「お燐?だったか、とりあえず友達を土に埋めるのは止めよう」と諏伯は考え直します。
「ありがとうございます!」とお燐は安心します。
「心が痛いからありがとうなんて言わないでくれ」と諏伯は苦笑いを浮かべながら、諏訪子と神奈子が原因なのを察知してつぶやきます。
「夢想転生なら倒せると思うけど、あの子の元まで無傷で辿り着く必要があるわよ」と霊夢は作戦を練ります。
「最低でも一発あのエネルギー弾をなんとかする必要があるな」と魔理沙が言うと、方法を模索する中、後ろから下駄の音がパカパカと鳴ります。
「いやぁ。凄い妖力の反応があったから来てみればこんな事になってるとは。つまりアレだろ?私と諏伯とで正面からあの弾をぶち破れってことだろ?」と勇儀が現れ、自信満々に言います。
「勇儀、来てくれたのか」と諏伯は嬉しそうに反応します。
「おうよ!土壁を取り払いな!」と勇儀が指示を出し、諏伯は土壁の操作を停止します。
すぐにお空が土壁を破壊し、核融合エネルギー弾をこちらに向けます。
「消し炭になれ!!核融合『ニュークリアヒュージョン』!」とお空が叫ぶと、
「鬼拳『覇鬼砕山』!」と勇儀が力を振るい、
「宝塔『威光』!」と諏伯も加勢します。
「助力するぜ、恋符『マスター・スパーク』!」と魔理沙も八卦炉を構えます。
3人の攻撃が見事に合わさり、お空のエネルギーをかき消す。
その間に霊夢は素早く突っ込み、奥義を放ちます。「夢想転生!!」
攻撃を受けたお空は霊夢の強力な技によって飛ばされ、無事に異変は解決しました。
倒されたお空にお燐が近づきます。
「お空!大丈夫?」とお燐は心配そうに声をかけます。
「あれ、お燐?私は確か、神様から力を貰ってそのま……」とお空は混乱した様子で答えます。
「もうバカ!みんなのために仕返しなんてしようとして、そんなことしなくていいの!」とお燐は叱ります。
「でも、みんなのために……」とお空が反論すると、
「仕返しが成功しても、アンタがいなくなったらみんな悲しむの!」とお燐は強く訴えます。
目が覚めたお空はお燐と会話し、少しずつ冷静さを取り戻します。
「帰るか」と諏伯が提案すると、
「待ちなさいよ、あんたのとこの神様が原因なの忘れたの?アンタも一枚噛んでないでしょうね?」と霊夢が鋭く問いかけます。
「嫌だな、関わってたらここまで来るわけないだろ!」と諏伯は否定します。
「今回の異変は守矢が起こして、守矢が解決したみたいね。アンタが働いたのは当然なんだから」と霊夢は諏伯を叱ります。
魔理沙は「まー霊夢、そうカッカしてやんなよ。地底に来ることもできたんだしさ」となだめます。
「3人とも地底は初めてだろ?案内しよう。ここは旧灼熱地獄跡でな」と勇儀が提案します。
「おー、いいな。せっかくだから見ていきたいぜ!」と魔理沙が目を輝かせます。
「よし!私は先に帰るから、勇儀、お二人のことよろしくな!じゃっ!」と諏伯は先を急ぎます。
「ちょっと逃げてんじゃ…」と霊夢は呟きますが、諏伯はすぐに去ってしまいました。
「任せろ!また今度な。さあさあ、お二人さん、私がいい店に連れてってやろう」と勇儀は明るい声で言います。
霊夢と魔理沙は地底の街に消えながら酒を嗜む一方、諏伯は急いで守矢神社へと帰ります。
「おー、お帰りなさい。思ったより早かったね」と神奈子が迎えます。
「神奈子さん!何妖怪に強大な力を渡してるんですか?大変だったんですからね」と諏伯は不満をぶつけます。
「ちょっと神様らしく家族のために、何かしたがってた鴉に能力を与えてみたんだよ。諏伯なら分かるだろ?家族のために何かしたいのに力がない無力さを」と神奈子は静かに説明します。
「家族を出されると、何も言えなくなるじゃないですか」と諏伯は少し困惑しながら返します。
「温泉も湧いたし、結果オーライだよ」と諏訪子が笑顔で加わります。