ロボアニメ世界に転生したので、最高に気持ち悪い謎の仮面キャラを貫くことにする。   作:聖成 家康

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三十話 何を躊躇している!!

 

「なんだ……? このプレッシャーは……!」

 

 

 自らの呼吸が不自然に荒くなるのを、アスカは抑えきれなかった。

 胸が張り裂けそうになる凄まじい圧。それはゲイズチェイサに乗る際に浴びるGとはまた違う圧迫感があり、それよりも激しい、感情的な波を感じさせるものだ。

 

 

 

《ほう、小娘。貴様も〈アルカナ〉なのか》

 

 

 

 頭の中に声が聞こえた。

 誰の声――そんな疑問が浮かんだ途端に、彼女はその声が、あのゲイズチェイサのパイロットの物だと理解した。

 

 

 

「〈アルカナ〉……?」

《人という生命が生まれて幾億年の時が経った。その過程で、いずれ訪れるであろう()()()()。その為に進化した新たなる人類のことだ》

 

 

 

 膨大な情報量とプレッシャーで、頭が割れそうになるのを堪えた。

 〈アルカナ〉――進化した人類?

 自分がそれだという事に、アスカは疑問しか無かったが、心当たりがあることが少し恐ろしくも思えた。

 

 

 

《君も地球の人間ならば分かるだろう。我々の星がどれだけ美しく、汚してはならないものか。宇宙に住まう野蛮な人間達から守らなければならないものか》

「貴方は……!! まだそんなことを……!!」

 

 

 怒りを顕にする。どれだけ凄まじいプレッシャーであろうが、結局、その志は他の敵と半ば変わらないことはわかった。

 

 地球だ、宇宙だの。人を争う方向に向けようとする最低最悪なヤツだ。

 宇宙の人間が地球にとってどれだけ酷いことをしたか、地球の人間が宇宙にとってどれだけ酷いことをやり返したか、争う理由は十二分にある。

 

 

《これは地球を郷として持つ我々の責務だ。そうは思わんか?》

「貴方みたいな人がいるから!! この世界は、悲しい思いをする人がいっぱいいるんだ!!」

《小娘めが。貴様も所詮は、一縷の天才の足を引っ張る凡人であったというわけだ!!》

 

 

 

 

 白銀のゲイズチェイサ――”エレムルス”と”アストラル”が激突する。

 赤い閃光が走り、粒子が血飛沫のように宇宙を汚す。

 

 押しつぶされるようなプレッシャーとGに襲われながらも、アスカは反撃の一手を繰り出した。

 

 

《大尉! あの機体……凄いパワーです!》

 

 

 アスカの臍を噛むような声音に突き動かされ、ウィザードも攻撃に転じた。

 

 

(”エレムルス”。凄いのは機体だけではない)

 

 

 アレックス・ノーベル。

 ラスボスというだけあって、その実力は作中でも指折りだ。

 《アルカナ》としての素質、パイロットとしてのセンス、そして技術者としての才能。あらゆる物を有する”天才”である。

 

 

 ”アマクサ”がビームライフルで牽制すると、”エレムルス”は即座に攻撃対象を彼の機体へと変更する。

 

 

 ぶつかり合うセイヴァー。

 血潮のように広がる粒子を斬り裂くかの如く剣を振るっても、そこに奴の姿はどこにもなく、頭上から高熱源反応が迫りくる。

 

 間一髪で回避するも、”エレムルス”の猛攻は止まらない。

 ビームセイヴァーとビームライフル、今のところ物珍しい武装はないにも関わらず、こちらが押されている。

 

 

(覚悟はしていたが、これほどとはっ!!)

 

 

 ビームライフルによる牽制も、もはや奴の前では意味を成さない。

 唐突に目の前に現れた四つ目の巨神。

 ウィザードは歯噛みをしながら反撃に出た。

 

 

《落ちろォッ、蚊蜻蛉!!》

 

 

 凶刃を受け止め、弾き返す。今の”アマクサ”にできるのは、せいぜいそれだけであったのだ。

 

 

(私は何を躊躇している……いや、何を躊躇っているのだ……)

 

 

 明らかに自分は保守的な行動に走っている。

 ”アストラル”との距離は、いつの間にか遠く離れてしまっていた。

 

 

 掘り返されるのは、前世の苦い記憶ばかり。それもこれもすべて、あの男の存在が自分を捨てたはずの過去に縛り付けているのだ。

 

 

《機体だけが一丁前では、この”エレムルス”には敵わんのだよ!》

 

 

 終始押され気味な自分に腹が立つ。

 自惚れかもしれない――だが、こうなっている原因がハッキリしている中ではそう感じずにはいられない。

 

 

《大尉!》

「アスカ!! 来る――」

 

 

 向かってくる”アストラル”を見据え、最悪の未来が頭を過ぎる。

 だが、飛び出そうになった言葉を必死に堪えた。

 

 

 失うのは確かに怖い。

 だが、傷つけてしまうのはもっと怖い。

 

 

 ”アストラル”の腕部ブレードが、対を成して”エレムルス”に降りかかる。

 されど、敵機はそれを難なく防ぎ、反撃を繰り出した。

 

 

《勝てると思うな、小娘!!》

 

 

 ”エレムルス”の凶刃が、”アストラル”の左腕を貫いた。

 黒煙を上げながら宙を舞う腕を見て、ウィザードの中で何かが切れる。

 

 

「おのれぇぇっ!!」

 

 

 激昂しながら特攻し、”エレムルス”に猛攻を仕掛けた。

 セイヴァーによる連撃。軽々防がれたそれを囮とし、”エレムルス”の腹部に蹴りを叩き込む。

 体勢を崩したところでスティングの包囲網を形成。

 

 鮮やかなビームの網は”エレムルス”を退かせるには十分なものだった。

 

 

《……兵が減り過ぎている。深追いは悪手だな》

 

 

 何かを察知し、”エレムルス”はスラスターを吹かして撤退していく。

 

 

「アスカ、大丈夫か?」

《は、はい……》

 

 

 損傷した”アストラル”を抱え、”アマクサ”は直ちに補給を目当てに帰還するのだった。

 

 

 

 ◇

 

 

 

 腕を失った”アストラル”は、幸いにも、アスカをしっかりと守ってくれていた。

 アスカに外傷はなく、きょとんとした様子でコックピットから出てくる。

 

 

 されど、何処かもどかしい表情をしており、何か言いたげであった。

 

 

 ウィザードには、彼女の心が見透かせていた。

 

 身近な物を奪われる恐怖が、あの男と出会ったことで蘇った。それが、どれほど恐ろしいことかを再確認させられた。

 

 それに応じて、強大な敵が次々と現れていく中、今はとにかく誰かを失うことが怖い。

 

 

「……昔、怖いことがあったんですか」

 

 

 図星を突かれ、ウィザードは思わず笑みがほころんだ。

 口にも出していない想いを感じ取る力。《アルカナ》としての能力が覚醒へと向かいつつある証拠だった。

 

 

「君にはお見通しか」

「大尉の昔のことを、あれこれ掘り返すつもりはありません……ボクだって、あんまり昔のことは触れてほしくない」

 

 

 彼女は一度息を吸い、たまらなくなったように一息で言った。

 

 

「でも――今は今ですよ! 昔つらい思いをしたなら、大尉は今、それを乗り越えられる力があるんじゃないですか!?」

 

 

 その言葉に、ウィザードは息を呑む。

 

 女である事に劣等感を抱き、ひたすらに憎しみを抱いていた彼女。

 自分のせいで大切な人を失う気持ちは、彼女のほうが痛いほどよく分かっている筈だ。

 

 だが彼女は、恐れることをせず戦場を駆けているではないか。

 

 

 ――簡単なことだったのだ。

 

 

 

 ウィザードは突然天井を見上げたかと思えば、大きな声で笑い出した。

 

 あまりに突拍子もない行動に、アスカは目を見開く。

 

 

「――アスカ・カナタ。君の成長を、私は心の底から誇りに思う!! 私を絡め取る楔を解き放った、君はまさしく、眠り姫に口づけする王子だ!!」

「ちょっと無理です」

 

 

 アスカは即座に否定するも、その声音には跳ねるような色味が帯びていた。

 

 

「アスカ・カナタに誓おう。私は、もう鎖に囚われることなく、誇り高く宇宙を舞う騎士になると!!」

 

 

 そう声高々に宣言するウィザード。

 アスカはそれを見て、ついには吹き出してしまった。

 

 

 ここは戦場だ。今も仲間が戦っている。

 だが、笑わずにはいられなかったのだ。

 

 

 

(……完全には振り切れてはいない。だが――それならば、ミハイル、リアム、君たちにも難しいことではないはずだぞ)

 

 

 

 ◇

 

 

 

《――何故お前は!! 我々(宇宙)を裏切るような真似をしたっ!?》

 

 

 ”ハルジオン”の猛攻に、防戦一方にならざるを得ない”サウザンド”。

 もとより”サウザンド”は量産型の先行試作機として製造された機体。目まぐるしく変化していく戦場に、対応しきれていないのだ。

 

 

(何を弱気なことをっ……!!)

 

 

 ゲイズチェイサの性能差だけが、勝敗を分かつ絶対条件ではない。

 

 そう豪語したのは自分のはず。

 

 

「お前が古い考えを捨てようとしないからだ!! 人類を二分する思想は、アーク連邦とともに廃れたはずだ!!」

《お前は地球で何を見てきたのだ!? 地球の人類は未だ宇宙の民を虐げ、特別視しているではないか!!》

「だからこそだ!!」

 

 

 ”ハルジオン”のハルバードが、”サウザンド”の片脚を斬り飛ばした。

 漏れ出る脚部セイヴァーの残存粒子が誘発し、凄まじい爆発を引き起こす。

 

 

「ちぃっ……!!」

《ミラ――》

 

 

 唐突に”ハルジオン”の攻撃の手が止まった。

 ”サウザンド”は依然としてライフルとセイヴァーは手放しはしなかったが。

 

 

《俺と来い……地球を見てきたお前になら分かるだろう? そのまま地球側についてもどうにもならないと》

「お前は何がしたい……?」

 

 

 ”ハルジオン”が微かに動く。彼の激しい電気信号を受信した証拠だ。

 

 心が揺らいだ。

 本当に地球側につき、宇宙側と敵対することが正しいことなのか。

 いっそのこと争いの火種を消した方が、平和になるのではないか。

 

 

《お前の父も、兄も成すことができなかった()()()()()――俺はそれを望む》

 

 

 その言葉を聞き、ミハイルは決心する。

 

 

 

「やはりお前とは分かり合えない。あの者たちの思想は、悪魔の思想だ」

《――そうまでして、俺たちを愚弄したいかぁぁッ!!》

 

 

 

 激昂するファウストに呼応するよう、”ハルジオン”の攻撃が苛烈さを増していく。

 ”サウザンド”の関節系がキシキシと音を立て始め、ミハイルの心内は焦燥に駆られるばかりであった。

 

 

(このままでは押し負ける……!)

 

 

 ミハイルの判断は、満身創痍な”サウザンド”を突き動かす。

 小惑星に紛れながら後退し、撃ってくるであろう”ハルジオン”のビームライフルを回避しようとする。

 

 

 だが、ミハイルの予測は不運にも外れる。

 

 

《穿て、スティング!!》

 

 

 感じる殺意。

 四方八方からナイフを突き立てられるような感覚の後に、”サウザンド”をビームの包囲網が追い込んだ。

 

 

 ”ノーヴェ”で散々対応してきたスティング。

 避けるのは容易だったが、問題なのはその後の追撃への対応だった。

 

 

 スティングの包囲網の隙間を埋めるよう、猛攻を仕掛けてくる”ハルジオン”。

 光刃同士が織りなす煌めきが血飛沫の如く乱反射し、網膜を狂わせようとしてきた。

 

 

 ――私はどうしたらいい。

 

 

 自分の信じた、過ちかもしれない道を貫き通すか。

 初めから目を逸らしてはいたが、正しいかもしれない道に移るか。

 

 

 募る迷いは、次第に怒りへと変換され、ミハイルは声を荒げた。

 

 

「このぉぉっ!!」

 

 

 彼女の怒りを乗せた”サウザンド”の光刃が、”ハルジオン”のハルバードを斬り落とした。

 

 それで引く奴だとは思っていない――だが、”ハルジオン”はどういう訳か撤退していった。

 

 

 

 ミラ――お前の考えが変わることを祈っている。

 

 

 

 頭の中に響く彼の声。

 〈アルカナ〉同士の誰にも聞こえぬ音波通信。

 

 果てしない孤独と戸惑いが、今の彼女を苦しめる首枷になっていた。

 

 

 

 ◇

 

 

 

 《プライムテラーズ》の軍勢が劣勢になり、退いていく事を見て、《ラウンズ》と真っ向面からやり合うことを恐れたのか、《モードレッド》の部隊も退いていった。

 

 

「終わったのか……」

 

 

 ”ウロボロス”のコックピットで、リアムは生ぬるい息を漏らす。

 ヘルメットを脱ぐと、汗がいくつもの輝きとなって宙に浮く。

 

 

 何機落としただろう。

 必死で、全く覚えていない。

 

 

 あの中に、アルバ・クローンはいたのだろうか――。

 

 

 宇宙を漂う鉄塊と、もはや原型も分からぬ人の亡骸を偶然視界に収め、リアムの中の深淵が掘り返される。

 

 

「っ……!!」

 

 

 込み上げてくる吐き気と、過去の情景。

 

 戦争の為に生み出され、無慈悲にも使い捨てられていく子どもたち。

 優しくしてくれた人にそっくりだったこと、何より、道具のように使われる彼女らに激しく同情してしまったこと。

 

 彼が精神をずたずたにされたのは、そういった要因があってのことだ。

 そしてそれは今も、消えぬ傷として彼に残っている。

 

 

《リアム少尉、撤退です。補給を受けてください》

「……わ、分かってる」

 

 

 荒れる呼吸を無理やり整え、リアムは機体を動かす。

 

 もしも、彼女たちの量産体制が整っているとするのなら――もはや、殺しても殺してもその数は減らない。苦しみの連鎖は止まらない。

 

 

 操縦桿から、震えながら彼の指が離れる。

 

 枯れた声が慟哭のように響き渡る中、”ウロボロス”は一機、その宙域を漂う。

 

 

 

 ◇

 

 

 

「《ユミル》は地球の衛星軌道上にある、小惑星を改造して作られた宇宙コロニーだ。人類結束連盟の資源基地的な役割を担っている」

 

 

 ブリーフィングルームにて、ヨハンがボードに表示された光学映像を示しながら作戦概要を説明し始める。

 

 《ユミル》――かつて世界を焼き滅ぼしたとされる巨人の名を持つその基地は、名前にそぐわず実態は単なる資源基地。

 

 だが、そう呼ばれ始めたのは()()()()()()。それには相応の理由が存在する。

 

 

「現在では、宇宙側の不審な動きを察知した本部により、()()()()として改造されている」

 

 

 資源コロニーだったそれは、破壊兵器《ユミル》として生まれ変わった。

 

 

 

 宇宙からの難民が多く残留する土地に向けて、高濃度のクレナイ粒子砲を発射する破壊兵器として、だ。

 

 

 

 ヨハンがその全貌を表示すると、当然、その場にいた者たちはざわつき始める。

 

 

「本部は、もう私たちを秘匿する気はないらしい。宇宙人類の中での反乱があったことを全面的に公開し、その上で私たち《ラウンズ》が結成されたことにする……と。その過程で使われるのが、おそらくは()()()

 

 

 彼の言葉に、アスカが立ち上がる。

 

 敵の親玉であるアレックスと、一瞬ながらも心を通わせた彼女だからこそ、この事実には反発せずにはいられない。

 

 敵は宇宙だとか、そんな単純な話ではない。

 

 

「そんなの……!!」

「……カナタ少尉の言い分は分かる。確かに俺たちが戦っている相手は、宇宙人類だけじゃない。今の地球をよく思わない、地球の人間も混ざっているだろう」

 

 

 アスカにはおそらく、この実情を受け入れられるだけの気概は持ち合わせていない。

 あまりに非情だ。この計画の中で《ユミル》を使えば、宇宙人類だけでなく、地球の民にも多大な被害が出る。

 

 

「アスカ。お前みたいな餓鬼は知らないだろうがな」

 

 

 艦長に反発するアスカに、アズチが食ってかかった。

 

 

「アイツらが、宇宙の人間が! 俺たち地球にやってきた事を考えれば、こうなるのは必然なんだよ! 今までが甘すぎた!」

「そうやって敵を殺せば、全部終わると思ってるのか!?」

「殺さなきゃ終わらない!! アイツらを全てな!!」

 

 

 頭に血が上ったアスカ。

 以前までの情緒不安定な彼女なら、殴りかかっていても可笑しくない。

 だが、彼女は激情を抑えていた。

 

 

「アズチ・グレート、アスカ・カナタ。仲間同士で争う暇があるのなら、私とも相手をしてもらおうか」

 

 

 きな臭い二人の間に、ウィザードが割って入った。

 

 

「男同士の争いなら、君とて遠慮はいらまい。私の秘儀、《ウィザード・スペシャル》をお見舞いしてやろう」

「静かになったと思ったら……!!」

 

 

 アズチの嫌悪にも構わず、ウィザードはわけのわからぬポーズを取りながら、耳が痛くなる叫び声を上げた。

 

 

「チョリーッス!!」

 

 

 奇抜なチョップをかますが、正規軍人であるアズチにとって、それを避けることなど何の難儀でもなかった。

 

 

「む、私のこれを避けるとは。君には、《西方不勝》の継承者にふさわしい。さぁ、私の後に続け!! ”俺の手が真っ赤に燃える!” はいっ!!」

 

 

 ウィザードが黙り込むと、周囲は一気に冷え切った空気に包まれた。

 すべての責任はなぜか相手をしていたアズチにぶつけられる。

 

 

「……なぜそんな目で俺を見る」

「准尉の役目ですよ」

「ふざけるな!!」

 

 

 半笑いになりながらアスカに指摘され、アズチは顔を真っ赤にして怒鳴った。

 

 同じセリフを続けようとしたウィザードは、ヨハンに首根っこを掴まれ、野良猫か何かのようにブリーフィングルームを放り出された。

 

 

「あれは不参加だ――さぁ、続きになるが」

 

 

 ブリーフィングは何事も無かったかのように再開される。

 

 

 

 

 そんな中、俯き気味のミハイルをリアムが気にかけた。

 

 

「……ミラさん。どうかしましたか」

 

 

 彼女の頭の中を巡るのは、かつての想い人から告げられた言葉にほかならない。

 

 

 ――俺と来い。

 

 

 彼に着いていけば、何か変わるのか?

 今ここ(ラウンズ)で戦い続ければ、何か変わるのか?

 

 

 迷いばかりが彼女を締め付ける。いつまでの振り切ることのできない足枷の如く。

 

 

「あの男は……どうしてあんなにも能天気なのか。呆れる」

 

 

 嘲るようにそれでも、本心では「羨ましい」という事を秘めながら、彼女はそう口にした。

原作の「反逆機兵レギオン」、読んでみたい?

  • その旨を良しとする!!(YES)
  • 私は辞退させてもらう。(NO)
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