純狐の息子は二度目の生で母を追う   作:四国の探索人

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主犯の元へ

休息を終えた諏伯は、天狗たちの住処へと向かい、早速誰かに問いかけます。「射命丸いる?」

 

すると、犬走椛が少し驚きながら答えます。「ヒエッ...諏伯。文さんですか、もうすぐ来ると思いますが。」

 

諏伯は少し興味を持って「ああ、ちなみに私は覚えてないですが天狗の住処で暴れた時、私は椛さんに何をしたんですか?」と尋ねます。

 

椛は少々困惑気味に、「応戦していた私を土に埋めてました、、、。」と苦笑いで答えます。

 

諏伯は申し訳なさそうに「あー。」と返し、微妙な雰囲気が漂います。

 

そこに射命丸文が現れ、軽快に声を掛けてきます。「おや諏伯さん。聞きましたよ、朝帰りなんですね。」

 

諏伯はそれを無視して「そんな事より」と話を進めようとしますが、

 

射命丸は笑顔で察して、「はい、分かってますよ。萃香さんの事についてですよね。」と話題を変えます。

 

諏伯は少し安心しながら、「何処にいるんだ?」と訊ねます。

 

射命丸は少し考えつ、「うーん、能力的に萃香さんが犯人なのは間違いないですが、何処と言われると何処にでもいるような人ですので。宴会を妨害されたら間違いなく現れますよ。」と説明します。

 

諏伯は少し困った顔で「それまた天狗から私が白い目で見られる奴じゃないか。」と不安を漏らします。

 

射命丸は柔らかく提案します。「それなら、お酒の貯蔵庫で現れるのをオススメしますよ。あの人天狗の酒を良く取りに来るので。」

 

諏伯は納得し、「分かった、そうさせてもらうよ。」と応じます。

 

射命丸は嬉しそうに、「では案内します。誰にも来ないよう伝えておきますので後は頼みます。」と告げ、

 

射命丸の案内のもと、諏伯は天狗たちの貯蔵庫へと向かいます。

 

 貯蔵庫で待機している諏伯は、時間が過ぎるのを感じつ、「本当に来るのかアイツ」と呟いていました。

 

すると、突然貯蔵庫の扉が開き、伊吹萃香が姿を現しました。

 

萃香は軽快に「いや~。ここの酒はときたま飲みたくなるんだよね。」と独り言を言いながら、貯蔵庫の中を物色しています。

 

そんな中、諏伯は冗談めかして話しかけます。「酒なんて飲むから成長が止まるんじゃないのか」

 

この言葉を聞いた萃香は少し不機嫌になりつ、「誰だ?私をちんちくりん扱いした奴は?」と振り向いてきます。

 

諏伯の姿を見て、萃香は驚きの表情を浮かべます。「諏伯?飲み過ぎたかな。」と、自分の視覚を疑っている様子です。

 

そして、萃香は確かめるように、諏伯の体をペタペタと触ります。諏伯はくすぐったさを堪えながらも、「本物だよ」と少し困惑した表情で応じます。

 

 萃香はにっこりと笑いながら、「あれぇ、お前さん月に置いていかれたんじゃないのかい?」と尋ねます。

 

諏伯は少し苦笑し、答えます。「お陰様で長い事囚われていたよ。」

 

萃香は楽しそうに笑い、「はっ!そりゃそうだわな。鬼を騙したのはよくないが逃がしてくれて感謝してるぞ。」と続けます。

 

そして、彼女は元気に言います。「再会の印だ!飲もうじゃないか。」

 

2人は腰を下ろし、天狗の酒を楽しみます。

 

酒を一口飲んだ後、諏伯は話題を戻し、「なんで異変を?」と訊ねます。

 

萃香は少し驚きながら、「なんだ、知ってたのか」と応じます。

 

諏伯は「天狗から聞いた。」と説明します。

 

萃香は頷き、「ここ最近冬やら異変やらで飲み会なんて無かっただろ?だから久しぶりに宴会を幻想郷中に広めてたんだよ。」と話します。

 

諏伯は冗談めかして、「いつから祝いの神様になったのだよ」と問いかけます。

 

萃香は笑い飛ばして、「酒の神様なら飲み放題出来たんだろうけどね。」と応じます。

 

その後、諏伯は真剣な表情で、「異変を終わらせるように頼まれてるんだが、自主的に止めるのと、無理矢理止めさせられるの、どっちがいい?」と訊ねます。

 

萃香は少し悩み、「うーん。もうだいぶ飲んだから異変を終わらせるのはいいけど、月面の件にて私が怪力しかないちんちくりんだって思われるのも尺だしな。」と、考え込む表情になります。

 

そして、萃香はムクリと立ち上がり、「異変は終わらせる。ただ、諏伯お前と戦うのが条件だ。」と宣言します。

 

諏伯は少し驚きながらも、「約束は守れよ?」と確認します。

 

萃香は自信満々に、「当たり前だろ?鬼は嘘をつかない。ここは酒がある外でやろう。」と笑顔で答えます。

 

こうして、二人は異変を終わらせるための約束を交わし、これからの戦いに備えることになりました。

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