ほ、ほら一応週2と週1投稿を`目指します`だし…
紅音が家に来たということで現在俺達は3人で食卓を囲んでステーキを食べている。アレンジとかそういう類のことは何もしてないし味が悪いってことはないだろう。…うん。普通にうまいな。
「うーん!とっても美味しいです!楽郎さん、ゲームだけじゃなくて料理もできるんですね!」
「それならよかったわ。といっても料理は最低限のスキルしかないけどな」
「お兄ちゃんって器用貧乏だもんねー」
「やかましいわ」
「ふふっ」
「「?」」
「あぁいえ!仲が良くて羨ましいなぁと思いまして…」
「こんなお兄ちゃんと仲良くしてあげてる私って最高に優しいと思わない?ねぇお兄ちゃん」
「あ゙ぁ゙ん?」
こいつマジで一回シメてやろうか…
「やっぱり仲良いですよ!うぅ、それに比べて私の方は…」
「あれ?紅音って一人っ子じゃなかったけ?」
「そうなんだけど、近所の子たちをほんとに弟や妹のように可愛がっていたのに、ちょっと前から撫でたりするのを嫌がるようになり始めて…」
あぁ、そういえばルルイアスでそんなこと言ってたような
「そういえばそんなこと前に言ってたな」
「シャンフロででしたっけ?」
「だなぁ」
「ふ〜ん?」
と、瑠美が俺と紅音をそれぞれ生暖かい目で見てくる。
「…なんだよ」
「?」
「いやぁ別に?」
「もしかして…楽郎さんともっと仲良くしたいの?」
「天地がひっくり返ってもない」
「言い切るなおい」
などと楽しく談笑をして、昼飯を食べ終わった後は俺は邪魔だろうということで気を使わなくて良いと言ってくれる紅音に感謝しつつ(瑠美は全然引き留めようとしなかった)部屋でゲームでもすることにした。まぁあそこに俺がいるのも逆に俺が気まずいしな。
さあてシャンフロシャンフロっと
あぁ…久しぶりに街に行ったら一般プレイヤーに見つかって大変だった、、というかやけにこっちの行動が読まれると思ったらオイカッツォの名前が一瞬見えたな。あいつ俺が捕まらない程度に行動パターン軽く流して遊んでやがったな?
今度絶対やり返してやるからな…
その後夢中になって素材集めなどの作業をしていたらいつの間にか夜になっており、俺はログアウトすることに。
晩飯は瑠美たちで作りたいものがあるって言ってたし、大丈夫っと。
軽く何かを口にいれようと一階に降りてみると、もう電気はついていなく、瑠美の部屋もさっき一階に降りてくるときに電気がついてなかったし2人とももう寝たのだろう。
冷蔵庫を開けてみると、パンケーキがラップされた状態で冷凍されていた。手間だと思って俺の分はいいよって言ったんだがな…でもまぁ、作ってもらえるならとてもありがたい。ふと皿を見てみると手紙が置いてあり、見たところ紅音が書いたらしい。
手紙には
「楽郎さん!大丈夫だとは言ってましたけど、夜中までゲームしてたらお腹すくと思うので楽郎さんの分も作っておきました!お口にあったら嬉しいです!もし冷蔵庫を開けたなら食べてみてください!」
と書かれていた。
………なんつーか、本当に…嬉しい。言葉では上手く表せないけど、とにかく嬉しい。純粋な優しさがしみる…
一口食べてみると、冷蔵庫に入れてからまだあまり時間が経っていないのか生地が結構ふわふわしており、かかっている蜂蜜とよく合っていてめちゃくちゃ美味い。
味に感動しながら終始無言でパンケーキを食べ終え、歯磨きを済ませていざ寝ようとベッドに入り込むと、たちまち眠気が込み上げてきて、すぐに眠りに落ちた。
夏といえど夜はまだ涼しく、とても穏やかに、深い眠りについていたのだろう。
しかし、ふいにギィ…と扉の開く音が聞こえて、目が覚めた。まだ寝てから1時間ぐらいだろうか?なんの音かと布団を首まで被ったままあたりを見回すと、なぜか、紅音がこっちに扉の方から寝ぼけているようなおぼつかない足取りでこちらへ向かって来ていた。
「…………!?」
あまりの衝撃に固まって何も言えないでいると、紅音がとうとうベッドの真横の位置まできてしまった。するといかにも寝ぼけている声で
「…ん、あれぇ?瑠美ちゃあん…?」
はた…と目が合う。
「っあ」
思わず俺が変な声を出してしまうと、紅音は状況が理解できず、叫んだ。
「きゃああ!ら、楽郎さん!?なんでここに…?」
「いや、なんでもなにもここ俺の部屋なんだけど、、」
「え?」
紅音が我に返って部屋の風景を見渡す。すると状況が理解できたのか、これ以上ないくらい慌てて謝ってくる。
「あああああああの、と、トイレに起きたらその、部屋を間違えてしまって…!す、すみませんでした!!」
俺も段々目が覚めてきてさっきよりかは比較的に判断ができるようになっていた。
「あぁいや、大丈夫。そういうこともあるさ、うん」
初めてうちに来たときも間違えて俺の部屋に入ったらしいし、それで体が覚えてたのか…?
「ほ、本当にすみませんでした!お、おやすみなさい!!」
と、慌てて出ていこうとする紅音が業務用VR機器のコードに足を引っ掛け、バランスを崩す。それを見た俺は慌ててベッドから飛び起きて体を支えようとする。
グラッ(ぎりぎりバランスを保てずこちらへ向かって体が前向きに倒れてくる)
バッ!(紅音を支えるために両手を出す)
ばふっ!! (寝起きで踏ん張りが足らず2人ともベッドに倒れ込む)
恐る恐る目を開けるとそこには紅音の顔があった。
……え?
ふと、同じく目を開けた紅音と視線が交差する。
「「あ…」」
俺等は今、ベッドに倒れ込み、互いに抱き合っていた………