純狐の息子は二度目の生で母を追う   作:四国の探索人

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博麗神社vs守矢神社 1

次の日の朝、諏伯と早苗は博麗神社に向かっていた。

 

「これから始まると思うと腕が鳴りますね!」早苗は闘志満々で言った。

 

「2人のためとはいえ、悪いことを自覚しているため、腹が痛い。」諏伯は少し不安が募っていた。

 

「あっ、ありましたよ!あれですよね。」早苗は目を輝かせ、博麗神社を見つけた。

 

到着すると、早苗は叫びながら「弾幕!」と、博麗神社に向けて弾幕を放った。神社は損傷を受ける。

 

「いや、何してるの早苗?」諏伯は驚きの声を上げた。

 

「何って、宣戦布告ですよ!」早苗は自信満々だった。

 

「やりすぎだよ!」諏伯は慌て叫んだ。

 

その時、神社から霊夢が現れた。「あんた達。こんな事してどうなるか分かってるの?片方は諏伯?昨日、面倒事を起こすなと言ったばかりよね。」

 

「すいません、すいませんすいません!壊すつもりじゃなかったんです。これ、修理代としてどうぞ。」諏伯は金銭の入った袋を渡した。

 

霊夢は困惑した表情で、「全く、お金出すなら最初から壊さないでよ。」と返した。

 

早苗はさらに立ち上がり、「諏伯さん!何してるんですか!宣戦布告しに来たんですよ!博麗の巫女!幻想郷から去りなさい!これからは私達守矢神社が幻想郷の治安を守ります。」と叫んだ。

 

 「アンタが神社を壊したのね。どうなるか分かってるの?」霊夢は早苗を見据え、厳しい口調で問い詰めた。

 

「神奈子様の慈悲として、3日あげます。それまでによく思案しておきなさい。」早苗は毅然とした態度で返答し、諏伯と共にその場を去っていった。

 

霊夢が戦闘準備をする最中、友達の魔法使い、霧雨魔理沙が訪れた。

 

「霊夢、遊びに来てみればどういう事だ?」魔理沙は興味深そうに言った。

 

「守矢神社というお馬鹿な連中が喧嘩を売りに来たわ。」霊夢は呆れた様子で説明する。

 

「命が惜しくないのか、その連中。行くんだろ?」魔理沙は冷静に問いかけた。

 

「もちろんよ。修理代は貰ったけど、幻想郷を渡すものですか!!」霊夢は意志を固めていた。

 

「よし!私もついて行くぜ。」魔理沙は興奮気味に言った。

 

 諏伯は帰宅してから、早苗を止められなかったことを悔やんでいた。「仕方ない仕方ない仕方ないけど、やり過ぎだよ。」と、深くため息をつく。

 

「いいじゃないか。言葉だけでは遊びと捉えられる、実際に行動をして我らの本気を理解してもらえるものさ。」神奈子は少し余裕を持った口調で諭す。

 

「とりあえず、山の妖怪達に博麗の巫女が来ても何もしないように伝えておきます。」諏伯は決意を固め、部屋を出て哨戒天狗を捕まえ避難するように伝えた。

 

「これより守矢神社と博麗神社は戦争になる。巻き込まれたくなければ、侵入が予測される経路の者たちは避難されよ。」彼は天狗たちに伝えた。

 

射命丸は少し驚いた様子で、「あらまあ、戦争になりましたか。本来お山に誰かを通すのは違反なんですが…」と呟いた。

 

「天狗としても、来たばかりの神社に味方する義理もない。」諏伯は淡々と返した。

 

「そうですね。守矢神社からの要請とあれば、仕方ありません。天狗達は避難しておきましょう。」射命丸は理解を示し、指示を出す準備を始めた。

 

 諏伯は、霊夢達が向かってくるであろう川のほとりで待機していた。

 

「2人の神はまだ力を取り戻していない。私が博麗の巫女を倒さないと。」諏伯は自らに言い聞かせた。

 

その時、不意に霊夢の声が響く。「アンタ一人で私達を相手するつもりなの?舐められたものね。」

 

霊夢の急な出現に驚く諏伯。「えっ、いつの間に…」

 

「相当な自信家なのぜ。」と魔理沙が続けて言う。

 

「霊夢と、そちらの魔法使いぽい人は?」諏伯は少し戸惑いながら尋ねた。

 

「おいおい、博麗の巫女しか知らないのかよ。私は霧雨魔理沙!普通の魔法使いだぜ。」と自己紹介する魔理沙。

 

「昨日問題を起こすなと言われたばかりなのにすまない。母のため!神のため!2人を倒す。」諏伯は決意を新たにする。

 

「シバかれたいならそう言えばいいのに。」霊夢は余裕の表情だ。

 

「だな。いくぜ!魔符ミルキーウェイ!」魔理沙はすぐに弾幕を放つ。

 

「物質浮遊!」諏伯は周辺の岩を神力で持ち上げ、魔理沙に向けて投げつけた。

 

「なっ!岩をそのまま投げてきやがった!」驚く魔理沙。

 

その岩を霊夢が素早く砕く。「何やってんのよ、魔理沙。」

 

「すまんすまん。でもこれはどうだ?恋符マスタースパーク!!」と再度魔理沙が大火力の弾幕を放つ。

 

諏伯はそれに対し、「防御も回避も不可だな。」と覚悟を決めるが、マスタースパークは直撃する。

 

「おっ!やったか!」と期待する魔理沙。

 

しかし、霊夢は冷静に指摘する。「いや、吹っ飛ばしたけどまだ動いてるわね。」

 

岩面に埋まりながらも、諏伯は起き上がる。

 

 「私のマスパをくらって動ける?おかしいな。」と魔理沙が困惑する。

 

「私がやるわ。」霊夢は諏伯に近づき、組手を開始する。最初の数手は対応できたものの、組手の経験が薄い諏伯は次第に霊夢の攻撃を受けてしまう。

 

「攻撃を受けても普通に動いてるわね。まさかダメージを無効化している?」霊夢は疑問に思った。

 

「ちょっとアンタ、なんでピンピンしてんのよ。」と霊夢は諏伯に問いかける。

 

「基本、私に外傷は効きませんよ。霊夢。華扇の拳でも無傷でしたから。」諏伯は静かに答えた。

 

「はあ、なんて奴よ。」と霊夢はため息をつく。

 

「霊夢、避けろ。マスタースパーク!!」魔理沙は再び強力な攻撃を放つ。

 

「無駄だ!」諏伯は叫ぶが、

 

「そいつはどうかな!!」魔理沙の放ったマスタースパークは、諏伯の上にある巨石を砕いた。

 

「耐えられる、それなら埋めてしまえばいい。五七五魔理沙の俳句だぜ。」魔理沙は策を講じる。

 

大きな巨石が諏伯を押し潰すように覆い、そのまま動かなくなった。

 

霊夢と魔理沙は、一瞬の静寂の中で、状況を見守った。「これでもう動けないだろうけど、まだ油断はできないわね。」霊夢は慎重に様子を伺った。

 

「まあ、動けない内に行こうぜ霊夢。」魔理沙と霊夢は諏伯の動きを封じたため先へと進んだ。

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