楽しそうかどうかで決める天才、Vtuberになる。 作:夢野いくや
○南雲視点
「お前ら、元気してたか?『メモプロ』所属、『南雲咲希』だ。」
「こんばんは皆さん。同じく『メモプロ』所属の『西園千郷』です。」
「今日はコラボ配信をやっていく。お前ら知ってるか?アタシの枠では初の男ライバーがゲストだぞ。」
【男うぉぉぉぉぉ!!!!】
【姐さんも遂に春ですかい?】
【咲希ちゃんおめでとう!!!】
「ちげぇよ!しかも千郷もいるだろ?もしそういうのだったら二人きりのコラボの時にしかしねぇよ。」
「別にわたしのことは気にせずに二人でイチャイチャしてくれてもいいよ?」
「やらねぇよ!」
【ほな違うか...】
【お嬢もこう言ってるんだし俺らもイチャイチャは優しい目で眺めてるよ】
【ユニコーンを積極的に燃やすムーヴすこ】
【姐さんにユニコーンっておるんか?】
【そりゃおるやろ...多分...】
コメントのやつらも言いたい放題言いやがって...
アタシにだって恋の一つや二つぐらい....あったようななかったような...
「まあ、お前らの反応は今は我慢しておいてやろう。せっかくゲストに来てくれたのに待たせるのも悪いしな。ウチに新しく入ってくれた後輩だ!自己紹介頼む。」
「初めまして君たち。『メモプロ』所属天使兼執事長の『セラヴィス·アークバルト』だ。新人ということでお手柔らかに頼むよ。」
【執事長うぉぉぉぉぉ!!!!】
【遂に姐さんにも後輩が!】
【お嬢よりも緊張してなさそう】
「セラヴィスは後輩だが、2ヶ月しか変わらないからな。アタシも千郷もタメ口で話してもらうように言ってある。だからセラヴィスがタメ口で話しても気にするなよ。」
「そうそう。つ、遂にわたしにも後輩が...」
「裏で話してる時は千郷の方が緊張しててどっちが後輩かわからなかったけどな!」
「わっ!裏の話は禁止!これから先輩ムーヴ見せるから大丈夫だもん。」
「二人とも僕が緊張しないようにって配信前に雑談してくれてたんですよ。しかも、南雲さんがセッティングしてくれたらしい。優しいよね~。」
「おいやめろ!アタシのブランディングに傷がつくだろ!」
【やっぱ姐さんは裏でも面倒見がいいのか】
【がさつそうに見えて気配り上手...アリだと思います】
「わたしが緊張してるときもいつもフォローしてくれるんだよ。優しいよね?」
「がぁぁぁぁ!!!二人してやめろ!」
【恥ずかしがる姐さん可愛い】
【てえてえ】
【そういう話もっとちょうだい】
「他にも?えっとね~、この前二人で事務所から帰ってる時の話なんだけどね、道端に捨て猫がいたの。わたしも咲希ちゃんも住んでるところがペット禁止だから、わたしたちにはどうしようもないなって思ってたの。でも咲希ちゃんは里親探ししてくれたんだよ。」
「やめろぉぉぉぉ!!!」
【ヤンキーが捨て猫に優しくする話がリアルで聞けるとは】
【流石姐さんだ!】
【一生ついていきやす!】
千郷め...今度絶対やり返してやる...
「ってかアタシの話しはいいんだよ。今日はせっかく後輩に来てもらったから後輩メインにしてえんだよ。」
「え?僕は南雲さんの話でも構いませんよ?」
「アタシが構うんだよ!...まあ、アタシも千郷もセラヴィスのことは全然知らないからな。会話したのも今日が初めてだし。」
「そうだよね。ど、どう?一週間たったけど配信は慣れた?」
「そうですね~。僕の場合は始めからそんなに緊張してなかったので慣れるって程でもなかったんだけど、配信の空気みたいなものは慣れたと思うよ。」
「さ、流石だぁ~。わたしは全然慣れてないのに...」
「千郷はな...1年経ってもそんなに変わらない気がするな。」
「い、1年経ったらさすがに良くなってるはず!というよりなってて欲しい...」
【ええんやで。ゆっくりで】
【そうそう。緊張してるの可愛いし一生そのままでもいいよ】
【で、後輩が入ってくる度に『配信慣れた?凄いな~』っていうわけ】
【千郷ちゃん可愛い】
「そういや、コメント見てて思ったんだけど南雲さんは『姐さん』、西園さんは『お嬢』って呼ばれてるの?」
「ん?そうだぜ。わたしはこの喋り方と見た目がな。」
アタシは、金髪に上半身はサラシ。昔のヤンキーみたいな見た目をしている。そのため、自然と『姐さん』という呼び名が定着していった。
「わたしの場合は『お嬢』って呼ばれるのは咲希ちゃんの枠の時だけだよ。自分の枠では『千郷ちゃん』が多いかな。」
「なんで南雲さんの枠の時だけ?」
「咲希ちゃんが『姐さん』って呼ばれるのに対比してってことだと思うよ。」
「なるほど...」
【お嬢はともかく姐さんは姐さんだしね】
【セラヴィス君も何かアダ名付ける?】
【『姐さん』『お嬢』とくると『兄貴』か『若頭』とか?】
「セラヴィスもそういう呼び方欲しいか?」
「う~ん...せっかくだし南雲さんの枠では僕も合わせて読んでもらおうかな。」
「じゃあ『若頭』か『兄貴』が候補に上がってるが、『若頭』はちょっとな...『兄貴』でいいか?」
「全然私構いませんよ。」
「それじゃあセラヴィスは『兄貴』な。アタシはセラヴィスって呼ぶけど。」
「わたしもセラヴィスくんのままにしておくよ。」
「じゃあリスナーさん用だね。」
【了解。兄貴!】
【兄貴!これから頼んます!】
4期生二人のイメージをAIに描いてもらってます。
よろしければ見てあげてください。
南雲咲希のイメージ - カクヨム https://kakuyomu.jp/users/y_ikuya/news/16818093092020158581
西園千郷のイメージ - カクヨム https://kakuyomu.jp/users/y_ikuya/news/16818093092020307912