秋津茜とリアルで知り合ったあの日から早数日、俺は今までとなんら変わらない日常を送っている。雑ピのポエムを拝読(朗読までが一連の流れ)して、暁ハート先生のポエムを拝読(以下省略)して、友達のポエムを拝読(以下省略)して、、、、うん。雑ピのポエムしか聞いてないな。というか普通に上手いんだよなぁ…ちょくちょく感動して泣いてるやつもいるぐらいだし、いやーやっぱり先生は偉大ですわ。そんなこんなで周りの全てを滅ぼさんとするラスボスみたいになった雑ピから逃げ切った俺を含むポエム拝聴者は今日も今日とて平和に帰路に着くのであった…(ちゃんと皆でジュースとか奢った)
「ただい」
「やぁやぁサンラクくん!おかえり!」
バタン!(無言で扉を閉める)
まてまてまて、なんで本当のラスボスがいるの?てかなんで俺の家にいるの?不法侵入?住所特定??
「…スゥー、、、よし警察に」
「待ってサンラクくん法的手段を取るのはやめよう」
「いやしらねぇよ普通に犯罪だろ」
「ふっふっふっ、そんなことを言ってていいのかなぁ?」
「?」
「こっちは君の妹ちゃんに頼まれて訪問してるんだけど?」
「は?」
「だから私は君の家にお邪魔する正当な権利があるってわけ」
「妹が…とうとう邪教徒に染まりきっちまった…!」
「一発ぶん殴っていいかな?もうちょっと客人をもてなそうっていう気持ちはないわけ?サンラクく…じゃなくてこっちでは楽朗君かな?」
「あぁうん…非常に納得がいかないけどとりあえず何で家来たの?」
まず気になるのはこれだ。
「んーとね、秘密かな★」
「えぇ…」
「まぁ瑠美ちゃんに頼まれたことがあって来たってだけだよ」
それが問題なんだよなぁ…でも身内が頼った結果わざわざ家まで来てくれたなら色々無下にはできないか…瑠美繋がりだろうとはいえ住所特定されたのは納得しづらいが。
「まぁそういうことだからちょっと瑠美ちゃんの部屋で作戦会g…色々話してくるね」
「おう」
「さて、では瑠美ちゃん、電話で既に大方事情聞いてるけど、改めて説明してくれるかな?」
「は、、はい!えっと、私の友達がお兄ちゃんに恋してるっぽくて、お兄ちゃんの方も最近少し様子がおかしくて…」
「楽朗君は具体的にはどんな様子なのかな?」
「えっと、その私の友達が紅音…って言うんですけど、この前その子が家に遊びに来た時にお兄ちゃんを帰りに駅まで送らせたんです」
「ほうほう」
「そしたら帰ってきてからはなんともなかったんですけど、その次の日ぐらいから落ち着きがなくて、常時ソワソワしてると言いますか…」
「ぶふ!」
「永遠様!?」
「んぐ…wいや、なんでもないよごめんね」
「は、はい」
大体察した。結論から言うと………
「多分両想いだね」
「ぶぇっくし!」
風邪でも引いたか…?
「はくしょん!」
風引いちゃったのかな…?
それにしても、楽朗君もついに恋をねぇ…
最高におもしろいことではあるし、いづれ煽るつもりではあるけど、それ以前に一応友人として楽朗君の恋を応援したいので………
「おねぇさんが一肌脱いであげますかぁ」