楽しそうかどうかで決める天才、Vtuberになる。 作:夢野いくや
みんな話し方が違うので大丈夫だとは思うんですが、一応誰が喋ってるのかわかるように頭に頭文字を入れておこうと思います。(頭文字はVtuberの名称の方にします)
今日も打合せの為に『メモプロ』本社に来ている。
オンライン会議が当たり前になった今でも『メモプロ』では、1ヶ月に1回は顔を突き合わせて話しをしようという方針になっている。
東條さんと今後の配信について色々と決めた後少し雑談をしている最中のこと...
兎:「そういや、瑞樹くんの件ありがとね。」
セ:「ん?何がだい?」
兎:「あの子が悩んでたのはわかってたけど、私じゃ助けられなかったから...」
セ:「配信でも言ったけど、僕は助けてなんてないよ。花新發先輩が勝手に助かっただけさ。」
兎:「もう。すぐそうやってかっこつけるんだから。」
そうは言われても僕のやったことなんて少し背中を押してあげただけだから。
これから男性と仲良くやっていけるかは花新發先輩の頑張りにかかってるのだから。
兎:「そういや、西園寺君ってウチの1期生の白石君とはコラボしたことあると思うけど、同じ1期生の『北郷星羅(ほんごうせいら)』ちゃんとは話したことある?」
セ:「いや、ないね。白石先輩の時も急に呼ばれただけだからちゃんとした挨拶が出来ていたわけでもないし。」
兎:「じゃあ二人ともちょうど事務所来てることだし挨拶でもする?」
セ:「二人とも時間が大丈夫なら挨拶しておこうかな。」
そう言って二人がいる部屋に向かう。
コンコン
北:「?どうぞ~。」
兎:「今時間大丈夫?二人に挨拶したいっていう子を連れてきたわよ。」
セ:「どうもはじめまして。僕の名前は『西園寺侑人』、『セラヴィス·アークバルト』として活動させていただいています。」
白:「おお!セラヴィスか!この前は急に配信に呼んで悪かったな!ってかリアルでもめちゃくちゃイケメンじゃねぇか!」
北:「ああ!話には聞いてるで。ウチは『北郷星羅(ほんごうせいら)』。そこのアホと同じ1期生や。よろしゅう。」
白:「誰がアホだ!」
セ:「ええ、よろしくお願いします。」
北:「でもセラヴィスってえらいイケメンやな~。これならアイドルでもやった方がよかったんとちゃうか?」
セ:「う~ん...スカウト自体はされたことあるんですけどね。読者モデルをちょっとやっただけで辞めてしまいました。」
北:「そうなん?もったいないな~。ウチならその甘いマスクで女の子虜にしまくったるのに。」
兎:「まあ、そのお陰でセラヴィス君が『メモプロ』に来てくれることになったからね。よかったよかった。」
北:「せや、せっかくやし突発コラボでもせえへん?ウチと白石にセラヴィス、後は灯里ちゃんも入れてやるのおもろそうやん?」
白:「おお!それは面白そうだな!やろうぜ!」
セ:「僕も全然大丈夫ですよ。先輩らの軽快なトーク参考にさせていただきますね。」
北:「任せとき!まあ、軽快なトークになるかは白石のボケ次第やけどな!」
白:「俺がボケ担当なのか!?自信ないぞ...」
北:「まあ、なんとでもしたるさかい大丈夫やって!ウチに任せとき!」
兎:「でもコラボって何やるの?急だし特に何も用意できてないのだけれど...」
北:「そこは大丈夫や。4人ってなると某パーティーゲームとかが候補としてあがると思うけど、そんなん用意してないやろ?そこで男女コラボ用にボードゲーム持ってきてんねん。」
白:「いつもボードゲーム持ち歩いてるのか?」
北:「いや、今日はたまたまやな。トランプとかはいつも持ち歩いてるんやけど、今日は別の持ち歩いてたのが功を奏したわ。」
白:「功を奏する?」
北:「なんや知らんのかいな?ええ方に向かうって意味やな。」
白:「ほへ~。」
兎:「いつか箱内で学力テストしたら面白そうだね...でもそうしたらセラヴィス君が無双しちゃうか...」
白:「セラヴィスってそんなに賢いのか?」
セ:「一応東京大学卒業ではありますね。」
北:「自分、東大卒業なん!?めっちゃ賢いやん!」
セ:「まあ、勉強はちゃんとやってきましたからね。」
北:「勉強ちゃんとやるだけで東大に入れるもんなん?」
兎:「セラヴィス君は天才だから...」
北:「凄い新人が入ったもんやねんな~」