しばらく白蓮に抱きつき泣いていた諏伯が涙を拭う頃、寅丸が目を覚ましました。
寅丸はすっきりとした様子で「よく寝ましたね。」と挨拶し、諏伯は素早く白蓮から離れて涙を拭きます。
寅丸は微笑み、白蓮に向かって「聖、復活おめでとうございます。兄上もご到着されてましたか。」と声をかけました。
白蓮は感謝の気持ちを込めて「感謝していますよ。」と返しました。
寅丸は外を見渡しながら提案しました。「村紗達はまだ眠っているようですね。船の中に入れて帰りましょうか。」
諏伯が一歩前に出て言いました。「村紗が寝ているので私が操縦します。」
白蓮は頷き、「行きましょうか、でもこれから住まいはどうしましょうか。」と心配を口にしました。
寅丸は考え込みながら答えます。「うーん、それなんですが星蓮船をどこか幻想郷に着陸させそこに寺院を築きましょう。」
白蓮は疑問を投げかけました。「人々は受け入れてくれるでしょうか。」
寅丸は自信を込めて答えました。「昔と違い幻想郷では神や妖怪、そして人間が皆暮らしています。もう昔のようにはならないですよ。」
彼らは星蓮船を操作し、幻想郷へと帰還しました。帰還する頃には皆が目を覚まし、白蓮の復活を喜んでいました。
一輪が指をさし提案しました。「あそこなんて寺院の場所としていいんじゃないの?」
ナズーリンは慎重に広い土地を眺めながら「広さは申し分ないけど、なんか嫌な気配がするね。諏伯、何か分かるかい?」と問いかけました。
諏伯は能力を使用して調査し、「下に何か封印されているみたいだけど、何かまでは分からないですね。」と答えました。
寅丸は直感を信じつ「怨霊の類では無さそうですけど」と言いました。
そこで白蓮が決断しました。「大したものでなくともここは人里と近い位置にあります。ここに私達の寺院を建て、下にあるものを封印しましょう。」
このようにして、一行は新たな寺院の建設に着手し、幻想郷で新たな生活を始める準備を進めることになりました。寺院は異なる種族が共に住まう平和な場所となることを願い、皆で力を合わせてその住処を築いていったのです。
早苗が守矢神社と博麗神社に報告に行った後、しばらくして八坂神奈子と洩矢諏訪子が建設現場に訪れました。
諏伯は二人の姿を見て、「2人ともどうしたの?」と問いかけました。
神奈子は微笑みながら答えます。「早苗から話を聞いてね。せっかくの息子の友達の家なんだ。」
諏訪子は軽やかに続けます。「これから幻想郷に住むのなら、神として少しぐらい手伝おうかと思ってね。」
白蓮は安心した様子で「それはどうも助かります。」と感謝の意を示しました。
すると神奈子は少し興味深そうに尋ねました。「そして諏伯、アンタ妖怪を生み出したらしいけど、誰なんだい?」
諏伯は雲山に手招きをし、「雲山の事?」と答えました。
神奈子はじっくりと雲山を見て、分析しました。「確かに諏伯の力、神力もあるけど、法力も力の元として存在しているな。」
諏伯は懐かしむように言いました。「それは亡くなった友達の力だね。」
神奈子は興味津々に「それは男か?」とさらに聞きました。
諏伯は頷いて「うん。」と返答。
すると、諏訪子が少し面白がって、「両方父親?の子どもがこの入道雲、、、。神奈子、ちょっとトイレ。」と言い出しました。
神奈子は慌て「おい諏訪子変な妄想して吐くな!別にまぐわった訳では無い。」と否定しました。
一輪は思わず興奮した様子で「わっ、私は男同士でもありだと思いますよ!」と叫びました。
諏訪子は申し訳なさそうに「ごめんごめん。息子が変な性癖に目覚めたのかと思って」とお腹をさすりながら謝ります。
神奈子と諏訪子の軽快でちょっと騒がしい会話に、一行の間には少しの笑いが広がり、和やかな雰囲気が漂いました。