層間の灯火 作:ほぺ
近日キャラ詳細を投稿します。キャラ詳細は話が進む事に更新されていく予定です。
前回と引き続き、報告書である。2層では1層とまでは行かないが記録型機械フクロ鳥はあまり行き届いていないので一部箇所に空白が存在する。
エドワード•ライター
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2層休憩所
「あ"あ"まったく退屈だぜ。俺様の斧が錆びちまうぜ」
戦士ケリンは退屈そうに休憩所に入ってたすぐ言う。その愚痴に対して魔法使いヘルは返す
「いいじゃない、今簡単に通れる間に魔力や技術を鍛練しときなさいよ」
ヘルは他の3人と比べて体力は無いのでダンジョンの休憩所にたどり着く頃にはいつも杖だよりに歩いている。そんなヘルにとっては今のダンジョンの状況は理想であった。魔物も指を一度動かす程度の魔法で倒れる程度だから、体力がある内は解読中の魔法書を目の前に浮かしながら解読を進めていた。
「はぁ……ヘルには俺様のような筋肉がねえから俺様の気持ちは分からねえさ」
「知りたくないわ」
2人が適当な会話をしている間に、勇者セシオン、僧侶エンドは食料を買い求めていた。いくらダンジョンに手慣れていても、仮にもダンジョンだ。ボスの部屋にたどり着くまでは迷路であるから最低でも1週間は時間を有する。だから食料は補充するべき時に補充する事が基本である。ネバーギブアップでは次元の王の物であった異次元に収容できる腕輪をヘルが持っているので重量関係の悩みはなかった。
「やはり、肉は牛1頭分でしょうか?」
「そうだな、ケインの食料の消費量はかなり高いからな。多めに買っておこう」
「しかし、お金は大丈夫ですか?1頭となるとかなりの額になるはずですが」
勇者セシオンはその質問に対してエンドの手にポンと小さな袋を置いた。エンドは困惑しつつその小袋を空けるとそこにはうっすら光を放つ様々宝石があった。
「こっこれは!?」
冒険をする者にとっては喉から手が出るほど欲しい代物であった。宝石はごく稀に高密度な魔力を宿している物がある。それらを一つ砕けば激しい消費をしなければ1週間は魔力に気にせず暮らしをできる。そんな代物をあるかないかで冒険者のパーティーの精神はかなり左右する。それらを人は希石と言う。冒険者に希望を与える宝石だからそれらの意味を取り、希石と名付けられた。そんな代物がエンドの手の中に十数個もあった。
「こんなの一体どこで?」
当然の疑問である。希石は非常に稀な存在だ。人生一度手に入れるか入れないかの代物が十数個もある。異例の状況にエンドは驚きを隠せなかった。
「十数年前に倒したオークとゴブリンキングを覚えれているか?」
「えぇ覚えています。懐かしいですね。私たちの初めての功績でしたね。ですがあの魔物達はこのような物を持ってなかった気がしますが……」
「あぁ懐かしいな。ケリンが斧を捨ててオークキングと殴り合いを初めて流石に驚いたよ」
「そんな事もありましたね。後、ヘルさんが広範囲魔法で全滅仕掛けましたね」
2人は少しクスクス笑ったがセシオンが本題を思いだし話を戻す。
「確かにあいつらはこんな代物を持っていなかった。だけど功績の証明の為にあいつらの首を切り取った時に首の断面にこの宝石の一部が入っていった、いやめり込んでいたが正しいかもしてれない」
「めり込んでいた?」
エンドは疑問を口にだす。希石の使用方法は基本砕くしかなく、埋め込んでいるというのは異常だった。
「あぁ、それが不思議に思っていつもは首だけを落とすが、体全てを裁いたらこんな出てきたんだ」
「なんと、そんな事があったのですね。しかし希石を埋め込むだなんて何か効果があるのでしょうか?」
「それに関しては分からない。だがあまりやらない方がいいだろう。あの時のゴブリンキングとオークキングはゴブリンやオークにしては魔力量が異常すぎていた。まるで暴走状態で制限しきれていないみたいだった」
その事を聞いてエンドは更に記憶を思い出す。
「そうですよね。確かに時々仲間に攻撃をし始めたり、泣き始めたりしめまして所々おかしかったですよね」
「あぁ、だからあまりこの事は考えない方がいいだろう。長話がすぎたな。ともかく俺たちの分の希石は十分あるからあいつらから取れたのは売買ように使おう」
「ですね」
2人は会話を済ませ希石を一つでとある店で肉かおうとして、休憩所のとある肉屋の店主に見せたら店主は老人だったが老人とは思えない叫び声を上げて、希石を一つ渡すとここに置いている物を好きなもの沢山もってけと言われた。その状況に驚いていた2人だった。セシオン自身も希石で売買するのは初めてだったからここまでとは思っておらず驚いたが店主の言う通り大量の肉を貰い店を離れ、ケインとヘルの元に戻った。2人が自分の頭より高い所まで積んだ肉を持ってきた所を見て、流石の2人も驚いていた。
その後、2層にある適当な宿屋を取りその日を終え、次の挑む3層へ入る門の手前にいた。
「さぁ皆!いよいよ3層に行くぞ!」
勇者は腕をガッツポーズにして熱く語る。その熱さとは真反対に雰囲気がくらいヘルが耳を押さえながら言う。
「うっっさ、何でそんなやる気あんのよ」
「そんなの決まっているじゃないか!!このダンジョンの最後にある何でも願いを叶える宝物を手に入れることだ!!」
このダンジョンアイルでは、最後の層の宝物に何でも願いを叶える物がある。その情報が知れ渡った時には大陸中の冒険者や、騎士、風の噂では国からの使者もいるらしい。
「じゃあそれ手に入れて何しようとしてんのよ」
「勿論!神テンシ様の願いを叶えるのだ!!!」
高らかに声を上げて勇者セシオンが宣言した。だがメンバーはいつも以上に反応に困っていた。その原因をケリンが口にだす。
「なあ、そのテンシ様の願いとは何だ?」
「なっ!?知らないのか!?」
この大陸では大きく三つの人間がいる。神テンシを信仰している者か、信仰していない者、最後に神以外を信仰している者だ。一番後者は近年では見なく存在自体が怪しく、伝説に近しい存在になっているが神テンシの聖書には記述されている。
「そういえばエンド以外は無宗教だからテンシ様の聖書を知らないか。まぁ簡単に説明すると、テンシ様は完璧な存在になる手前にとても信頼してた信者にすら教えなかった願いを唱えた。
俺はその願いの為にこのダンジョンに挑んだ」
「おぉ!随分すごそうな願いだな」
無宗教の2人に軽く説明してケリンは顎を擦りながら感心する。
「そういえば、君らは何でこのダンジョン挑んだんだ?」
話の流れ的にセシオンは気になり3人に聞く。3人に反応綺麗に違かった。
ケント戦士らしく大声で語る。
「俺様の村の文化なんだが、村に帰る時に持ち帰る力の証明の功績だな!このダンジョンにボスの命を取って俺様が最強である事を示す!!」
ケントの村はどうやらとある文化で村に帰るときに力の証明として功績が必要だそうだ。
「私はそんな深く考えていないわよ。この攻略されていないダンジョンで新しい魔法が見つかるんじゃないかくらいよ」
ヘルは手短に返答を済ませた。どうやらそれしか思っておらず、そんな軽い意識でダンジョンに入るのはヘルくらいだろう。
2人の返答が終えて最後のエンドに視線が集まる。まるで自分には番が回ってこないと思ってなかったのか、しばらくなぜこちらを見るのか疑問を出していたが少しして気づいたらしい。
「えっわ、私ですか!?そっその私は特に無く……今まで付き添うしたメンバーの皆様がここに行くという言うのでついて来た感じで…すぅ……」
自分が本当に大した目標が無いと思い下を更に向くエンド。しかしエンドに対して勇者セシオンは言う。
「そんな内気になるな。深く読めば君が一番仲間思いじゃないか!」
「セシオン様……あなたというお方は何て優しいのでしょうか……」
エンドは励まされて感激していた。セシオンはそんな事はないと軽く返して笑った。
そんな中ネバーギブアップのパーティーの後ろからとある人が話しかけてきた。
「そのすまないが、ダンジョンに進むんなら早く言ってくれないか?後ろが詰まっているんだ」
そこには他の冒険者がおり、ネバーギブアップは気づかなかったが問の手前で話しすぎて他の冒険者が出られなかったみたいだ。それを見たネバーギブアップは急いで次の層に入っていった。
ここで2層休憩所の報告書は終わる。
エドワード•ライター