楽しそうかどうかで決める天才、Vtuberになる。 作:夢野いくや
○花新發視点
兎:「4つ目のお題は『一流シェフの作ったお菓子』です。パリで5年間の修行経験があり、ミシュラン1つ星レストラン『エトワール・フィラント』の現役パティシエさんが作ったモンブランとセラヴィス君が作ったモンブランを当てていただきます。で、セラヴィス君とはどんな関係?」
セ:「地元の後輩で、パリにいる間もちょこちょこ連絡を取り合ってたような関係かな。社会人なってからも毎回クリスマスケーキを用意してもらったり、友人の誕生日ケーキを用意してもらったりしてるよ。」
兎:「へ~。いいな~。私の誕生日の時にケーキお願いしてくれない?」
セ:「別に構わないけど、本人に聞いてからね。忙しかったらお願いするわけにもいかないから。」
白:「お~い。イチャイチャしてないで進行してくれ~。」
兎:「イチャイチャなんてしてないわよ!?」
セ:「それじゃあ本人に自己紹介してもらおうかな。どうぞ~。」
如:「はじめまして。如月純蓮(きさらぎすみれ)と申します。本日はよろしくお願い致します。」
セ:「如月さん、今日はよろしくね。」
【はえ~。すっごい美人さんが来たで】
【この人もセラヴィスの関係者なんかよ...】
【もう4人目ともなると慣れてきたな】
如:「はい。今日は負けませんからね。あと、いつも通り『純蓮ちゃん』でいいですよ?」
セ:「ははは。じゃあ純蓮ちゃんって呼ぶよ。」
【す、純蓮ちゃん!?】
【おいおい、セラヴィスの彼女か?】
【セラヴィス様に彼女なんていない!!】
セ:「それで、勝ち負けってどうやって決めるの?」
如:「8人いますので、4人が先輩の方を選んだら私の負けで、5人が私の方を選んだら私の勝ちです。」
セ:「僕が負けたらどうなるの?」
如:「私とデートしてもらいます!」
【ふぁ!?】
【わあああぁぁぁぁ!!!!】
【で、デート!?】
えええええええ!!!!!!!
セラヴィスくん、彼女いたの!?
兎:「え~と...会話してるところごめんね。如月さんとセラヴィス君の関係は地元の先輩後輩ってだけじゃない感じ?」
如:「そうです!」
セ:「地元の先輩後輩だよ。」
如:「先輩はいつもそうやってのらりくらりと避けるんです。一度くらい私とデートしてくれたっていいじゃないですか!」
セ:「だってデートって言われてもね~。僕からすると純蓮ちゃんはいつまでも可愛い後輩なんだよ。」
如:「え?あっ、う、うん。可愛いって...ありがと...」
北:「セラヴィスは罪な男やな~。一体何人の女を誑かしてきたんや?」
セ:「人聞きが悪いですね。誑かしたことなんて一度もありませんよ。」
北:「さよか。」
【一方的な恋って感じ?】
【純蓮ちゃん頑張れ~】
【また一人セラヴィスの虜になった女の子が増えたか...】
セ:「はい。話が進まないのでここら辺で終わりですよ~。兎耳山さんルール説明よろしく。」
兎:「は~い。じゃあ今回のルールを説明するよ。皆にはアイマスクをしてもらいます。私とセラヴィス君がアイマスクをしている皆に、AとB順番にスプーンに乗せて食べさせてあげるからどっちがプロのパティシエそんが作ったモンブランか当てて下さい。」
如:「先輩!私に『あ~ん』はしてくれないんですか?」
セ:「しないよ。」
如:「ちぇっ。」
白:「...瑞樹、セラヴィスがどこの馬の骨かわからんやつにとられちまうぞ?」
花:「ボクとセラヴィスくんはただの友達だからそんな関係じゃないですよ。」
白:「でも、セラヴィスが付き合うと彼女に付きっきりで俺らと遊んでくれなくなるかもよ?」
花:「え?そ、それは嫌だ...」
ボクとセラヴィスくんは最近友達になったばかりだけど、これからもっと仲良くなりたい...
そのためにも絶対デートは阻止しないと!
兎:「それじゃあゲームを始めるから皆は目隠しつけてね~。つけ終わった?それじゃあまずはAの方から!」
う~ん...美味しい。今まで食べたスイーツの中でもトップクラスに美味しい。
兎:「それじゃあ次はBね。」
...こっちも美味しい。正直どっちも美味しすぎて全然わからない。
でも、今回の3回を通してわかったことはより自分の好きなものの方がセラヴィスくんの作ったもののはず...
兎:「みんなわかった?それじゃあ順番に呼ぶので、部屋に別れていってくださ~い。」
ボクの番が回ってきた。
兎:「瑞樹くん?どうわかった?」
花:「うん。多分当たってると思う。」
兎:「それじゃあ瑞樹くん、当たりだと思う方の札を上げてください!」
花:「セラヴィスくんのはAです!」
兎:「え~と...プロのパティシエさんのモンブランを当てるんだよ?」
花:「大丈夫です!セラヴィスくんのがAです!」
兎:「それじゃあその場合Bを上げるんじゃないの?」
花:「いや、Aでいいんです。ボクはデートを阻止するためにAを上げました。」
兎:「う~ん...まあ、本人がいいって言うならいいか...わかった。部屋移動してね~。」
【瑞樹ちゃんがおかしくなっちゃった】
【親戚のお兄さんと遊ぶ時間がなくなるのが嫌だからデートの邪魔してるみたいw】
【これも愛のカタチ、か】
大丈夫。この選択に後悔はない。
デートを阻止するためには両方が4人であること。または、セラヴィスくんの方に5人以上いること。頼む!
ガチャ
白:「おお!瑞樹!よく来た!」
南:「先輩が来てくれて心強いです!」
西:「い、いらっしゃいませ。」
都:「いらっしゃい。」
ボク含めて5人か...まあ、ワンチャンあるね。
北:「瑞樹はAか...正直どっちも美味かったから全然わからんかったわ。」
中:「瑞樹くんはどうしてAを選んだの?」
花:「Aの方が好きな味でした。だからAがセラヴィスくんだと思います。」
北:「ん?それならなんでAを選んだんや?」
白:「瑞樹...おまえ...」
花:「セラヴィスくんが如月さんとデートをすることでセラヴィスくんに彼女が出来るかもしれない!そうなるとボクと遊んでくれる時間が少なくなってしまう!だからAに入れてセラヴィスくんを選んだ人を増やすことでデートを阻止することにしました!」
筒:「いいですわ~!!!」
【愛が重いよ...】
【瑞樹ちゃんってこんな歪んでたっけ?】
【セラヴィスに歪まされたのかもしれん】
【また犠牲者が一人...】
【誰だよこんなになるまで放っておいたのは...】
兎:「なんか面白い駆け引きがあったらしいけど、みんな準備はいいかな?私が入った方が正解だからね。」
花:「お願い!来ないで!」
筒:「お願い!来て!」
白:「なんだこれ?」
ガチャ
兎:「おめでとうございま~す!」
筒:「いやったぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
花:「やったぁぁぁぁ!!!!」
北:「両方の部屋から嬉しそうな声が聞こえるってどういうことやねん...」
兎:「ということで正解はBでした!みんな戻るよ~。」
セ:「おかえりなさい。」
花:「やったよ!セラヴィスくん!」
セ:「おめでとうございます?まあ、不正解ではあるんですけどね。」
如:「花新發さんでしたっけ?よくもやってくれましたわね!貴方を私のライバルと認めます!」
花:「ふふん。セラヴィスくんは渡さないよ!これからもボクと遊んでもらうんだ~。」
如:「私だって先輩に遊んでもらうんだから!」
【なあにこれ?】
【瑞樹ちゃんに新しい友達が出来た...かな?】
【やっぱり罪な男やで...】
兎:「え~と...結果発表に移るね?星羅ちゃん、紗奈ちゃん、桃奈ちゃん正解です!その他の人は不正解なので、ワンランクダウンでーす。今時点の結果はこちら!」
【一流ライバー】
【二流ライバー】都竹凪咲、北郷星羅
【新人ライバー】西園千郷、南雲咲希、中辻紗奈
【一般リスナー】白石奨吾、花新發瑞樹、筒井桃奈
兎:「一流ライバーはいなくなっちゃったわね。あと、桃奈ちゃんはなんとか耐えれたね。」
筒:「よかったです~。本当にギリギリでした。」
兎:「ただ、白石君、瑞樹君、桃奈ちゃんは次不正解だったら消えちゃうから頑張ってね!」
白:「消えねぇように頑張らねぇとな!」
花:「やっぱり今の失敗だったかな...」