龍球の軌跡   作:みやーびんぐ

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第7話

日にちが過ぎて、ついに特別実習日となった。

だが第三学生寮一室、悟空の部屋の前になぜか、リィン、ラウラ、アリサ、エリオットが集まっていた。

理由は簡単、悟空が集合時間にいつまでたっても来ないからである。

おそらく、悟空は寝てるだろうと予想しA班の四人は悟空の部屋の前にいるのである。

 

「悟空!!早く来ないと列車が遅れちゃうよ〜!!」

 

「ラウラ、ドアを壊して開けてもらえないかしら?」

 

「承知した。」

 

ラウラは剣を持ち、ドアに一振りして見事ドアは壊れた。

すると、やはりベットの上には悟空は気持ちよさそうに寝ていた。

 

「zzzzzzzzz」

 

 

「悟空!!起きろ!!」

 

リィンが悟空に揺さぶりながら言っても起きない。

そこでラウラが剣を持ち始めて悟空に向けて…

 

 

「悟空…。起きろ!!」

 

 

思い切り剣を振った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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列車の中。

 

 

「いってぇ〜。全くひでぇ起こし方するなぁ。」

 

 

悟空がリィン達に言って

 

「そなたが起きないのが悪いのだ。」

 

ラウラが呆れていた状態で答えて

 

「しかし、悟空って凄いよね。ラウラの攻撃くらって無傷だなんて…。」

 

 

「いや、凄いってレベルじゃないぞ。エリオット。」

 

 

もはや人外を越えてるレベル。

 

 

 

「まぁ、オラは鍛えているからなぁ。」

 

 

「それで済むの悟空ぐらいしかいないわよ…」

 

「まぁ、列車に間に合って良かったよ。」

 

 

何とかギリギリ間に合った悟空達はそれから列車の中で

ブレードという対戦ゲームをやっていた。

だが、悟空は見事にボロ負けをしていた…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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トリスタから列車に乗って数十分が経つとA班は実習地に指定された交易町ケルディックへと到着していた。

そして何故だが知らないけどA班にサラ教官がきてついてきた。

 

「ここがケルディックかぁ…。」

 

「のんびりした雰囲気だけど、結構人通りが多いんだな。」

 

 

「あちらの方にある大市目当ての客だろう。外国から商人が多いと聞く」

 

 

 

「なるほど、帝都と違った客層が訪れているのね。」

 

「へぇ〜食いもんいっぱいあるじゃねえか。」

 

「悟空。食べるのは良いけど少しは我慢しなさいよね。」

 

アリサが悟空に言うとサラが

 

「ちなみにここの特注品はライ麦を使った地ビールよ。

君たち学生だからまだ飲んじゃダメだけどね〜。」

 

 

「いや…勝ち誇られても…

 

「全然、悔しくなんか思いません…」

 

 

リィンとアリサは苦笑いの状態で返事をした。

 

「さてと、そろそろ今日紹介する宿に案内するわね」

 

 

 

「はい!」

 

「お願いします!」

 

 

と言いサラ教官が先頭になって歩き始めて宿に案内することになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「紫電の君…まさかこんな所にお目にかかることが出来るようとは」

 

 

 

建物の影から全身白い服を着た男が立っていて、その視線はずっとリィン達の方を見ていた。

そしてリィン達を見ていた白い服を着た男は何かを気がついてニヤリとした。

 

「それにしても…興味深い雛鳥達を連れているかと思えば、成る程、例のあの人が言ってた…尻尾を生えた少年…いや…あの男が《孫悟空》か…。」

 

 

男は孫悟空をにやけながら見ていてそれから、街道の奥まで消えていく。消えていくと悟空が後ろの方に振り向いて…。

 

「なんだぁ?あいつ?さっきからオラのことみて?」

 

悟空が不思議そうに呟いて

リィンが

 

「どうしたんだ?悟空?」

 

「いやなんでもねぇ。」

 

悟空がリィンに言って前を見て宿《風見亭》にて進み始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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宿屋《風見亭》。今回の実習にてA班が1日お世話になる場所である。昼前の時間は、店内には早めに昼食を食べに来る客の姿がいたりして、中には昼間なのにビールを飲んでいる客もいたりした。ちなみにビールを飲んでいる客とは、トールズ士官学校の教官。また《VII組》の担任である

サラ=バレスタイン教官であった。

 

 

「ぷはぁー!!仕事の後の一杯はやっぱり格別よね!!」

 

 

と言いながらグビグビとビールを飲んでいるサラ。その姿を見てるリィン達は呆れていた。まぁサラ教官はこういう人間だからしょうがない…。それよりも問題があり…

 

 

「ガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツ」

 

「悟空…いつまで食べてるつもりか?

 

リィンが聞いたら

 

「? まがくいだでぃなぃばぁよばよ。」

 

「食べながら喋るでない…。」

 

ラウラもう既に呆れていた。

リィンとアリサとラウラとエリオットの気分はもう嫌だと思っていたのであった…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その一連の出来事が終わったあとリィン達は泊まる部屋に荷物を置きに行くため部屋に向かっていた。

そして中に入ると、ベットが五つあり…

 

 

 

「ちょっと!!どういうことよ!これ!?」

 

 

アリサが大声を出して叫んでいた。

無理もない。年頃の男の子、女の子と一緒の部屋で寝るのに抵抗あるのは当たり前だ。

だが…

 

 

「オラは別に同じ部屋でも構わねぇぞ!」

 

 

「あんた…何を言って…。」

 

アリサが口をパクパクしながらびっくりしていた。そしたら

 

「私も悟空と言う通り同じ部屋でも構わない。」

 

「ラウラまで…」

 

 

アリサがもう諦めたようだが

リィン達に向けて睨み始めて

 

 

「…不埒な真似をしたら許さないわよ。」

 

 

「あはは。しないってば…」

 

「右に同じく…」

 

「そんなに気にすることかぁ?」

 

男三人は答えてその後には

始めて実習に取り掛かるため下に降りた。

 

 




やっと更新が出来ました!!

色々と仕事等忙しくて早く更新が出来なかったです…


さて白い服を着た男(ブルブラン)が言っていた「例のあの人」と言ってましたが「例のあの人」っていうのは誰なのか?


それはまだ決めてませんww


これから書いてる内に「例のあの人」誰にするか決めようと思います。
ちなみにドラゴンボールキャラの中から出そうと思います!

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