ガンプライブ!with 新ガンダムビルド…ビビッドアーミー   作:星龜

14 / 26
「日本に帰ろう?」


 

アイリのサポートを受けつつ、Rapid(ラピッド) acceleration(アクセラレーション)による超高速での移動中に、ビームガトリングガンをブチかまして、スコープウルフを撃墜。

 

ついでに、プラネイトディフェンサーを展開していないヴィルジェンも撃墜。

 

「ゴルラァッ☆」

と、ビームパルチザンでスコープウルフを串刺し。

 

さらに振り回してヴィルジェン2機をブッた斬る。

 

まぁ、他にも移動中にあれこれヤッたりして…

 

敵は撤退していった…。

 

「やったな、アイリ☆

アイツら、尻尾巻いて逃げ出したぜ☆」

とドヤる俺だったが

 

〈違います、クソマスター。

帰還時間です。〉

と、アイリが敵の撤退の真相を教えてくれた…。

 

「どちらにせよ、ミッションコンプリートだな☆」

 

元々、敵の侵攻部隊を迎撃しろと言われたんだからな☆

 

任務完了ならびにカイ先輩も助けることができた☆

 

大戦果だ―☆

 

 

控室に戻ってくると、さっそく、アベルの野郎が来た。

 

「スゴいな、ナルカミ。

お前も『精霊使い(エレメンタラー)』だったなんて☆」

 

「まあな。

ただ、アベルみたいに、憑依させるのは、怖くてできないがな★」

と俺が言うと

 

「何言ってんだよ?

ブレインシールド

あるから大丈夫だろ?」

と言う、アベルの野郎。

 

 

は?

 

ブレインシールド?

 

ナニソレ?

 

イミワカンナイ★

 

 

「何だ…

その…

ブレインシールドって?」

と俺が訊くと

 

「電子精霊と融合することで、脳にかかる負担を軽減させるシステムだよ。

日本には無いのか?」

と言う、アベルの野郎。

 

「あぁ…無いな…。」

 

 

少なくとも、俺は、そんなモノ(ブレインシールド)は知らないし、聞いたこともない。

 

仮にあったとしても、アイリが融合したがらないので、俺には必要無いモノだ―。

 

 

「ところで、ナルカミの電子精霊の名前、何ていうんだ?」

と訊いてくるアベルの野郎。

 

「アイリだが…。」

と答える俺。

 

「ふ〜ん…。」

と答えたアベルの野郎は、ポケットからGPベースを出すと

GPベースに何かのガードを入れた

 

すると…

 

〈どうしたの、アベル?〉

と、GPベースから女の子の声が響いた。

 

「カナ。

アイリっていう電子精霊を知ってるか?」

と訊く、アベルの野郎。

 

〈う〜ん…

知らないね?〉

という、女の子の声が聞こえた。

 

「おい、アベル…

何やってんだ?」

と訊くと

 

「俺の電子精霊に、アイリのことを聞いているんだよ。」

と、アベルの野郎がGPベースを見せる。

 

GPベースの画面には、女の子の顔が表示されている。

 

〈はじめまして☆

アベルの電子精霊のカナです☆〉

と言う、アベルの野郎の電子精霊カナ。

 

「えっと…

アイリのお知り合いですか?」

と訊いてみるが

 

〈いや、知らないねぇ…。〉

と言うカナ。

 

20年近く悠久の地にいた

んだから、名前くらい聞いたことあるんじゃないのか?」

と言うアベルの野郎。

 

〈う〜ん…?

でも、電子精霊ということは

悠久の地の住人

だったはずだから、私も会ったことあるかもしれないけど…

でも、アイリって名前に心当たりは無いなぁ…。〉

と言うカナ。

 

「さっきから、何の話をしてるんだ?」

と訊くと

 

「いや…

カナと知り合いかなと思って…。」

と言うアベルの野郎。

 

電子精霊に知り合いとかあるのか…とも思うが…?

 

「だいたい、何で俺のアイリとお前の電子精霊が知り合いだと思ったんだよ?」

と訊いてみる。

 

カナは20年前に

悠久の地の住人

になった

から、顔が広いんだよ。

だから、アイリのことも知っているんじゃないかなっと思って…。」

と言うアベルの野郎。

 

「そのよ…

悠久の地の住人

って何だよ?」

と訊いたら

 

「そうだった★

ナルカミは日本人だから知らないんだった★

ちょっと語弊はあるけど、悠久の地っていうのは

電子精霊の故郷

みたいなものかな?」

と言うアベルの野郎。

 

 

なん…だって…?

 

アイリの…

 

電子精霊の故郷

だと…!?

 

 

アベルの野郎の話を聞いて、驚いているのは俺だけでなく、穂乃果もだった。

 

「詳しく…

聞かせてくれ…。」

と言う俺。

 

「俺もけっして、専門的なことは何もわからねぇんだが…

年前に

悠久の地

っていうのは、ようするに

異世界

だ。

ビビッ島では、毎年11月に

悠久の地大戦

というガンプラバトルの大会があったんだ。

その大会で優秀な成績を出したガンプラファイターは

悠久の地に永住する権利

があたえられたんだ。

カナもそうだ。

カナは20年前の大戦後に、悠久の地の住人になったんだ。」

と言うアベルの野郎。

 

「えっと…

つまり…

今の話だと

カナさんは人間だった

んですか?」

と言う海未さん。

 

「あぁ☆

カナは

俺の母さんと同じ高校のガンプラバトル部の部員だった

んだ☆」

と言うアベルの野郎。

 

「アベル君のお母さんは…

その…

ならなかったの?」

と訊く穂乃果。

 

穂乃果も『精霊使い(エレメンタラー)』として、アベルの野郎の話に興味があるようだ。

 

「悠久の地の住人になるためには、成績だけでなく

特殊な条件

も必要だったらしい。

母さんは、その条件を満たしていなかったみたいなんだ。」

と言うアベルの野郎。

 

「おい…

さっきから黙って聞いてりゃ

電子精霊は人間だった

だぁ!?

そんなことがあるのかよ…ッ!?

と、つい、声を荒げてしまう俺…。

 

〈じつはね…

どうして私が電子精霊になっちゃったのか、そのあたりの経緯については詳しくわからない

んだよね…。〉

と言うカナ。

 

「あの…

カナさんの身に何が起きたのですか?」

と訊く海未さんに

 

〈私は20年前に悠久の地の住人になったんだけど…

今から6年前

悠久の地は『光輝の地』に征服されて滅亡しちゃったんだよね…。

その時、光輝の地から追放された私達は電子精霊になってしまった

みたいなんだよね…。〉

と答えるカナ。

 

 

6年前―!?

 

俺がアイリと出会った日じゃないか…!!

 

まさか

 

本当にアイリは…!?

 

いや、そんなはずはねぇ!!

 

人間が電子精霊になるわけねぇッ!!

 

 

おもむろに立ち上がった俺に

 

「青空…

どうしたのですか?」

と訊いてくる海未さん。

 

「『soar(ソア)』の使いすぎで疲れたみてぇだ…。

ちょっくら寝てくるわ…。」

と答えて、俺は寝室に向かった―。

 

 

俺が寝室に入って、すぐに海未さんも入ってきた。

 

「青空…

さっきのカナさんの話を気にしているのですか?」

と訊いてくる海未さんに

 

「そういうわけじゃねぇんだが…。」

と答える俺。

 

もちろん、気にならないわけじゃねぇけど…

 

海未さんには、あんまり心配をかけさせたくない…。

 

でも、きっと海未さんは気づいているだろうな…。

 

「穂乃果と ことり はどうしてる?」

と訊くと

 

「みんなと楽しそうに、おしゃべりしているわ。」

と答える海未さん。

 

 

できれば、穂乃果と ことり にも来てほしかったが、日本人全員が寝室に入ったりしたら、さすがにヘンに思われる。

 

穂乃果と ことり には、後で話そう…。

 

 

「海未さん…

日本に帰ろう

ぜ…。」

と切り出した俺に

 

「ど…どういうことですか…!?」

と、驚く海未さん。

 

「さっきの話を聞いてて思ったんだ…。

この世界はヤバすぎる…。

ここは俺達がいるべき世界じゃねぇ…!!

と言う俺に

 

「たしかに、人間が電子精霊になるなんて信じられません…。

しかし、アベルさんもカナさんも、ウソを言っているようにも思えないんです…。」

と言う海未さん。

 

「あぁ…。

俺も事実だと思う。

だからこそ、ここはあまりにもヤバすぎる。

とっとと日本に帰ろう!!」

という俺の発言を聞いた海未さんは

 

「帰ると言っても…

たしか、帰るんだったら、この戦いに勝つか

3回負けないと、この世界から出られない

んですよね?」

と、首をかしげる。

 

「あぁ…。

だから、次の戦闘で

撃墜されよう…。」

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。