ありふれない転生純血騎士は異世界最強   作:ただの紅茶好き

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第一話 純血騎士、異世界に行く

私は月曜日は嫌いだ、何故かと聞かれると返答に困るがとにかく嫌いだ

 

「にしてもあれから16年か……」

 

 誰にも聞こえない程度の小声で呟いた

 

 16年、神が私を転生させてからたった年月、あの神が言うように徐々に記憶を思い出して行った時は脳が壊れるかと思ったが今はなんとか生きている、たった16年さりとて16年、この16年で私も色々学ぶことが出来た、それに新しい友もできた、そして16歳だと言うことは……そう学校に行かねばならない

 

「おはよう、ハジメ君」

 

「あぁおはよう、バート君」

 

 彼は南雲ハジメ、私の新しい友である

 

「にしてもずいぶんと眠そうだけど大丈夫かい?」

 

「あーうんちょっとね」

 

「まぁ詳しいことは聞かないでおくが、あんまり寝ないのは良くないからね」

 

「気をつけるよ」

 

 ────────────────────

 

 その後日常的な会話をしているうちに教室に着いた、ハジメが自分の席に向かっている時にちょっかいをかける阿呆がいる

 

「よぉ、キモオタ! また、徹夜でゲームか? どうせエロゲでもしてたんだろ?」

「うわっ、キモ~。エロゲで徹夜とかマジキモイじゃん~」

 

 一体何が面白いのかゲラゲラと笑い出す男子生徒達

 

 ハジメに声をかけたのは檜山大介という男だが、その他にも斎藤良樹、近藤礼一、中野信治の三人で、大体この四人が頻繁にハジメに絡む男子の筆頭だ

 

「おい檜山、その発言は見過ごせないぞ、ハジメに謝罪しろ」

 

「あ? なんだテメェキモオタの味方すんのか? あ! もしかしてお前もキモオタなのか?」

 

「今はそこは関係ないだろう、俺はハジメに謝れと言っているのだ、俺が欲しい答えはYESかNOだ」

 

「チッ! うっせぇんだよ!!」

 

 そう言うと檜山達はそそくさと離れて行った

 

「大変だったなハジメ」

 

「まぁいつものことだからね、気にしてたら疲れるよ」

 

「それもそうか」

 

 ちなみに何故ハジメがこんなに嫌われているのかと言うと、彼女が答えである

 

「南雲くん、おはよう! 今日もギリギリだね。もっと早く来ようよ」

 

「あ、バート君もおはよう」

 

 ニコニコと微笑みながら一人の女子生徒がハジメのもとに歩み寄った

 

 名は確か……あぁそうだ、白崎香織だ。学校で二大女神と言わており男女問わず絶大な人気を誇る途轍美少女らしいが私はあまり好きではないな

 

 にしても彼女は自分が原因でハジメがいじめられているとは気づいているのだろうか? まぁ私には関係ないがハジメが不憫でならない

 

「あ、ああ、おはよう白崎さん」

 

「おはよう、白崎さん」

 

 にしても何故白崎さんはハジメに関わっているのだろうか? まぁどうであれ私には関係ないがハジメには頑張ってもらいたい、あと後ろからものすごい殺気を感じるが……まぁほっといていいだろう

 

 そんな感じで考え事をしていると男女3人が近づいて来た

 

「南雲君、バート君。おはよう。毎日大変ね」

「香織、また彼の世話を焼いているのか? 全く、本当に香織は優しいな」

「全くだぜ、そんなやる気ないヤツにゃあ何を言っても無駄と思うけどなぁバートも無理に庇わなくてもいいんだぜ?」

 

 三人の中で唯一朝の挨拶をした女子生徒の名前は八重樫雫。白崎さんの親友らしい。実は彼女の実家は八重樫流という剣術道場を営んでおり、雫自身、小学生の頃から剣道の大会で負けなしという猛者らしい……是非とも手合わせしてたいものだな

 

 次に、臭いセリフで香織に声を掛けたのが天之河光輝。いかにも勇者っぽいキラキラネームの彼は、容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能の完璧超人だ。実は私はコイツが嫌いだ、正義感が強いのはいいが一度思い込むととまらないのはダメだな

 

 最後に投げやり気味な言動の男子生徒は坂上龍太郎といい、光輝の親友だ。でも脳筋気味なのであまり絡んできて欲しくない、脳筋にはトラウマがあるんだ

 

「おはよう、八重樫さん、天之河くん、坂上くん。はは、まぁ、自業自得とも言えるから仕方ないよ」

 

「おはよう、八重樫さん、光輝、龍太郎、あと俺は別に無理にハジメを庇ってるわけじゃない、そこをはき違えないでもらえるかい?」

 

「お、おうすまねぇな」

 

「それよりハジメ、それが分かっているなら直すべきじゃないか? いつまでも香織の優しさに甘えるのはどうかと思うよ。香織だって君に構ってばかりはいられないんだから」

 

 おそらくハジメは出来ることなら関わって欲しくないのだろうがそんなこと言えば面倒なことになるのが見えてるのか黙っている、かわいそうに……

 

「いや~、あはは……」

 

「? 光輝くん、なに言ってるの? 私は、私が南雲くんと話したいから話してるだけだよ?」

 

 ……何故ここで爆弾発言をするんだ? もっと言い方があっただろうに、そら見たことかハジメにものすごい殺気が向けられているではないか

 

「え? ……ああ、ホント、香織は優しいよな」

 

 どうやら光輝の発言で白崎さんがハジメに慈悲をかけたみたいになっている、光輝ナイスだ、今回ばかりはお前に感謝しよう

 

「……ごめんなさいね? 二人共悪気はないのだけど……」

 

 まぁなんやかんやあったがとにかくひと段落着けとこう

 

「そろそろホームルーム始まるぞ、席につかないか?」

 

「そうね、バート君ありがとう」

 

 ────────────────────

 

 その後いつも通りに授業が進み、昼休みにはハジメと一緒に食事をすることになっているのでハジメの席に向かった

 

「ハジメ、お前もしかしてまた10秒でエネルギーチャージ出来るあれか?」

 

「そうだね、これですぐ昼食を済ませられるからね」

 

「……よかったら俺の分けようか?」

 

「いや、大丈夫だよ」

 

「そうかい」

 

そんな他愛のない話をハジメとしていると後ろに気配を感じて振り返ると笑顔の美人(白崎さん)がいた

 

「南雲くん。珍しいね、教室にいるの。お弁当? よかったら一緒にどうかな?」

 

「あ~、誘ってくれてありがとう、白崎さん。でも、もう食べ終わったから天之河君達と食べたらどうかな?」

 

「えっ! お昼それだけなの? ダメだよ、ちゃんと食べないと! 私のお弁当、分けてあげるね!」

 

白崎さん、ナグモは遠回しに嫌だと言っているんだ、察してあげてくれ

 

「香織。こっちで一緒に食べよう。南雲はまだ寝足りないみたいだしさ。せっかくの香織の美味しい手料理を寝ぼけたまま食べるなんて俺が許さないよ?」

 

「え? なんで光輝くんの許しがいるの?」

 

「www」

 

いけないおもわず笑ってしまった

 

そんな愉快な会話を聞いていると妙な気配を感じた、直後

 

空気が凍った

 

足元には円の中に幾何学模様が描かれた模様、魔法陣が現れた直後、その魔法陣が光り始めた

 

「皆! 教室から出て!」

 

未だ教室にいた愛子先生が咄嗟に叫んだ

 

ダメだ間に合わない!直感的にそう感じた直後私にはあの神の声が聞こえた

 

「ごめんね、バート君騙して、後は任せるね」

 

クソ…やっぱりアイツの考えに乗るのは失敗だった……




誤字、脱字、設定ミス等ありましたら教えていただけると幸いです

キャラ設定
バート
一応ハーフ、本名は特に決めていない、本来の肉体の持ち主は神がバートの器にしなかったら生まれてすぐに亡くなるから自我どころか魂も存在しない。過去の話は需要があれば書きます。ちなみに脳筋がトラウマなのは脳筋褪せ人と軽く手合わせをしたところボッコボコにされたから

何か企んでいるらしいけど詳細不明
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