ぼくらのヒーローアカデミア TS脳無化錬金術ヒーローマリくんちゃんの終活 作:Radrabbit
全く気づいてませんでした!ありがとうございます!
「〜〜♪」
「ご機嫌だね哀ちゃん。何か良いことあったの?」
「・・・はて?特にありませんが」
「嘘じゃん!今めっちゃニコニコしてたよ!」
清々しい快晴が心地良い朝の教室で透さんから謎の言い掛かりを受けられてしまった。この娘はいきなり何を言い出すのだろう。
まさかこの完璧なポーカーフェイスが見えていないのかな。操奈ちゃんにも好評なんだぞ。
“鼻歌まで歌っていましたけど、無意識だったんですか?”
(エ゛ッ!?)
“リカバリーガールとのお泊まりがそんなに楽しみだったんですねぇ”
(ち、違うから。そんなことちょっとしか思ってないからね)
ぞわぞわとこそばゆい気持ちが背を駆け上ってくる。やだ恥ずかしい。これ小さい子どもみたいに思われてる奴じゃんか。
「いいですわね?透さん、貴方は何も見ませんでした」
「可愛かったしそんな恥ずかしがらなくてもいいんじゃないかなぁ・・・」
「い・い・で・す・わ・ね?」
「あはは、はいはい。見なかったことにしとくね」
我儘を言って聞かない幼子をあやす様な声音で彼女が話を切り上げた。くそぅ・・・穏やかな表情をしおってからに、自慢じゃないが生まれてから一度も親にあやされたこと無いんだぞ僕は。
そうやって彼女に諭した後席に座り直し、いつもよりキュッと表情筋に力を入れる。無意識で顔が崩れたと言うのなら意識して表情を作ってしまえば何の問題もない・・・よね?
「お?いつにも増してシリアスな面してんな影山」
「なになに、何かあったの」
「さぁ?」
「んふふふ、そんな気にしなくていいよ?んふっ、ふふふ・・・本人が恥ずかしがってるだけだから」
「透さん!!」
思わず立ち上がって透さんの肩に掴みかかる。何たる非道、何たる理不尽、今さっき黙ってるって言ったじゃんか!
「透さん?」
「ご、ごめんっ!そんな真剣な顔で必死になるのが面白くて!ちょっとツボっちゃったかも!!」
目尻に涙すら浮かべながらケラケラと腹を抱えて笑う彼女、こんなの身体を揺らして必死に抗議せざるを得ない。全くとんだ恥辱だよ、頬に血が昇ってくる感覚が更に僕の恥を上塗りしていくのがわかってしまう。
“いいじゃないですか。クラスメイトに馴染むのも必要なことですよ”
(それにしたってこんなの
“程よいギャップなら効果的ですし、私からすればとても魅力的に見えますよ”
(そうなの?・・・まぁ、君が良いと感じるのならこっちの方が適切なんだろうけどさ・・・)
高校生らしく振る舞うなら現役である彼女の感性を信頼するのが最も合理的だ。あまり気は進まないが日常生活では操奈ちゃんの言う通りにした方がいいだろう。
何、大したことじゃない。ちょっと僕の羞恥心がグサグサ刺されているだけだ。雄英生だった頃を思い出せ、あの時のように振る舞って過ごせばやっていける筈。
・・・あれ、
・・・もしかして僕ずっと小動物扱いされてたの?なんでぇ・・・?
「皆静粛に!あと1分でHRが始まる。各自席に戻りたまえ!」
「助かりました飯田さん」
「?何を言っているのかよく分からないが、助けになったのなら何よりだ」
「ふっ・・・くふっ」
未だに笑い転げている透さんの背をグイグイと押し座席に送る。一先ずこれで窮地は凌いだと言っていいだろう。
顔を此方に向けて何があったのか聞きたそうにうずうずしている芦戸さんは見なかったことにする。絶対教えてあげないからね。
◇◇◇◇◇
「およ?哀ちゃん帰んないの?」
「暫く居残りでリカバリーガールに色々教えてもらうことになりまして」
授業が終わった放課後の教室で透さんから呼び止められた。彼女には悪いが暫く一人で帰って貰わねばならない。また後日埋め合わせはするから許してね・・・。
「えぇー何で!?・・・あ、この前の緑谷君の傷治したやつ?」
「はい。個性を用いた治療には複雑な規則がありますので、例えば免許ですとか」
昨日保健室に泊まり込むためにリカバリーガールと色々口裏を合わせていたうちの一つがこれだ。実際僕も雄英時代はよく放課後に保健室で彼女に師事して免許を取っていたから他の人間から見ても問題ない。
彼女に改めて断りを入れ保健室へ移動する。扉を開けて歩み出た教室の外は春先故にまだ日差しに校舎が照らされていた。
僕が雄英生だった最後の方はすっかり暗くなっていたから、またこうして明るい道をゆっくり歩いていくとどうにも郷愁を感じてしまう。
操奈ちゃんには咄嗟に誤魔化したけれど、僕にとって雄英の保健室は正直実家に近い感覚がある。睡眠時間を除けば高校生の頃自宅にいる時間より保健室で過ごした時間の方が多分長いもの。
“学校でお泊まりなんて、なんだかちょっとドキドキしてきました”
(そう?僕としては寧ろ保健室の方が安心するくらいなんだけどな)
“どれだけ入り浸ってたんですか・・・”
(いやぁそれほどでもぉ・・・)
“褒めてません”
(ひぃん・・・冗談だよぉ・・・)
少し調子に乗ってみれば彼女にピシャリと冷たく切って捨てられた、悲しい・・・。
シクシクと内心涙を流して操奈ちゃんに慰められつつ保健室に入ったけれど、まだリカバリーガールは保健室に居ないようだった。
(あら、僕が一番乗り?なら今の内に場所取っちゃお!)
“そんな子どもみたいにベッドで遊ばなくても・・・*1”
(いいかい操奈ちゃん。大人はね、こうやって時折童心を思い出す必要があるんだよ)
返しの良いスプリングに身を任せて寝心地の良いベッドを探す。・・・ふむ、このベッドは中々年季が入っているね。跳ねは控えめだけど沈みが良い。
この子にしよう。そう決めて足早に寝転がり枕を抱きしめてベッドに沈む。染み付いた消毒液の匂いと柔らかな肌心地に気が緩み、朝から引き締めていた頬が段々解けていく。
・・・やっぱりここは安心するね。保健室がリカバリーガールの気配で満ちているからなのか、ゆっくりと心地良い眠気が催してくる。
このままリカバリーガール達が来るまで眠ってしまおうか。最近は訓練してばかりだったから丁度いいかも・・・なんて考えてふと身体を横に向ければ、カーテンの隙間からベッドに横たわっている骸骨と目が合った。
「ひっ!?──おっ、おお、おるっ、オールマイト先生!?いつからそこに!?」
「やあ哀少女・・・すまないね、盗み視するような真似をしてしまって」
“まるでホラー映画に出てきそうな絵面ですねぇ・・・”
不意打ちで現れた骸骨に慌ててベッドから飛び起きたが、気が動転して思わず声が裏返ってしまった*2。
加速した拍動が今にも聞こえてきそうで本当に心臓に悪い。めちゃくちゃ怖かったよ今の・・・。
「い、居るのなら仰ってくだされば」
「楽しそうにしていたからつい、ね」
「凄く、怖かったです、今の」
「すまない・・・いやほんとごめんね?まさかそこまで怖がるとは」
この身体の震え具合を見てもまだ彼は事の重大さをあまり理解してくれていないようだ。
けれど彼にはちゃんと気をつけて欲しい。その骸骨姿で暗がりから出てこられると悪霊か何かと勘違いしてしまう。
「その顔はあまり理解していませんわね?正直その痩身で暗がりから見つめられるとお化けみたいで怖いのです」
“私は別に怖くありませんけど・・・”
「操奈さんもそうだそうだと言っております!!」
“マリさんが怖がってるだけですよね?”
「おります!!!!!」
「あはは・・・うん、今度からはよく気を付けるよ」
平謝りするオールマイトを見てようやく溜飲が下がった。彼のことは勿論尊敬しているけれど、小さな子どもにこんな真似したら泣かれてしまう。
今ここで僕がしっかり言い含めなければ彼が将来幼子を傷付けてしまうかもしれないもの。それを防ぐ為の必要な犠牲という奴だよ。
「何やってんだいアンタら」
「リカバリーガール!」
「治与婆様とお呼び」
そこへ丁度やってきたリカバリーガールに二人して呆れられてしまった。というかまだ続けるんだ治与婆呼び・・・別にいいけど。
「治与婆様、それは?」
「これが気になるかい?」
彼女は大きな台車にわざわざに何か荷物を載せてまで持ってきていた。泊まり用に色々と準備をしていたのかと思っていたけれど、それにしてはやたら大きい気がする。
「結構大きなぬいぐるみ・・・いや抱き枕ですかね」
「治与婆様って寝る時にこういうの使うタイプだったのですか?」
「何言ってんだい、これはアンタ用だよ」
「・・・・・・はい?」
治与婆が袋から取り出したのは操奈ちゃんの背丈より少し小さい程度の白蛇の抱き枕。中々愛嬌を感じる可愛らしい紅瞳に細くて小さな舌を口から覗かせている。
「おや、ぬいぐるみは好きじゃなかったかい?」
「わたし、別にそんな歳ではないのですけど・・・」
「零歳児がフカしてんじゃないよ。悪いね。前の弟子がこういうの好きだったもんだから、つい持ってきちまったのさ」
言われてみれば確かに昔保健室によく置かれていたぬいぐるみに似ている・・・ような気がする。
何時からだったかな。最初はこういう小物とかは保健室に置いていなかった筈なんだけど。ちょっとずつ色々増えていったんだったか・・・。
“えぇ!?マリさんもぬいぐるみ好きだったんですか?私とお揃いですね!!”
(む、昔の話だよ・・・。今は特にそういうの無いからね?)
“いいじゃないですか恥ずかしがらなくてもー。よくお似合いですよ?”
(全く嬉しくないよそのフォロー・・・)
欠片も喜べない慰めに肩を落としつつ、白蛇を両手で抱えてベッドに寝転んだ。
・・・あ、このもふもふの感触、結構根津校長に似てるかも。それにわざわざ洗濯してくれていたのか石鹸の爽やかな香りがする・・・・・・いい匂い。
「根津の感触が気に入っていたみたいだからね。こういうのも好きだと思っていたけど、バッチリ効果覿面さね」
「うんうん、子どもらしくて良いと思うよ」
「う、うるさいですね。いいから診療を始めますわよ」
喧しい声が聞こえてきたのですぐ身体を起こして白蛇を手放した。この流れのままではずっと零歳児扱いされてしまう。
なので影からケースを取り出しベッドに叩き付け小っ恥ずかしい話の流れを変えに行く。いつまでもニコニコ笑っているんじゃあないよ二人とも!
「そいつが例のやつかい」
「えぇ、即席ですからあまり大した量ではありませんけれど」
“そういえばここ数日こそこそ何か作っていましたね”
頂いた彼の髪から遺伝子情報を解析し、賢者の石の精製過程を参考に作り上げた内臓・・・の材料だ。
品揃え豊富な近所のスーパーには色々とお世話になったけれど、店員さんからとんでもない大喰らいみたいな眼を向けられてドン引きされたことは甚だ遺憾だった。個性関係ならよくある話なのに。
「哀少女、それは一体?」
「端的に説明いたしますと、貴方の細胞を培養したものです」
「思ってたより早いね!?」
急ぎで錬成するためにちょっとした『
ただ数年単位で内臓が欠けていた彼にいきなり臓器を丸ごと錬成してしまうと、個人差はあるが人によっては拒絶反応が起きてしまう。なので時間を掛けて少しづつ胃袋と呼吸器官を作り直していく必要があるわけだね。
「健康状態は相変わらず絶不調ですが、施術に問題はありませんわね」
「ははは、返す言葉もない・・・ところで、治療って一体どうやるのかな?」
身体状況の解析を済ませ、細かなチェックを終えてから準備に入る。注射箇所をガーゼで消毒し、ケースから注射器と彼の細胞を溶かし込んだ液体の入った瓶を手に取り出した。
注射器で瓶の中身を吸い出せば後は突き刺して液体を注入するだけ。準備は本当にそれだけなのだが、何故か突然オールマイトが小刻みに震え出した。
「大丈夫ですよ。もし異常があればすぐ分解できますから・・・不安でしたら別の方法を検討しましょうか?」
「いやいや不安なんて少しも無いさ!・・・ただ、昔の予防接種を思い出してね。あの時は針が筋肉を通らなくて色々試行錯誤した覚えが──」
「注射怖いんですか?」
「HA───HAHAHA!!!!まままままさかそんな注射が怖いなんてそんなこと」
“どう見ても怖がってる・・・”
嘘でしょ・・・まさかあのオールマイトが注射を苦手としているなんて夢にも思わなかった。
・・・いやまぁ、誰にだって怖いものはあるか。僕もこの歳になってもまだお化けとか怖いもの。
「いいからサクッとやっちまいな」
「えいっ」
「イヤァァァァァァ!!?」
「あ、すみませんつい」
「──あれ、痛くない?」
治与婆に言われてつい反射的に刺してしまった。彼には悪いがそのまま作業を続行する。とは言っても材料は全て入れたので、後は錬成で体内を調整しつつ臓器を造るだけなのだけど。
「お?おぉ、なんかお腹がちょっと動いてる?・・・でも全然痛くないね」
「痛覚は一時的に遮断してありますから。大体麻酔と同じですわよ」
「やってることは手術みたいなもんだからね。私の立ち会いが無いと許可出せないから、今後も治療は私が居るときにやるよ」
“こうして見るとまるでお医者様みたいですね”
(もし治与婆が居なかったら途中で諦めてたかもね。そのぐらいあの頃は色々大変だったよ・・・)
バイタルは正常、拒絶反応はない。・・・うん、チェック完了。取り敢えず現時点で異常は出ていない。後は何日か様子見して異変が起きなければこの方法で治療を続けよう。
「はい。今回はこれで終了ですよ。異常が出ればすぐ診ますので、深夜でも遠慮せず起こしてくださいね」
「ありがとう。助かるよ」
「さて、用件も終わったしもう飯食って寝な」
「え?まだ夕方ですが」
どうやら彼はまだ自分の身体が如何にボロボロなのか理解しておられないようだ。治与婆の眉間に皺が寄っていくのが見えないのだろうか。
「三ヶ月は入院してほしいって話忘れたんじゃないだろうね?私としては襲撃の日までずっとベッドの住人になってくれても構わないけど」
「そ、それはどうかご勘弁を!」
「ならさっさとしな!」
「はい・・・」
顰め面の治与婆にどんどん身体を縮ませていくオールマイト。心なしか顔がしわしわに萎んでいるように見える。
「アンタもとっと休みなさい。くれぐれも疲労は残さないようにね」
「わ、わたしもですか・・・?」
「当然、敵が来るってんなら尚更さ。どうせ碌に休まず作業してたんだろう?」
「そんなことは・・・」
図星だったのでついサッと顔を逸らすと、彼女は何も咎めず優しく両手で頭を撫でてくる。
一体どういうつもりかと視線を戻して向き合えば、彼女はほんの僅かに物寂しさを宿したような丸い瞳で僕を静かに見つめていた。
「治与婆様・・・?」
「なんでもないよ、飴でも舐めてゆっくり休みな」
「で、ですから子ども扱いは」
「私の歳からしたらそこの馬鹿タレだってガキみたいなもんさ」
「馬鹿タレ・・・」
そこまで言われてしまうと何も反論できない。差し出されたサルミアッキを口に運んで大人しく撫でられ続けた。
相変わらず治与婆は人を撫でるのが上手い。彼女の掌は小さいけれど、その分心地よい部分を的確に触れてくれるのだ。
“ず、ずるいです!!マリさんを撫でるのは私の夢だったのに!!”
(??えぇ・・・?ゆ、夢・・・?)
“そうですよ!身体が元に戻ったら何をしたいか考えていたんです!”
(そうだったの・・?なんかごめんね・・・?)
ぷんすか怒りを伝えてくる操奈ちゃん。あまり彼女の嗜好はよくわからないけれど、黒瀬ちゃんが学生時代僕にやっていたことをやらせてあげればいいのかな。
ぬいぐるみが好きなら適当に抱き枕代わりだろうか。黒瀬ちゃん曰く小動物抱えてるみたいで丁度良いらしいから、多分操奈ちゃんも満足してくれる筈。
“まぁいいです。もっと違う内容を考えてきますから、覚悟しておいてくださいね”
(う、うん。好きにしていいよ・・・?)
彼女が思索の海に沈んでしまったのでのんびり治与婆の熟練の手捌きを堪能しておく。こんな風に甘やかされるのなんて何年振りだろう。よくこんな風にしてくれていたのは確か雄英生の頃だから、ざっと10年くらいかな。
卒業以来恥ずかしくなって自分から強請ることも無くなったけれど、こうされていると段々安心して眠気が込み上げてくる。
「ほら、良い子だから言う通りにおし」
「・・・ふぁぃ」
治与婆から流されるままに軽い軽食を取って身を清め、うとうとしながらベッドに潜り込む。今日くらいは訓練を休んでゆっくり療養に勤めてもいいかもしれない。
どうせ治与婆やオールマイトから止められるだろうし、万全を期すためには休むことも大切だもの、ね。
・・・そろそろ意識を保つのも辛くなってきちゃった。このまま眠気に抗わず夢に落ちてしまおう。
「おやすみ、なさ・・・ちぃ婆・・・さ・・・」
『ちぃ婆ちぃ婆!これみて!』
『今日は何さね?・・・おや、これは飴かい』
『そうなの!せんぱいがね、あまったからやるっていってね、さるみあっき?っていうのくれたの!』
『おや、新しいお友達と出会えたみたいだねぇ』
「すぅ・・・ん・・・」
「やっと寝たかい、ああは言ってもまだまだ子どもだね」
「様子はどうでしょうか?ちゃんと眠れてます?」
「ぐっすり寝てるよ。撫でても起きないくらいさ」
『ちぃ婆ちぃ婆!クラスのみんながね。さるみあっきはおいしくないからこっちたべなさいっておかしくれたの』
『そうなのかい?私は結構好きな味だったんだけどねぇ・・・それで、今日はどうして保健室に?』
『いっしょにたべよ!!』
『ふふ、ここは休憩室じゃないよ・・・全く、お茶を淹れてくるから少し待ってなさい』
『はあい!!』
小さく皺がれた指で安らかな眠りに落ちた彼女をそっと撫でる。寝ている間に撫でると手に頭を擦りつける癖まであの子そっくり。
その上最初は要らないと言っていたのに、寝惚けてあの子が昔お気に入りだった白蛇もしっかり持ってきているときた。
「・・・やっぱり、アンタなのかい?」
「?リカバリーガール、それはどういう意味で?」
「ただの感傷さね。・・・それとアンタもとっとと寝な。私がここにいる以上何かさせるつもりはないよ」
「ハイ・・・私も寝ます・・・」
オールマイトが注射苦手かどうか不明だったので本作のは捏造設定です。口では平気といいつつがたがた震えていた方が彼らしくコミカルで可愛いかなと。