星達のオーケストラ+IF 流星のコンチェルト 作:再来アーク
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風が吹く。
華やかに咲き誇る桜を揺らし、緩やかに流れる川沿いを駆け抜け、人々を掻き分け吹き抜けていく。
仄かな暖かさを帯びた風は、時に人の背中を押し、時に向かい風となって吹き抜けていく。
4月。それは始まりの季節。
新たな目標を胸に、少年少女は再び走り出す。
かつて届かなかった、頂点を目指して。
~~~
「ワン、ツー、スリー、フォー……かのんちゃん、もうちょっとテンポ早くしていこう!」
「分かった!」
「くぅちゃん、もっと手先を伸ばして!」
「ハイデスッ!」
「すみれちゃん、さっきのステップ逆だったよ!」
「え、嘘っ……!? 了解、ありがと!」
「恋ちゃん、もうちょっと身体の力を抜いていこう!」
「分かりましたっ……!」
「千砂都ちゃん、ワンテンポ早くなっちゃってるよ!」
「わっ、本当だ! ありがと!」
春風が吹き抜け、太陽が優しく照らす結ヶ丘高等学校の屋上。
リズムに合わせ、息のあった動きを見せる5人の少女と、先頭で手を叩いて音頭を取る1人の少年。この6人こそ、結ヶ丘高等学校スクールアイドル部、『Liella!』である。
春休み最終日。明日に進級を控えたこの日も、スクールアイドルの祭典『ラブライブ!』に向けて練習に精を出していた。
現在は個々人の練習が終わり、実際の曲に合わせて全体の動きを合わせる通し練習の最中であった。
「ファイブ、シックス、セブン、エイト……よし、そこまでっ!」
リズムを取っていた少年、東音羽の少し大きな掛け声が響くと、『Liella!』メンバーは体の力を抜き、各々リラックス出来る姿勢を取る。
「ん、しょ……皆、お疲れ様!」
「おとちゃんもお疲れ様。良い声出てたよ!」
「おとくんもすっかり立派なサポーターになっちゃって。私は誇らしいよ、うんうん」
「そ、そうかな。まだまだやれる事とか改善出来る所とかあるかなって思ってるけど……でも、嬉しい。ありがとう!」
傍らに予め準備していた水筒を素早く5人に手渡した音羽は、真っ先に受け取った2人の少女、澁谷かのんと嵐千砂都に先程までの指導を褒められる。
特に、千砂都は音羽がサポーターを志した時から彼に各種技術を教えこんだ師匠とも言える立ち位置であった為、弟子の成長を喜ぶかのように笑顔で頷いていた。
「音羽ノ声を聞クト身が引き締マリマス! ダメな所もすぐに見つケテ教エテくれマスし、本当に助かりマスよ!」
「そうね。普段はあんなに可愛い声してるのに、練習の時になると一気に雰囲気変わるのよね。最近は声のトーンまで変わるし、こっちも思わず背筋伸びちゃうわ」
「か、可愛いって……でも、少し前から気持ちを切り替える為に声の出し方を変えてたのは本当だよ。プラスになってたなら、嬉しいな」
いつの間にか音羽の横に立っていた2人、唐可可と平安名すみれにも自身の声を褒められ、彼は嬉しさと恥ずかしさが半々になった感情のまま、微笑みながら言葉を返す。
最近、音羽はサポーターとしての業務の中で、自分にもっと出来る事はないか、もっと練習を効率良く出来ないかを日々模索しており、声の出し方もその一環であった。他にも、練習メニューの組み立て方や道具の配置等、毎日少しずつスケジュールや部室の配置に手を加え続けていた。その結果、『Liella!』の練習効率は日々上昇傾向に向かっており、実際に練習を行うメンバーも、音羽の改善の成果を身に染みて感じていた。
「音羽くんにはいつも助けられてばかりですね。私達もその期待に応えられるように、もっと精進しなければなりません!」
「ふふっ。恋ちゃんも皆も、いつも頑張ってるよ。でも、恋ちゃんはもう少しリラックスしても良いかなと思うな?」
「うぐっ……も、申し訳ありません。新入生の皆さんが明日から入ってくると思うと、身体に思わず力が……」
「新入生……そうだね。明日は入学式、だもんね」
音羽の言葉を受けて申し訳なさそうにする少女、葉月恋の発した「新入生」という言葉を聞き、彼の表情が緊張感を持ったものに変わる。
明日は入学式、新入生を迎える大事な式典。
そして、『Liella!』のこれからを決める大事な転換点。
拳に力が入り、自然に背筋が伸びる。自分が何をすべきか、考えを纏め出したその時だった。
「ホ、ホワァ~ッ!! 大家快看啊!! (皆早く見て!!)」
「うわっ! くぅちゃん、どうしたのっ!?」
「可可さん、こ、これはっ……!?」
「『Liella!』のフォロワーがっ、倍になりマシた~!!」
「「えぇっ!?」」
音羽と恋の会話を断ち切るように飛び出してきた可可は、今にも踊り出しそうなテンションで手に持ったスマートフォンを皆に見せる。
映し出されていたのはSNSの『Liella!』公式アカウント。6人の写真をホーム画像に据えたいつも通りのはずのその画面に、今までに見た事の無い数値が映し出されていた。
「ふ、フォロワー数、10万……!?」
「すごい、すごいなぁ。皆を応援してくれてる人が、こんなにいるんだ……!」
「それだけデハありマセン! 一部のサイトデハ、『Liella!』は次回の優勝候補トモ噂されてイマス!」
「まっ、私達に加えて音羽もいるんだもの。当然よね!」
「違うよ! 確かにおとちゃんのお陰でもあるけど、ここまで言われるようになったのはサニパさんがインタビューで……」
「そうだね。悠奈さんと摩央さんが……」
かのんと音羽が同時に言及したのは、少し前のラブライブ! 優勝校インタビュー。
昨年のラブライブ! 東京大会で『Liella!』を打ち負かした『Sunny Passion』は、その勢いのまま本戦を勝ち進み全国優勝という快挙を成し遂げた。
その後に行われた2人へのインタビューにて、彼女達は声を揃えてこう言い放ったのだ。
「私達が戦った中で1番心踊ったグループは、『Liella!』だ」と。
音羽とかのんの表情に、緊張感の色が濃くなっていく。
東京大会直前、Sunny Passionの2人から問われた、「サポーターとしての覚悟」、「勝つ事の意味」。
彼女たちに問いかけられたその言葉は、2人の心に未だに残り続けている。
『ラブライブ!』を目指すグループのサポーターとしてどうあるべきか、勝つ事がどういう意味を持つのか。
東京大会の敗北と再起からその言葉の意味を知り、決意を新たに進み出す事は出来たものの、未だに何処か迷いを振り切れていない自分達がいるのも事実。
このままで良いのか、良いものか。何かが足りない、そんな気がする。かのんと音羽は、その1ピースを見つけられないまま、今に至っていた。
「アリタカキシアワセェ~~ッ……! ン? 2人共どうしマシタか?」
「ふぇっ!? あ、ごめんねっ! ちょっと瞑想してて……」
「な、何でもないよっ! 僕もちょっと考え事してたんだ。心配させちゃってごめんね?」
「ソウデスカ……何か悩みがあっタラ、いつデモ聞きマスからネッ!」
「ありがと、くぅちゃん!」
「まったく。あんた達は抱え込みがちなんだから、困った時はちゃんと周りを頼りなさいよ?」
「あはは、そうさせてもらうね……」
「恋、そんなに難しい顔して。あんたも悩み事あるの?」
「ふふっ、バレてしまいましたか」
「そんな顔してたら誰でも分かるわよ。それで、何悩んでるのよ?」
「そうですね……先程から考えていたのですが、私達は『ラブライブ!』優勝候補と言われてはいますが、まだ他の大会で何も結果を残せていないな、と思いまして」
「名前だけ独り歩きしてもね……」
恋と千砂都の言う通り、『Liella!』は世間の評価とは裏腹に、『ラブライブ!』以外の主だった大会では結果を全く残しておらず、恋は自分達が少々過大評価されてしまっているのではないかと考えていた。
逆に言えば、『ラブライブ!』に一点集中して練習していたからこそ、新設校からの初出場という圧倒的不利な状況にもかかわらず東京大会2位という好成績を収められたのだが、これから再び『ラブライブ!』に挑む上で、恋は今の自分達のままでは勝ち抜けないのではないかという不安を抱えていた。
恋の不安そうな顔を見て何となく心情を察したのか、音羽が彼女を安心させるようにぴたりと寄り添い、それに気づいた恋は優しく彼に微笑み返す。
「今年はまた、代々木のスクールアイドルフェスティバルも開催されるわ。そこを足がかりにして、少しずつ結果を出して行けば良いのよ。昨年より有名になった分、色々な場所から声を掛けられるかもしれないしね。何より……また負けるなんて、私はごめんよ。そうでしょ、かのん?」
「そうだね……。だからこそ、次は絶対に結果を残すの。そして、この学校の皆と一緒に、喜びたい!」
「僕達で勝とう、勝つんだ。結ヶ丘のスクールアイドルが、『Liella!』が1番なんだって、証明してみせる。皆で、勝ちに行こう!」
「えぇ、えぇ……! その通りです!」
「当然ったら当然よ!」
「クク達ナラ絶対に叶えラレマス!」
「次こそ優勝、目指していこう!」
「「おーっ!!」」
6人の声が屋上に響く。
新たな目標を胸に進む少年少女達、その背中を押すように、風が吹いた。
~~~
「はぁ、はぁっ、ふぇぇ~~っ……早く、早くきな子の家を見つけないとっ……」
数多の人が行き交う路地を、結ヶ丘の制服を纏った1人の少女が歩き続けている。
きな子、と虚空に自ら名乗った少女は、可愛らしいパステルカラーのスーツケースを引き摺り、随分と長く歩き続けていたのか、足取りはよたよたと頼りない。表情は疲労困憊を極めており、辛そうに歪みきっている。
何か理由があって自分の家を探しているようだが、表情と足どりを見るに、探し始めてからかなりの時間が経ってもまだ見つかっていないらしい。
「ここは、ここはっ……どこっすかぁ~!!!」
彼女の渾身の叫びは虚しく響く。手を差し伸べる人も、突然全てを解決するような奇跡が起こるわけでもない。普通の日常が、ただ流れていくのみ。
「ううっ、はぁっ……これが、都会の洗礼っ。脚が限界っ……今はとにかく、休める場所を……」
橋を渡り、銅像の横、ビルの上……あらゆる場所を彷徨いながら、疲労の蓄積で悲鳴を上げる脚を休ませる為、きな子は一先ず休息地を探す事にした。
「はぁっ、はっ……や、やっと座れたっすぅ……」
街中から少し離れた神社の境内。そこに設置されていたベンチにきな子は崩れ落ちるように座り込む。疲労困憊といった様子で空を見上げ、荒れた息をゆっくり整えていった。
「よしっ、あたしが一番乗り!」
「違うよぉ。私の足が半歩前に出てたから、私の勝ちだよ」
「いーやっ、あたしの足先が出るのが先だったもんねっ!」
「私の方が先だよ!」
「なにおうっ!?」
「あはは、元気っすねぇ。にしてもここは良い神社っすねぇ。風も気持ち良くて見通しも良くて……」
少し遠くから聞こえてくる元気そうな声を聴きながら、きな子は吹き抜ける風に身を任せ、静かに目を閉じる。
木陰が日差しを遮り、風が程よく火照った身体を冷やしていく。いっその事、このまま横になって寝てしまうのも良いなと考え始めた、その時。
「あのー。もしかして、結ヶ丘の在校生の方ですか?」
「ふぇっ?」
「わぁっ! あたし達、4月から入学するんですっ! 待ちきれなくてもう制服着ちゃいました!」
「えっと、ちがっ……きな子も新入生で……」
「ありゃ、そうなんですかっ!?」
「すみません、早とちりしちゃって……」
「いえいえ、きな子こそ勘違いさせちゃって申し訳ないっす」
突如勢いよく話しかけて来た2人の少女。自身と比べてかなりの長身かつがっしりとした体型の彼女達をきな子は一瞬年上かと思うも、口ぶりからしてどうやらほぼ同年代らしい事が判明した。そのあまりの勢いに思わず腰が引けるも、きな子が新入生と分かると彼女達は一歩下がり、ほぼ同じタイミングで申し訳なさそうに頭を下げた。
彼女達も真新しい結ヶ丘の制服に身を包んでおり、その点からして、きな子は、彼女達も自分と同じ新入生なのだと理解した。
「えっと……私、桜小路きな子と申しますっす!」
「私は西園寺愛美です。よろしくね、桜小路さん」
「あたしは西園寺好美ですっ! よろしくね!! あ。多分同い年だと思うし、タメ口で話しても大丈夫かな?」
「は、はいっす! 大丈夫っすよ……?」
「ありがとっ! 改めてよろしくね、きな子ちゃん!」
ふわりと広がるくせっ毛気味のロングヘアの少女、愛美が優しい調子で話しかけ、同じくくせっ毛のウルフカットが目立つ少女、好美が勢い良く話しかける。
只者ではなさそうな2人にきな子は再び腰が引けるも、言葉の節々に丁寧さと物腰の柔らかさを感じ、この2人は悪い人では無いと早々に感じ始めていた。
「それで、桜小路さんはどうしてここに?」
「実は北海道からここに来たばっかりで、道に迷ってしまって……」
「ええっ、北海道から!? っていうか、道に迷ったって一大事じゃん!」
「あー、ここら辺は道が入り組んでて分かりづらいからねぇ。住所が分かるなら、私達が道案内するよ?」
「い、良いんすかっ? 2人も用事があるんじゃ……」
「大丈夫大丈夫! まだ予定までは時間あるし、家がこの辺なら10分ぐらいで案内出来ると思うから!」
「それに、その重そうな荷物を持ったまま歩き続けるのもキツいだろうしね。大変だったでしょ?」
「はいっす、実を言うともう脚も限界で……」
「だよねぇ。それじゃ、パパっと案内しちゃおっか。住所教えてくれる?」
「うぅ、ありがとうございますっす……えっと、確か住所は……あれ?」
「どしたの?」
「す、スマホの充電切れちゃったっす。モバイルバッテリーも、無い……」
「ええっ!?」
「ち、地図とかはあったりする!?」
「落としちゃったっすぅ……」
「「えぇぇぇぇ!?」」
2人の叫びが神社中に響き渡る。
カバンとポケットをひっくり返す勢いで探し出すきな子を見て、2人も彼女が落とした地図がこの辺りに落ちていないかを一緒に探し始める。木の上、建屋の下、砂利の敷きつめられた地面。神社の敷地を虱潰しに探し回ったが、結局地図を見つける事は出来なかった。
「うぁぁぁ……き、きな子はもうおしまいっす! このまま都会を永遠に彷徨い続けるしかないんすよぉ~!」
「お、落ち着いてっ! スマホの充電さえ出来れば何とかなるだろうし!」
「1人じゃ危ないし、それまで私達が一緒に居てあげるから。ね?」
「うぅ、本当に申し訳ないっす……」
「さて、どうしたものかな。私達も今モバイルバッテリー持ってないし、この辺のコンビニはあんまり期待出来ないしねぇ……」
きな子のスマホの充電さえ出来れば、彼女の親に連絡するなりして住所を特定出来るのだが、愛美達は予定こそあれど元から長時間外出するつもりでは無かったため、モバイルバッテリーの類を持ち合わせていなかった。何かを買う予定もなかったため手持ちの資金も少なく、更に運が悪い事に、最近のコンビニによく設置されている手頃に使えるレンタルタイプのバッテリーも、この辺りの店舗だとほぼ全部使われている事が殆どであった。
この状態のまま初めての都会に右往左往するきな子を置いて行ける訳もなく、だからといって使えるバッテリーを探していたら自分達の予定に間に合わなくなってしまう。
ああでもない、こうでもないと唸りながら解決法を探す愛美の肩を好美が優しく叩き、耳元で囁く。何やらコソコソと2人の間で話が交わされたかと思うと、不安そうな表情で俯くきな子の手を、愛美が優しく握った。
「ねぇ、桜小路さん。今から私達と一緒に、結ヶ丘に行かない?」
「えっ……え!?」
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「き、来ちゃったっす……」
「おぉ、桜が綺麗だねぇ」
「あたし達、明日からここに通うんだね!」
きな子の目の前に広がるのは、レンガ造りの校門と咲き誇る桜並木。その奥には、どこかレトロな雰囲気を残す立派な校舎がそびえ立つ。
結ヶ丘高等学校。4月から彼女達が高校生活を送ることになる学び舎であった。
「西園寺さん達の用事って、結ヶ丘に来る事だったんすね……」
「うんうん。ちょっと先輩に呼ばれてねぇ」
「きな子ちゃんも結ヶ丘の制服着てるから怪しまれないだろうし、どうせならって事で!」
「ありがとうございますっす……!」
「さ、行こっか。まだ予定より早いけど、早く来て損はないしね」
「きな子ちゃん、歩けそう?」
「何とか……」
「きつくなったらすぐ言ってね。さ、レッツゴー!」
「は、はいっすー!」
楽しそうに歩く2人の少し後ろを着いていきながら、きな子はこれまでの自分の失態を振り返り、一人落ちこんでいた。
『このままじゃ駄目だ、駄目に決まっている。ここで変わらなきゃ、一生自分はダメなままだ。この学校で、自分は変わらなきゃいけないんだ』
マイナス思考に振り切れた気持ちを掻き消すように、東京に来るまでに何度も復唱してきた言葉を心の中で再び唱えると、きな子は拳を強く握り、足の痛みも構わずに少し歩く速度を上げ、愛美達の横に並んだ。
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「行ったか……ったく、騒がしい奴らだったな。にしても何だあのガタイ。スカート履いてたし、男子じゃないよな?」
結ヶ丘の校門へ入っていく3人を、怪訝そうな目線で見つめる赤髪の少女が一人。
木陰に隠れ、屋上と校門を交互に見回しながら不思議そうに言葉を漏らす。
きな子はともかく、その少女が疑問を持ったのは愛美と好美の体格であった。女性らしからぬ高身長に、目立たないながらもしっかり鍛え上げられたと思わしき手脚の筋肉。にこやかな笑顔とは裏腹に、その姿は見る者を圧倒する独特な威圧感を放っていた。
「まぁ、今気にする事じゃねぇか。それにしても、ここまで練習の掛け声を響かせる『Liella!』
しゅごぃぃぃ……!!!」
今彼女達のことを考えても仕方ないと考えた少女は、愛美達の事を一旦頭の隅に追いやり、屋上から聞こえるLiella! メンバーの声に目を輝かせ、奇怪な声を漏らしながら校舎を見つめ続けるのであった。
新たな風が運んだのは、未知なる出会い。