純狐の息子は二度目の生で母を追う   作:四国の探索人

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美鈴vs諏伯

諏伯は赤い霧が発生した方向へと飛び進んでいく途中で、霊夢と出会った。

 

「あんた、なんでここにいるのよ。まさか、また守矢じゃないでしょうね。」霊夢は疑いの目を向ける。

 

「いや待て待て。赤い霧が出てきたから解決に来ただけだ!」と諏伯は焦って説明した。

 

「それならアンタのとこの巫女はどうしたのよ?」霊夢はさらに疑念を深めながらお札を諏伯に向ける。

 

「信仰のためといいだして人里へ勧誘しに行きました…。それで一人で…」と諏伯は少し困った顔で言う。

 

それを聞いた霊夢はお札を下ろし、「あんたも大変ね。」

 

 2人が話す中空は更に赤くなる。「なら行くわよ!今回の異変はかなり不味い気がするわ。」と、共に異変の解決に向かう決意を示した。

 

 霊夢と諏伯は共に赤い霧の発生元へと向かっていく。辺りには不穏な雰囲気が漂っている。

 

「赤い館?」諏伯が指を指し、紅魔館を見上げた。

 

「門番がいるわね。やる気みたい。」霊夢が注意を促す。

 

紅魔館の門番である紅美鈴は二人の姿を見て、構えを取る。「お立ちになった方々、申し訳ありませんが通行は許可できません。」

 

「諏伯、あんた前回私に迷惑かけたんだからやりなさい!私は先に行くわよ!」と霊夢が言い捨てると、先に紅魔館の中へと走り去っていった。

 

「行かせてよかったんですか?門番さん。」諏伯は少し不安に思いながら美鈴に尋ねる。

 

「私の名前は門番じゃなくて紅美鈴です。一人なら通しても咲夜さんがなんとかしてくれますよ。」美鈴は前に出ながら大きな一歩を踏み込む。

 

「土壁!」諏伯は近づかせまいと壁を作るが、美鈴はそれを容易く登ってしまう。

 

「こんなのただの足場にしかなりませんよ!」美鈴が笑いながら言う。

 

彼女は上から飛び降り、かかと落としをしようとするが、諏伯は素早く地面を移動させて避ける。

 

「土を操るか、攻撃を当てにくいですね。ならこれはどうですか、気円斬!」美鈴は気をまとめたものを諏伯に投げる。

 

諏伯は自身の立つ地面の高さを変えて避けるが、美鈴が「まだだ!」と叫ぶと、避けたはずの気が再度諏伯に向かい、直撃する。

 

命中した気は諏伯にダメージを与えることなく消え去る。

 

「なっ、直撃したのに何もない。」美鈴は驚愕の表情を浮かべる。

 

 諏伯は静かに宣言した。「そろそろ終わらせましょうか。」

 

美鈴は余裕の表情を見せながら答える。「未だに攻撃を当てないのに、余裕ですね。」

 

「土操作。」諏伯は即座に美鈴の足下を陥没させた。美鈴は直前で違和感に気付きジャンプするが、諏伯の意図が分かっていた。

 

彼女がジャンプした先でも、諏伯は再び地面を陥没させた。

 

美鈴は陥没した土の中に着地し、その瞬間、諏伯はすぐに土を固める動作に出る。美鈴は土に埋められる前に急いでジャンプするものの、今度は下半身が土の中に埋まってしまう。

 

「下半身が動かない……。」美鈴は絶望的な表情で諏伯を見た。

 

もう逃げられない。諏伯は美鈴に弾幕を放ち、それが見事に命中した。美鈴は抵抗することもできず、そのまま地面に倒れ込んだ。

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