狛荷屋配達員、娯楽小説を手にナタの地に立つ。 作:祈願擦抜真君
時系列は稲妻の魔神任務+雷電将軍の伝説任務が終了→スメールに入る前くらいになります。
狛荷屋の等級の仕組みがわからなかったので、本作では国外配送ができる=金等級としています。
もしオフィシャルからの訂正があれば教えて下さい。
こういった投稿は初めてで至らぬところもあるかもしれませんがご了承ください。
評価、感想等いただけると励みになります。
※短編の方を読んでいただいた方へ
内容は大体同じになります。
短編部分の前後を追加+全体的に少し加筆したものになります。
どうやらナタの方に八重堂のお得意様がいるらしい(1)
「ナタ……ですか?」
ここは稲妻。
テイワットの南東にある、雷神バアルこと雷電将軍の治める島国。その本島にあたる鳴神島の街の中、狛荷屋という運送会社の事務所で俺は社長からその話を聞いていた。
「ああ。ここ最近まで、例の件で流通が制限されてたろ?どうもその間に、同じお客様から八重堂への注文が相次いであったみたいでな。今こうして流通が戻った以上、その注文を叶えるべく足がほしいそうだ」
社長の言う通り、ここ最近まで稲妻は鎖国令がなされ人や物の出入りが制限されていた。目狩り令という神の目を持つ人を対象にした命令……弾圧に近いものもあり、息苦しい中俺も隠れて仕事をしてきた身だ。
ただ、最近現れた旅人とパイモンという白い……フライム…?……が今まで誰も敵わなかった雷電将軍を説得しこの二つの法令を解除してくれたのだ。お陰で徐々に街の活気は戻り、他国との交流を始めとした出入りも増えてきている。そんな中でこんな仕事が来るというのは納得だ。
「それは全然構わないけど……八重堂はいつも行商人を使ってなかった?」
「普段はそうなんだが今回は別でな。急ぎなのと注文の中に少しレアな本もあるらしくて荷物の護衛も兼ねて狛荷屋にってわけだ」
「なるほどね。俺にこの話をしてきたってことは、これで俺も金等級になれるのかな?」
「ああ。この依頼の完了を以て金等級に上げておくよ。給料もアップだ」
そういう社長の言葉に自然と口角が上がってしまう。
ただ、この手の依頼を率先して対応する先輩の姿が脳裏に浮かび、社長へ尋ねる。
「よっしゃ!でも綺良々先輩がこの手の依頼を対応しないのは珍しいね?」
「あの子はしばらくフォンテーヌだ。千織からの指名が溜まりに溜まっててな」
「ああ、それは……ご愁傷さまというべきかなんというべきか……」
千織はいつも自分を曲げずにこだわりを貫こうとするから、多分先輩が対応する品数も多いんだろう。それに会うたびに身だしなみが崩れてると小言を……っと。これはまた今度にしよう。
大事なのはこの仕事を完遂すれば俺も晴れて金等級の配達員になれるということだ。給料も上がるし、出張という名目で外国への配送を担当できるから現地で軽く観光だってできる。生まれてこの方稲妻を出たこともなく、綺良々先輩が買ってきた外国のお土産がいつも羨ましかったがそれも今日で終わりだ。
「とにかく!早速準備していってくるよ。ナタの地図とかってある?」
ナタという国があり、炎の国であることは知っているが如何せんここは最近まで鎖国を行っていた閉鎖的な空間。具体的な地理や宛先がどんな方なのかはわからない。それを知るべく社長に尋ねると、頬をかきながら社長も申し訳無さそうに答えてくる。
「あー……すまん、あそこはあまり情報もなくてな。細かい場所は現地に向かってから尋ねつつってことになる」
「まあ……璃月みたいな隣国でもないし、最近までの稲妻を考えればしょうがないね。ざっくりでいいからの場所とかはある?」
「ああ、それならわかるぞ。璃月から西、スメール大森林と砂漠を抜けた更にその先だ」
「…………は?」
璃月のさらに西にスメールという国があるのは知っている。さらにそこから砂漠を抜けて西……?初めての国外配送にしてはハードルが高くないか……?
俺は頭の中で必要そうな準備の数々を推測し、そっと肩を下ろした。
社長が璃月産の少しお茶を淹れてくれた。
それから一週間ほどが経った。
社長の伝手も借りつつ必要な準備を最速で行い、稲妻から璃月に向かう定期船に乗ったのがその翌日。
どこにでも湧く宝盗団やヒルチャールたちを時には避け、時には片付けつつスメールシティに入ったのが三日目。
スメールが知恵の国ということで半日ほどをそこで費やしナタの情報を集め出発し砂漠へと向かう。調べていて分かったのは『六つの部族が各地に散らばり暮らしながらそれぞれの得意なことを競い合っている』『人と竜とが協力して暮らし合っている』『帰化聖夜の巡礼という儀式が頻繁に行われている』といったふんわりとした情報のみ。
ただ、今回の依頼先に含まれていた『謎煙の主』が肩書などではなく部族の名前だと分かったのは収穫だった。稲妻でいう島の名前のようなものだろう。これで宛先を絞ることで探す手間を減らすことができる。
そんなことを思いながら砂漠を超えること三日。目印になるような物がほとんどなく、経費で落としたコンパスを片手にさまよい続ける羽目になった。エルマイト旅団とかいう宝盗団もどきもあしらいつつ、遺跡守衛のような何かにも目をつけられつつようやく。
「やっと砂漠を抜けた……。ああクソ……ブーツにまだ砂が残ってる……気持ち悪い……」
俺はナタの地に足を踏み入れることになった。
文句を言いながら足からブーツを外しひっくり返して中の砂を出す。若干足に残る不快感に顔をしかめつつ足を進めると、すぐに集落……なのだろうか。谷を挟み行き交うようにして住まいが点在する場所にたどり着いた。少し遠くの方にはなにか賑やかな音も聞こえる。
「これがナタ……家の形は稲妻ともスメールとも丸っきり違うな……それにこの壁の……壁画?の色合いや表現も初めての感覚だ」
稲妻出身の自分からすれば異国情緒溢れた風景を見回しながら、今回の配達先に関する細かい情報を得られないかと手持ち無沙汰そうな人を探す。何せ今の俺はここに暮らす部族の名前すら分からないのだ。
『謎煙の主』だと嬉しくはあるが、集落全体に漂う陽気な雰囲気からは謎も煙も感じられない。何なら音楽に合わせて激しく踊っている人達だっている。
「すみません、今ちょっといいですか?」
「ん?……その服は……稲妻か?稲妻からの客人は珍しいな。なにか用か?」
とりあえずと、踊っている人たちを遠目に見ている人に話しかける。手持ち無沙汰かと思っていたのは当たったようで、こちらへ気さくな様子で返してくれた。稲妻のことを知っていてくれているのもありがたい。説明の手間が省ける。
「あんまり稲妻から外に出る人は多くないですからね。ま、これからは増えてくると思いますよ……っと失礼。俺は狛荷屋っていう配達屋の配達員、竜胆って言います。稲妻から荷物を届けに来ました」
「狛荷屋……ナタで言う伝達使みたいなもんか。俺は『こだまの子』の族長のパカルだ」
お互い自己紹介をしつつ脳内で情報を補完させる。
『こだまの子』……確かにスメールで調べた中に名前があった。族長と名乗ったパカルさんを見ると健康的に焼けた肌に黄色を基調とした動きやすそうな服。それにその髪型は……どうやってるんだ……?周りを見れば同じ髪型の人はいないし、部族特有のものでもないのだろう。
観察するように見ているのがバレたのだろうか。首をかしげ始めたパカルさんにあわてて弁解しながら話を続ける。
「族長でしたか、それは失礼しました。何分ナタに関しては勉強不足なものでご勘弁いただけると」
「かしこまらなくていい。異郷の友人たちも皆最初はそうだからな。で、荷物の配達だっけか?」
「ええ……じゃななくてああ。謎煙の主のシトラリって人に届け物なんだけど……」
俺がその宛先人の名前を出した途端、さっきまで気さくに話してくれたパカルが急に苦虫を噛み潰したような顔になった。な、なにかまずい名前を出したのだろうか……
そんな不安を感じ取ったのか、パカルは顔の前で気にするなと手を振り言葉を続けた。
「ああ……悪い、気にしないでくれ。シトラリか……うちだとあまり関わりがある奴もいないし……シロネンは……ああ、マーヴィカ様からの依頼で出てるのか……」
ポツポツと知らない名前が挙がっていく中で一つ、『マーヴィカ』という名前が出たのを俺は聞き逃さなかった。
炎神マーヴィカ。俺はその神様のことを詳しくは知らないが、我らが稲妻にも同様に雷電将軍がいらっしゃる。彼女には厳格かつ苛烈なイメージがあり、どうしてもマーヴィカ様と将軍様を重ねてしまう。もし俺が将軍様から直接なにかを依頼されたと思うと……そのシロネンという哀れな犠牲者には頼るわけには行かない。
「流石にその依頼中に追加で何かを頼むのは心苦しいな。もしよかったらそのシトラリという人の住まいを知っていそうな所を教えてくれないか?」
「ああ、それなら謎煙の主の集落か……聖火競技場だな。聖火競技場はいろんな部族が集まるから、謎煙の主の住民もいる可能性が高い」
「なるほど……」
ふむ。聞いた感じは聖火競技場の方が良さそうだ。いろんな部族が集まるというのなら、ナタの国でも中心的な立ち位置の場所なんだろう。『謎煙の主』の場所はもちろん、観光がてら他の部族の話も聞くことができる。万が一場所がわからなくとも、そういった中心的な場所であれば宿の一つや二つあるはずだ。ここ数日砂漠で野宿をしていたのもあり、そろそろ床のある寝床で体を休めたい。
「じゃあまずはそこに向かうとするよ。礼ってほど畏まったものではないけどせっかくの縁だ。友好の印にでもこれを受け取ってほしい」
そう言って荷物の中から持ってきていたさんが焼きを取り出していくつか包み、パカルへと渡す。俺の得意料理で日持ちもするので、出発前にたくさん作っては持ってきたものだ。好き嫌いの分かれるような味のものではないし、異国の味ということで手軽な手土産としてはちょうどいいのではないだろうか。
「これは稲妻料理のさんが焼きって言って、魚と野菜、調味料ををまとめてたたいたものを香ばしく焼いた料理なんだ。これは腹持ちもするように芋を少し練り込んでるけど……これもこれで中々美味いんだ。よかったらもらってくれ」
「質問に答えただけだ。気にしないでくれ…と言いたいが美味そうだな。ありがたくもらおう。帰りにはぜひまたこだまの子に寄ってくれ。今度は俺がナタの料理でもご馳走しよう」
「それは楽しみだ。俺もいくつか稲妻の料理を作るよ」
そんな事を言いながら荷物をまとめ出発の準備を進める。パカルいわくここから道なりに進めば聖火競技場には着けるとのことだし、砂漠みたいに足を取られることもないから昼過ぎにはたどり着くだろう。
「ありがとうパカル!早速その聖火競技場ってとこに行ってみるよ」
「ああ。謎煙の主の住民はどこか気難しいやつも多いから気をつけて行ってくれ」
「わかった!じゃあまた!」
俺はそう言ってパカルに手を振り、聖火競技場に向けて足を進めた。『こだまの子』の集落を抜けるとすぐに視界には緑が現れ、行きがけには見えなかった大きな植物もいくつか見える。スメール大森林にあった木よりもさらに幹が太く頂上に葉が密集している木や、元素ではない何か別の気配をまとった青い実など知らないものを見ながら進んでいると、遠くに大きな建物が見えてきた。
それにしてもこのあたりには本当に竜が多い。
『こだまの子』にもパカル曰くテペトル竜というらしいずんぐりとした生き物がいたが、このあたりから緑色のトカゲにも似た生き物が見えてきた。これまた何か元素とは別の気配がするエネルギーを使ってフックを伸ばし、そこに向かって跳んでいる。その姿に面白そうだなと思いながら進んでいくと、遠くに見えていた建物が目前にまで近づいてきた。
温暖なナタの気候でもひときわ熱気のすごいその建物は、周囲に建てられた柱で燃え盛る炎が空気を揺らすその中に鎮座していた。競技場……というのは初めて見る。中に入り少し歩いてみるとどうやら中心に設けられた舞台で何かを行うのを周囲で観るように作られているようだ。
建物の外縁には屋台が立ち並び、中にもいくつかの店構えが見られる。食べ物はもちろん、仮面や小物のようなお土産にもできそうなもの、布や染料など色鮮やかな商品が並んでいるようなものもある。職場のお土産にもなにか買っていこうかと思ったとき、これが綺良々先輩が都度お土産を買ってくる理由かと気づいてつい笑ってしまった。
腹も空いているしちょっと現地のものも食べてみたいと思い外縁の屋台を周り、その中でもいい匂いをさせていた店の前で立ち止まり店主に声をかけた。そこでは黄色や黄緑いろの葉に包まれた何かが蒸されて積み上げられていた。
「グレインラップ……?」
料理名だろうか。屋台に書いてあった名前を呟くと店主がこちらを向いて人好きのしそうな笑顔で話しかけてくる。
「お!兄ちゃんナタに来るのは初めてか?」
「ああ。初めてなんだがこれって料理名なのか?」
「もちろんさ!ここナタではポピュラーな軽食でな、このグレインの実をすりつぶして作った生地で餡を包んで、グレインの葉で蒸した料理だ!うちのグレインラップは隠し味に秘伝のタレで味をつけてるから美味いぜ!」
そういって見せてくれた実はここに来るまでにも何度か目にした鮮やかな実で、等間隔で小さな粒が連なっているように見える。その葉も大きく、確かにこれなら生地を包んで蒸せるだろう。興味も湧いたしここで食べようか。
「じゃあおっちゃん、そのグレインラップを二つくれ」
「はいよ!二つで2000モラだけど、兄ちゃんは初めてみたいだし少しまけてやるよ、1500モラだ」
「サンキュー、ありがとう!」
金を払い店主から包みを受け取る。熱々の葉を向いていくと米のような甘い香りが漂ってきた。このグレインの実、もしかしたら穀物の一種なのかもしれない。そんなことを思いつつかじると中から肉と肉汁が溢れてくる。少しフレッシュな野菜の酸味もありつつピリッとした辛さが際立つそれは確かに店主が勧めるだけある美味さだった。
「うま……めっちゃ美味いなこれ」
「だろう?うちのグレインラップはマーヴィカ様も気に入ってくださってな、時々買いに来てくださるんだ!」
自慢げにいう屋台の店主に本日何度目かも分からない衝撃を受ける。神が屋台の料理を……?頭の中では雷電将軍が稲妻の屋台で食べ物を買って食べている姿が思い浮かび、いやあの厳格な雷電将軍がそんなことをするわけがないと頭を唸らせていると、後ろからあまりにも大きな存在感を感じた。
半ば無意識的にバッと後ろへ振り向く。
そこには体に沿って全身を覆う黒い服を身にまとい、燃え盛るような赤い髪をした長身の女性が立っていた。圧倒的な、それこそ生物として違う存在感でわかる。稲妻にいたときにも何度か感じていたそれと同じ。
彼女こそが炎神マーヴィカだ。
なぜ急に俺の前に?何か俺は粗相をしてしまっただろうか。パカルに渡したさんが焼きはまだ傷んでいなかったはずだし、聖火競技場に来てからもだれかと揉めたこともない。いや店主はたまにグレインラップを買いに来ると言っていた。まさかあれは宣伝ではなくて本当のことだったのか?突然現れた炎神に頭の中はパニックになり、あてもないことを悶々と考えていると店主が敬意を込めながらも彼女と親しげに話し始めた。
「これはマーヴィカ様!よくお越しくださいました!」
「雑務が一通り片付いたのでな。とりあえず二十ほど貰えるか」
「もちろんです!な、見たろ坊主!うちはマーヴィカ様も贔屓の店だって!」
「確かにお前の料理はなかなかのものだ。これからも楽しみにしている。そして君は……見ない顔だな。服装から観るに稲妻から来たのだろうとは思うが」
……今日一番の驚きをたった今更新した。もしかしたら腰に下げている神の目を賜った日に並ぶかもしれない。
屋台の店主と親しげに話す炎神マーヴィカ様の姿にカルチャーショックを受けていると、彼女はこちらに目を向けてくる。その燃えるような赤い瞳に見られ、慌てて姿勢を正して挨拶をする。粗相のないようにしなければ……
「これは……お初にお目にかかります。私は稲妻にて配送業を営む狛荷屋という店で勤めております竜胆と申します。この度は炎神様のお目にかかる機会を頂きまして光栄にございます」
「ハハハ、そうかしこまらなくていい。どこかで聞いているかもしれないが、私がマーヴィカだ。遠く稲妻からよく来たな。配送業というからには何か荷物を届けに来たのか?」
「はい……謎煙の主のシトラリという方へお荷物をお預かりしています」
「…………ああ、彼女か……稲妻からの流通は止まっていたと思うが?」
シトラリという名前を出すと、マーヴィカ様は少し呆れたような表情をしながらそう言ってくる。パカルの反応といい、このシトラリという人物は一体何者なのだろうか。神様を呆れさせるなんて中々の者だとは思うが。それでいて遥か遠くの稲妻についてもある程度の情報を知っているマーヴィカ様に驚きつつ、引き続き言葉を続けていく。
「はい。お恥ずかしながらつい先日まで稲妻では内乱の影響で国内外の流通を制限しておりました。ですがある冒険者の活躍により鎖国は解除。これからは少しずつ流通も戻って来るでしょう」
「ふむ……私は雷神バアルと直接の関わりはないが、稲妻の内政が安定したのであれば何よりだ。それに君のように稲妻から新たに入ってくる風もある。冒険者のことも気になるし、その荷届が終わったあとにでも詳しい話を聞かせてくれないだろうか」
「え、ええ……マーヴィカ様のお気に召されるかはわかりませんが……」
「……バアル殿は随分と民と距離を取られているのだな……」
やや苦笑いのように見えるマーヴィカ様を見て、そしてここまで気さくに声をかけてくださったその姿から俺の中に一つの疑念がよぎる。
もしかして、マーヴィカ様って普通にいい人なのでは……?
存在感はあるものの威圧感はなく、自国の民にかかわらずこうして異国の俺とも明るく会話をしてくださる。今でこそ目狩り令は破棄されたが、以前の稲妻にあったピリピリとした感じもナタでは感じられない。戦争の国といわれていたから警戒していたが、マーヴィカ様を含めナタという国もしかしていい場所なのでは……?
俺が密かにナタ移住計画を頭の中に思い浮かべていると、いつの間にか(!?)全てのグレインラップを食べ終えたマーヴィカ様が店主から受け取った新しいグレインの葉に何かを書いて俺に手渡してきた。見るとどうやら地図のようで、ここからどこかへ案内しているように見える。
「ここがシトラリの家だ。彼女はあまり人と関わりたがらないが悪人ではない。気をつけて行ってくると良い」
どうしよう……本気でナタに引っ越したくなってきた……
帰ったら狛荷屋ナタ支部を作れないか相談しなければ。
まさかここまでで短編の長さ超えるなんて思わないじゃないですか……
不定期な更新になりますがのんびり待ってくれると嬉しいです。