恐らくブルアカ始める前にスレまとめ動画でガッデムの箱とかいうよく分からない字面のものを見たためそれが印象的すぎたんだと思われます。
禊として作者がビンタを喰らいにいきます。
アビドス高校に戻った私は、皆から書類の内容を聞いた。どうやら借金元がヘルメット団を雇ってるらしい。
……めんどくさいことになってきた気がする。そう思った私は思わずため息をつく。
なんやかんやそれなりに遅い時間だったため、その後私と先生は割とすぐにホテルへ戻った。
先生と軽く話したが、結局のところ現時点では情報が足りないため何一つ断言できることがなかった。
諦めて雑談していると、先生が
"そういえばアユミ、強盗する時に雰囲気が違ったけどなんだったの?"
と、聞いてくる。
別に誤魔化すようなことではないし、素直に話す。
「私、元女優なんですよ。だから正体を誤魔化すために"ちょっ、ちょっと待って!" ……なんでしょう?」
"じょ、女優!?ほんとに!?"
「えらく疑いますね。これでも子役もやってましたし、結構人気の女優だったんですよ?」
"そ、そうなの……?ってことは、初めてあったアビドスの皆が妙な既視感持ってたのって……"
「まあテレビか何かで見たことがあったんでしょうね」
へぇ〜と感嘆の声を上げる先生。アホみたいなリアクション。
"元ってことは今はもう女優引退したの?"
「風紀委員会が忙しかったので無期限の休暇って形にしてもらってます」
"そうなんだね。今度作品見てみてもいい?"
「いいですけど私芸名使ってたので名前調べるだけだと出てきませんよ?」
"大丈夫!顔を見ればわかると思うから!"
それに自分の生徒を見つけることぐらいわけないからね、と胸を張っている。子どもか。
あとちょっとその発言は怖いぞ先生。
頑張ってくださいね、とおやすみなさい、と言ってから自分の部屋に戻る。そしてシャワーを浴び、ベッドに入ってからスマホを確認すると、2人の生徒からモモトークがきていた。
一人はセリカさん、もう一人は……アルちゃん? なんで? そう思いながらメッセージを読み、一人で納得する。あぁ……そういう……
メッセージの内容はこうだ。
『覆面水着団ってアビドスの生徒だったの!?』
とのことだ。
きっと教えてもらったんだろうなぁ……白目剥いてるところが目に浮かぶ。
『そうだよ、あんまり吹聴しないであげてね』
とりあえずそう返しておく。後は知らん。
そしてもう一人、セリカさんのメッセージを見る。
『強盗の時になんか雰囲気違ってたけどあれはなんなの?』
とのことだ。やっぱ皆気になってんのね。
『私元女優なんですよね』
『それで正体バレのリスク減らすように演技しながら強盗してたんですよね。』
と返信する……既読早いな!?
『待ってそれほんと!?』
『ホントですよ、なんなら芸名も教えましょうか?』
『教えて!』
『Pawnって名前で出演してましたね』
『Pawnってあの!?』
『そのPawnだと思います』
そう、これでも私は有名女優だったのだ。皆から妙なリアクションを取られるのはそういうことだろう。
そして皆が私を分からないのは今髪を伸ばしてて目元が隠れているのと、活動休止してからそれなりに経っているから。そしてそもそもテレビがスマホに押されてるからだろう。
『ドラマ見てみるわ』
『ありがたい限りです』
その後は互いにおやすみと言いあって会話は終わった。
そうして暫くスマホを触っていたのだが、気がつくと眠りに付いていた。
そして目が覚める。あぁ、朝か。そう思いながら外を見る……えらく太陽が高い位置にありますね。気の所為だろう。うん、きっとそうだ。そう自分に言い聞かせながら時計を確認する。
あぁ11時かぁ……もう焦る気持ちも出ないよ。
取り敢えずモモトークを確認する……うわぁ、先生からめっちゃ連絡来てる。
『"アユミ?"』
『"どうしたの?"』
『不在着信』
『不在着信』
『不在着信』
『"アユミ!!大丈夫?"』
『"アユミ!!"』
『不在着信』
『"もしかして寝てる?"』
『"スマホ部屋にあるみたいだけど"』
『"先にアビドス高校行ってるからね"』
『"もし起きたら連絡してね"』
あーあ、やらかした。スマホの場所云々はセリカさんの時と同じ方法で調べたんだろうな。はよ電話しよ。
「もし『"もしもしアユミ!大丈夫??"』 ……はい』
「すいません、アラームつけ忘れてて今起きました……」
『"あ、やっぱり?"』
「本当にごめんなさい」
『"いいよ、疲れてたんでしょ?次から気をつけてね"』
「はい……」
『"あと私達会議終わった後に柴関ラーメン行くから、先に行ってご飯食べてて"』
「はい……ホントごめんなさい」
『"いいよ、じゃあまた後でね"』
そうして電話を終える。自分のやらかし具合にため息が出る。笑えん。
早いとこ準備してラーメン食べに行こ。そう思いながら朝*1の準備をするのだった。
柴関ラーメンにて、
「あれ、アルちゃんに皆?」
「アユミじゃない!」
「アユミちゃん昨日ぶりー」
便利屋の皆と遭遇した。昨日の今日とは、運命というやつなのだろうか。そんな事を考えながらさりげなーくハルカちゃんに近づいて、手に持っていた爆弾の起爆装置を離させる。……さっき外にいたとき会話聞こえちゃったのよね……
そんな事をしていると、
「アユミ、昨日アビドスの連中と一緒にいたのはなんで?」
そうカヨコちゃんが質問してくる。昨日はアルちゃんが水着団の正体に気づかなかったためその話ができなかった。その為今のうちに確認しよう、という腹づもりだろう。
「私、今シャーレに所属してるんだよね。それでアビドスを手伝ってる感じ」
そう返しておく。すごい睨まれてる。まあ仕方ないけど。アルちゃんとムツキちゃんとはかなり深い関わりがあるけど、カヨコちゃんとは割と関係浅いから風紀委員会としての私のイメージが強いんだろうね。
「ア、アユミさん、アル様に歯向かうんですか……?」
「まあ……そうなるかな」
「そうなのですか……なら、死ん「ハルカ、待ちなさい!」 は、はい。申し訳ありません!死んでお詫びしますので……」
そこまでしなくていいから、とアルちゃんが制止しつつ、私の方に向き直る。
「今は敵対する気はないんでしょう?」
「そうだね、私がラーメン食べに来たら偶々皆がいただけ」
「なら、今は仲良くしましょ?」
「ムツキちゃんもさんせーい!」
「まあ社長が言うなら……」
ありがとね、と言いながら席に着く。アルちゃんが止めてくれて助かった。私なんかじゃハルカちゃんとカヨコちゃんの二人だけでコテンパンにされちゃう自信があるからね。
そうして大将に注文をしようとした、瞬間。
建物が爆発した。
「痛っててて…………皆無事……?」
「なん、とか、無事よ」
「痛いー、なにこれ、アユミちゃん流のサプライズ?」
「なんで私なの……」
皆無事そうだ。そんな会話をしながら、この爆破について思考を巡らせる。そうして直に犯人に思い当たる。
「皆、ここで少し隠れてて。あと大将の怪我の具合一応見といて」
それだけ言って、スマホで2人の人に連絡を入れてから崩れた建物の陰から出る。
……やっぱりそうだったか。外にいたのは風紀委員会の大軍。先頭にいるのは……
「イオリちゃん!なんでこんなとこにいるのさ!」
「ア、アユミ!?それはこっちのセリフだ!!」
先頭にいた風紀委員会時代の仲間、銀鏡イオリがこっちに走ってくる。
「私はシャーレとしての仕事でこの辺に来てたんだよ。それで昼ご飯にここでラーメンを食べてたら急に店が爆発したんだよね。」
「あー、それはごめん」
「それは別に良い……いや良くはないけどさ、なんでよその自治区でこんな派手にやってるの?」
「それは、ここに便利屋68がいるって話があってな。それに、ここは自治区の外だぞ?」
「便利屋68は見てないよ?あと、自治区の外ってどういう……」
そこまで話したところで、バン!と銃声が響く。私とイオリちゃんが同時にそちらを向く。そこには、
「死んでください死んでください死んでください!!!」
風紀委員相手に大暴れしているハルカちゃんがいた。
「……あれ、便利屋の社員だよな?」
「そうだね……」
そうして一拍置いた私達二人は同時に、互いにライフルを向けあった。
「どういうつもりだ?アユミ」
「そっちこそ、指名手配中とはいえたった四人を捕まえるためだけにわざわざアビドスまで大軍引き連れてくるなんて何考えてるの?」
「規律違反者を捕まえるためだ」
「本気でそれだけだと思ってる?」
「ほかに何があるんだ?」
「アコ行政官の指示でしょ?私が思うに裏の目的がある」
「そういう根拠のない発言をするのは嫌ってなかったか?特に目上に対してのものは」
「今の私はシャーレ所属だから強権もってるし、問題ないんだよ」
そんな言い合いをしている後ろで便利屋の皆が風紀委員会を相手に大立ち回りをしている。
……そろそろあっちは来てくれるかな。
「ちょっと!何よこれ!?」
「だいぶひどい状態」
「結構大きな音がしましたからね」
『前方に敵反応多数です!』
"アユミ!大丈夫?"
「……なんだあいつら」
「アビドスの生徒。と、後私の上司」
やっと来てくれた連絡の入れた一方である先生、そして対策委員会の皆に笑顔を向けつつイオリちゃんに説明する。
「せ、先生までいらっしゃるんですか!?」
"やあ、チナツ"
「あ、チナツさんもいたのね」
「イオリ!この戦闘を行ってははいけません!!」
「はあ?なんでだ?」
「先生を敵に回すのは「イオリちゃん、さっさとやろう」……アユミさん」
「アユミにしては安い挑発だな。けど乗ってやろう」
「イオリ……」
イオリがチナツさんに気を取られている間にさっと遮蔽に隠れながら対策委員会の皆の所へ移動する。
裏にいるであろうアコ行政官を引っ張り出すために手っ取り早い方法は、風紀委員会の部隊をある程度潰して交渉に持ってこさざるを得ない状況を作ること。多分アビドスと先生、そして
「アルちゃん達ー!一旦こっち来て!シロコさん、あの子達が撤退の援護をしましょう」
「ん!」
便利屋68の連合なら可能だ。
「あんた達、また私達を「違いますよ、セリカさん」……そうなの?」
「今回はあっちが唐突に吹っかけてきたんです。ねー?」
「ええ」
「だからムツキちゃん、対策委員会の人に変なこと言わないようにね」
「えー、私のこと何だと思ってるのさー。ブーブー」
「なんかアユミキャラ違うくない?」
「あれが素なんでしょうか?」
「ん、私達にもあのキャラで接するべき」
"まあまあ……"
なんか言ってるけどよく聞こえなかった。聞き返そうかと思ったところで、その前に確認することがあったんだったと思い出す。
「今更ですけど相手は三大校の治安維持組織なんですが、色々と大丈夫ですか?」
『私達の自治区内でここまで好き放題されたんですから、やられっぱなしではいきません!』
「ん!」
「頑張りましょうか〜☆」
「あいつらが誰でも許さないわよ!!」
思ったより皆好戦的だね、別にありがたいけど。無言で先生の方に視線を向けると、
"それじゃあ皆、戦闘開始だよ!"
そんな号令をかけてくれる。さあ、頑張ろう。
びっくりするほど脳内イメージが文字に出力されなかったです。どうして……
対策委員会の中でセリカだけが連絡してきたのは書類の内容による衝撃が強かったためアユミの雰囲気の件に関してが吹っ飛んだからです。
逆にセリカはアユミと一対一でしっかり会話ていたため雰囲気の違うアユミの印象が他の人より強く残っていたためです。
そういえば私服セナは出ませんでした。何故か水着の合歓垣が来ました。いや嬉しいけど季節感よ。