ガンプライブ!with 新ガンダムビルド…ビビッドアーミー 作:星龜
まもなく、アベルのスケコマシ野郎が帰ってきた。
「新チーム編成の申請が通ったよ…
…って…
ナルカミ…
ミラ…
何やってんだ?」
と、ソファに座っている俺と…
あぁ…
この娘の名前は、ミラっていうのか…。
覚えておこう★
アベルのスケコマシ野郎が、ソファに座っている俺とミラを見て、驚いていた。
「心配すんなよ★
お前の彼女に手出したりしてねぇよ★」
と俺が言うと
「わかるよ。
お前は、そんなことをするようなヤツじゃない。」
と言う、アベルのスケコマシ野郎。
何だ…?
今の言い方…
やけにモヤモヤする
ぞ…?
「とにかく、新チーム編成の申請が通ったから、新しい部屋に移動しよう。」
と言う、アベルのスケコマシ野郎。
「わかった。
俺は穂乃果達を起こしてくるよ。」
と、俺は寝室に戻った―。
・
寝室に戻ると…
「おはようございます、青空。
よく眠れましたか?」
と、起きていた海未さんが訊いてくる。
「あぁ。
それなりに、寝心地の良いソファだったよ。
それよりも、俺達、カイ先輩のチームに合流することになったから、穂乃果と ことり を起こして移動しよう。」
と言う俺。
「わかりました。」
と答えた海未さんは、右隣のベッドで寝ている穂乃果と ことり を起こしにかかる。
「ほら、穂乃果、ことり、起きてください!!」
と、穂乃果をゆする海未さん。
「ぅう〜ん…
ダメぇ…
ゆきほぉ…
そんなとこさわっちゃあ…♡」
と
ナニやらアヤしげな寝言
を言う穂乃果。
「はぁ!?
ナニを言っているのですか!?
私は雪穂じゃありません!!
寝ぼけてないで、起きてください!!
ことり も!!」
と、穂乃果の寝言にツッコみつつ、ことり を起こすために、ことり の体をゆする海未さん。
「ぁあ〜ん…♡
ソラくぅ〜ん…♡
ダメですぅ〜…♡
そんなトコロに指入れちゃぁ…♡」
と、ことり は ことり で
ヤヴァすぎる寝言
を言う。
「指なんて入れていません!!」
と、ことり の寝言に、冷静にツッコむ海未さん…。
「青空も青空で、ことり のどこに指を入れているのですか!?」
と、海未さんが俺の方に振り返り
超真面目
に、ツッコんでくる…★
「入れねぇし!!
てか、入れたことも無ぇし!!」
と、俺も俺で、真面目に海未さんに反論してしまった…。
「それよりも…
指を入れる
って…
どこに入れる
のですか?」
と
超真面目
に訊いてくる海未さん…★
それについて、どう答えたらいいのか、俺にはわからなかった…。
その後、俺と海未さんは数分かけて、穂乃果と ことり を起こしたのだった…。
・
荷物を持って、アベルのスケコマシ野郎と
異様な光景
が広がっていた…。
俺達が最初に来た広間は多くの人が走り回り…
「第13戦区に応援をまわしてくれッ!!」
「第16戦区、応答無しッ!!
突破された模様ッ!!」
「第19戦区、敵撤退ッ!!」
「第22戦区、現在地で待機せよ!!」
…と、タブレットを持っている人達が叫んでいた。
そんな人達を見て、俺は何だか、いたたまれない気持ちになった。
(ガンプラバトルは戦争じゃないだろ…。)
と…。
だけど、ここにいる大の大人達は
戦争ゴッコ
をしていた…。
「おい!!
そこのお前達!!」
と、前から迷彩服を着たオッサンが声をかけてきた。
「お前達の出撃時間は!?」
と訊いてくる迷彩服のオッサンに
「6時半です。」
と答える、アベルのスケコマシ野郎。
「なら出撃したら、ただちに第17戦区に向かってくれ!!
あそこを突破されたら、マズいことになる!!
頼むぞ!!」
と言いたいことを言って、迷彩服のオッサンは走り去っていった…。
「ど〜すんだ?」
と訊いた俺に
「べつに。
命令される筋合い無いし★」
と言う、アベルのスケコマシ野郎。
たしかに…☆
あの迷彩服のオッサン…
何の権限があって、俺達に命令するのか?
それに…
アベルも、ただのスケコマシってわけでもなさそうだ…☆
・
「ここだ☆」
と、とある部屋のドアを開けるアベル。
部屋に入ると、そこはカイ先輩のチームの部屋だった。
カイ先輩は、アベルの顔を見るなり
「こらっ、アベル!!
私との約束をすっぽかすなんて…!!」
と怒る。
そりゃそうだろ。
「すみませんでした、カイ先輩…。」
と謝るアベル。
「まぁ、いいわ★」
とアベルを許したあと
「あなたがソラね☆」
と、俺に微笑みかけるカイ先輩…☆
かわいい…☆
めっちゃカワイイ☆
そして強い☆
カイ先輩のチームメイトだが…
ベージュ色の髪を後で2つに分けた、気の強そうな女の子が
エマ
セミロングの金髪に青いリボンを2つ付けた、明るい女の子が
リリー
緑の髪の唯一の男性が
キャンベル
俺達とアベル、
女7人男3人
の大世帯となった。
「あなたが穂乃果ね☆」
「あなたがリリーちゃんね☆」
と喜びあっている穂乃果とリリー。
会っていきなり仲良くなれるとは…。
これは、穂乃果の人徳ってやつだろうか…?
「あなたがキャンベルさん?
先ほどはどうも…。」
と、キャンベルという男に話しかける海未さん。
「ぅん?
君が、さっき、オレが助けた人?
こんな美人だったとは☆」
と喜ぶキャンベルという男。
「あなたがコトリ?
あんな戦い方していたら、ここじゃ戦い抜けないわよ!?」
と、ことり に指摘するエマという女の子。
「ちゅん…。」
と肩を落とす ことり。
たしかに、ことり はウイングガンダム・リトルバードのバスターライフルのごんぶとビームで敵をなぎ払う、いわば力押しだ。
今回みたいな、強力な対ビーム兵器防具を持った敵は苦手だ。
「じゃ、6時30分に出撃よ。
コマンダーからは、第17戦区の応援に向かうように指示が来ているわ。」
と言うカイ先輩。
「コマンダー?」
と訊く俺に
「私達マキナ陣営の司令官よ。」
と教えてくれるカイ先輩。
「司令官って…
あの、マキナって人が司令官じゃないのか?」
と訊く俺に
「もちろん、マキナが最高司令官だけど、実戦の指揮はコマンダーが執っているの。」
と教えてくれるカイ先輩。
実戦の指揮って…
あの迷彩服の連中か…。
つまり、俺達に命令できる立場の人達だったのか…。
そんな人達の言うことをガン無視するアベルの野郎…
スケコマシで、イケすかない野郎だけど…
なかなか、肝が据わっているな…☆
・
寝室の部屋割りは…
アベル・
俺・穂乃果・海未さん・ことり
カイ先輩・エマ・リリー・キャンベル
…となった。
いいのかな?
また、アベルと
・
まもなく、午前6時30分になり、俺達はコクピットルームに入った。
俺はコクピットルーム内のシートに座り、GPベースをセットして、システムを起動させる。
すると…
〈システム起動を確認。
ごきげんよう、マスター。
おや?
もう朝なのですか?〉
と言うアイリ。
「あぁ。
あの後、寝ちまったんだ。
時差ボケってやつ?
アイリは時差ボケ大丈夫なのか?」
と俺が訊いたら
〈究極にして完璧な電子精霊である私が時差ボケになるわけないでしょう。〉
と言うアイリ。
「そうですか…★」
と、げんなりとする俺。
〈マザーシステムと名乗っているクソババアより出撃許可が下りました。
本機は何時でも出撃可能です。〉
と言うアイリ。
「了解だ…☆」
と答えた俺は、操縦桿を握る。
「鳴神 青空ッ!!
ディランザークッ!!
行くぞ、ゴォルゥラァアァ…ッ☆」
と、俺はディランザークを発進させた―。