ガンプライブ!with 新ガンダムビルド…ビビッドアーミー 作:星龜
漆黒の闇の中…
「さて…
今日は、どなたと戦いましょうか…?」
と、紫色のゴーグルが付いた白と赤の丸いヘルメットをかぶり、黒いアンダースーツの上に白や赤のアーマーを装着した女性が思案にくれていた。
彼女の名は
マキナ
『
と呼ばれる
神
である。
「そうですね…☆
本日は…☆」
と、マキナは両手を広げた。
すると、マキナの体が光り輝き始め…
マキナの体から放たれた光が、漆黒の闇を照らした―。
◇
◇
◇
日本・東京
音ノ木坂―。
俺の名前は
国立音ノ木坂高校に通う高校生にして、ガンプラファイターだ。
この日、俺はダチの
さんの家で、同じくダチの
と一緒に、自分達の
あぁ、ちなみに
海未さん
も
穂乃果
も
ことり
も
だ★
よ〜するに
男1女3
という
普通の男子高校生なら、理性が崩壊してもおかしくないシチュエーション
の中で作業をしていたんだが…
幸か不幸か、俺の理性は崩壊しなくてよ…★
だから、オプションパーツが完成したら、この後、みんなでアミューズメントセンターに行って、新しい
そう…
そのはずだったんだ…。
俺は、トイレに行こうと、海未さんの部屋から出ようと、ドアを開け…
「は…?」
たら…
そこは、まるでホテルのロビーのような場所だった…。
とりあえず、俺はドアを閉めた…。
「どうしたのですか?」
と訊いてくる海未さんに
「外に出られねぇ…★」
と答える俺。
「はぁ?
何を言っているのですか?」
と、怪訝な顔をする海未さん。
「まったく…★」
と、ブツブツ言いながら、海未さんがドアを開ける。
「何ですか!?
普通にドアが開く」
と、ドアを開けた海未さんの動きが止まった。
やはり、ドアの向こうは、ホテルのロビーのような場所だった…。
ドアを閉める海未さん。
しばらくしてから、もう一度、海未さんはドアを開けた。
やはり、ドアの向こうは、ホテルのロビーのような場所だった…。
ドアを閉めた海未さんが、俺の方を見て
「
これ…
どゆこと?」
と訊いてくる。
いや…
俺に訊かれても困る…★
「さっきから、ソラ君も海未ちゃんも、何してるの?」
と訊いてくる穂乃果。
「外に出られねぇんだよ★」
と俺が言うと、穂乃果が来て、ドアを開けた。
「え?
ドア開いたじゃん?」
と言う穂乃果。
ドアの向こうは、やはり、ホテルのロビーのような場所だったが…
「うぅ〜わぁ〜☆
ナニこれぇ〜☆
すっごぉ〜い☆
海未ちゃん家に、こんな広くて綺麗な部屋があったんだね☆」
と、大はしゃぎしてるよ…★
そして…
「お…おい…!?」
と、俺が止めるのも聞かずに、穂乃果が部屋から出て、ホテルのロビーのような場所に入ってしまった。
いや…
ある意味、穂乃果の行動は正しい。
まず、ドアの向こうの、ホテルのロビーみたいな場所が何なのか、知る必要がある。
そのためには、部屋から出なければならない。
俺は意を決し、部屋から出た―。
海未さんと ことり も、俺についてきた。
「ここは…?」
と、海未さんの部屋から出て、ホテルのロビーみたいな場所に足を踏み入れた俺は、周囲を見渡す。
そこには、俺達だけではなく、大勢の人がいた。
性別は関係なく、年齢も、小学生と思われる者から、老人までいる。
「何なんだ…ここ…?」
と立ち尽くす俺達に
「お前ら…
さっきから、何してんだ?」
と、後ろから男に声をかけられた。
振り返ると、そこには一組の外国人の男女がいた。
年齢は、おそらく、俺達とあんま変わらねぇと思う。
「えっと…
あなた達は…?」
と、初対面なので、思わず敬語になっちまう俺…★
「オレの名はアベル
んで、オレの彼女のミラ。」
と名乗る、アベルという野郎。
つ〜か、隣にいるカワイイ娘は彼女だと…!?
ちくしょう…ッ★
悔しいが…ッ★
しかし…
初対面だが、このアベルとかいう野郎…
気にくわない。
とりあえず、向こうが名乗ったんだから、こっちも名乗るのが礼儀だろう。
おぉっと★
どうして外国人に日本語が通じるのか…なんていうのは、言いっこナシだぜ★
「高坂 穂乃果でぇ〜す☆」
「園田 海未です。」
「南 ことりです☆」
と名乗る穂乃果達。
そして俺は…
「俺は鳴神
ナルカミと呼んでくれ。」
そう…。
俺はアベルに『ソラ』と呼ばれたくなかった…。
「日本人なのか?」
と言うアベル。
「そうだが…?」
と答える俺。
「オレの母さんも、昔、日本人と一緒に戦ったことがあってな…。」
と、妙なことを言うアベル。
それよりも…
「つ〜かよ…
ここはどこなんだよ?」
と訊くと
「ここは
G国領のビビッ島
で…
今、オレ達がいるのは
『
という異世界
だ。」
と、これまた、アベルの野郎は奇妙な事を言いやがる。
まず
G国領のビビッ島
ってぇのも、どこなのか、わかんねぇんだが…
それよりも
『光輝の地』という異世界
って何だ?
「何なんだ…
その『光輝の地』って?」
と俺が訊くと
「ここは
宇宙であり
地上であり
水中でもある
ガンプラの性能が全開される
時の流れが止まっている異世界
なんだ。」
と答えるアベル。
ガンプラの性能が全開される世界?
何だ、そりゃ?
てか、ガンプラって…?
「あの…
なぜ、ガンプラが…?」
と訊くと
「ここで
明日の夜22時59分まで、ガンプラバトルをする
んだよ。」
と言うアベル。
は…?
明日の夜22時59分までガンプラバトル…?
ますます、意味がわからない…。
正直、付き合いきれそうにねぇから、海未さんの部屋に戻ることにした。
「悪いが、帰らせてもらうぜ。」
と、俺はドアを開けようとしたら
「無理だよ。
ここに来た以上
終わりまで戦い抜く
か
3回撃墜されないと、日本には帰れない
ぜ★」
と、アベルの野郎がぬかしやがる。
アベルの野郎を無視して、ドアを開けようとした…
が…
「あ…あれ…!?」
ドアが開かない…!?
「だから言ったろ★」
とぬかす、アベルの野郎…。
「冗談じゃないぜッ!!
こんな、わけわかんねぇ場所で、明日の夜11時までガンプラバトルをやれってぇのかよッ!!」
と、キレる俺。
その時…
突然、ド派手なファンファーレの音が鳴り響いた。
「何だぁ…!?」
と見れば、この場にいる全員が、部屋の奥にあるステージの方を向いた。
やがて、ステージの右から、紫色のゴーグルが付いた、白と赤の丸いヘルメットをかぶり、黒いアンダースーツの上に白や赤のアーマーを装着した女性が出てきた。
「誰だよ、あのコスプレ女?」
と俺が訊くと
「彼女の名は
マキナ
『光輝の地八戦神』
と呼ばれる
女神様
だよ。」
と言うアベルの野郎。
「女神様だぁ!?
コスプレした女神なんて、初めて見るぜ★」
と俺が言うと
「なら、日記に書いておけ。
今日、俺は、生まれて初めてコスプレをした女神様を見たとな★」
と言いやがるアベルの野郎。
ホント、ムカつく野郎だ…ッ★
こんなムカつく野郎に会ったのは、いつ以来だ?
「みなさん!!
今日は、私のもとに馳せ参じてくれて、ありがとう☆」
と、ステージに立つ
「「オォーッ!!」」
と、この場にいる全員が声をあげるもんだから、うるせぇのなんの…★
つ〜か、何なんだよ、アイツら?
アベルの野郎は、ここで明日の夜11時までガンプラバトルをするって言ってたが…
てことは、ここにいる人達は、全員ガンプラファイターってことか…!?
「ルールは簡単☆
明日の午後22時59分までにアンジェラの城を落とす
こと☆
そして、いつものように
3回撃墜されたら、この世界から追放
されるからね☆」
と言う
「では、これより
戦闘開始〜☆」
と叫ぶ
「「オォーッ!!」」
と歓声をあげる、この場にいるガンプラファイター達―。
その後
「発電所建設の担当者は、ただちに発電所の建設にあたれーッ!!」
という、男性の野太い声が響いた―。