ガンプライブ!with 新ガンダムビルド…ビビッドアーミー 作:星龜
ところが…
今から、負けるつもりは無いが、勝てる気もしない相手との戦いに臨もうとしたら…
〈マスター。
帰還5分前です。〉
とアイリが言ってきた。
「な…何…!?」
と驚く俺…。
〈どうやら、時間切れのようじゃケン…。
また会おうケン★》
と、
ひさしぶりだ…
この
負けた時の脱力感…。
ホント…
何年ぶりだ…?
思い出したくもないのに…
忘れることもできねぇ…。
《ナルカミ。
無事なのか?〉
と、アベルの野郎からの通信が入った。
俺は、思わず
「あぁ…。
負けたけどな…。」
と言ってしまった…。
何言ってんだ、俺?
何でアベルの野郎に、こんなこと言うんだ?
あぁ…
なるほど…。
情けねぇ…。
アベルの野郎に、こんなこと言っちまうほど…
今の俺は落ち込んでるってことか…。
《アミ相手に無傷って…
お前、凄いな…☆〉
と、俺のディランザークの前に降り立つ
「何だよ?
そんなにスゲぇヤツだったのか?」
と、ちょっと驚く俺。
《『三代目メグロの赤い星』を名乗れるほどの凄腕ガンプラファイターだ。
そんなアミ相手に無傷でいられたなんて…
お前、スゲぇガンプラファイターだな☆〉
と、俺を称えるアベルの野郎。
何だよ…?
何で、アベルの野郎に称えられて、胸の奥が熱くなるんだよ…?
「それはそうと、俺がアミと殺りあってる間、お前は何をしていたんだ?」
と訊くと
《戦ってたに決まってるだろ★〉
と、アベルの野郎にツッコまれた…★
《とりあえず帰って、お前の武勇伝を聞かせてもらうぜ☆〉
と、俺はアベルの野郎と一緒に撤収するのだった―。
◇
ここで、俺がアミと殺りあってる間、穂乃果達やアベルの野郎達が、どんな戦いを繰りひろげていたのか、振り返ってみよう―。
穂乃果とリリーは、あいもかわらず、プラネイトディフェンサーを展開しているヴィルジェンに体当たり攻撃をしかけていたが…
「リリーちゃん…
何か来るよ!?」
と、穂乃果はリリーに注意を促した。
《誰?〉
と、のんきに訊くリリーに、穂乃果は正面モニターに映し出された、敵機のデータを見る。
【機体名】
デュエルガンダム・ドラゴンフォーム
【ベースキット】
1/144 HG デュエルガンダム
【ガンプラタイプ】
汎用型モビルスーツ
【ガンプラ属性】
陸
【戦場適応】
宇宙戦 ◎
空中戦 ✕
地上戦 ◎
水中戦 △
【得意戦術】
射撃戦 ◯
接近戦 ◎
【ガンプラファイター】
リュウザ
《デュエルガンダムみたいだよ。〉
と言う穂乃果。
やがて、リリーのコクピットルームの正面モニターに、デュエルガンダム・ドラゴンフォームの姿が映し出された。
リュウザってヤツの
アルトロンガンダムのドラゴンハングを使って作った武器・ドラゴンロッド
を持った、ノーマルのデュエルガンダムだった。
「デュエルガンダムぅ?
あんなの、楽勝ぢゃん☆」
と、
だが、
ムダの無い、わずかな動きで回避
していく。
ドラゴンロッドで
「だあぁあぁ…★」
と吹き飛ぶ
・
「やらせないよ!!」
と、
だが、
「ねぇ、ポチ…
あの人も『
と訊く穂乃果に
〈違うね。〉
と答えるポチ。
「でも、デュエルガンダムって、あんまり強くないんでしょ?
なのに、どうしてあんなに強いの?」
と弱音を吐く穂乃果に
〈あんまり、やっちゃいけないことなんだけど、対戦相手のパーソナルデータを覗き見
してみたよ。〉
と言うポチ。
おぅ…
ポチがそういうことをするなんて意外だな…★
「すっご〜い☆
ポチ、そんなことできるんだ☆」
と感心する穂乃果。
「で、どんな人?」
と訊く穂乃果に
〈リュウザっていう
中学生の男の子。〉
と言うポチ。
「ゑっ?
中学生…!?」
と、呆然となる穂乃果。
そりゃそうだろうな★
さすがに、中坊に負けたら格好がつかない。
〈なんか
竜神流棒術
とかいう武術を習っているみたい。
だから、あんな槍みたいな武器を使っているみたいだね。〉
と言うポチ。
どうやら、リュウザっていう中坊は、棒術が得意らしい。
だから、デュエルガンダム・ドラゴンフォームは槍みたいな武器を使っているみてぇだ。
年齢も性別も流派も違うが、ようは
海未さんの男版
といったところか?
だとしたら、けっこう手強いぞ?
穂乃果とリリーのアホコンビが勝てる相手じゃなさそうだぞ…?
・
ことり とエマの前にも、手強いヤツが現れた―。
正面モニターに、敵機のデータが表示される。
【機体名】
ハインドリー・ペガサスフォーム
【ベースキット】
1/144 HG ハインドリー
【種別】
汎用型モビルスーツ
【属性】
陸
【戦場適応】
宇宙戦 ◎
空中戦 ◯
地上戦 ◎
水中戦 △
【得意戦術】
射撃戦 ◎
接近戦 ◯
【ファイター】
エミリー
エミリーの
《ハインドリーなら、たいしたことないです♪
ちゅん♪〉
と、
だが、
そして、