いようがない。釣られて雪ノ下も続く。こいつもこいつで、ずいぶん丸くなったもんだ・・・(しみじみ)
てか、オナ中ゆきのん・・・捗ります。ゲッホゲホォ!!しかし、馬鹿真面目だったあいつがオナ中なんて言葉を使うようになるとは・・・はい、たぶん俺がオススメしたラノベのせいですね出直して来ますごめんなさい・・・ふぅ、今日はやけにいろはす節の出番が多いな・・・まさかとは思うけど、来年、一色もここに入って来るとか言うオチは無いよね?ま、あいつの姉ちゃんは第三高校エースのエクレール・アイリなんだし、当然妹のアザトーイ・イロハさんも
さて、そんな
また由比ヶ浜にしても、学力はともかく魔法に関してはそこそこの実力者である。実際、彼女の必殺技『クッキー・ブレッド』は、かなりの威力を誇る収束系魔法だ。ちなみにこの技の開発には、俺たち元奉仕部員が少なからず関わっている。詳細を説明するのはマナー違反だから控えるが、要は黒焦げクッキーの破片を硬化させて高速で飛ばす魔法のことだ。(マナー違反)あとは諸々察してくれ・・・がふっ?!(黒焦げクッキー直撃)
・・・は、話が逸れたな。(汗)んで、そんな雪ノ下は実家の意向で某有名お嬢様高校へ進学したはず。こんなところに居るわけがない。由比ヶ浜に至っては海浜総合高校も危ないって聞いてたんだが、どうやってこんな超エリート高校に合格したんだよ?しかも一科生ってことは、入試順位が100位の俺より上ってことだよね?学力でガハマさんに敗北・・・やはり解せぬ。(白目)
(ちなみに由比ヶ浜の入試順位は200人中99位、雪ノ下は同2位である)ボソッ
「なっ?!べ、別にあなたが居るからここを選んだわけではないわ!!姉さんに勧められただけよ!」
「あ、あたしもヒッキーが居るから・・・じゃなくて!奉仕部の特別推薦枠?とかいうやつで、この学校を平塚先生に勧められたから・・・」
衝撃的な事実に、暫し沈黙していると・・・唐突にツンデレ化するゆきのん&真っ赤になって両手をぶんぶん振り回しながら狼狽えるガハマさん。同時に、戦略級のサイズを誇る彼女の双丘も激しく上下左右に揺れる。(ど変態)つかふたりとも、ナチュラルに俺の思考を読むの止めてもらえます?あと、奉仕部特別推薦枠ってなに?なにやら
「八幡さん、この方々は?」
「へぇー、美人な知り合いだね?八幡君」
と、にわかに笑顔で圧を強めてくる美月とエリカ。全く意味が分からない。
「なんっ?!早くも他クラスの女子から名前呼び?!はぁ・・・やっぱりまた無自覚な領域干渉で、手当たり次第に美少女を攻略しているのね・・・」ボソッ
「ヒッキー、なんかキモいし・・・」
同じく、にわかに機嫌が悪くなる元奉仕部のふたり。やはり全く意味が分からない。そして最後に、辺りを吹き抜ける最大級のブリザード・・・
「なるほど・・・お兄様、早速デートですか?」ニコッ
そう、上品な微笑を浮かべた司波深雪である。但し目だけ笑っていない。ガチのブラコンか?あ、これヲワッタ・・・カモ。((( ;゚Д゚)))ガクブル ここで達也が対応をしくじれば、世界が終わる・・・カモ。
「そんなわけないだろう、深雪。それに、そういう言い方は5人に対して失礼だよ?」
だがしかし。全世界の期待を一身に背負い、パーフェクトな返しをするお兄様。やはりさすおに・・・ひゅ?!ちょい待ち!いま5人って言わなかった?じゃあ、俺もやつのデート相手に含まれてたの??((( ;゚Д゚)))(悪寒)
「あ・・・申し訳ありません。柴田さん、千葉さん、雪ノ下さん、由比ヶ浜さん・・・あと八幡さん。お兄様同様、宜しくお願いします」
そしてお兄様の
「こちらこそよろしく!あたしはエリカでいいわ!ねぇ、深雪って呼んでもいい?」
「ええ、どうぞ。お兄様と区別がつきにくいですものね」
「あはは!深雪って実は結構気さく?」
「私も雪乃でいいわ」
「あ、じゃあ私も美月と呼んで下さい。宜しくお願いしますね、雪乃さん」
眼前には、早速ゆりゆりし始める美少女たち。こいつら、仲良くなるのが早過ぎだろ・・・(再び白目)あの雪ノ下も、さらっと自然に溶け込んでいるし。コミュ力がぶっ壊れたゆきのんとか、最強かよ・・・どうやらこの作品、最近流行りの奉仕部アンチでは無いらしい。(*´-`) ホッ
「あたしも結衣でいいよ。宜しくね、みゆきん!」
「「「「み、みゆきん・・・?」」」」
そして、いつも通りの由比ヶ浜だった。そのあだ名センス、どうにかならんのか・・・
「あ!そうだ!連絡先交換しない?」
俺が呆れていると、違和感なく突如始まったリア充テンプレのお時間・・・中1の頃、同じような状況でスマホを手に期待してたら、結局誰からもお呼びが掛からずに終わったことがあってな・・・あ、もちろん俺じゃなくて知り合いの話だヨ?(妄想二次創作)
「ねえ、達也君と八幡君も早く早く~!」
ふぅ・・・どうやら今回は、無事お呼びが掛かったみたいだな。いや、だからそれは俺じゃなくて知り合いの話ね?
達也が連絡先の交換を済ませるのを待って、俺は端末を美月へ投げ渡した。ほんと、我ながら中学の時から全然進歩してねぇな・・・
「えっと・・・八幡さん?」
「操作方法がよく分からんから、登録頼むわ」
「「えぇ・・・?!?」」
なにゆえそこでドン引きされる?むしろ効率的なやり方だと思うんだが?解せぬ。(重症)
「ところで深雪、生徒会の方々はいいのかい?」
暫く沈黙していた達也の声で、はっとした表情になるみゆきん。あなた、完全に忘れてましたね?(嘲笑)その背後には例の七草会長をはじめ、生徒会関係者らしき上級生たちが並んでいた。さっき深雪にくっ付いて来たのだ。むろん全員、一科生である。おそらく、このあと何らかの用件があるのだろう・・・
て言うか、まさかこのひとたち、全員律儀に俺たちの自己紹介シーンが終わるまで突っ立って待ってたの?アホなの?(ご都合主義)そう言えば地球連邦軍のジムって、どの作品でもアホみたいに突っ立って被弾するの待ってるよね?(唐突)
「でも、お兄様・・・」
だが、わずかに躊躇う素振りを見せる深雪さん。新入生なのに、先輩たちの用件を蹴るとかどんだけお兄様と一緒に帰りたいのよ?やはり千葉の兄妹がブラコンなのは間違っていない。あ、こいつらは確か八王子在住で、実家は山梨だったっけ?(原作知識フルオープン)
すると、アルカイックスマイルを浮かべていた生徒会長がおもむろに口を開いた。
「大丈夫です。今日はご挨拶だけですから。また日を改めますね」
ほぅ・・・この空気を読んであっさり引いたか。さすが、組織のトップに立つだけのことはあるな。
「し、しかし会長!それでは我々の予定が!」
脇に控える腰巾着っぽいイケメン男子生徒が異議を唱えるも、会長さんは澄ました笑顔を残して踵を返す。去り際、こっちを見ていたような気がするけど、それこそ気のせいだよね?ね?(再確認)
一方、腰巾着君は困惑した表情で立ち去る会長の背中と俺たちを交互に見ていたが・・・不意にその視線が1点に固定された。具体的にはガハマさんの胸元に。ほほぅ・・・たとえ優秀な一科生の先輩でも、アレには逆らえないらしい。だって男の子なんだもん!(仲間意識)
「ひっ?!」
一方、反射的に両腕で自らを抱き、身体を捩る由比ヶ浜。その動きで彼女の胸部装甲が一層強調された。(歓喜)女子はみな、この手の視線に敏感なのだ。(経験済み)
「どうした?服部刑部少丞範蔵副会長。まさか、そこの新入生に一目惚れか?」
そこへ、シャープな印象の先輩女子が絶妙なツッコミをぶち込んできた。副会長・・・?てかその名前、まさか江戸時代からの転生者なのかな?(新作二次小説)
「なっ?!わ、渡辺委員長!フルネームはやめて下さい!それに自分は断じて、こんなメロンなんぞに惹かれては・・・」
腰巾着改め服部副会長が口を滑らせ、またもや辺りの気温が急激に下がりはじめた。今度は
つか副会長さんの名前、いちいち長すぎて書くのが面倒だから、略して『忍者ハットリ君』でも通じるよね?(絶対ダメェ!)
「はんぞー君?」
「ひっ?!か、会長?じ、自分はにゃにも・・・」
「ぷっ!!」
盛大に噛みやがったよ忍者ハットリ君!黒歴史更新乙。ニンニン!思わず吹き出しかけた俺は、慌てて笑いを引っ込めたが時すでに遅し。
「ちっ!この陰キャ風情が・・・」
やはり、聞き咎められてしまったようだ。こちらを睨んで蔑むように吐き捨てるハットリ君。もちろん俺は、気付かぬふりで聞き流す。なんせ大人だからな。(ヘタレ)自分でフラグを立てて自ら回収。やっぱエリートはやることが違うぜ。(どや顔)が、あろうことか由比ヶ浜が反応してしまった。WHY?
「ひ、ヒッキーは陰キャなんかじゃありません!ちょっと根暗なだけですっ!それに・・・」
ぐはっ?!全然フォローになってねぇ・・・そもそも陰キャと根暗って、ほとんど同じ意味だからね?やはりガハマさんにまともなフォローを期待するのは間違っているのだろうか?ガハまち。
すると・・・
「きみ、僕たちはこれから一流の魔法師になる身だ。たとえ同級生だからと言って、身贔屓で目を曇らせてはいけないよ」
「えっ・・・?!」
まさか、理詰めで諭されるとは思っていなかったのだろう。ハットリ君からの思わぬ言葉に涙ぐむ由比ヶ浜。助けを求めるような視線を雪ノ下に向け・・・
「ゆきのん、ミビイキって、なに?」
「ゆ、由比ヶ浜さん・・・」
魔法の暴走を止め、頭を抱える雪ノ下。やっぱガハマさん、アホの子だったのね・・・てかハットリ君、どさくさ紛れで窮地を脱しやがったぜ。さすがは一科生・・・
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「じゃあみんな、HR行こっか」
エリカの音頭で、一同ぞろぞろと歩き出す。すでに生徒会役員共の姿はなく、ここに居るのは例のメンバーだけである・・・やがて校舎へ入ると、各々自分のクラスへと散ってゆく。で、別れ際に達也はとんでもない時限爆弾を置いていきやがった。
「じゃあ八幡、深雪を頼む」(真顔)
WHAT?達也くん、何で俺に言うかな?そこは女の子同士、雪ノ下一択だろ。しかも目がマジで超怖いんですけど?!あなた、間違いなく本物のマテリアル・バーストとか使えちゃうでしょ?(四葉の抹殺対象確定)
「では宜しくお願いしますね、八幡さん」
そしてなぜだか、当たり前のようにお兄様の言葉を受け入れる司波妹。いや、そこは受け入れちゃダメなところじゃない?!
「分かっているとは思うけれど・・・深雪さんに何かよからぬことをしたら、容赦なくミスト・ディスパージョンをお見舞いするわよ、鼻の下デレ谷君」
続いて、またもや使えもしない魔法名を口走る雪ノ下。たぶんこれは、歯に衣着せぬ罵倒で相手を精神的に雲散霧消させるってことなんだろう・・・知らんけど。(超適当)
「あはは・・・もしかしなくても、
「「「し、しばっち・・・?」」」(雪乃・深雪・達也)
そして、ガハマさんのあだ名センスはやっぱマジあり得ないっしょ!うぇ~い!あれ?こんなところに
その後、いざ1年A組の教室に入ると・・・案の定、司波妹と雪ノ下の周りには、たちまちひとだかりが。人気者はつらいね。リア充爆散乙。だけどみんな、教室の温度が微妙に下がってきてるのに気付いてないのかな?いい加減にしないと、そろそろ司波妹が暴発するぞ。ま、俺には関係ないけどね・・・
ステルスヒッキーを最大出力で発動しつつ、自分の席に座ってイヤホン装着、いざHRまで朝寝を・・・っと、小町に止められてたんだったわ。いや、別にバレるわけないから、このまま寝ちまってもいいんだが・・・なぜかあいつ、抜群の洞察力で見抜いてくるんだよな。この前も、ベッドの下に隠しておいたはずの
「みんな席に着け。HRを始めるぞ」
2歳下の妹が怖くて寝るに寝られず、暫しぼけーっとしていたら、漸くスーツ姿の女性が現れた。生真面目そうな印象の美人さんだ。ほぅ・・・あれが担任なのかな・・・え?!!!(⊃ Д)⊃≡゚ ゚(驚愕)
「私は1年A組担任の茶柱佐枝。担当は日本魔法史だ。これから本校の教育システムについて説明する。各自IDカードを見ろ」
さえ × はち、キマシタワ~!!(絶叫&鼻血)確かあなた、先日も他作品でご一緒しましたよね?(目が点)先生、来月振り込まれるプライベートポイントはいくらっすか?(錯乱)あと、まさか無表情な茶髪イケメンとか雪ノ下似の黒髪ロングとか腹黒仮面美少女なんて輩は居ないよね?もしおんなじクラスとか言われた日には、速攻で赤点取って退学処分食らって地元の総武高校へ編入するまである。あんな化け物たちと青春ラブコメなんて、絶対ムリ!!そもそも、俺にチート技や隠された過去なんてないからね?!
つーか、最近あちこちに湧いてるHACHIMANって、あれ誰よ?最初に言ったでしょ?俺は半年にひとり程度の逸材だって・・・せいぜい、運動会の棒倒しでハチマキの色を誤魔化すことぐらいしかできませんから!!(認識阻害魔法 笑)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「ねぇ雪乃、結衣。このあと一緒に帰らない?」
「ごめんなさいエリカさん。私たちはこのあと、まだやることがあるの」
「そっか。じゃあ、また明日」
「ええ、また明日」
「バイバイ、また明日ね」
そして、ついに訪れた放課後。HR中に思い付いた
「ねぇ八幡君、一緒に帰ろ?」
「駅までご一緒しませんか?八幡さん」
雪ノ下に冷たくあしらわれ(主観)今度は俺にも声をかけてくる面々。正直、エリカはともかく美月の誘いを断るのは文字通り断腸の思いだが、致し方あるまい。さっきも言ったが、こちらも崇高な任務が待っているのだ・・・
「あーその、済まん。このあと、八王子のまんだらけと新宿のアニメイトに寄らなきゃならないんだわ」
「「「「えっ?!?」」」」
素直に事情を告げたら、超ドン引きされた俺ガイル。
やはり解せぬ・・・(半泣き)
さてと。気を取り直し、連れ立って下校してゆく司波兄妹やエリカたちを見送り・・・少し間を空けて、ゆっくりと歩き出す。ふぅ、本当に長い1日だったぜ・・・
「待ちなさい」
「ぐえっ?!?」
と思ったら突然襟首を掴まれ、俺は引き戻されていた。ゲッホゲホ!!だ、誰だよ?!おかげでヒキガエルみたいな声が出ちまったじゃねえか!
「あら、ちょうどあなたに相応しい声ではなくて?ヒキガエル谷君」
「あはは・・・ヒッキー、大丈夫?」
咳き込みながら振り返った先には、見慣れた澄まし顔と苦笑い。どうやらいまのは、雪ノ下の仕業だったらしい。て言うか、全く状況が読めんのだが?
「じゃあ、行くわよ」
「え?どこへ?」
黒髪を翻して颯爽と歩き出す雪ノ下へ、思わず問い返す。はちまん、いい加減お家に帰りたい・・・(泣)
「はぁ・・・私と由比ヶ浜さんとあなた。このメンバーで行くなら、奉仕部の部室に決まってるでしょう?」
「は?部活?まだ入学初日だぞ?」
当たり前の指摘をする俺に、謎のどや顔を見せるゆきのん。もはや間違った青春ラブコメどころか、バッドエンドしか見えないまである・・・
「もう創部届は受理されたし、部室も紅茶ポットも確保したわ。これから奉仕部ハイスクール編が始まるのよ。もちろん部長は私で、あなたは平部員だけれど・・・ここまで言わないと理解出来ないのかしら、魔法科高校のHACHIMAN君?」
またやるの?その設定・・・(お腹いっぱい)あと、タイトル回収乙 ボソッ
そこでふと、俺は重大な事実に気付いた。
「しかし、よく申請が通ったな。確か、新しい部活を作るには部員が4人以上必要だったはずだろ?」
「心配いらないわ。達也君もメンバーに入れておいたから」
「たつ × はち、キマシタワ~!!」(鼻血)
おわり
【おまけ その1:司波家の夜】
「ふたりとも、入学おめでとう。制服姿、良く似合っているわ」
「有り難うございます」
その日の夜。自宅地下にある秘匿回線用のモニターに向かって、俺と深雪は恭しく一礼していた。画面の向こうで妖艶な微笑を浮かべているのは、言わずと知れた四葉真夜。俺たちの叔母にして『極東の魔王』の異名を持つ、四葉家現当主である。見た目はまだアラサーだが、実年齢はとっくにアラフォーを過ぎた立派な中年だ。どうやら本人は自らのことを、まだ年頃の乙女だと勘違いしている節もあるが、端から見れば単なる痛いBBA・・・おばさんでしかない。些か無理のある若作りも、ここまで来るともはや戦略級だな・・・達也的にもポイント超低いと言わざるを得ない。(失笑)
「達也さん、あなたいま、何かとても失礼なことを考えていないかしら?」
「・・・いえ、決してそのようなことは・・・」
危ういところで、俺は思考を中断した。冷や汗が背中を伝う。一瞬、大量の流れ星が見えた気がしたが、それこそ気のせいだろう・・・たぶん。最近、随所で絡みが増えた
「それで、用件は何かしら?」
なぜか楽しげに、彼女が先を促す。その声に顔を上げると、画面の端では執事の葉山が肩を震わせ、必死に笑いを堪えていた。彼はもうダメかも知れない・・・(合掌)思考を切り替え、俺は本題を切り出した。
「入学式で、非常に危険な新入生と遭遇しました。未確認の戦略級魔法師である可能性があります」
彼女は微笑を浮かべたまま、僅かに目を細めた。どうやら続けろ、ということらしい。
「やつは恐るべき眼力を持ち、妹も戦略級だと言っておりました。しかも、外見は挙動不審でコミュ障な一般人を装っており・・・」
「もういいわ、達也さん」
不意に報告を遮られ、俺は驚いた。まさか本家は、すでにやつのことを・・・?(猿芝居)
「ところで深雪さん」
「はい、おばさま」
急に話を振られた深雪が、落ち着き払った様子で応じる。だが次の瞬間、事態は急展開を見せた。
「八幡さんには激重ヤンデレモードで接しなさい。今回のお話は、深雪ルートでいきます」
「・・・またですか?」ボソッ
その後、凍り付いた自宅を直すため、俺が『再生』を使う羽目になったことは言うまでもない・・・
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
【おまけ その2:比企谷家の夜】
「お兄ちゃん、魔法科高校はどうだった?お義姉ちゃん候補、見つかった?」
その日の夜。お風呂上がりに下着姿でフルーツ牛乳を飲みながら、意味ありげに尋ねてくるマイエンジェル小町。そこはマッカンだろ。つか、いくら我が家とはいえ、何と言うお行儀の悪さ・・・兄貴の顔が見てみたいもんだな。(手鏡)
「まあな。取り敢えず、女子に幻想を抱くのは止めたわ」
「え?なんで?何があったの?!早速、勘違いから告白してふられちゃった?」
やっぱふられちゃうのかよ・・・
「違ぇよ。どんな美少女も、どうせ家ん中じゃ、そうやってパンツ一枚で寝っ転がってるんだろうな・・・と思ってな」
「上はキャミ着てるよ?」
アホ丸出しの返しをする10年に一度の逸材。当たり前だ!いくらなんでも全裸はないだろ、全裸は・・・む?!一糸まとわぬ美月(眼鏡あり)だと?い、いかん!このままじゃ、俺の
「・・・お兄ちゃん、ちょっと部屋で
「ん・・・ちゃんと鍵はかけてね?」
「ごふっ?!?」
次回第5話:やはりこんなモノリス・コードはまちがっている。(前編)
そしてついに、死闘(笑)の幕が上がる・・・?