楽しそうかどうかで決める天才、Vtuberになる。   作:夢野いくや

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お悩み相談(別視点) 2

○筒井視点

 

既に一年以上やっている企画だけど、こんなことは初めてだ。

 

普段もお悩み相談の内容は共有してもらっているわけではないが、『今回は恋愛と進路の相談ですよ』みたいにだいたいどんな内容なのかは共有してもらってた。

 

今回は本当に伝え忘れだろうか、その共有すらない...

 

ただ、既に相談者さんは待機してくれているのだろう。待たせるわけにはいかない。

 

「わかりました。急なご相談になり私の方の心の準備が出来ているわけではないですが、出来ることはやりましょう。だって私も一年以上お悩み相談をしてきたのだから。」

 

【これマジの配信事故?】

【桃奈ちゃんの反応をみる限りは仕込みとかではなさそう】

【頑張れ!桃奈ちゃんならいけるよ!】

 

大丈夫。私ならいける。

私は相談のプロ。私は相談のプロ...

 

心の準備は出来た!

今の私なら離婚の相談やアブノーマルなプレイの相談だって捌けるはず!

 

「それでは相談者の方!どうぞ!」

 

 

 

「...はじめまして。僕は『セラヴィス』と申します。今回相談を」

 

「ちょっと待って。」

 

【知り合いやないかーいw】

【草】

【セwラwヴwィwスw】

【こ~れ社長の仕込みです】

【謀ったなアカリィ!】

 

「どうされました?」

 

どうされましたじゃない。

私の後輩じゃないか。

会話するのは始めてだが配信は何度か見たことある。

 

「え~と...もう一度フルネームで自己紹介お願い出来ますか?」

 

「フルネームですか?わかりました。『メモプロ』新人の『セラヴィス·アークバルト』と申します。今回の僕の相談内容はですね...」

 

「違う違う。そのまま進めようとしないで。なんで来たの?」

 

「なんでと言われましても...お悩み相談してるって聞いたから来たのに...」

 

【普通に相談しようとしてるのおもろい】

【シュンとするなよw確信犯だろw】

【<兎耳山>:ドッキリだいせいこ~う!!】

【社長楽しそうw】

 

「なにこれ?明里ちゃんがセラヴィス君にお悩み相談に参加するように言ったの?パワハラなら私が文句言うよ?」

 

「パワハラ?いえ違いますよ。僕が参加したいって言って枠を用意してもらいました。」

 

「おまえ主導なのかよ!」

 

「お~!!筒井さんも『おまえ』とか言うんですね。」

 

「いやっ!ちがっ!!もう!!私、清楚売りしてるのに。」

 

「そのガワちょくちょく剥がれてませんか?」

 

【清楚売りは無理あるよ...】

【デビュー当初は清楚だったはずなんだけどな~】

【最近は『ふひひ』みたいなオタク笑い出ることあるしね」

【オタク笑い可愛いからすこ】

 

「...いや大丈夫。私は清楚シスター。」

 

「清楚な人は自分のこと清楚って言わないらしいですよ。知ってました?」

 

「...なに?」

 

「いえ、なんでもありません。」

 

【先輩の圧ヤバw】

【今のめっちゃ声低かった】

【これで清楚はやっぱ無理あるよ...】

 

「まあ、来ちゃったものはしょうがないね。相談があるんだっけ?おねえさんに聞かせてみなさい?」

 

「相談っていうのはですね...僕、体洗うとき右腕から洗うんですが、友達は左腕から洗うって言うんですよ。...僕って異常なんですかね?」

 

「...そんなしょうもない質問しにきたの?」

 

【右腕から洗うか左腕から洗うかとかどうでもよすぎるw】

【ふざけんなw】

【私も右腕から洗うよ!セラヴィスくん、一緒だね!】

【嬉しそうなリスナーもいるしええか】

 

「...いえ、今の相談は流石に冗談です。」

 

「本当にそんな相談だったらグーパンチするところだった。」

 

「パワハラ!パワハラですよ!DVです!おまわりさーん!」

 

「あんたなんでそんな楽しそうなのよ...」

 

「こういう軽いやり取りが好きなんです。」

 

「そうなのね。それは知らなかったわ。セラヴィスくんって真面目でなんでも出来るイメージだったから。」

 

「まあ、それも間違いではないですよ。それは外行きセラヴィスです。内用セラヴィスはこんな感じです。」

 

「そうなのね。関わりやすそうでよかったわ。」

 

【セラヴィスくんが楽しそうで何よりです】

【普段とちがうやんけw】

【こっちが素なのかな?】

 

「ありがとうございます。さて、本題のお悩み相談ですが...僕は『メモプロ』に入って約1ヵ月とまだまだ新参で全てのライバーさんとお話が出来たわけではないので皆さんと関われる何かが出来ればと考えていまして...」

 

「そんなこと考えてたんだ。」

 

「そうなんです。で、やるとしたら何がいいと思いますか?凸待ちとかで一人一人と関わるのでもいいんですが、この前の四人コラボよりも大人数でコラボもしてみたいな~と思ってまして...」

 

「セラヴィスくんって得意なこと何?」

 

「得意なこと...こういう言い方したらあれなんですが大概のことは出来ますよ。歌、楽器、勉強、運動、絵、ダンス、ゲーム辺りはそこそこ出来るかと。」

 

「うわぁ...天才だ...」

 

「よく言われます。」

 

「天才ってよく言われる言葉なんだ...」

 

【天才ってよく言われる言葉なの?】

【皮肉で言われてるのはよく見るね】

【本当の天才はもう言い慣れてるんやろ】

【天才ってすげぇんだな!】

 

「それじゃああれは?年末にやってる格付けチェック!セラヴィスくんとその道のプロを比べてどっちがプロか当てるの!」

 

「なるほど...ありですね...どのジャンルであればプロの方に声を掛けられるかはありますが...いや、僕の知り合いに声を掛ければ大概はなんとかなるか...でも...いやそれなら...ぶつぶつ...」

 

「せ、セラヴィスくん?」

 

「...いいね!面白そうじゃないか!」

 

「セラヴィスくん!?だ、大丈夫!?」

 

「大丈夫かって?大丈夫ですよ!今最高にテンションが上がってます!」

 

「テンション凄いね。これがウチの新人か...」

 

【いつもと違いすぎませんかね?】

【冷静沈着なセラヴィス様は何処へ...】

【目キラキラさせてて可愛い】

【<棺>やはりウチの子は可愛いですね】

【<兎耳山>こんなセラヴィス君見たことないかも...】

 

「ちょっと準備に時間を下さい!昔にやったやつはある程度練習しなおさないといけないので。」

 

「いや、まあ私にそれを言われましても...」

 

「相談に乗ってくださりありがとうございました!僕は急用が出来ましたので!それでは!」

 

ピロン

 

「自由人かよ...」

 

【まとも枠やと思ってたんやけどな~】

【これぞ『メモプロ』よ】

 

 

 

 

 

 




風呂敷広げましたが何も考えてないので、とりあえず準備期間として別の話を数話してから格付けやろうかと思います。

別の話も書いてないのでそっちからですが...
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