金田少年の生徒会日誌 作:珍明
我慢できなくて、フ○ーツバス○ットのネタを使ったけど後悔はない
ここからアンチ・ヘイトのタグを追加します
騙された。
北海道の空港へ降り立った瞬間、
だが、合流先で待っていた予想外の相手。携帯電話を握りしめ、手元を見ずに彼の電話番号へ繋いだ。
〈
「――謀ったな、黒沼――」
電話口の様子は大変、申し訳なさそう。
普段ならば許してしまうが、今回は違う。あの逝去したミステリー作家が関与しており、黒沼先生に頼まれなければ、絶対に引き受けない内容だ。思わず、礼儀を忘れた。
「黒沼先生、次のお出掛けは一緒だと言ってくれたのは……嘘だったのですか? 本気で、楽しみにしていたのに……」
〈俺、今日が当番なんだ。どうしても、事務所で待機していないといけなくて……本当、ゴメン! 何にもなかったら、明日にはそっちへ行くようにする! 絶対だから!〉
恨みがましく訴えれば、黒沼先生は来られない事情を語った。
弁護士の当番。
そこまで重要ならば、先に言え。
こちらとら折角の二連休も潰れ、足りない日数は学校も休まねばならない。夜遅くに学校へ電話連絡し、偶々当直だった担任の先生から「そういう事情なら……公欠扱いに出来ないか、校長と検討してみる」と有り難い配慮まで頂いたのだ。
この時に聞いたが、異人館ホテルの事件捜査も公欠扱いだった。
(こんなの絶対、おかしいよ!)
憤ったままに罵詈雑言が飛び出しそうで、学帽を深く被った後、深呼吸を繰り返す。暗い視界と北海道特有の冷たい空気が肺に取り込まれ、カッとなった頭が冴えていった。
「……残間の方が、良かったのではありませんか? 有頭さんと面識ありますし……」
〈それは俺も言ったけど、これは金田姓の人にしか任せられないんだってさ。……ハイ、分かりました。ゴメン……そろそろ、切るよ。有頭さんには、くれぐれも失礼のないように言ってあるからね……プッ〉
意味深な言葉を残し、通話は一方的に切られる。
完全に、騙された。
「金田さん。そろそろ、宜しいですか?」
「宜しくないです」
今回の発端、
つまり、初対面。
「確認でお伺い……」
「いえ、すぐにでも出発します。行きすがら、情報のすり合わせをしておきましょう」
業務的に告げられ、イラッとする。
しかも、駐車場での盗難騒ぎに巻き込まれ、迂闊にも有頭弁護士が空港警察から容疑者扱いされてしまう。
ものの20分、人生最速の解決だった。
「金田さん、もっと早く助け舟を出してください」
(……感謝は期待してねえけど、文句を言われる筋合いもねえわ……)
有頭弁護士の頼りない姿を不安に思い、顔見知りの道警へ連絡しておく。行き先を告げれば、「断りなさい」と切れ気味であった。
「早く乗って下さい、時間が押してます」
「……誰のせいだ」
彼は自身を棚に上げ、人を急かす。
後部座席へ乗ろうとしても、助手席を指差される。話がある為に渋々、従った。
「有頭さんは、とある画家の顧問弁護士と伺いました。山之内……先生と、どういう関係ですか?」
「……そちらの方との契約は、終わりました。申し遅れましたが、私は今回、山之内先生の顧問弁護士代理人として派遣されました。実際に先生の指示を受けたのは、顧問弁護士である私の上司です」
顧問弁護士代理人、とても便利な言葉に聞こえる。黒沼先生がやって欲しかった。
「自分は母に代わり、山之内……先生が残した推理合戦の立会人を頼まれました。5日間、先生の最期を迎えた別荘へ滞在するようにと」
「はい、概ね
シートベルト装着後、車を発進させてから急ぎ早に説明がなされる。
この時点で、泥沼。
事前に配られた『暗号』の謎を解き、
先日に関わったばかりの暗号ゲームと同じで、ゲンナリ。
「……有頭さんは『答え』を知っているのですか?」
「いいえ。公平を期す為に上司と私自身にも、遺言状の内容や隠し場所は知らされておりません」
「……でしたら、監督役の有頭さんだけで十分では? 自分と言うか……金田家の人間、要ります?」
「先生は、是が非でも……金田 にいみ様、つまり……アナタのお母様に全てを見届けて欲しいと願われていたそうです。こちらが、そのお手紙です」
山之内の思惑に心当たりがあり、ゾッとする。
【にいみ様】と宛名書きされた花柄の便箋、へりくだった文章で立会人を頼む旨と、4桁の数字……にいみの誕生日が綴られていた。何の嫌がらせだろうか、帰りたい。
「……何の数字ですか、これ……」
「お母様の誕生日と伺っておりますが……それ以外は何とも」
と言うか、母・にいみは『様付け』で、息子の
「お母様はおろか、金田家の誰も参加されず、5日目を迎えた場合……『第2の遺言状』は効力を失います。その場合、相続は『第3の遺言状』の内容に従って執行されます」
(……3つ!? どんだけ用意してんだ……)
執念を感じて、気持ち悪い。にいみが逃げた理由も、分かる。
「あちらに着きましたら、外部との連絡は取れません。館の通信手段は全て取り外され、携帯電話も場所によっては電波が入りません。期限内は絶対に、使わないで下さい」
「……左様ですか(ウザ……)」
車が進めば進む程、道路は濃霧に包まれる。ガードレールの向こう側に見える湖による自然現象、遺産争いさえ、水に流せそうな美しい光景だ。
湖の上に不自然なタマネギ型の人工物が5つも見え、到着を教えた。
「……ロシア風建築?」
「はい、その見た目通り……露西亜館と言います」
浮島にひっそりと建てられ、湖を渡れば完全に世俗から切り離された異国の建物。気温の低い霧の中でぼんやりとした輪郭故、夢の中にいるような夢見心地な気分だ。
遺産相続の舞台には、壮麗過ぎる。
「有頭様……お疲れ様でございます。そちらが金田様でございますね。私、山之内先生の執事、田代と申します。ようこそ、お越し下さいました」
「どうも、田代さん」
有頭弁護士と同じ丸い眼鏡だが、気品が段違い。
「金田と申します。田代さん……遅くなりましたが、この度はお悔やみ申し上げます」
「……これは、ご丁寧に。山之内先生もきっと、喜んでおられます」
主人を亡くしても尚、執事と名乗る彼の心情を思えば、言わずにはおれない。
田代執事の穏やかな表情が更に綻び、優しく頭を下げてくれた。
だが、山之内本人は
「先生呼びしているのですね……旦那様とか」
「はい。山之内先生の希望に御座います。ご自分はあくまでも、世話を頼んでいる身だからと……」
「金田さん、行きますよ」
人が話すにも構わず、有森弁護士はまたもや急かす。
「ここからは船になります。向こう側は、メイドの桐江が館へ案内致します」
「田代さん、他の方の到着を待たれるのですか?」
「田代さんは、最後に来られた方と戻る事になっています。さあ、行ってください」
有頭弁護士の声に答え、操縦士は発進させた。
湖を掻き分ける水音と水飛沫が肌寒く、学ランで良かったとつくづく実感。
――リーンゴ―ン、リーンゴーン
美しい鐘の音が霧と重なり、子守歌にも聞こえた。
岸へ到着し、操縦士は会釈だけしてボートと共に元の場所へ向かった。
より近付いた露西亜館、ローマ字表記の文字盤時計と簡易梯子がよく見える。腕時計と同じ、午前11時を過ぎていた。
(カリオストロの城っぽい……)
家紋らしき紋様はなく、のっぺりとした外装。無機質さが却って、訪問者を夢と現実の狭間に立たせる。何とも、ロマンチックだ。
失礼ながら、山之内の終の住処に相応しくない。
正面玄関の扉が開かれ、髪をひと結びにした少女が現れる。エプロンが無ければ、件のメイドと分からない身軽さだ。
「桐江さん、こちらが金田さんです。金田さん、メイドの桐江さんです」
「金田と申します。お世話になります」
「はい。有頭さん、幽月さんと犬飼さんが到着しています」
有頭弁護士に紹介され、
「ああ、やっぱり……。金田さん、急ピッチで支度しますっ」
「皆さんへご挨拶……」
「午後2時に集まりますから、そこで構いません」
(適当過ぎ……)
上等なカーペットや調度品を眺める間もなく、有頭弁護士は先を急ぐ。こちらが荷物を持っていようと、遠慮がない。彼の視線から行き先に予測を立て、階段を段飛ばしてやった。
(……あの人に荷物、預ければよくね?)
ちょっとした疑問に階段途中から、玄関ホールを見下ろす。桐江は正面玄関を閉め、別の方角へ歩いて行くだけだった。
「有頭さん。桐江さんは最近、雇われた方ですか?」
「……さあ、私は知らないですね。それが何か?」
「挨拶されませんでした」
「は?」
廊下の壁に飾られた絵画を見ながら、疑問をひとつ。案の定、有頭弁護士は困惑を示す。
「田代さん向こう側で、桐江さんが待っていると言っていました。実際は、館の中です。有頭さんが紹介しても、名乗りを上げないどころか……何の挨拶もありませんでした。誰かの変装とは、考えられませんか?」
「……変装って、ミステリーの読み過ぎでは? やらない人は、そんなモノですよ」
自分は、前例のある身。
疑いの目は摘んでおきたかったが、有頭弁護士の素っ気ない言い回しは一理ある。
それはそれで、桐江の接客態度は如何なものかと思った。
時計の塔・応接間は、大時計の真上に当たる位置だ。
マントルピースの彫りこみ、飾られた絵画、ライトスタンド、ソファー。どこに目を向けても高級品、今まで見た別荘は職場の雰囲気が強かったが、ここは客を持て成すホテルの印象を受けた。
「先ず、こちらにビデオメッセージがあります。午後2時と午後10時に、ここで流します。金田さんもご覧下さい」
「あの人形、何ですか?」
「山之内先生の暗号です。スタンドと楽器、カーテンも取っ払って……指示通り、リモコンも動くと……」
(人形に同じ楽器、持たせてんな。第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス……本物と違って、同じサイズかあ……凝ってんな)
キッチリと密封された封筒、手にした感触からビデオテープが入っている。その間、有頭弁護士はひとつ、ひとつ、確認。ただ気なるのは手袋もせず、平然と素手でそれらを触る様子だ。
雑なのか、几帳面なのか、彼の性格がよく分からない。
「有頭さん、ピアノはありませんか?」
「ありません」
こんなやり取りを繰り返し、準備完了。
昼間だと言うのに薄暗い室内、湿気も相俟って、
「有頭さん、横になっていいでしょうか? 眠くて……」
「ああ……私達の分、お昼が用意されてますが……」
「いえ……折角ですが」
「分かりました。金田さんは起きた時に、召し上がれるとお伝えします」
テレビの前に置かれた大きめのソファーへゴロンッと仰向けになり、学帽で顔を覆う。背中が眠る体勢になれば、前頭葉にピシピシとした眠気、四肢の筋肉を引っ張る疲労感、体は正直だ。
(……そういや、あの人の作品……読まずに来ちゃったなあ。【露西亜人形殺人事件】って、やっぱし……ここがモデル……)
5体の人形に見守られながら、寝息を自覚した。
〝
にいみの警告が脳髄の奥から、囁いてくる。
ゆりかごに揺さぶられるような浮遊感、心地好い。
「……さん、金田さんっ。起きて下さい!」
「……後30分」
「皆さん、お集まりですよ!」
「……5日後に起こして下さい」
有頭弁護士の語尾は強く、焦りを感じる。夢見心地な気分に浸り、条件反射で言葉を紡いだ。
スパーンッと学帽を奪われ、眩しさに目元を腕で塞ぐ。深呼吸が脳髄の覚醒を促し、気怠さに負けまいと起き上がった。
室内の気配は彼1人。半開きの扉から微かな物音が凡そ9人分も聞こえ、田代執事と桐江も勢揃いだろうと思った。
「有頭さん……もっと優しくして下さい」
「皆さん、どうぞ中へっ」
奪われた学帽をひったくり、
「やれやれ、いつまで待たせるんだ」
「ミステリー評論家の神明先生です」
(パジャマに……バスローブ? 酒クサ……頭から被った?)
完全に寛ぎモードの男・
「……犬飼君と変わんないじゃん。こんな子が立会人なんて務まるの?」
「ミステリー作家の梅園先生です」
(今度は煙草クサ……)
赤い唇に咥え煙草、胸元の谷間を目立たせた女・
「でも、絵になる方ね。最近、読んだ右竜先生の短編に出てくる主人公みたいだわ。ねえ、宝田さんもそう思わない?」
「挿絵画家の幽月先生です」
(は? 右竜先生の短編って、あれか!)
右側を前髪で隠し、首のチョーカーが印象的の女性・
その後ろに背が高く、目元と鼻を隠す仮面を着けた男が付き従う。晒された口元と首筋の肌は20代と推定されるが、彼の紹介は省かれた。
「生憎、ウチの出版物ではないので」
「大手出版社の副編集長、宝田さんです」
(……これで4人)
愛想笑いに無関心を覗かせ、眼鏡を拭う男・
「僕は犬飼 貴志。キミは誰だい?」
「山之内先生の隣人、犬飼さんです」
(紹介……雑っ)
一見、友好的な高校生・
「金田と申します。皆様の推理合戦を間近で観戦できる機会を頂き、恐悦至極に存じます」
その手を取らず、
「つきましては……そこな名探偵の孫と元生徒会長、帰れっ」
――!?
最後に入室した不動高校ミス研・お馴染みのメンバーに正直、一番ビビった。
「ちょ……待てや、こら! なんで、俺と美雪だけなんだよ。佐木1号は!?」
「貴重な記録係で、可愛い後輩です」
「あ……やっぱり、金田君なのね」
「
ハジメは安定の喚き声を響かせ、
「金田さん、お知り合いですか?」
「――偶然、同じ星に生まれ、偶然、同じ国にいて、偶然、同じ学校に通う、赤の他人よ――」
「てめえ、電波でも飛ばしてんのか?」
有頭弁護士に訊ねられ、
「候補者でもないお三方が、何しにこの館へ?」
「助っ人だよ、助っ人。……宝田さんに、頼まれたんだっ」
「そ、そうよ。あたし達、宝田さんに頼まれたのっ」
「こちらのローゼスさんも、幽月さんの助っ人です。奇術師だそうです」
「……フッ」
ローゼスは口元に笑みを浮かべるだけ、挨拶して来ず。
(……どっかで、会った?)
「いい加減にしたまえ!!」
痺れを切らした神明先生がソファーへ乱暴に座り、進行を促す。他の候補も各々が椅子へ座り、ローゼスも幽月の隣へ腰かけた。
満席になり、
「では、山之内先生からのメッセージを公開させて頂きます」
有頭弁護士は改めて自己紹介し、遺言状に関する質問を一切受けられないと説明した。
彼の手で封は切られ、同封されたビデオテープがデッキへ挿入される。誰かの呼吸が荒くなり、物凄く殺気立った気配を肌で感じた。
もう無理、帰りたい。
《やあ……親愛なる
(……
画面に映った山之内は、病的に痩せこけていた。
もうこの世にいない死者の遺言、
「おお……山之内先生」
「あんなにやつれて……」
生前の姿を知る面々から、驚きと労わりに満ちた声がする。
山之内は楽団の仲間へ詫びと感謝を伝え、本題に入る。『暗号』と対になったメッセージ部分に入り、有頭弁護士がタイミングを合わせて、ライトスタンドのスイッチを入れた。
コンスタンチン、ターニャ、オリカ、エミール、イワンと5体のロシア人形を『第2の暗号』と紹介した。
《さあ、参加するなら受け取って欲しい。用意されたキミ達の楽器を!》
ソファーへ並べられた楽器を指す様に、山之内の指はこちら側へ向けられる。楽器へ目が行くのは、自然な行為だ。
勿論、
《お嬢様、にいみお嬢様……来てくれると信じていました》
弱弱しい声は打って変わり、艶を帯びた。ゾワッと背筋が凍り付く。
《これより起こるは、アナタ様へ捧げし……渾身のミステリー。どうか、存分にご堪能下さいませ》
ずっと病魔に苦しむ表情を堪えていた顔が、にやりっと笑った。
そこでテープは止められても、
(ああ、本当に……気持ち悪い人だ)
にいみがここに居なくて、本当に良かった――息子として、そう思う。
○●……――息子の心持ちも知らず、
『大草原の小さな家』は人気も少なく、内緒話に打ってつけ。
時間帯のせいもあり、自分達以外の客はいない。
「先日……お願いされた相手、見付かりました。ただ……アナタやお父上に関して、知らないと申されましてな……」
コーヒーにも手を出さず、剣持警部は躊躇いがちに報せてくる。恐らく、こちらがショックを受けると見越しての事だろう。
なんとも、情に厚い人だ。
自分としては、想定内。寧ろ、予想通り過ぎて笑えた。コーヒーカップの水面程も、心は揺らがない。
「あの人なら、そう言われると思っておりました。ご無事なら、それだけで満足です。ご協力、ありがとうございます」
「……いや、その……大変、申し上げにくいんだが……金田さん。生憎、
素直に感謝を伝えれば、剣持警部はハンカチで汗を拭い出す。刑事が物腰低く、冬へ入ろうする時期に発汗する場合は大概、嫌な前兆だ。
「あの人に、何か?」
「……それをお伝えする前に、確認をさせてもらいたい。お父上は
不安に駆られ、問う。しかし、疑問を返された。
刑事が人の名前を呼び捨てる時は決まって、事件関係者。
静かに胸騒ぎが起こり、動揺は指先へ伝わる。それを証明するように、手にしたカップが意図せず震えた。
自分の唇が動かず、頷きにて肯定する。剣持警部は唇を強く噛み、覚悟を決めた眼差し。新聞の切り抜きを取り出し、【刑事部長狙撃事件、警察OB逮捕】の見出し記事を指差した。
どちらを示しているかなんて、すぐに分かる。
背筋が凍り付く恐怖、口の痙攣に歯がガチガチと鳴った。
――ああ、アナタも
最後に顔を合わせた時、虚ろな瞳の答えはコレ。心のどこかで、腑に落ちた。
「お父上に関して……まだ、私の方で
「……先にっ、ひとつだけ……確かめてくれっ」
深憂に沈んだ今、無礼を承知で剣持警部の言葉を遮った。
ギョッとした彼は気を悪くせず、こちらの視線を真摯に受け止めていた。
「何を、調べれば?」
「山之内 恒聖から、あの人に……
妄想にして、空想に過ぎない『復讐劇』が脳裏に纏わり付く。戦慄のあまり、暖かな店内にいても底冷えする程に、寒々しかった。
桐江「開かない……なんで、金庫の番号が変わって……アイツ、余計な事……。は? 次回予告? それよりも、こっちが先よ。タイトル見せられたって……え、『露西亜人形殺人事件・トリックノート』……!?」
弁護士の村上
村上 草太の親、作中にて残間の顧問弁護士
とある画家
蒲生 剛三。作中にて県外の弁護士と顧問契約を結び、1年くらいで別の人に切り替えていた