仮面ライダーW~京極の轍~   作:佐々牙嵯峨兎

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プロローグ 京極編
mの裏切り/新たな風の始まり①


 風が吹く街・風都の港に二人の人影が争っていた。

 片方は恐竜の頭蓋骨が四肢以外包まれている怪人と左右の色が別な超人がいた。

 怪人は超人を見て苛立ちながら叫ぶ。

 

「クソッ! どんだけしつこいんだよ! ()()()()()()って言う奴は!」

「悪いな、俺達はこの街を守るために戦っているんだ」

「アア、僕はこの街が大好きだからね」

 

 超人は怪人の言葉を軽く流す。

 だが超人の態度に怪人は怒りが混ざった声で叫ぶ。

 

「やろう、ふざけるのも大概にしろ!」

 

 怪人はそう叫ぶと辺りの瓦礫を収集して姿を変えていく。

 その姿は巨大な骨の龍・ティラノサウルスになり、超人を見下しながら叫ぶ。

 

「どうだ! いくら仮面ライダーとは言えど、これなら無理だろォォォォ!」

 

 ティラノサウルスになった怪人もといティーレックス・ドーパントはこのまま超人を踏みつぶそうとする。

 しかし超人は冷静な声で言う。

 

「相棒、こいつはちょっと熱いの食らわせるか」

「そうだね。()()()

 

 超人はそう言うとベルトにあるアイテムを引き抜き、二つのメモリのスイッチを押す。

 

ヒート! 

メタルゥ! 

 

 そしてメモリをベルトに装填し、超人・仮面ライダーWヒートメタルに変身していく。

 メタルシャフトを取り出し、メタルメモリーをメタルシャフトに装填する。

 

メタルゥ!  マキシマムドライブ! 

 

「「メタルブランディング!」」

 

 Wの必殺技をもろに食らったティーレックス・ドーパントは肉体に亀裂を起こしながら叫ぶ。

 

「く、クソがぁァァァ!?」

 

 ティーレックス・ドーパントはそう叫ぶと一気に爆散し、元の姿に戻った上にティーレックスメモリが排出されてメモリブレイクされた。

 Wはそれを見てメモリを抜き、一人の青年になる。

 

「ふぅ、これで一件落着だな」

「アア、そうだね。翔太朗」

 

 青年の言葉に謎の声が同意する。

 それと同時に置くからバイクに乗った青年がやって来た。

 茶髪の青年・左翔太朗はソフト帽を被り直しながら言う。

 

「今回もサンキューな。()()()()()

 

 翔太朗はバイクに乗った青年・フィリップは少し喜びながら言う。

 

「それは嬉しいよ。それに少し懐かしいね」

「……アア。そうだな」

 

 翔太朗はティーレックスメモリの破片を見ながら思う。

 彼らは仮面ライダーWとなり、様々なドーパントを倒し、仲間と共に街を巣くう組織を倒していき、テラー・ドーパントやユートピア・ドーパントを倒していった。

 フィリップはユートピア・ドーパントを倒した時に地球の一部となったが、園崎家の命を与えられたことで蘇ったのだ。

 翔太朗はその事を思い出しながらいう。

 

「にしても、本当に長かったな……」

「そうだね。だけどここからじゃないかな?」

 

 フィリップは言葉に翔太朗は頬を綻びながら言う。

 

「……アア、そうだな」

 

 翔太朗はそう言って鳴海探偵事務所に戻ろうとする。

 その時に一つの蝶が二人の前をよぎる、それと同時に足元にオーロラカーテンが発生した。

 

「な、何ィ!?」

「バカな、足元から──」

 

 フィリップはこの状況に驚くが、言い終える前にオーロラカーテンに落ち、残ったのは元ティーレックス・ドーパントの男とティーレックスメモリの破片だけとなった。

京極組のうち、どの兄貴がカッコいいと思う?

  • 五十嵐幸光
  • 六車謙信
  • 近藤新平太
  • 二階堂将平
  • 高砂明夫
  • 一条康明
  • 仙石薫
  • 守若冬史郎
  • ルーク黒羽
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