ロボアニメ世界に転生したので、最高に気持ち悪い謎の仮面キャラを貫くことにする。   作:聖成 家康

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Final chapter 宇宙を駆ける
三十五話 望むところだと言わせてもらおう (※11/20 加筆修正)


 

 

 演説に怯んだのか、それとも、半壊の打撃を受けた影響かは定かではないが、敵艦隊は撤退を始めた。

 追撃できるほどの戦力ーーではない。〈ラウンズ〉も、あの爆破に巻き込まれて相当の被害を受けた。相手が同じ兵器を持っている以上、下手に追うのは悪手だと判断される。

 

 

 "ハンドレッド"に戻ったウィザードだったが、流石に疲弊している様子だった。

 それを憂いたミハイルが、彼に飲み物の差し入れをする。

 

「ほう。君がこんなことをするとは」

「珍しい?」

 

 少しやつれた様子のウィザードとは対照的に、ミハイルは随分と活力的だった。

 渡された飲み物を啜り、ウィザードはほっと一息ついた。まだ戦いは完全に終わったわけではないのに。どうしてか、すべてをやり切った思いだ。

 

「馬鹿げた演説だった」

 

 ミハイルは嘲笑まじりに答えた。

 そう言われると薄々感じてはいた。理想だらけの、非現実的な戯言を吐き散らした、子供でもできるような演説だ。誰かの心に刺さったか、人の魂を動かしたか、手応えはあまりない。

 

「……おかげさまで、私も何もかもが馬鹿らしくなった」

 

 ミハイルは前髪をかき上げながら、息を吐露するかのように言う。額を見せた彼女に、彼は見覚えがあった。

 劇場版 反逆機兵レギオン アルバ•チルドレン。シリーズ最終作であるこの映画で、彼女は人類に絶望し、賛同者と地球外生命体と共に殲滅計画を企てる。

 その際の彼女は髪をポニーテール、前髪はすべてオールバックというワイルドな容姿だった。

 

 だが、今の彼女には絶望も怒りも失望もない。

 

 ふと彼女が動いたかと思えば、目元を覆う仮面がひょいと取られ、柔肌を晒すことになる。

 

「流石ノーベルの息子。いい顔してる」

 

 貴族出身の精巧な顔を目の前に言われても、あまり説得力はなかったが。

 微かに高まる鼓動に気づく間もなく、唇あたりに柔らかな感触を覚えた。

 

 それが何か発覚するまで、そう時間はかからなかった。

 

「色々ツケがあるから。これはそのほんのお返し」

 

 顔を離した彼女は、そう言って不敵に笑う。

 

 

「は、破廉恥だぞ……!!」

 

 

 ウィザードは珍しく、頬を赤らめた。

 実にこの世界に来て、初めてのことかもしれない。

 

 

 からん、とスチールの音が響いた。ような気がした。天井から水滴がぷかぷかと漂ってくる。

 寒気がして見てみれば、呆然としたアスカが、目尻に涙を浮かべながら屹立していた。いつからいたのか。その反応から一目瞭然だった。

 

「ミハイル大尉……!! 貴女って人はっ……!!」

 

 可愛らしい顔に般若を宿し歩み寄るアスカを、ミハイルはサングラスをかけながら軽くあしらう。

 

「あら、こんなのがタイプなの?」

「も、もう!! ボクは貴女のことを、ミハイル大尉となんか呼びませんよ!! ミラ•ヴァルーツ!!」

「今の私はミハイル•バジーナ大尉だ。それ以下でもそれ以上でもない」

「くそっ! 修正してやるっ!」

 

 女の醜い争いを目の当たりにし、ウィザードは背中に冷たいものを覚えた。こういうのはいけ好かないし、慣れていない。前世では女性の前で道化を演じるばかりで、それ以上の関係になったことはなかったためだ。

 

「アスカ。上官への暴力はやめろ」

 

 ウィザードは静かにそう言うも、彼女の赤い瞳がナイフのように尖って、彼をぐさりと突き刺した。

 

「ウィザード大尉も抵抗してくださいよっ!!」

「いや、あの……」

「抵抗も何も、この男は私のことを受け入れていたもの」

 

 ミハイルの余計な一言で、彼は更に言い淀んだ。

 こんないざこざに巻き込まれるのは御免だ。

 だが、容易に逃げられるような状況ではなかった。

 

 そんな彼に、ようやく救いの手が差し伸べられる。

 

「何やってるんですか……」

 

 呆れたリアムの声が聞こえ、ウィザードは抱きつきたくなった。

 彼もあの地獄から何とか抜け出せたらしい。背後にそびえ立つ"ウロボロス"には、最新鋭機ながら既に摩耗の形跡が見て取れた。

 

 無事に帰ってこれたこと。これは、彼とて誇るべきものではないのだろうか。

 

「リアム少尉も何とか言ってください!!」

「アスカちゃん。二人は疲れてるから」

 

 リアムの一声でアスカは口を繕う。

 引き下がったアスカを横目に、彼は一言吐露した。

 

「あなたの演説には、心打たれるものがありました」

 

 その一言に、ウィザードは思わず笑みを綻ばせる。されど複雑で、喜びが全てでは無いものだ。

 リアムはその後に、すぐ続ける。

 

「ですが、あれでは何も変わらない。思いだけでも、力だけでも駄目なんです」

 

 青き瞳に、蝋燭のような揺らぎが見えた。

 彼はウィザード以上に濃密で、波乱の人生を送ってきている。その言葉に宿るものは嘘偽りであるはずがない。

 

「……でも。あなたは世界に、人の可能性を見せた。人の別の生き方を、示してくれた。僕はそう思います」

「貴重な意見をありがとう。私の英雄」

「違います」

 

 仮面を被りながら、ウィザードは彼に意を述べた。が、速攻拒絶された。距離感が難しい。

 

「だが私は私の道を征くのみ。この仮面は、私にとって決意の証だ」

 

 ようやく立ち直れたウィザードは、いつもの調子に戻って言った。

 リアムとミハイルは顔を見合わせ、苦い笑みを浮かべながら首を傾げた。

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

「……リアム」

 

 その日の夜。疲弊したリアムの傍らで、アルバが眠い目を擦りながら囁いた。

 リアムは嫌な顔一つせず、それに応じる。

 

「どうかした?」

「お姉ちゃんと、話してきてもいい?」

 

 シーツをリアムに掛けながら、彼女は気まずそうな表情を浮かべる。

 

「いいよ。でも、気をつけて」

「うん。ありがとう」

 

 

 ベッドから降り、白いカーディガンを羽織ったアルバは足早に部屋を出た。

 リアムはといえば、疲弊に耐えきれず、再び眠りに落ちてしまうのだった。

 

 

 

 ミラの部屋の前。いざとなると、蘇るのはあの時の姉の顔と、掌に残るかすかな温もり。

 罪悪感がチクリと胸を刺す。だが、意を決してドアを開けようとしたとき、彼女の意に反し、ドアは内側から開かれた。

 

「……」

 

 中から出てきたのは、ラフな姿のミラだった。

 桃色のキャミソール。黒のショートパンツ。これで人前に出るなど考えられない。

 

「お姉ちゃん……」

 

 ジト目になるアルバの顎先に、艷やかな指先があてがわれ、いやらしく輪郭をなぞる。思わず身体をびくびく痙攣させてしまった。

 

「どうかした。アルバ。お姉ちゃんとお風呂に入りに来たの?」

「はっ……え。お姉ちゃん? 本物?」

「そうなんでしょ。おいでよ」

 

 腕を引かれ、部屋の中に強引に連れ込まれる。誘拐犯?

 

「お姉ちゃん、アルバの大きくなった姿みたいなぁ」

「やめてってスケベ!!」

 

 アルバの平手打ちが炸裂しそうになった途端、ミラは身体を仰け反るようにして軽やかに回避した。

 

「ふーんだ。当たらなければどうと言う事はない」

「な、なにをぉ……この軟弱者っ!」

 

 二人が戦場で鉢合ったように構えると、一時の緊迫感が走る。

 

 暫くの静寂を突き破ったのは、二人が吹き出して、大笑いする声だった。

 

「なんか。昔のお姉ちゃんに戻ったみたい」

「アルバも言うようになったわね。昔だったら、今ので泣き喚いてたのに」

 

 二人はそのままベッドに座り込み、大きく息を吐く。

 

「……ごめんね。アルバ。隠し事してて」

「ーーううん。私こそ、お姉ちゃんの気持ち、分かろうとしてあげなくてごめんなさい」

 

 互い吐露した気持ちが、冷たい空気が混じり合う。

 互いの白い手が、ゆっくりと交わった。

 その温もりはあまりに懐かしく、互いの懐古感を煽った。

 

 二人の一時を楽しんでいた最中、ベッドの下から人影が覗き、アルバは思わず飛び跳ねそうになった。というか飛び跳ねた。

 

「ミラ様ぁ……ここ埃っぽいですぅ……」

 

 出てきたのは、アルバそっくりの顔をした少女。彼女がここまで連れてきてしまった、アルバ•クローンだった。頭に丸めたティッシュがくっついている。

 どういうわけか、ウィザードが格納庫に誰もいない時期を見計らって、"バヴィロン"のハッチを解放し、強引に彼女を預けてきたのだ。理屈は分からなくもないが。

 

「あら、ごめんなさい。今は出てきていていいわよ」

「アルバ様……お久しぶりです。ずっと一人で、さびしかったです」

 

 しょんぼりとしながら、クローンは言う。

 おもむろに、彼女は少女の頭に手を置き、優しく髪の上を這わせた。

 

 ーーあの人の演説で、確信した。

 誰も彼も、武器を取って、殺し合ってる場合じゃない。

 「ごめんなさい」「ありがとう」「寂しい」「悲しい」。そんな言葉を素直に口にして、分かり合う。そんな時間が、人類には必要なのだ。

 

 なのにできないのは、どうしてなのだろう。

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 先の戦闘で"サウザンド"は完全大破。"アストラル"もメガ•クレナイ•カノンの限界使用により電力系統の摩耗が激しい。"アマクサ"もユミルの砲撃によって半壊。唯一生存した"ウロボロス"ですら、リアムの操縦に耐え切れず関節系統にボロが出始めている。

 

 主力パイロット四名が使い物にならないのは、かなりの損害である。

 じきに訪れるであろう、奴らとの決戦に、この状況で挑むのはリスキーにも程がある。

 

 原作では、こんなことにはならない。

 "サウザンド"は終盤まで現存。"アストラル"に至ってはすでに強化パーツが装備されているはずであり、よほどのことがなければ摩耗などありえない。

 

 無理をした障害ーーというべきか。

 ウィザードは頭を抱えていた。

 万事休すーーではないだろうか。そう都合よく機体が転がっているはずもない。

 

 格納庫で修復される"アマクサ"を眺めながら、ウィザードは歯噛みする。

 "アストラル"、"アマクサ"はまだ何とかなる。だが大破した"サウザンド"と、パイロットに見合わない"ウロボロス"はどうしようもない。今から新造しようなど無理な話だ。

 

「ウィザード大尉。相談が」

 

 鶴の一声とも思えるアスカの声を聞き、ウィザードはすぐに踵を返した。

 

「ミハイルーー間違えた。ミラ大尉と、リアム少尉の機体についてですけど」

「ほう」

 

 彼女が見せてきたのは、タブレット端末に表示された、とある二機の設計図だった。

 

「グレード准尉が以前まで使用していた"ヴァリアンス"と、"レギオン"……?」

「はい。これらを改造して使うとすれば、三日あれば何とかなります。性能が大幅に変わるわけじゃありませんが……」

 

 彼女の言葉を聞き、ウィザードは耳を疑う。

 

「三日?」

「はい。丸一日で改修作業。次にテスト運用。最後にフィードバッグです。OSは前の物を代用すれば何とかなりますし。地獄のコーティング作業は、調整みたいなもので済みます」

「……ふ。君も鬼だな」

 

 仮面の下の顔が明らかに恐怖に溺れる。

 アスカは負けじと目を尖らせた。

 

「あの二人ならやれますよ。それに……ボクだって、努力しますから。あそこで頑張ってくれた、大尉みたいに」

 

 ぽそ、とつぶやくアスカに、ウィザードは微笑みを溢す。どうやらあの喜劇を、彼女は英雄伝のように扱っているようだ。気恥ずかしいような、誇らしいような。

 

「で、どう思います? よ、ヨハン艦長OK出しますかね」

「心配なら私が行こう。何より、君がデザインする機体には、特別興味がある」

 

 

 

 ◇

 

 

 

 そんなこんなで、地獄の三日間が始まった。

 まずそれを告げられたミラとリアムの顔は、死んだ。ーー仕方がない。どう形容すればよいか悩んだ末、死んだという表現なのだ。

 

 まず一日目はメカニックの地獄。

 赤い"ヴァリアンス"と継ぎ接ぎの"レギオン"を、アスカのアイデアを元に補強していく。

 寝る間も惜しんだ作業で、アスカ含めメカニックは皆疲弊する。顔がミイラになる姿は、見ていられなかった。

 

「ウィザードさん。これ、皆さんに」

 

 アルバは食堂で働き始めた。せっせと食事を運んでくる様は、まるで若女将のようだ。

 

「さぁ、影の英雄たちよ!! 憩いの時間だ、この私とともにな!!」

「「どっかいけ!!」」

 

 弁当箱に詰められた食事をメカニック達に配膳する中、声がでかいウィザードは、彼らの睡眠不足の脳を刺激するらしい。

 アスカだけは、辛そうな表情を押し殺し、にこと笑う。

 

「無理はするな。そう言っても聞かぬのだろう。君は。そんな道理は、君の無理でこじ開けるんだ」

「……はい」

 

 汗を拭い、アスカは食事をかきこんだ。

 

 

  二日目。機体は完成した。だがOSは前の物をそのまま突っ込んだだけ。テスト運用を通し、最新の機体用に調整していく必要がある。

 

 ここで始めてリアムとミラの出番だ。

 丸一日でやる、というのは二人は乗り気ではない様子だったが、アスカの覚悟を聞き、意を決したようだ。

 

 急造機体のテストはトラブルだらけだった。

 まず、武装。過去のデータを元に、急ピッチで新造したものがあり、本来ベース機には無かったものだ。

 武装関連でかなり時間を食って、一番重要な操縦系は駆け足気味になった。途中で、他艦隊からの増援が来なければ、三日以上かかっていただろう。

 

 

 最終調整に入り、格納庫には多少の落ち着きが見られた。

 キャットウォークに腰を掛けたアスカの隣に、ウィザードは腰を下ろす。

 

「大尉……"アマクサ"の修理も終わったらしいですよ」

「そうか。君のおかげだな」

「ボクは、何も」

 

 否定しようとした彼女の言葉を「いいや」が阻害した。

 

「君の意思が、全体を熱く動かしたのだ。皆、君の意思に感化されたのだよ。だから、誇るべきだ」

 

 寄りかかるアスカの頭を、優しく抱き寄せる。少し汗ばんだ髪を触られ、彼女の頬に火が灯った。

 

「ボク。小さい頃に父も母も亡くしました。だから、こうやって褒めてくれる人、欲しかったんです」

「……そうか。私が役に立っているのなら、良かった」

 

 その言葉に、ウィザードは安堵を覚えた。

 彼女には結ばれるべき人が、死なずに、目の前に生きている。無駄に干渉するのは、彼のポリシーに反する。

 

「……さぁ。私は"アマクサ"のテストに向かう。これからも励むことだ」

 

 ウィザードは立ち上がり、アスカの頭をぽんぽんと叩く。

 複雑そうな笑みを浮かべたアスカは、そのまま立ち上がることはなかった。

 

 小さくなっていく彼の背中を見つめながら、首筋に走る冷たい感触に声を上げる。

 

 振り向けば、飲み物の差し入れに来たアズチの姿があった。

 

「いらなかったか」

「い、いりますよっ」

 

 飲み物を受け取るアスカは、小動物のように身体を縮こまらせた。

 アズチは鈍感ゆえ、首を傾げるばかりだった。

 

「……お前の行動力には、俺も感謝している。皆が動かされているからな。俺も、例外ではないが」

 

 そんな言葉をかけられ、アスカは我慢できなくなり、赤くなった顔を晒す。それは何かしらの病のようにアズチにも伝染した。尤も、彼には笑顔という形でだが。

 

「お前は、死んだ俺の妹によく似てる」

「え……」

 

 アズチはこの上なくやわらかい声音で語りかけた。

 

「俺の家族は昔から仲が良くてな。でも、俺たちきょうだいはしょっちゅう喧嘩ばかりだった。今思えば、もう少し仲良くしていればと思うよ」

「……はじめて、話してくれましたね」

「そうだったか」

 

 アスカは目蓋を半分まで落として、彼のことを見た。

 照れ臭そうにする彼が、彼女からすると若干気持ち悪く感じられる。

 

「お前は嫌がるだろうから、言わなかったが。今ならいいと思ってな。お前はなんだか、放っておけないんだ」

「そっ、そんなの……っ」

 

 彼の手が、アスカの頬に触れた。

 優しく、衣にするそれのように撫でる。アスカはしばらく、その感覚を味わっていたが、我に返ったのか、彼の脛にめがけてキックを放った。

 

「いっぅ!?」

「ぼっ、ボクを死んだ人と比べないでくださいっ! このバカッ!」

「だ、誰がバカだとこのガキっ!! 前言撤回だ!!」 

 

 

 二人はいつもどおりだ。

 こうじゃないと、少し物足りない

 

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 屹立する二機を見て、何故かウィザードが興奮を隠せなくなる。

 

 まず、赤い機体。西洋の重騎士を思わせる装甲デザイン。反り立つ角を有する兜を彷彿させる頭部からは、蒼きモノアイが覗き、異質感を清廉さへと昇華させていた。

 

 次に、青い機体。一言で言うのなら「片翼の蝶」。

 蒼と白のツートンカラーのレギオンで、片方だけ搭載されたウィングユニットは、蝶の羽根を連想させるデザインだ。

 

 “ヴィンテージ改”、そして"エフェクト•レギオン二型"。

 かつて彼ら二人が操り、激闘を繰り広げた機体が、姿形が多少異なれど、こうして並んでいるのだ。興奮しないわけがない。

 

(なんたる運命!! 否、必然か……!? 美しい!!)

 

 目を輝かせるウィザードの傍ら、当のパイロットであるリアムは不安そうな顔をしていた。

 

「今の僕に、これを使えるかな」

 

 そう呟いてから、彼は心を入れ替えたように言い直す。

 

「いいや……アスカちゃんが僕に授けてくれた翼だ。無駄にするわけにはいかない」

「その意気だ、少年んん!!」

 

 耳元での轟音に耳を塞ぐリアム。

 ミラはその横で、赤い機体に惚れ惚れしていた。

 

「やっぱり、赤はいい色ね」

 

 "ヴィンテージ改"にうっとりするミラ。

 アスカはそんな二人を見て、達成感に満ちていた。同時に、疲労が災いしたのか、顔色が優れない。

 

「アスカ」

 

 ウィザードは倒れそうになる彼女の肩を持つ。

 勇敢な手に支えられた彼女は、表情に安堵が宿る。

 

 

「次の戦いは、私達に任せろ」

 

 

原作の「反逆機兵レギオン」、読んでみたい?

  • その旨を良しとする!!(YES)
  • 私は辞退させてもらう。(NO)
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