ワンパンマン:REY【完結】   作:びよんど

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A市は白い光に包まれた。

……一方彼らは?って話です。


十王目 王の覚悟 ②

 

 

<<< 〝地球がヤバい〟予言 発表後 >>>

 

 

「……確かにその通りだ!だがしかし!半年以内に戦う覚悟はしておいてくれ!」

 

「(……師匠の言う通りになったな)」

 

 

のど飴をのどに詰まらせたシババワが死の間際に遺した最期の予言(地球がヤバい)が半年以内に未曾有の危機として人類を襲う。

 

流石のS級ヒーロー達にも大なり小なり動揺が広がっていたが、キングと記憶を共有し、あらかじめこうなることを知っていたジェノスは、直後に起こるであろう宇宙人達の襲来に備えて気を引き締めていた。

 

 

「(以前の俺より圧倒的に強くなれたと断言できる。『気』の操作にもだいぶ慣れてきた。が、それでもまだ俺は師匠の力になれていない)」

 

 

事実、ジェノスは劇的に強くなっていた。

 

正式に弟子入りしてからほぼ毎日()()()()キングとのぶつかり稽古で経験を積み、巨大隕石の一件以降『気』の操作にも注力し続け、やがてサイボーグの短所とも言える兵器の性能以上の火力が出せない点を克服するに至った。

 

キングのアドバイスと指導を受けて不器用ながらも能動的な治癒手段を獲得し、サイボーグとしては唯一無二の個性も手に入れた。

 

S級ヒーロー強さランキングがあれば、間違いなくベスト10に食い込むほどの成長を遂げたジェノスであったが、それでもまだキングの役に立てるほど強くなれていないことを悟っていた。

 

 

「(……一人で宇宙人どもを相手取ると言った師匠を強く引き留めることができなかった。……それを良しとする自分がいたからだ……)」

 

 

強く唇を噛みしめる。……どれだけ強くなったところで、こんな惰弱で他力本願な考え方では意味などない。

 

 

「(……いつか師匠から与えられたこの力に見合う男になって、必ず隣に立ってみせます……!それが弟子である俺の意地です……!)」

 

「非力な凡人を代表して言うが、君達だけがドッ

 

「「「「 !?!?!? 」」」」

 

 

突如、協会本部全体を揺るがす爆裂音が響き渡った。揺れ自体はすぐ収まったが、動揺は広がっていった。

 

 

「な、なんだ!?何が起こったんだ!?も、もしや外から攻撃されたのか!?もう予言の時が来たというのか!??わああああああああああああああああああ!!!」

 

「落ち着かんかシッチ!!まず外の様子を見ないことには何も分からん!」

 

「……分かりました師匠」

 

「ん……?ジェノスちゃんもしかして……?」

 

ほ、報告します!!!

 

「「「「 !!!!!! 」」」」

 

 

突然このS級集会の場に入り込んできた協会職員。彼の表情は焦りと困惑で満ちていた。

 

 

A市上空に巨大飛行物体が現れました!で、ですがそれ以上に―――……

 

「それ以上に、それ以上になんだ!!?」

 

協会本部屋上に未確認の怪人が出現!!謎の衝撃波によって巨大飛行物体を半壊に追い込んだとのことです!!

 

「な、ナニイイイイイイイイイ!?!?」

 

 

まるでワケが分からない。

 

巨大飛行物体もだが、協会本部の屋上に突然怪人が現れ、どういう意図があってか巨大飛行物体を破壊した。……意味不明すぎる。

 

その時ジェノスが手を上げ全員の視線を集めた。

 

 

「お前達、一旦落ち着いて俺の話を聞いてもらう。……外の詳しい様子について話す」

 

「ジェノス!君がこの状況を説明できるというのか!?私には何がなんだかもう……!」

 

「……ジェノス君、ワシらとずっと一緒におった君が外の様子を確認する暇などなかったように思えるが……?」

 

「……詳細は省くが、簡単に言えば師匠と俺はテレパシーによって会話することができる。……その師匠からの言伝だ」

 

「「「「 !!!!!! 」」」」

 

「屋上にいた怪人とは自分(キング)であり、巨大飛行物体の先制砲撃を潰すことに成功した。これから巨大飛行物体に乗り込み敵の親玉を叩く。A市に一切被害は出していない。皆には巨大飛行物体から出てくるであろう敵の対処を頼みたい……だそうだ」

 

 

この場にいる誰一人例外なく、ただひたすらに、キングの無駄のなさすぎる行動に敬意を払わざるを得なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<<< 暗黒盗賊団ダークマター 船内 >>>

 

 

「…………………………………………は?」

 

「せ、船底部分が()()しました……!砲台も全て消し飛び、近くにいたであろうグロリバース様もお亡くなりになりました……」

 

「…………………………………………は?」

 

「と、到着したと同時に襲撃され、船の損傷率は51%でありまして……」

 

「…………………………………………は?」

 

「い、今この船が浮いていられるのはひとえに動力球があってこそでありまして……」

 

「………………………………………りえん」

 

「い、今さっき船内に侵入した者の手によって迎撃に向かった戦闘員が全員秒殺され、乗組員はもう半分もおりません……」

 

「あり得えぇぇえぇえぇええん!!!」

 

「すいませええぇえぇえええぇぇええん!!!(泣)」

 

 

殺し、奪い、滅ぼす。……そんないつも通りの退屈な侵略行為(ワンサイドゲーム)だと思い込んでいた。

 

自分達こそが搾取すべき強者であり、ほかは平等に搾取されるべき弱者。……ゲリュガンシュプほか〝暗黒盗賊団ダークマター〟の面々はそんなことをこの瞬間まで本気で信じていたのだ。

 

先の襲撃で確信した。……今度は自分達が搾取される番であると。今までの悪事のツケが今この時になって返ってきたと―――……

 

 

ゲリュガンシュプ

 

「っ、ボ、ボロス様!!!!(まだだ、まだ我らにはボロス様がいる!地球の連中がどれだけ強かろうとボロス様の前では等しく塵芥でしかない!思わぬ先制攻撃を受けてしまったが、今度はこちらの番だ……!)」

 

全乗組員に通達せよ。……この船を捨てる

 

「ハッ!……………は?」

 

地上への侵攻の準備ができた者から順次投下し、この星の原住民どもを皆殺しにするのだ

 

「……は、ははぁ!!」

 

侵入者はここへ連れて来い

 

 

ゲリュガンシュプは理解してしまった。

 

もはやこの船で生き残っている乗組員は非戦闘員が殆どである。……この異常事態に際し地上へ偵察しに行ったメルザルガルドは何故か戻って来ない。殺されたとは思わないが、どこかで暇を潰してない限りは恐らく戦闘中なのだと推測できる。

 

……あのメルザルガルドと戦いが成立する時点で、非戦闘員がどれだけ武装しようがほぼ意味がない。

 

 

「(ボロス様は………我ら(ダークマター)を切り捨てたのだ)」

 

 

地球侵攻が始まっておよそ5分。ダークマターは組織としての体裁を失う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<<< A市 >>>

 

 

「ありえない……」

「我らの船が……!」

()()()()()()()()()()()()()なくなった」

「いい……と思えないよ」

「誰がこんな事を……!」

 

 

メルザルガルド 災害レベル【竜】

 

 

暗黒盗賊団ダークマター最上位戦闘員の一人にして、斥候を務める5つの命を持った不死身の怪物。……そんな彼だったが、船の無惨な有様を見て思わず唖然とする。

 

今は辛うじて浮いてはいるものの、言い方を変えれば浮いているのが関の山。この惨状を作り出した元凶のことを思うと大変腸が煮えくり返る思いだ。

 

 

「まだ誰も逃げてない」

「殺そう」

「見せしめだ」

「いいと思うよ」

「油断良くない。船を半壊させた奴が紛れ込んでるかも」

 

 

本来なら集中砲撃でここら一帯を更地に変えられたのに、直接一人一人殺さなければならない手間に苛立ちが募る。

 

 

「あ、ようやくこっちに気付いた」

「構わないよ。殺そう」

「あの泣き喚いてるガキを八つ裂きにしよう」

「いいと思うよ」

「油断なく殺そう」

 

 

ヒーロー協会本部があるこの街でまさかここまで大規模な怪人災害が起こるとは思っていなかったのか、巨大飛行物体から降りてくる怪人(メルザルガルド)の姿を確認して、ようやく民間人は逃げ出すこととなった。

 

 

「うわ〜ん!ママー!」

 

 

逃げ出す民間人の中に、母親とはぐれてしまったのか泣いている女の子がいた。その女の子を標的にしたメルザルガルドが迫る。

 

 

「うわああああああ!やめろおおお!!」

 

「っ、ダメ!ハジメ君!!」

 

 

泣く女の子を守るように一人の青年が立ちはだかる。この子を殺したければ僕の屍を超えてから行け!……表情でそう物語っている青年は不退転の意志でメルザルガルドと相対している。

 

 

「いやァァァァァァ!ハジメ君戻ってェェェェェェ!!シズクちゃん離して! ハジメ君がァァァ!!!」

 

「ダメよカオリ!いま行ったらあなたまで……!」

 

 

メルザルガルドの視線の先で同じ服を着た原住民達が何か言い争っている。

 

なんだか非常に面倒臭くなってきたため、視線の先にある全てを擦り潰そうと肉体を変形させる。……それは酷く悪趣味なハンマーのようであり、それを目にも止まらぬ速度で前方に向かって振りかぶった。

 

 

「ハァ、もう殺そう」

「皆殺しだ」

「我々の邪魔をした報い」

「いいと思うよ」

「油断ダメ。慎重に殺そう」

 

 

万事休すか!……女の子を守るように立っていた青年は自分の死を覚悟して目を瞑った―――……

 

 

〝流水岩砕拳〟

 

 

……が、いつまで経っても痛みが来ない。

 

少しずつ目を開けていくと、そこには()()()()()()()()()()転入生が自分と女の子を庇うように立つ姿が。どうやらあのハンマーみたいなモノによる攻撃はその転入生の手によって受け流されたようだ。

 

 

「ガ、ガロウ君……」

 

「ったく、世話が焼けるぜ」

 

「避けられた……?」

「受け流されたんだ」

「コイツ危険、殺そう」

「いいと思うよ」

「隙なく殺

 

 


 

 

魂魄一閃……!!

……これ以上お前の好きにはさせん!!」

 

 

A級2位 イアイアン

 

 

アトミック侍の三人の弟子の内の一人であり、神速の居合を得意とする剣士。……そして、キングとの〝強化訓練〟を経てA級の枠を大きく逸脱する戦闘能力を手にしたヒーローの一人である。

 

 

 

「あ……?」

「な…に…?」

「何が……?」

「おふぅ……」

「油断……!」

 

 

メルザルガルドは自分の身に何が起こったのか最初理解できていなかった。……()()()()()()()()自分の肉体を見て、ようやく自分が斬られたのだと理解する。

 

そして、どういうワケか百余年連れ添った頭の一つが死んでしまった。

 

 

オラァァァ!!!スパァァァ

 

「んなッ!?」

「キサマァァァ!!!」

「いつの間に……!」

「おふぅ……」

 

 

間髪入れずに叩き込まれる殴打。……その衝撃は()()()()()ビー玉のような物体……メルザルガルドの急所の一つを破壊するに至る。

 

 

S級16位 金属バット

 

 

ヒーローネームどおり金属バットを武器に携え〝気合〟によって青天井に強くなれる不良のようなヒーロー。

 

彼は非常にイライラしていた。

 

妹の大事なピアノ演奏会を抜け出し地球がヤバいことを聞かされ、その直後に上空の巨大飛行物体だ。

 

キングが巨大飛行物体の対処に向かっているとはいえ、妹のピアノ演奏会にはもはや間に合わないだろう。

 

妹に不義理を働いた自分への怒り、これから起こるであろう未曾有の危機への怒り、そして、いま上空にある巨大飛行物体への怒りで金属バットの戦闘能力は飛躍的に向上していた。

 

 

「テメェふざけんじゃねぇぞゴラァ……!もう妹のピアノ演奏会に間に合わねぇじゃねぇかゴラァ……!」

 

「金属バットさん!奴には複数の魂があります!恐らくそれを破壊すれば奴を関係ねえ!!あの野郎をサンドバッグにしてボコボコに叩きのめしてやらァ!!〜〜〜っ、いやですから……!」

 

「………」タッ…

 

「っ、ガロウ!?お前は民間人を守って……」

 

 

〝旋風鉄斬拳〟

 

ザッ キュッ

 

 

「おふぅ……」

「そんな、糞ッ!」

「目で追えない……!」

 

「テメェふざけんじゃねぇガロウ!ソイツは俺の獲物だァァァァァァ!!!」

 

 

〝怒羅厳シバき〟

 

 

オラオラオラオラオラオラオラ!!!

 

 

パキャァァァァァァン

 

 

「おふぅ……」

「糞!糞!糞ォォォ!!こんな、原住民どもにィィィ!!!」

 

 

アッサリ追い詰められてしまったメルザルガルド。……もはや残機は自分一人しかいない。

 

こうなってしまった以上、一人でも多く殺さなければ溜飲が下がらない。肉体を無数の鋭い針のようなものに変化させ、全方位に向ける。

 

 

「っ、不味い!」

 

 

イアイアンは直感する。()()を放って自分達ごとまだ逃げ切れていない民間人を皆殺しにするつもりだと。

 

 

「チッ、おいお前!そのガキ連れてとっとと行け!!」

 

「う、うん!」

 

「(一か八か、アトミック師匠のように()()技で……!)」

 

「上等だゴラァ!!ブッ潰す!!!」

 

「お前達はここで終わりだ!死ねェェェ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぷりぷりィィィィィィ」

 

「プリズナーァァァァァァ」

 

 

その時、平均的成人男性の声が響き渡る。

 

 

〝真・エンジェル☆スタイル〟

 

 

背中から翼を生やした全裸の変態は目にも止まらぬ速度でメルザルガルドに接近し、傷付くことも厭わずガッチリ抱きしめた。

 

 

世の男子は!!!

 

「は?」

 

「え?」

 

「あ?」

 

「嘘…!」

 

「なっ……!?」

 

 

〝エンジェル☆ハグ〟

 

 

俺が守る!!!

 

 

バキバキベキベキボキボキ

 

 

渾身の力で抱きしめるぷりぷりプリズナー

 

凄まじい絶叫を上げながらもがき苦しむメルザルガルド。

 

盛大にドン引きする男子一同。

 

ぷりぷりプリズナーは両手両足のみならず翼で包み込むようにしてメルザルガルドの全身をくまなく締め上げ圧殺、もとい深い愛をもって抱擁していた。

 

 

パキン

 

 

「おふぅ……」

 

 

やがて限界が来たのかメルザルガルドは完全に溶けてなくなってしまった。……強面のオカマに抱かれたことがよっぽどショックだったのか、その死に顔は束縛から解き放たれたどこか晴れやかなものであった。

 

 

ふぅ、キングちゃん……♡とりあえず、勝利だ!!」

 

 

なんでそこでキングの名前が出てくる。……心做しかスッキリした顔立ちのぷりぷりプリズナー。

 

妙に()()()()のは気の所為だと思いたい。

 

 

「ぷ、ぷりぷりプリズナーさん。ほかのS級の方々はどうしているのでしょうか?」

 

「イアイアンちゃん!ほかのS級の子達はあの巨大飛行物体から落ちてくる怪人達の対処に当たっているんだ!俺と金属バットちゃんがここに来れたのは(愛ゆえ)だな!」

 

「おいこらオカマ!お前と一緒にすんじゃねぇ!」

 

「……こんなのがヒーローとは世も末だな……」

 

「ほ、本物のS級ヒーローだ……!」

 

「お前まだいたのかよ……」

 

 

ついさっきまで怪人がいたとは思えないほど和やかな時間が流れている。が、それでもまだ巨大飛行物体は上空に居座っている。

 

いまだ異常事態は続いているのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<<< 暗黒盗賊団ダークマター 船内 >>>

 

 

「……迷ったよぉ………」

 

 

俺ことキングは現在、宇宙船の中で絶賛迷子中である。

 

……覚悟を決めて敵陣に乗り込んだ結果がこれだよ。ハハ、こんな無様な俺を笑っておくれ……。

 

それはそうと俺がこの宇宙船をどう半壊させたか教えてあげよう。……分かりやすく言うとゴ○ラの体内放射を真似てみたんだ。

 

本来口から放つ熱線を体内で逆流させてドーム状に発射するものであり、考えなしにやるとA市もろとも焼き尽くしてしまうヤバい技なのだが、ジェノスが巨大隕石のみに対象を絞った焼却砲を撃った場面を間近で見たことで、俺の中にあった不可能の壁を取っ払うことができたんだ。

 

そっからはもう()()()の中でひたすらジェノスとのぶつかり稽古の毎日だ。

 

今回の戦いで俺が求めたのは精密性。……破壊したいものだけを破壊し、それ以外にはカスリ傷一つ付けない。そんな精密性を追求し、ようやく形にできた。

 

今なお上空に半壊の宇宙船があることを除けば、いつもどおりのA市であると……思いたい。

 

 

『侵入者に警告する』

 

『即刻破壊行動をやめ退去せよ』

 

『警告する』

 

『退去せよ』

 

『さもなくば全戦力を挙げお前を殺す』

 

 

……不用心が過ぎるなぁ……。

 

頭の中にテレパシーを送るなんて()()()してくれと言ってるようなもんじゃんかぁ。(ニチャァァァァ……)

 

 

『え?お前は何を行って……ギャァァァァァ!痛い!痛い!

 

 

テレパシーを送ってきた相手……まぁ十中八九ゲリュガンシュプだろうが、ソイツの脳内を直接覗き見て宇宙船内の最適経路を辿っていく。

 

 

『痛い!ヤメテェ!!私が悪かった!!これ以上酷いことしないでェェェ!!!』

 

 

……コレが地球を滅ぼそうと攻め込んで来た連中の言うことか?まぁ良い。どうせ一人残らずブチ殺すからなぁ。

 

 

『ギャァァァァァァァァァァァァァァァ!!!やめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇプチッ♡

 

 

バカッ

 

ドドドドドドドドド……

 

 

巨大で荘厳な扉をパンチ一発で破壊する。

 

扉だったものが残骸となって周囲に散らばる。

 

そこにはゲリュガンシュプと思われる死骸と―――……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゲリュガンシュプ……この間抜けめ。俺の命令に背いたばかりか勝手に自滅しおって……

 

 

ボロス 災害レベル【竜】以上

 

 

暗黒盗賊団ダークマターの頭目にして、全宇宙の覇者。

 

 

ボロス……!

 

 

ドッドッドッドッドッドッ

 

 

……必ず打ち倒さなければならない絶望が、玉座の前で屹立していた。

 




次回、激闘が始まります。

勝つのは全宇宙の覇者か〝最高〟のヒーローか……!

乞うご期待……!
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