純狐の息子は二度目の生で母を追う   作:四国の探索人

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博麗神社vs守矢神社 2

霊夢と魔理沙は進んで行き、ついに守矢神社に辿り着いた。

 

「3日あげると言ったのにその日のうちに来たんですか!」早苗は予想外の速さに驚いた。

 

「誰に喧嘩売ったのか分からせに来たのよ。」霊夢は毅然とした態度で言い放つ。

 

「ふむ、お主が博麗の巫女か。うちの子ども達が随分と世話になったようだね。」神奈子は静かに霊夢を見つめる。

 

「あんたらが管理してくれたら私も世話(物理)する必要ないんだけど。」霊夢は呆れながら返す。

 

「我こそは守矢神社の神、八坂神奈子。恨みはないがお前を倒して名を挙げる。悪く思うな!!」神奈子は戦う覚悟を決めた。

 

「知ってそうだけど名乗っておくわ。幻想郷の法である博麗神社の巫女、博麗霊夢よ。」霊夢も準備を整える。

 

「守矢神社の巫女、東風谷早苗!」早苗もまた、名乗りを上げる。

 

「普通の魔法使い、霧雨魔理沙だぜ!」魔理沙はいつもの軽快な口調で応じた。

 

それぞれが名乗りを挙げ、重たい緊張感がその場を支配する。

 

 「いきます!弾幕!」早苗は気合いを入れて、美しい弾幕を放った。しかし、その弾幕は美しさだけで、実戦向きではなかった。魔理沙と霊夢はその光景を見て呆れ顔になる。

 

「早苗といったな、確かに美しい弾幕だけど、敵に見せるだけじゃ意味ないんだぜ!弾幕とはこうやって撃つんだ!マスタースパーク!!」魔理沙は瞬時に反応し、自らの強力な攻撃を放った。

 

そのマスタースパークは早苗に直撃し、彼女はその衝撃で戦闘不能となる。

 

「次やる時はもっと使える弾幕を編み出すんだぜ。」魔理沙は、早苗の弾幕を批評しながら、戦闘の流れを自分のものにした。

 

 戦闘の先輩からの教えをしている魔理沙の背後から、突然弾幕が飛んでくる。

 

「おっと!!」魔理沙は慌て回避するが、後ろを見ると諏伯がそこにいた。

 

「なっ、アイツ、瓦礫から抜け出したの?」霊夢は驚きの声を上げる。

 

「仕方ない、私がやるぜ!」魔理沙はすぐに八卦炉を構え、攻撃の準備を整える。

 

「2人のた、、、」諏伯は言葉を続けようとするも、大量の瓦礫から脱出するのに神力を使いすぎたため、倒れそうになってしまう。その瞬間、崖から落ちそうになる彼を諏訪子がしっかりと支えた。

 

「もういいよ、頑張ったね、諏伯に早苗。」諏訪子は優しく言った。

 

「(あれは、、誰だ?)」魔理沙は新たに現れた人物に目を向け、その正体を問う。

 

「私は守矢神社のもう一人の神、洩矢諏訪子!子どもらが頑張っているんだ私も出るよ!」諏訪子は自信を持って名乗りをあげた。

 

 「守矢神社には神が2人もいたのか。」と、魔理沙は驚きを隠せない。

 

「博麗の巫女よ。我ら2人の神が揃った今、負けはありえん!!」神奈子は勝利を信じ、強気の姿勢を崩さない。

 

神奈子は御柱を操作して、霊夢と魔理沙に襲いかる。2人は巧みに回避し続けるが、諏訪子もまた付近の山の一部を崩して、巨大な手を作り出す。

 

「オッケー神奈子!このまま挟み込むよ!」諏訪子はタイミングを合わせて攻撃を仕掛ける。

 

巨大な手は2人を挟み込もうとするが、魔理沙のマスタースパークによって砕かれてしまう。

 

反撃とばかりに…霊夢は神奈子に向けて突出する。「ムダだ!御柱の前では貴様らの弾幕は効かん!!」と神奈子は自身を持って応じる。

 

「なら、その御柱でならどうかしら!!」霊夢は、その瞬間を逃さず、神奈子の御柱の一つを力強く掴み取り、神奈子を打ち払う。神奈子は御柱ごと吹き飛ばされ、湖に落ちてしまう。

 

「神奈子!大丈夫?」と、心配する諏訪子が近づくが、神奈子は「近づくな!」と返す。

 

しかし、神奈子と諏訪子がその言葉を交わした時には既に遅く、霊夢は「夢想封印!」を発動して、2人の神を打倒した。

 

 勝負は決した。戦いの結果を前に、霊夢と魔理沙は達成感と共に安堵の息を漏らす。「これで一件落着ね。」と霊夢は静かにつぶやいた。そして、幻想郷の秩序は再び彼女たちの手に戻ったのであった。

 

 戦いの後、霊夢と魔理沙は神奈子らに近づいた。

 

「そう警戒するな。もう戦う力など残っておらん。」神奈子はそう言って、静かに自分の無力さを認めた。

 

霊夢は少し様子を見ながらも、警戒を解く。

 

神奈子は深いため息をつきながら話し始めた。「我ら守矢神社の神々は外の世界では信仰が無くなっていたため消えゆく運命にあった。それ故幻想郷に来て、新たな信仰をと思ったのだが。」

 

「そう、山の妖怪には警戒されて思うようには信仰が集まらなかったんだよね。それで、高名な博麗の巫女を倒して名を上げようと考えたのだけどね。」諏訪子が続けた。

 

「そりゃ相手が悪かったな。」と魔理沙は軽口をたく。

 

「まあ、あんたらの事情は分かったけど、それはそっちの都合でしょ。やったことのケジメはつけてもらうわよ。」霊夢は厳しさを崩さずに言う。「神社の修理代は貰ったけど、そうね。神社なら酒があるでしょ。ありったけ用意しなさい。肴もね。」

 

霊夢の要求に神奈子は少し驚きながらも、それに応じるしかなかった。「わかった、酒ならいくらでも用意しよう。」

 

 霊夢「そしてそこの覗き見している天狗!山の妖怪達も集めておきなさい!」

 

 射命丸「はい?」

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