龍球の軌跡   作:みやーびんぐ

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第5話

あれから一週間後

 

トールズ士官学院 グラウンドで《Ⅶ組》全員とサラ教官が集合していた。

 

「それじゃあ。予告通りに《実技テスト》を始めるわよ。

 皆、準備はいいかしら?」

 

「「「「はい!」」」」

 

「それじゃあ。最初にリィン、エリオット、ガイウス前に出なさい。」

 

「はい!」

 

「いきなりか・・・。」

 

「承知。」

 

三人は返事をした。

作戦はリィンとガイウスは前衛で攻めで、エリオットはアーツの補助するという形式になっている。linkの方は前衛の方ですることになっている。

 

「それじゃあ、とっとと呼ぶとしますか。」

 

サラが言った後に指を鳴らしたら、謎の傀儡が出てきた。

 

「これは・・!?」

 

「魔獣!?」

 

「いや・・・命の息吹を感じない。」

 

「ええ。そいつは作り物の”動くカカシ”みたいなもんよ。

 そこそこ強めの設定はしてるけど、決して勝てない相手じゃないわ。

 

 

 

 たとえば、ARCUSの戦術リンクを活用すればね。」

 

 サラが答えたら三人は反応して

 

「あ・・・」

 

「それが狙いですか・・・!」

 

「そうよ・・・。それじゃ始め。」

 

 実技テストが始まり、

 

「リィン、俺から行くぞ!!」

 

「わかった。ガイウス」

 

ガイウスは槍の技であるゲイルスティングを使用し、傀儡に当て

 

「崩したぞ!!」

 

「ああ」

 

リィンが崩した傀儡に追撃をして急所付近に斬った。

そのあとにエリオットが・・・。

 

「僕も支援するよ!!」

 

エリオットがエコーズビートを使用し、全員に防御の結界を貼った。

 

「「ありがとう」」

 

「リィン、来るよ!」

 

「ここか!」

 

リィンは傀儡の攻撃を刀で防御をし、ダメージを軽減させる。それにこの傀儡、とんでもない攻撃力のため、真面に喰らったら間違いなく戦闘不能だ。

 

「そこだ・・・!」

 

リィンは八葉一刀流の初伝の技、紅葉切りをを使用したら、傀儡が崩れて

 

「崩れたぞ!」

 

「そこだ!!」

 

ガイウスも傀儡に急所に狙って、エリオットは

 

「エアストライク!」

 

エリオットのアーツで、傀儡にダメージを与えられて

 

「よし、これで決めるぞ!!」

 

ガイウスが傀儡に渾身の突きをし、そして傀儡の動きが停止した。

 

「よし。」

 

「なんとか勝てたね!」

 

「ああ、強かったがみんなのおかげだろう。」

 

そのあとにサラがパチパチと拍手してる姿を見て

 

「うんうん、悪くなかったね。戦術リンクも使えたし、旧校舎地下ではの実践が効いていんじゃないの?」

 

「はは・・・そうかもしれません。」

リィンが答えたら三人以外のメンバーは

 

「ほう・・・。」

 

「いつの間に、そんな対策を・・。

 

「オラも早くやってみてぇよ。」

 

 

「それじゃあ。次は ラウラ、エマ、ユーシス前に出なさい!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なかなか、強かったな。」

 

「そうだな。まだ余裕に見えるが?」

 

「そうでもない・・・。」

 

「はぁはぁ ラウラさんは強かったですね・・・。」

 

「エマ、大丈夫か?」

 

「はい。平気です。」

 

「なかなか良かったわね。次は、アリサ、フィー、マキアス前に出なさい。」

 

 最後の組なのに何故か悟空の名前が呼ばれなかったので悟空が

 

「あれ?オラは?」

 

サラに聞いたら

 

「悟空。あんたは一人でやりなさい。」

 

「ん?オラ一人でか?」

 

「そうよ。」

 

「うん。わかった。」

 

 

悟空が返事をし、しばらく待つとアリサ達が終わって苦戦をしていたようだが、なんとか合格できたようだった。最後に悟空の番で・・・。

 

「悟空さん・・。一人で大丈夫でしょうか・・・。」

 

 エマが心配していて

 

「この前のオーラはすごかったが・・・さすがに心配だな。」

 

ラウラもちょっと心配をしていた。

やはり悟空が見た目が子供のため、全員は心配しているのだろう。

 

「悟空。準備はいい?」

 

サラが悟空に聞いて

 

「おう!!オラはいつでもいいぞ!!」

と答えて傀儡に対して構え始める。

 

「それじゃあ・・・始め!!」

サラが始めって言った瞬間・・・。

 

 

悟空が一瞬消えた

いつの間にか傀儡の後ろに悟空がいて空に向けて傀儡を蹴っ飛ばして傀儡が空に吹っ飛んでいた。

その後にいつの間にか空の上に悟空がいて

空に吹っ飛んでいる傀儡に対して悟空は

 

「そりゃぁぁぁ!」

 

地面に向けて叩きつけて

傀儡は地面にぶつかって動きが停止した。

その姿をみた全員は・・・。

 

「どうやって・・・急に傀儡の後ろに移動したり、急に空の上に移動したのだ・・・?」

 

マキアスが目がパッチリと開きながら驚いていて

 

「あれ・・・どうなっているんだ?」

 

「あやつは本当に何者だろうか・・・。」

 

「・・・・ありえない。」

 

「なによ・・・あれ・・」

 

「あたしですら・・・何が起きたのか分からなかったわ。」

 

サラを含め全員驚いていた。

それはそうだ。始めと言った瞬間に悟空が一瞬で傀儡の後ろ、空の上に移動していたからだ。一瞬で移動するなど人間では無理に等しい。

それにあの傀儡なかなか強かったのに、悟空は一分・・・いや三十秒すらかかってない状態で倒してしまったのだ。それは驚くに決まっている。

 

「あれぇ~?軽くやったぐれぇなのにもう終わっちまった。」

 

悟空がそう言って、全員は「は?」って顔になっていた。

 

「あれで軽くって・・・」

 

「・・・・人間超えているね。」

 

エリオットとフィーが言ったらリィンが

 

「悟空・・・。今の技どうやったんだ・・・?」

 

リィンが悟空に聞いたら。

 

「ん? 今のはぁただ移動して攻撃をしたんだ。」

 

「ただの移動・・・?!」

 

「移動したの見えなかったぞ…。」

 

「・・・・ますますありえない。」

 

 悟空以外は全員驚いてばっかりだった。

 サラは驚いてばかりのせいか忘れていたことを思い出し口を出す。

 

「さて・・・驚きすぎて一瞬フリーズ状態になっていたけど

 実技テストはここまでよ。先日に話した通り、ここからは重要な伝達事項があるわ。君たち《Ⅶ組》ならではの特別カリキュラムに関してね。」

 

それを聞いた《Ⅶ組》全員は気になってサラの方に顔を向けた。

 

「さすがに、皆気になっていたようね。

 君たちに課せられた特別なカリキュラム・・・・

 

 

  

 

 それはズバリ《特別実習》よ!!」

 

 

 

 《Ⅶ組》全員は頭の上に?がついていて

 

「と、特別実習ですか・・?」

 

「な・・なんだか、嫌な予感しかしないんだが。」

 

「君たちにはA班、B班に分かれて指定した実習先に行ってもらうわ。そこで期間中、用意された課題をやってもらうことになる。まさに特別な実習なわけね♪」

 

 

「なかなか、面白そうじゃねえか。」

悟空が能天気に言ったら

 

「バレスタイン教官。結局俺たちに何時どこへ行けと言うんだ?」

ユーシスがサラに聞いたら

 

 

「さっきも言ったどおりにA班、B班を分かれてもらうわ。

さあ一部ずつ受け取りなさい。」

 

サラが全員に紙を渡してきた。

 

そこには

 

 

【4月特別実習】

 

 A班:リィン、アリサ、ラウラ、エリオット、悟空

   (実習地:交易地ケルディック)

 

 B班:エマ、マキアス、ユーシス、フィー、ガイウス

   (実習地:紡績町パルム)

 

 

 

と書かれていて。

 

 

「おっ。リィンとアリサとラウラとエリオットと一緒か。よろしくなぁ」

 

悟空が言い出して

 

「ああ・・よろしくな。悟空」

 

「よろしく。」

 

「よろしく頼むぞ。悟空」

 

「よろしくね。」

四人とも悟空に挨拶をした。

 

B班の方はユーシスとマキアスが喧嘩をしてるようだった。

 

「日時は今週末、期間は二日くらいになるわ。

 A班、B班共に鉄道を使って実習地まで行くことになるわね。

 各自それまでに準備を整えて英気を養っておきなさい!」

 

とサラが言った。その時。

 

ぐぅ~ぐるるるるるぅ…………。

 

「ハハハ。オラ腹が減っちまったぁ。」

 腹の音がなったのは悟空だった。

 

「ははは・・・。悟空飯でも行くにいくか。」

リィンが誘って

そのあとにラウラが

 

「悟空・・・。」

 

「ん?なんだ?ラウラ?」

悟空が返事返したら。

 

「後でそなたと手合わせをしたいのだがもしよければどうだ?」

 

 ラウラが言ったことを聞こえていた全員はびっくりしていた。悟空は

 

「勝負か?いいぞ。」

 

「じゃあ後で私から話しかける。」

 

「おけー!じゃあまた後でな!」

 

と言い悟空とリィンは飯を食いに行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後リィンの財布の中身が消えてリィンは泣いていたようだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次はラウラVS悟空ですね。
そのあとに実習のことについて書こうと思います。
あとヒロインですが、まだ入れるかどうか決めていませんですが。
入れるとしたらとりあえず自分の好きなキャラの中で【アルフィン、エリゼ、クレア、ラウラ、アリサ、サラ、トワ会長】どれかを入れようかなと思っていますが

入れるとしたら【アルフィン、ラウラ、トワ会長】ですかね・・・。

なぜこのふたりにしたかって言うとアルフィンは単純に一番好きなキャラクターなのでwあとなんとなく悟空と合いそうってなりましたのと
ラウラは直感で悟空と合うなと思いました。
トワ会長もなんとなくですね・・・。

まあまだヒロイン入れるかわかりませんですけど・・・。

他のドラゴンボールのキャラクター出てくるのかはまだ考え中です。
ドラゴンボールは出す予定ですけど。



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